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 ここマル島はまだ若草の萌え出づる頃とは言えない。しかしそこここの枯れ草を手で寄せてみれば、根元には次の出番を待つ新芽がまだ白い顔を少しだけ出しているのに気づくだろう。<br /><br />長い冬は終わった。・・ジョージのところにエディンバラから一本の電話が入ったのはつい一週間前のことだった。<br /><br />牧場の手伝いから家に帰ってくると、丈の長い地味な茶色のエプロンで手を拭きながら母はこう言った「ブラックフォードの叔父さんから電話があったわよ。お前の希望通りの工房で働けるそうよ、良かったわね。」<br /><br /> 「今度、エディンバラの宝石工房に弟子入りするんだ、やっとこの島から出ていけるよ。」親友のマイクにはいち早く伝えた、天にも昇る心地で周りが何も見えなかった、ジョージの嬉しそうな言葉を聞いて喜んでくれたが、一瞬彼の顔をよぎった寂しそうな表情に気がつく彼ではなかった。<br />一人っ子の彼が歳をとった両親を置いて都会に出ることは出来ないのはわかっていたが、それを慮る余裕がなかったのだ。<br /><br />ジョージは小さい頃からものを作るのが好きだった。勉強は嫌いだっが、絵を描いていると食事だと言われてもその場を動こうとしなかった。<br />村の小学校では教室にいつも彼の絵が掛けられていた。彼の作ったオブジェは町の商店のウィンドウを飾るためそこの主人が借りに来たほどだった。<br /><br />草を刈り、羊の糞の匂いにまみれた生活なんてゴメンだっ・・・何時も言う彼の口癖だった。エディンバラからの電話は彼を有頂天にさせた。生まれて初めて味わう「希望に燃える」感情だった。<br /><br />その裏側のマイクの苦悩、ジョージに好意を寄せるメアリーのことなども全くと言っていいほど眼中になかった。<br /><br />やがてその日は来た。バスの通る村の入口まで仲間が見送りに来てくれた。<br />「ジョージ、俺も後から行くぞーっ」皆、笑顔だった。ひとりひとりにハグをした。どっと笑いが湧き上がった。・・・後ろのほうで、さっと涙を拭く少女がいたのをpedaruは見逃さなかった。

⑮ マル島の小さな村の出来事

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2015/04/21 - 2015/04/30

11位(同エリア645件中)

pedaru

pedaruさん

 ここマル島はまだ若草の萌え出づる頃とは言えない。しかしそこここの枯れ草を手で寄せてみれば、根元には次の出番を待つ新芽がまだ白い顔を少しだけ出しているのに気づくだろう。

長い冬は終わった。・・ジョージのところにエディンバラから一本の電話が入ったのはつい一週間前のことだった。

牧場の手伝いから家に帰ってくると、丈の長い地味な茶色のエプロンで手を拭きながら母はこう言った「ブラックフォードの叔父さんから電話があったわよ。お前の希望通りの工房で働けるそうよ、良かったわね。」

 「今度、エディンバラの宝石工房に弟子入りするんだ、やっとこの島から出ていけるよ。」親友のマイクにはいち早く伝えた、天にも昇る心地で周りが何も見えなかった、ジョージの嬉しそうな言葉を聞いて喜んでくれたが、一瞬彼の顔をよぎった寂しそうな表情に気がつく彼ではなかった。
一人っ子の彼が歳をとった両親を置いて都会に出ることは出来ないのはわかっていたが、それを慮る余裕がなかったのだ。

ジョージは小さい頃からものを作るのが好きだった。勉強は嫌いだっが、絵を描いていると食事だと言われてもその場を動こうとしなかった。
村の小学校では教室にいつも彼の絵が掛けられていた。彼の作ったオブジェは町の商店のウィンドウを飾るためそこの主人が借りに来たほどだった。

草を刈り、羊の糞の匂いにまみれた生活なんてゴメンだっ・・・何時も言う彼の口癖だった。エディンバラからの電話は彼を有頂天にさせた。生まれて初めて味わう「希望に燃える」感情だった。

