2016/04/30 - 2016/04/30
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旅人のくまさんさん
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女人高野の名でも知られる花のお寺、室生寺紹介の締め括りです。昨年読んだ五木寛之さんの『百寺巡礼』の奈良編に、冒頭で室生寺が紹介されていました。
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往きにも紹介した五重塔です。五木さんの『古寺巡礼』の中では、『屋外にある日本で一番小さな五重塔』と紹介されていました。高さは約16.1メートルです。国宝に指定されている九つの五重塔の内の一つです。この本の中で、五木さんが『女人高野』の歌謡曲の歌詞を書かれたことを初めて知りました。
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国宝の建造物の、灌頂堂の建物のようです。本堂に相当する建物で、真言密教の最も大切な法儀である、『灌頂』を行う堂とされます。『灌頂(かんじょう)とは、主に密教で行う、頭頂に水を注いで諸仏や曼荼羅と縁を結び、種々の戒律や資格を授かり、正統な継承者となるための儀式とされます。
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木漏れ日を受けて、何とも言えない風情を醸し出していた石楠花の花です。北半球の亜寒帯から熱帯山地までの広い範囲に分布し、南限は南半球のニューギニア、オーストラリアに達します。特にヒマラヤ周辺には多くの種が分布します。
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木漏れ日を受けた、薄いピンク色の石楠花の花のズームアップ光景です。花言葉は、『威厳』、『荘厳』です。
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頑丈な石の柵で囲われた用水池の光景です。室生寺の境内案内図には、特に名前が記されていませんでしたから、防火用水かも知れません。
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赤っぽい花も咲いた、石楠花の木を透かして眺めた、国宝の建造物の金堂の光景です。室生寺の国宝の建物は、金堂、本堂と五重塔の三つです。
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根元に、薄いピンクの花を散らした石楠花の光景です。木漏れ日を受けて、薄いピンク色の花が優しく輝いていました。
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帰り道も同じ道でしたから、こちらも再び目にした金堂の光景です。時間の都合で参拝できませんでしたが、金堂には、釈迦如来立像を中心に、薬師如来、地蔵菩薩、文殊菩薩、十一面間の五尊像が安置されていると、五木さんの本では紹介されていました。柿葺(こけらぶき)の屋根を持つ国宝の建物です。
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境内配置図には、『拝所』と記されていた小振りな建物です。『天神社』の拝殿のようです。左手奥には、岩に掘られた軍荼利明王像があります。
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重要文化財の『弥勒堂』の建物です。三間四方のこの堂は、興福寺の伝法院を受け継いだと伝える鎌倉時代の建築とされます。元は南向きであったのを室町時代に東向きとし、江戸初期にも改造されています。内部の四本柱の中に須弥壇を置き、厨子入りの弥勒像が安置されています。
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『仁王門』の建物光景です。元禄に一度焼失し、その後長い間、再建されませんでしたが、昭和40年(1965年)11月に再建された建物です。朱塗りの柱と白壁のコントラストが綺麗な建物です。
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ネット検索で、秋の室生寺の写真を見ましたが、カエデなどの紅葉が見事でした。この辺りの楓の新緑も、秋には見事な紅葉になっていました。石段の前のグループは、これから見学されるツアーの皆さん方です。
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帰り道に『表門』の近くで目にしたシャクナゲの光景です。白色ではなく、はっきりとしたピンク系の花でした。
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『表門』の建物光景です。右手に見える石碑には、『女人高野室生寺』文字が刻まれています。石碑の上部の九目結紋(ここのつめゆいもん)は、江戸時代の中期に、五代将軍・徳川綱吉の生母の桂昌院の寄進により、室生寺の堂塔が修繕されたことによるものとされます。
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お店の前に飾ってあった鉢植えの紹介です。どの鉢も端正を込めて栽培されているように見受けました。最初の紹介は桜草です。
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『ケマンソウ(華鬘草)』です。『ケマン』は仏具の華鬘を意味します。華鬘は、金銅や牛革製の円形または楕円形のものに、唐草や蓮華を透かし彫りにして、下縁に総状の金物や鈴を垂らすものです。『タイツリソウ(鯛釣り草)』の別名を持つ多年草です。
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紫色の花を咲かせた、シソ科の植物のようです。『ジュウニヒトエ(十二単)』かも知れません。日本の固有種のシソ科キランソウ属の多年草です。
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真っ赤な色をした、満開の牡丹の花です。長谷寺での牡丹を堪能しましたが、丹精を込めた民家の鉢植えの牡丹にも目を惹かれます。
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濃いピンクの縁取りが綺麗な石楠花の花です。すべての花が咲き揃って、申し分のない満開でした。日本原産に近い品種は半日陰を好み、暑さに弱いようです。アジア原産種に近い品種は比較的日当たりのよい場所を好み、暑さにもやや強い傾向があるようです。
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再集合場所のバス駐車場に向かう途中の光景です。室生川に懸かる橋が通行止めにされていましたが、石楠花が咲く期間中だけかもしれません。室生川は宇陀川の支流です。
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民家の前に置かれていた石楠花の鉢植えです。販売用の石楠花の鉢植えのようでした。名札に記された名前は、『ハイドンハンター』です。中国雲南省からヒマラヤを原産とする石楠花です。
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色合いが少し違いますが、この鉢にも『ハイドンハンター』の破風札がありました。『ハイドンハンター』の特徴は、咲き始めは紫に近い濃い赤色で、満開になるに連れ、優しい色目の赤色に変化するようです。
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いる目がかなり異なりますが、これも『ハイドンハンター』のようでした。『西洋石楠花』に分類されている品種です。
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再集合場所のバス駐車場から眺めた、室生寺方面の光景です。室生寺は、左側に流れる室生川を渡った左奥の方です。
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再集合場所のバス駐車場から眺めた、街道越しの小山の光景です。頂上付近に、杉らしい常緑樹が林立していました。
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往きにも小休止した、道の駅の『針テラス』です。室生寺の駐車場を出発して、まだ1時間は経っていません。時計の針は16時25分頃を指していました。名阪国道と国道369号線が交差する針インターに建設された『道の駅』です。
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同じく、道の駅の『針テラス』の店舗光景です。建物全体が南イタリア風のデザインとされ、駐車場には500台が収容可能とされます。西日本で最大級の規模とされる『道の駅』です。
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道の駅の『針テラス』を出発した後、次第に夕暮れの光景となってきました。現在時刻は17時少し過ぎ、田植えが済んだ田圃の車窓光景です。
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もう1箇所立ち寄った休憩所です。こちらも域に立ち寄った関ドライブインです。江戸時代の関宿が近くにあるようです。三重県に入りましたので、松坂牛コロッケの宣伝幟です。
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これで、奈良の小穴の名所のお寺巡りの紹介はおしまいです。最後に紹介する光景は、長嶋スパーランドの駐車場光景です。すでに今年のGWに入っていますので、夥しい数の駐車光景です。
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