2016/04/30 - 2016/04/30
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旅人のくまさんさん
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奈良の花のお寺の一つ、長谷寺の紹介です。清少納言の『枕草子』、紫式部の『源氏物語』、菅原孝標女の『更級日記』など、多くの古典文学にも登場するお寺です。
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一茶の句碑です。小林一茶(1763〜1928年)の本名は小林弥太郎、江戸時代を代表する俳諧師の一人です。この句碑に刻まれた俳句は、『我もけさ 清僧の部也 梅の花』の一句です。『此裡(このうち)に春をむかへて』の前書きがありました。
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一茶句碑の説明立札です。寛政10年(1798年)元旦、登嶺の際に詠まれたことが説明してありました。『清僧(せいそう)』とは、戒律を厳しく守り、品行の正しい僧のことです。普段の一茶さんとは違うかもしれません。
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蓮座の上に立たれた、地蔵菩薩の光景です。足元にミカンのお供え物が置かれていました。
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『三拾三度煩(?)拝』らしい文字が刻まれた石碑の光景です。巡礼お礼の碑でしょうか、台座に『水』の文字がありました。
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『登廊』の終端部分の光景です。399段ある石段ですが、牡丹の花を眺めながら、寄り道ばかりでしたから、それほど苦にはならない石段でした。
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『蔵王堂』の金文字が彫刻された扁額の光景です。『豊山主正盛』らしい落款がありました。長谷寺の第66代貫主(化主)の小林正盛氏(1876〜1937年)の書のようです。
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『蔵王堂』の扁額の下に置かれていた大きな五鈷が置かれていました。緑青を吹いていますから、銅製のようです。
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コンクリートの台座の上に置かれた三つの小さな社と、その前にあった木製の社の光景です。使われていない末社のようにも見えました。
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『復興の鐘』のタイトルがあった説明パネルです。平成28年4月14日に起きた熊本大地震の一日も早い興を願っての一文でした。
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399段あった『登廊』の石段を登り終えた後、左に折れて、本堂に向かいました。『登廊』は重要文化財、『本堂』は国宝の建造物です。
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イチオシ
北側の正堂と南側の礼堂に挟まれた『相の間』から眺めた南方面の光景です。礼堂の板の間越しに礼堂の五色旗境内の新緑が見えました。
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額の縁に、文久3年(1863年)の日付が記された奉納額です。随分と色あせてしまった絵の下に大勢の名前が記してありました。囲碁の場面のようです。
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大悲閣の西面の光景です。奥の方に南面の五色旗が見えています。中央に見えているのは長谷型灯籠、その左にあるのは、『国宝・本堂』の表札です。
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大悲閣から眺めた、南側方面の山並み光景です。軒から吊り下がっているのは、先ほども紹介した長谷型灯籠です。
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『大悲閣』の扁額と五色旗があった建物の光景です。『大悲閣』は、観世音菩薩像を安置した仏堂のことをいいます。長谷寺本堂には、高さ10メートル以上ある本尊の十一面観音像が祀られています。
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イチオシ
『大悲閣』の大きな扁額のズームアップ光景です。巨大な木額は、縦が1.3メートル、横が3.6メートルの大きさです。ネット情報によれば、筆者は大久保翠洞(すいどう)、明治39年(1906年)の元旦に茨城県の古河市に生まれた方です。献納は昭和52年(1977年)です。
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本堂の舞台から見下ろした長谷寺の境内の光景です。一際高い杉の木は、『源氏物語』にある22帖の『玉鬘(たまかずら)』のエピソード中に登場する、『二本(ふたもと)の杉』です。今も現存していました。
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同じく、本堂の舞台から見下ろした長谷寺の境内の光景です。緑の木立の間に、所々堂宇の甍が見えていました。
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本堂の外陣から眺めた、『登廊』の光景です。399段の石段の上に建つ建物は、かなりの急傾斜でした。
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本堂の建物の内、『相の間』と呼ばれる建物内の光景です。北側の正堂と南側の礼堂とに挟まれた建物部分です。
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大阪・南謡会による『奉納番組』を記した奉納額です。メインの能の題目は、太字で記された菊慈童、清経、井筒と砧のようでした。
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長谷寺お参りの講の人達が奉納した額のようです。右から読んで、『堺蓮社組』の文字が記されていました。その下に大勢の名前がありましたが、本名ではなく、講で使われている『号』のようでした。現代風に言えば、ネット上で使われる和製英語のハンドルネームです。
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絵馬や文字額など、奉納額で溢れた、長谷寺本堂の室内光景です。礼堂の外陣と呼ばれる建物のようです。
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イチオシ
横から眺めた、本堂の舞台の光景です。京都の清水の舞台があまりにも有名ですが、この舞台も中々の迫力がありました。
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本堂の舞台の上から眺めた、五重塔の光景です。手前が新緑の若葉、背景が濃い緑に囲まれた塔の姿でした。
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本堂の『相の間』と呼ばれる廊下のような場所に置かれていた、大きなブロンズ製の置物です。線香立か、蝋燭立のようです。
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本堂の『相の間』の光景です。本堂の正堂と礼堂との間の部分です。土足のまま通り抜けができる建物でした。
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長谷寺の本堂付近の光景です。本堂は、室町時代の天文5年(1536年)に焼失しました。天正16年(1588年)に再建されたのは、豊臣秀長による援助によるものでした。僅か60年ほど後の慶安3年(1650年)に徳川幕府第3代将軍の家光の寄進により建替えられました。その建替え理由は、徳川家が豊臣家の遺功を排除するために行ったとの説があります。
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新緑の葉で彩を添えられた建物の破風光景です。本堂のようです。好天に恵まれ、汗ばむような陽気になりました。
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『登廊』と並行して、西側にある参道のようです。長い下り坂でした。まだ麓に下りるのは早過ぎましたので、この道はパスしました。
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