その裏側のマイクの苦悩、ジョージに好意を寄せるメアリーのことなども全くと言っていいほど眼中になかった。

やがてその日は来た。バスの通る村の入口まで仲間が見送りに来てくれた。
「ジョージ、俺も後から行くぞーっ」皆、笑顔だった。ひとりひとりにハグをした。どっと笑いが湧き上がった。・・・後ろのほうで、さっと涙を拭く少女がいたのをpedaruは見逃さなかった。

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス
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旅行の手配内容
個別手配

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  • 周辺の島を合わせても2000人に満たない人口のマル島、アイオーナ島からの船が着く港の駐車場をバスは出る。

    周辺の島を合わせても2000人に満たない人口のマル島、アイオーナ島からの船が着く港の駐車場をバスは出る。

  • どこまでも同じような景色の中にも時々目を引くものを発見する。

    どこまでも同じような景色の中にも時々目を引くものを発見する。

  • 羊を囲う低い石垣の外側に茶色い動くものが目に入った。

    羊を囲う低い石垣の外側に茶色い動くものが目に入った。

  • なんと全身を長い毛に覆われた牛であった。

    なんと全身を長い毛に覆われた牛であった。

  • マル島はヒースと呼ばれる背の低い雑草が生い茂る荒れた土地で、作物作りには向かない荒れた土地である。 <br /><br />この土地を活かすには牧畜以外に手立てははない。

    マル島はヒースと呼ばれる背の低い雑草が生い茂る荒れた土地で、作物作りには向かない荒れた土地である。 

    この土地を活かすには牧畜以外に手立てははない。

  • 簡単な柵を巡らせた広い牧場、泥炭地故、大きな木も生えない。

    簡単な柵を巡らせた広い牧場、泥炭地故、大きな木も生えない。

  • 牧場の中央を横切る道が目に入った。<br /><br />村に続く唯一のメインストリートか。

    牧場の中央を横切る道が目に入った。

    村に続く唯一のメインストリートか。

  • 10人位の青年が集まっていた。一日何本かしかない路線バスを待っていたのだ。

    10人位の青年が集まっていた。一日何本かしかない路線バスを待っていたのだ。

  • 右端の背の高い青年がこのバス、フェリーと乗り継いで、オーバンに向かい、<br /><br />そこから鉄道で都会に行くようだ。大きな荷物がそれを物語る。<br /><br />

    右端の背の高い青年がこのバス、フェリーと乗り継いで、オーバンに向かい、

    そこから鉄道で都会に行くようだ。大きな荷物がそれを物語る。

  • 青年はこの春を待っていた。都会に出る晴れがましい時間、仲間に祝福されての<br /><br />出発はいつまでも忘れることは無いだろう。<br /><br />友は手を上げて何かを叫んでいる。来年は彼もこの島を出て、都会で働くと言っている。<br /><br /><br /><br />

    青年はこの春を待っていた。都会に出る晴れがましい時間、仲間に祝福されての

    出発はいつまでも忘れることは無いだろう。

    友は手を上げて何かを叫んでいる。来年は彼もこの島を出て、都会で働くと言っている。



  • ひとりひとりと抱き合っている。<br /><br />バスは鷹揚にこのドラマが終わるまで待っている。私達は観客だ。

    ひとりひとりと抱き合っている。

    バスは鷹揚にこのドラマが終わるまで待っている。私達は観客だ。

  • 彼はバスに乗り込んだ。バスはゆっくり動き出す。<br /><br />カメラを向ける私にも手を振る素朴な村の青年・・・<br /><br />そっと涙を拭う少女がいた。単なる別れの感傷か、あるいは・・・

    彼はバスに乗り込んだ。バスはゆっくり動き出す。

    カメラを向ける私にも手を振る素朴な村の青年・・・

    そっと涙を拭う少女がいた。単なる別れの感傷か、あるいは・・・

  • ドラマの後はまた単調な景色が続く。

    ドラマの後はまた単調な景色が続く。

  • バスに寄り添うようについてくる気になるあの岬、

    バスに寄り添うようについてくる気になるあの岬、

  • 羊達も毎日眺めるあの岬

    羊達も毎日眺めるあの岬

  • スコットランドには山が少ない、あの山の名前も知らないがこの国にとっては<br /><br />貴重な山だろう。

    スコットランドには山が少ない、あの山の名前も知らないがこの国にとっては

    貴重な山だろう。

  • バンエッサンにある小さな桟橋、地図には名前も載っていない。

    バンエッサンにある小さな桟橋、地図には名前も載っていない。

  • 岬の麓には数軒の民家が見える。どんな暮らしがあるのだろう?

