2021/11/04 - 2021/11/04
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1日目 https://4travel.jp/travelogue/11736585 からの続きです。
2日目は中島の南半分を史跡などを巡りながら歩きました。
【旅程】
・11月3日(水)(1日目)
松山市駅11:00(伊予鉄道高浜線)11:14三津駅(徒歩・散策・昼食)三津浜港13:00(中島汽船・東線フェリー)大浦13:55(徒歩・散策)16:40宿到着(THE BONDS)
○11月4日(木)(本編)
宿出発9:00(徒歩・散策・昼食)西中13:59(中島汽船・西線フェリー)14:49津和地島(津和地島は続編「瀬戸内アイランド紀行vol.26」で紹介します)
【島データ】
・中島(なかじま) 愛媛県松山市
面積:21.7平方km 周囲:30.0km 標高:296m 人口:2,243人(2022年)
- 交通手段
- 船 徒歩
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2日目の朝。宿の屋上で深呼吸。空気がうまい。
THE BONDS グルメ・レストラン
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朝食までの時間、散歩します。陽が昇ってきました。
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これぞ瀬戸内といった景色。
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宿に戻り朝食をいただきます。野菜たっぷりでヘルシー。松山揚げが入った甘めの味噌汁は懐かしい味。フルーツはみかんでいいのにと思いました。
THE BONDSは釣りやマリンスポーツなどのアクティビティも充実して、連泊して島を楽しむのもおすすめです。宿のご主人、女将さんに再訪を約束して出発しました。 -
今日は島の南半分をおよそ12kmを歩いて西中港を目指します。島内はバス路線が充実しており、船に間に合わなければバスに乗るエスケープルートも想定しておきました。
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長師の集落には古い民家が残っています。
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菅原道真の分霊が祀られている天満神社。
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天満神社の社殿には明治35年に奉納された「宮野全景絵額」があります。当時は多くの家々が山の中腹まで立ち並んでいたようです。
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かつて家々があった場所はみかん園になっています。様々な種類の柑橘が栽培されています。
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みかん園の中には「屁ひり地蔵」が鎮座しています。江戸時代、島を訪れた代官の使者を接待していた時に給仕をしていた女中、おつゆが歩いていた床が鳴り、屁の音と間違えた使者がおつゆの命を奪ったという惨い話が伝わります。おつゆの霊を慰めるために村人が建立したお地蔵さんです。
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近年はレモンも栽培も増えているとのことです。
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近くで農作業をしていたご夫婦からもぎたてのレモンをいただきました。家に帰ってこのレモンを絞ってカクテルを作りました。このレモンは皮が薄く、柑橘の香りに酸っぱさが包まれている、上品なお味のレモンでした。お取り寄せしたいところです。
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再び海岸に沿って歩きます。
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平成21年3月に閉校した中島南小学校。跡地はヘリポートになっています。
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神浦の集落に入りました。神浦は中島の中では大浦に次いで人口が多い集落です。
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参道は海から続いています。
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鳥居の先には瀧神社があります。境内には南北朝時代、南朝方についた忽那義範の功績を称える碑(大正4年(1915年建立))と小さなアスレチックがあります。
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瀧神社の前には農協の大きな木造倉庫があります。
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農協の施設の中を道路が貫いています。
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ケーキを焼く美味しそうなにおいにつられて店に入りました。自家製のマドレーヌを購入。金本商店は品揃えが豊富なよろず屋さんです。
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レトロな看板を発見。
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「西線」のフェリーと高速船が発着する神浦港。
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蛸壺を見るとなぜか写真を撮りたくなります。
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西中港に向け歩きます。
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西中港までまだ7kmあります。
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中島の最南端あたりを歩いています。左手前方に見える島は・・・
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由利島です。今は「ダッシュ島」として有名になってしまいました。
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島の西側に出るといきなり晴れてきました。
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海はとてもきれいです。
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砂浜でおやつ休憩。先ほど金本商店で買ったマドレーヌをいただきます。みかんが入っていてほどよい甘さ。
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しばらく砂浜を歩いてきました。
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国土地理院の地図では「城」と書かれている岩。高さは34メートルもあり見る限りでは立派な島ですが島として扱われていないようです。
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山羊がいます。
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道沿いには農作業小屋が立ち並んでいます。道路が整備される前は船で収穫したみかんを運んでいたとのことです。
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小屋の奥にははみかん園が広がっています。
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県道から海沿いの脇道に入ります。
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日ざしが強く木陰で小休止。
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不思議な岩がありました。人工物ではないと思われます。
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部屋ノ鼻灯台に続く遊歩道を登ります。かなりの急坂で遊歩道というより登山道です。
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急坂を登ること5分少々。部屋ノ鼻灯台に到着。灯台周辺は木々に囲まれています。
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灯台からさらに登ると展望台がありました。中島と怒和島の間にあるクダコ島が見えます。呉から出港した戦艦大和もここを通って太平洋に向かったとのことで、瀬戸内海の中で交通の要所となっている場所です。クダコ島は豊臣秀吉が瀬戸内海の制海権を手中にするまでは忽那水軍が築いた要塞がありました。
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急坂を下りてきました。
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中島と怒和島の間のクダコ水道は潮流がとても速く川のように潮が流れています。
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宇和間集落にある宇和間港は農産物や肥料を運ぶため、1844年から3年がかりで築かれた港です。
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宇和間港は住民19人の手と資金により、暴風雨で建設途中の港が崩壊するなど苦難を乗り越えて完成とのこと。建設に関係した19名の住民を顕彰する碑が立っています。
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お昼になりました。「しまのぱんかふぇtetote」でランチとします。古民家を改築したお洒落なベーカリーカフェです。
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好物のちくわパンに焼きカレーパン。飲み物は島育ちミカン中島産のみかんジュース。広々としたイートインスペースでいただきました。お味は◎。ちくわパンは札幌が発祥と言われていますが、松山でも1980年代には存在していたと思います。
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腹が満たされたところで西中港を目指します。天まで続くミカン園。
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1675年に開山されたと伝わる正賢寺。
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正賢寺の境内にある歴史民俗資料館「懐古館」の入館は予約が必要で見ることができませんでした。しばらく人が訪れていない雰囲気でした。
懐古館 美術館・博物館
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怪しげな空模様になってきました。帯状の積乱雲が近づいてきています。港へ急ぎます。
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晴れているのに雷鳴がする中、港へ到着。西中港は待合所がありません。数百メートル先の空は真っ黒で大雨、港の近くの公園の東屋に駆け込みます。
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バケツをひっくり返したような大雨になりました。数分到着が遅れていたらずぶ濡れになるところでした。
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雨は10分ほどで上がり、青空に。変な天気です。
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車で来た係員から津和地島までのきっぷを買ってフェリーに乗り込みます。
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西中港を13時29分に定刻どおり出港。中島を後にし津和地島に向かいます。(瀬戸内あいらんど紀行vol.26 https://4travel.jp/travelogue/11750370 につづく)
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