奈良の大仏が安置されている寺として有名な「東大寺」。奈良時代に聖武天皇の詔によって創建されました。生きとし生けるものがともに栄えることを願い、大仏と「大仏殿」を建立。造営・再建を重ね、現在の寺観が整えられたのは江戸時代のことです。
見どころ1「東大寺南大門」
創建時の門は平安時代に大風で倒壊し、現存する門は鎌倉時代に再建されたもの。基壇(きだん)上の門の高さは約25.46mもあり、大仏殿にふさわしい、国内最大の山門となっています。
見どころ2「東大寺金堂(大仏殿)」
2度の焼失を乗り越え、江戸時代に再建された大仏殿。現在でも世界最大級の木造建築です。奈良の大仏として名高い「盧舎那仏(るしゃなぶつ)坐像」が安置されており、そのスケールの大きさは見る者を圧倒します。
見どころ3「東大寺二月堂」
「二月堂」という名は、旧暦の2月に"お水取り(修二会)"という行事がこのお堂で行われることに由来しています。坂道を上った丘陵部に位置するため、眺めがよく、大仏殿の大屋根や奈良市街の景観を望むことができます。
古都に春の訪れを告げる「修二会(しゅにえ)」。"お水取り"と呼ばれるこのイベントは、毎年3月1日から2週間にわたり行われる、日常の過ちを悔過して人々の幸福を願う行事です。3月12日深夜のお水取りと、道明かりとして大きな松明に火がともされる様子は、この行事の象徴として親しまれています。
クチコミ:大きさに圧倒されます
にゃんこさん
奈良といえばやはり東大寺ははずせません。小学校の修学旅行で東大寺に行って以来で訪ねましたが、やはり大人になっても大きさを感じましたし、子どもの時以上に、改めてこの大きさに圧倒されました。そして今の大仏殿は奈良時代に建てられた東大……もっと見る
- みんなの満足度
- 4.51
- 住所
- 奈良県奈良市雑司町406-1(地図)