    岬の麓には数軒の民家が見える。どんな暮らしがあるのだろう?

  • ズーット ズームしてみる、白い壁、屋根にはチムニーポット・・・

    ズーット ズームしてみる、白い壁、屋根にはチムニーポット・・・

  • バンエッサンの港をバスは走る

    バンエッサンの港をバスは走る

  • バス通りにあるバンエッサンの小さな家・・・・<br /><br />グーグルマップのストリートビューで見た家、このお姉さんはいなかったが・・・

    バス通りにあるバンエッサンの小さな家・・・・

    グーグルマップのストリートビューで見た家、このお姉さんはいなかったが・・・

  • 内海の水面は静かだ。湖のような穏やかな海。<br /><br />と思ったら、地図にはスクリデン湖と名前が付いていた。

    内海の水面は静かだ。湖のような穏やかな海。

    と思ったら、地図にはスクリデン湖と名前が付いていた。

  • 町とは名ばかりの人口密度。

    町とは名ばかりの人口密度。

  • もう一ヶ月もすれば緑の草原に変わるだろうが、延々と続く枯れ草の原。

    もう一ヶ月もすれば緑の草原に変わるだろうが、延々と続く枯れ草の原。

  • それにしても素晴らしい海の色。

    それにしても素晴らしい海の色。

  • バスは走る。(他に言うことが無いので・・・)

    バスは走る。(他に言うことが無いので・・・)

  • スクリデン湖

    スクリデン湖

  • マル島を代表するようなあの岬・・

    マル島を代表するようなあの岬・・

  • ズームしてみよう、白い家が3軒だけ見える、寂しいね〜

    ズームしてみよう、白い家が3軒だけ見える、寂しいね〜

  • スクリデン湖

    スクリデン湖

  • いつの間にか眠ってしまったようだ。乗客は既に降り終わりかけている。<br /><br />働かない頭で、最後に残った女性に「オーバン?」と聞くとイエスと答えた。<br /><br />これからオーバンに向かうのだ。私の頭のなかには既にオーバンに着いたかの<br /><br />錯覚に陥ってしまった。桟橋から離れて歩き出した。誰もいない????<br /><br />頭の血液が動き出した。 オイオイッどこに行くというんだい?<br /><br />焦って桟橋に向かう。

    いつの間にか眠ってしまったようだ。乗客は既に降り終わりかけている。

    働かない頭で、最後に残った女性に「オーバン?」と聞くとイエスと答えた。

    これからオーバンに向かうのだ。私の頭のなかには既にオーバンに着いたかの

    錯覚に陥ってしまった。桟橋から離れて歩き出した。誰もいない????

    頭の血液が動き出した。 オイオイッどこに行くというんだい?

    焦って桟橋に向かう。

  • クレイグニュアの桟橋の先には乗船を待つ大勢の人達がいた。

    クレイグニュアの桟橋の先には乗船を待つ大勢の人達がいた。

  • フェリーの乗船を待っている間に このご夫妻から話しかけられた。<br /><br />「この船はクレバーだ」という、何故かと言うと、人が乗船するのに都合が<br /><br />いいように舳先が上にパクっと開けている、という。こんな状況をクレバーと<br /><br />いうのか。

    フェリーの乗船を待っている間に このご夫妻から話しかけられた。

    「この船はクレバーだ」という、何故かと言うと、人が乗船するのに都合が

    いいように舳先が上にパクっと開けている、という。こんな状況をクレバーと

    いうのか。

  • 船は徐々に岸に近づいて、それに合わせるかのように作業員が太いロープを<br /><br />引き寄せている。巨大な船を一人の男があたかも引き寄せているかのようである。<br /><br />「彼は アームストロングである」と私が言うと、アッハッハーと笑い、「あのねー この人がねー 彼はアームストロングだと言うんだ」と奥さんに話している。<br /><br />よほど受けたとみえる。オーストラリアから観光に来た、と話していた。<br /><br />

    船は徐々に岸に近づいて、それに合わせるかのように作業員が太いロープを

    引き寄せている。巨大な船を一人の男があたかも引き寄せているかのようである。

    「彼は アームストロングである」と私が言うと、アッハッハーと笑い、「あのねー この人がねー 彼はアームストロングだと言うんだ」と奥さんに話している。

    よほど受けたとみえる。オーストラリアから観光に来た、と話していた。

  • 往きに食べられなかった船の食事、シチューのようなものにフライドポテトが<br /><br />付いてきた。

    往きに食べられなかった船の食事、シチューのようなものにフライドポテトが

    付いてきた。

  • そして、ジンジャービールとかいうビールを頂く。

    そして、ジンジャービールとかいうビールを頂く。

  • 往きに感動したデュアート城だが、これも見納め、二度と見ることは無いだろう。<br /><br />この時を予想して25倍ズームのデジカメを買ったのだが、見せてくれたフランス人の小学生の写真も、私の写真と大差はなかった。

    往きに感動したデュアート城だが、これも見納め、二度と見ることは無いだろう。

    この時を予想して25倍ズームのデジカメを買ったのだが、見せてくれたフランス人の小学生の写真も、私の写真と大差はなかった。

  • いくつかのホテルにも飾ってあった絵が気になった。ほとんどナイフでラフにさっと<br /><br />描いた風景画、スコットランドでは有名な画家に違いない。<br /><br />下船で皆が急ぐ中、写真に収めた。

    いくつかのホテルにも飾ってあった絵が気になった。ほとんどナイフでラフにさっと

    描いた風景画、スコットランドでは有名な画家に違いない。

    下船で皆が急ぐ中、写真に収めた。

  • オーバンに着く。往きに一緒だったフランス人親子の姿はなかったが、<br /><br />親切にされた事は忘れない。

    オーバンに着く。往きに一緒だったフランス人親子の姿はなかったが、

    親切にされた事は忘れない。

  • まだ陽は高かった。この港に降り立つと、たった昨日着いたばかりなのに<br /><br />懐かしい気がした。ネットでオーバン、オーバンと何度も検索していたので<br /><br />そんな気がするのだろうか?

    まだ陽は高かった。この港に降り立つと、たった昨日着いたばかりなのに

    懐かしい気がした。ネットでオーバン、オーバンと何度も検索していたので

    そんな気がするのだろうか?

  • ホテルに戻ってから再び夕飯を摂るため港に来た。<br /><br />美しいオーバンの夕焼けを期待していたが、それは叶わなかった。<br /><br />代わりに、物悲しい薄暮があたりを包んでいた。 横光利一の「旅愁」という<br /><br />題名が頭に浮かんだ。

    ホテルに戻ってから再び夕飯を摂るため港に来た。

    美しいオーバンの夕焼けを期待していたが、それは叶わなかった。

    代わりに、物悲しい薄暮があたりを包んでいた。 横光利一の「旅愁」という

    題名が頭に浮かんだ。

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この旅行記へのコメント (20)

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  • 万歩計さん 2019/11/25 18:27:54
    恐れ入り谷の鬼子母神!
    pedaruさん

    グラスゴーから一気にここまで読みました。

    面白い!!
    特にこの旅行記のイントロは甘い青春小説の書き出しのよう。

    恐れ入り谷の鬼子母神!!
    この後の旅行記にジョージとメアリーが再び登場するか、楽しみです。
     万歩計

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2019/11/28 06:53:51
    RE: 恐れ入り谷の鬼子母神!
    万歩計さん おはようございます。

    グラスゴーは宿が懐かしいです、駅近くながら床が傾いたようなホテルでした。
    スコットランドの島は、ほんとに誰もいないような荒涼たるところです、こんなところでも
    人は懸命に生きているのですね。
    バスの窓から都会に飛び立つ若者を送る場面に遭遇しました。これから妄想が湧いてきました。自分の青春に重ね合わせて・・・

    ジョージは夢破れて島に帰り、メアリーと酪農をしています。今では9人の子だくさん、あれから4年、9人は多くないか?そこはそれ、島には娯楽がないので・・・・

    pedaru

    万歩計

    万歩計さん からの返信 2019/11/28 09:52:31
    RE: RE: 恐れ入り谷の鬼子母神!
     「ジョージは夢破れて島に帰り、メアリーと酪農をしています。今では9人の子だくさん。」。いい結末ですね。

     何時もながらpedaruさんの想像の豊かさ、ユーモア、文章の上手さには感心しています。
     シリーズの続きも読んでいます。また感想を書かせていただきます。

    万歩計
  • 白い華さん 2015/07/09 09:16:17
    荒涼とした! 風景が 広がるーーースコットランド「マル島」。
    お早う御座います。
    スコットランドの 建築物は、「重厚感!ある・・・渋い!建物」が 多い。と 感じます。が、
    田舎は、大草原が 広がる・・・素朴さ!が 魅力でも あります。

    テレビで、『 全英ゴルフ 』 を 見てて。も、風が 強そう!な ゴルフ・シーンは、「何だか・・・淋しさ」を 覚えます。

    でも、PEDARさんが、バスの座席から、眺めてた! 「都会で 出てゆく! 若者の 別れ・・・の シーン」は、村の人々!の 温かい・・・見送り・シーン。と なって、「現地!の いろんな・・・事情。人間模様など」と、すごく、素敵!な 「別れ」を ご覧になった。と 云うコト!に なりましたね。
    なおさら・・・。原野が 広がる・・・田舎!ですし、コレは、「スコットランド旅行」でも、かなり・・・印象に残ったのでは〜?

    いつも、素晴らしい〜!絵心・・・いっぱい。の 「水彩画」。。。
    こんなふうに、「一枚!の 絵画」が、また、旅を より・・・深く、心に 残す!には、いいんでしょうね。
    写真とは、全く・・・違う! 「自分だけ!の 思い出」って 思います。
    素敵!な 趣味・・・を お持ち。ですね。 PEDARUさん。

    私も、あさってから 「ヨーロッパ 10日間ツアー」です。ので、ここ2〜3日は、大忙し!です。
    まぁ〜、主婦なので、「家事。 様々な 用事・・・を 片付けて、欧州で、リフレッシュ・・・です。 (笑)」
        これからも よろしくお願いします。

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2015/07/11 05:02:46
    RE: 荒涼とした! 風景が 広がるーーースコットランド「マル島」。

    白い華さん お早うございます。

    お忙しい中ちょこっとお邪魔します。旅行の用意でそれどころではないと思いますが、興味津々、旅行の準備中の様子を見に来ました。

    パ、パスポートを忘れずにっ って、余計なお世話ですね。旅の達人には釈迦に説法でした。

    行ってらっしゃい、エンジョイ&セイフティ!

    pedaru
  • hot chocolateさん 2015/07/02 09:21:55
    希望と別れ・・・
    pedaruさま、おはようございます。

    表紙の絵、穏やかで優しい雰囲気の絵ですね。
    それでいて清々しい・・・
    今回の「旅への誘い」は、前回のネス湖の趣とは随分違いますね。

    マル島・・・初めて聞きました。
    スコットランドの、山もない、木も生えないヒースの景色は、山や渓谷も多く、木々の緑も多い日本の景色とは随分違いますね。

    そんな荒地にも春が来て、緑の野となり、若者たちの希望に満ちた新しい生活も始まる・・・
    自分の生まれた土地を去り、大都会の生活に憧れを抱く若者たち。
    一方で、別れを悲しむ人たちもいる。
    毛の長い茶色の牛と暮らすのもいいと思うよ。

    hot chocolate

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2015/07/04 06:10:08
    RE: 希望と別れ・・・

    hot chocolateさん お早うございます。

    いつもご訪問有難うございます。恥ずかしながら稚拙な絵ですが、旅の記念にと
    載せています。

    マル島は人口密度の低いスコットランドの中でも最も低い方でしょうね。そんな荒れた土地で毛の長い牛と暮らすのは・・・セレブなchocoさんには無理と言うものでしょう♪

    土地は荒れていないけれど、人の気は荒いと言われる群馬に住んでいても、若者は皆一度は東京暮らしに憧れて上京するのがパターンですからね。・・・ふーん、こんなものかと、田舎に戻るのも定番のパターンかと・・・

    ジョージも果たして都会ぐらしに慣れて希望を叶える事が出来るでしょうか?

    pedaru
  • 備前屋ねこさん 2015/06/26 21:07:30
    絵の具持参?
    メルヘンな雰囲気の漂う表紙絵。
    やっぱり英国まで絵の具等の画材持参で行ったんでしょうか
    絵の具に筆に画板に紙に・・・
    想像しただけで結構な荷物になりそうな予感が〜
    しかも描いた絵が乾くまで巻く事もできなそうだし持ち運び大変そうですねぇ。

    アームストロングさんって、腕っ節強そうな名前ですよね〜
    あんな名前でヒョロっとした人だったりしたらギャップありありな気が・・・
    それにしても英語でもナイスジョークですね♪
    pedaruさんに座布団一枚〜♪


    長毛なウシ、あんなウシがこの世に存在するとは知りませんでした。
    まるで何か別の生き物のように見えてしまう・・・

    広々としてのんびりと過ごすのに良さそうな場所だなぁと思いました。



       備前屋ねこ

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2015/06/28 05:16:34
    RE: 絵の具持参?

     備前屋ねこさん お早うございます。

    今回は絵の道具は紙と鉛筆と消しゴムだけです。週刊誌一冊余分に持っただけ、
    という感じですね。以前は絵の具や水や筆、パレットが必要でしたが、たいした荷物ではありません。一眼レフカメラよりは小さいと思います。

    私の場合、鉛筆でスケッチするだけですから20分〜30分で描きあがります。
    帰ってからテレビの大画面に映しだされた撮りためた映像を見ながら彩色します。

    前は旅行に道具を持って行っても描かずに帰ってくることが多かったのですが、
    この手を使うようになってからハードルが低くなって、何枚も描けるようになりました。その場で色までつけるのは楽しいのですが、同行の女性(結婚以来ずーーと家にいる人)を待たせてしまうのでその余裕が持てませんね。

    私の旅行荷物は飛行機の中に持ち込み可能な大きさですから動きやすいといえます。・・・大きな身体に、小さな荷物、Eチケット携えて、小さなハートをドキドキさせて出発です♪

    pedaru
  • 前日光さん 2015/06/26 15:37:24
    ええ〜っ(゚o゚;
    pedaruさん、こんにちは。

    今、ビックリして「Great Britain」の「Road Atlas」を眺めております。
    もう10年以上も前に行ったスコットランドの地図、レンタカーを借りたので地図も買いました。

    そ、それによりますと、「Loch Ness」の南西の「Firth of Lorne」の西のマル島まで、しかもアイオナ島からの船が着く港って。。。
    もしかしてスクリデン湖を左に見ながら、A849をひたすら走り、バンエッサンからデュアート城に至り、また海を渡ってオーバンに至ったということなのでしょうか?

    すみません!
    せっかくロマンティックなストーリーに彩られた旅行記なのに、現実的な場所を辿ってはいけませんよね。

    でも地図を見ながら、風景を確認していくと、ああ、こんな所なのかと腑に落ちて合点いたしました。

    あの岬は、どの辺りなのでしょうか?
    バンエッサンから見た風景なのか、スクリデン湖沿いなのか。。。
    余市のニッカウイスキー工場から眺めた「シリパ山」が、海にせり出している感じにもどこか通じる風景ですね。

    とにかく、ここを一人で巡られたということに脱帽いたします<(_ _)>
    (偽装捏造は、この際問題にしないことにいたしました(^_-))


    前日光

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2015/06/27 07:35:34
    RE: ええ〜っ(゚o゚;

    前日光さん お早うございます。

    グーグルマップでは小さな町は名前さえも出ていないので、一体どこを走ったのさえもわかりません。でも良くしたもので、道は他にはないのでフィオンフォート(アイオーナからは至近距離です。)からバンエッサン、クレイグニュアまでバス、そこからオーバンに船で行きました。

    地図で見ると明らかに海なのにスクリデイン湖とは不思議ですね。

    > とにかく、ここを一人で巡られたということに脱帽いたします<(_ _)>

    脱帽はまだ早いですよ〜 ここは3島巡りツアーで決まったコースをバスに揺られているだけです♪  スタッファー島、アイオーナ島、マル島巡りです。

    日本からネットで予約しておきました。添乗員みたいな人はいないので油断していると置いてかれます。

    仰るとおりバスが走るのはA849です。こんな所をレンタカーで走る前日光さんにこそ脱帽です。

    pedaru

    前日光

    前日光さん からの返信 2015/06/27 21:11:22
    RE: RE: ええ〜っ(゚o゚;
    pedaruさん、こんばんは。
    誤解されているかもしれないので、ひと言。

    > 仰るとおりバスが走るのはA849です。こんな所をレンタカーで走る前日光さんにこそ脱帽です。

    →pedaruさん、私たち、ここをレンタカーで走ってはいませんよ〜
    スコットランド西部には行きませんでしたので。

    私たちは、インバネス〜エルジン〜インビュリー〜アバディーン〜ダンディー〜パース〜エディンバラというコースでした。

    普通にインバネスから内陸部を通って帰って来ようとしたら、この年(2004年)のイギリスは大豪雨で地滑りが起き、通行止めになっていると、ホテルの人が教えてくれたので、思いがけずスコットランド北部〜東部を回ってエディンバラに帰って来たのでした。

    あ〜あ、地名を並べていたら懐かしくてたまらなくなりました〜
    スコットランドって、出雲に通じる暗さと哀愁がありますよねぇ〜


    前日光
  • ガブリエラさん 2015/06/26 11:48:40
    毛むくじゃらな牛(^O^)
    pedaruさん☆

    こんにちは♪

    いつも、勿論旅行記も楽しませていただいてるのですが、楽しみにしてるのが表紙の美しい絵ですヽ(^o^)丿

    今回のは、ほのぼのした感じの、とっても柔らかいタッチで、私の部屋に飾りたい〜!!!と思いました(*^_^*)
    pedaruさんの作品、大好きです♪

    スコットランドといえば、友人に一人いて、とにかく聞き取りにくいなまりがあったのを思いだします。
    独特な発音で、アメリカ人の友人も「わかりにくい・・」と言ってました。
    でも、素朴でとてもいい人でした(^O^)
    ジョージも、きっと素朴でいい人なのでしょうね♪

    毛むくじゃらの牛さんには、びっくりです!
    こんな種類がいるのですね・・・。
    欧州で、何度か牛を見ましたが、この種類は見たことないです。

    最後のお写真、水墨画のようですね(*^_^*)

    ガブ(^_^)v

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2015/06/27 07:10:32
    RE: 毛むくじゃらな牛(^O^)

    ガブリエラさん お早うございます。

    スコットランドでは私にも英語の訛りが強くてよく聞き取れませんでした。ロンドンでも聞き取れませんでしたぁ  それって、訛りのせいでなく、単に英語が出来ないということですね。

    英語が堪能なガブリエラさんならヨーロッパ一人旅は最適でしょうね♪

    pedaru

  • norisaさん 2015/06/26 09:20:47
    これがスコットランドーー
    pedaruさん

    おはようございます。

    今回はネッシーとは違いシリアスな小説調。
    器用なお手並みですーー。

    それにしてもこのマル島。
    スコットランドはエジンバラしか行ったことがないのですが、それをはるかに上回る荒涼さ。
    泥炭と強風で気も生えない、ヒースだけの国。

    こういうお国柄ですから海賊だろうが植民地化だろうとできるのか?
    いや、こういう風土でも暖かな人間味のある人々が、小説のように暮らしているのか??

    まさに旅情豊かなエッセイのようです。
    表紙も味のあるスケッチですね!

    norisa

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2015/06/27 06:58:13
    RE: これがスコットランドーー

    norisaさん お早うございます。

    荒涼を絵に描いたようなマル島、人はどんなところにも住むものですね。

    マグマの上に薄い土をかぶせたようなところでも人は住んでいます。度胸がいいですね〜 果たしてどちらがほんとは人の住むところに適しているのでしょうか?

    地球の年齢からすればほんの一瞬だからこそ、人は住めるのですね。

    原発と原発との間でくらす国民、いつか襲い来る大地震など来ないに決まっていると、のんきに暮らす人々、外国人はどう見ているのでしょうか?

    マル島の住民に訊きたいですね。

    pedaru
  • わんぱく大将さん 2015/06/26 08:21:46
    アンガス?
    pedaruさん

    「危険なジョージ」の幕開けを書いていただいて有難うございました。
    そのジョージが去るのを涙したものこそ、あの牛。あれってアンガスでしたっけ? しかし、つのがあるしな。。。。ジョージの飼ってた牛でした。

    おんなじ景色でしょう? それがまたいいんだ、このあたりは、っていいたいのですが、ここは知らん。 続を考えたら、書きます。今日は頭が、いや、今日も働かん。

     大将

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2015/06/27 06:42:36
    RE: アンガス?

    大将さん お早うございます。

    ジョージのことpedaruより詳しそうですね。ジョージは人の気持を推し量る事が
    苦手です。

    田舎を出る時、餞別にアルバムをくれた娘さん、レコードをくれた女の子、ただただ「ありがとう、」の一言で済ませてしまったあの頃・・・今になって、もしかしたら
    あの子は僕の事好きだったんじゃないのかな?なんて思っているのです。

    いやいや、ジョージを好きなのはあの牛だけに決まっています。「モー 会えないよー」と泣いていましたよ。

    pedaru

    わんぱく大将

    わんぱく大将さん からの返信 2015/06/29 07:38:34
    RE: RE: アンガス?
    >
    > 大将さん お早うございます。
    >
    > ジョージのことpedaruより詳しそうですね。ジョージは人の気持を推し量る事が
    > 苦手です。
    >
    > 田舎を出る時、餞別にアルバムをくれた娘さん、レコードをくれた女の子、ただただ「ありがとう、」の一言で済ませてしまったあの頃・・・今になって、もしかしたら
    > あの子は僕の事好きだったんじゃないのかな?なんて思っているのです。
    >
    > いやいや、ジョージを好きなのはあの牛だけに決まっています。「モー 会えないよー」と泣いていましたよ。
    >
    > pedaru

    pedaruさん

    もしかしたら、もしかして。。。お互い思いつめて何十年。奇跡の再会がどこかであるかも。 「はいこれ、あの時の請求書。」と。 女はいくつになっても魔物です。


    あの牛も、ドナ、ドナを歌いながら売られていき、都会の肉屋でジョージと再会するわけですが、ジョージには新しい彼女が。牛だけに相手の娘を憎々しく思うわけです。
     
     大将
    >
    >

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2015/06/29 15:31:51
    RE: RE: RE: アンガス?

    > pedaruさん
    >
    > もしかしたら、もしかして。。。お互い思いつめて何十年。奇跡の再会がどこ

    かであるかも。 「はいこれ、あの時の請求書。」と。 女はいくつになっても魔物です。
    >
    >
    > あの牛も、ドナ、ドナを歌いながら売られていき、都会の肉屋でジョージと再会するわけですが、ジョージには新しい彼女が。牛だけに相手の娘を憎々しく思うわけです。
    >  
    >  大将
    > >

    > >
    大将さん こんにちは

    は、は、は、・・・

    肉々しく・・・はい、座布団あげましょう

    pedaru

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