2015/04/03 - 2015/04/05
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旅人のくまさんさん
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後楽園紹介の続きです。現在は岡山県が所有し、委託管理しています。歴代最後の城主の池田家史料によると、1687年(貞享4年)12月に着工し、1700年(元禄13年)に一応の完成をみたようです。
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- 観光バス
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意匠を凝らした石畳の散策路です。栄唱橋を渡った先の散策路になります。人通りがほとんどない散策路でした。『二色が岡(にしきがおか)』と呼ばれる一帯です。
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『二色が岡』付近の光景です。昔は山桜と楓が季節ごとに彩りを変える趣向の林とされ、その季節による色合いの移り変わり様子からの呼び名のようです。今は杉が中心となっています。市街地にありながら、野鳥の飛来する静かな林とされます。
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『二色が岡』付近の散策を終え、花葉の池(かようのいけ)』の畔に戻ってきました。右手に見える『大立石(おおだていし』と、左手に見える『ヤエベニシダレ(八重紅枝垂』の光景です。池に架かる橋が、先ほど渡った栄唱橋です。
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イチオシ
クラシックな垣根をバックに咲いていた、『サンシュユ(山茱萸)』の黄色の花です。ミズキ科ミズキ属の落葉小高木です。中国及び朝鮮半島が原産地です。日本へは、江戸時代に中国種の種子が朝鮮経由で持ち込まれ、薬用植物として栽培が始まったとされます。
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少し離れた場所からの写真で一度紹介した、『大立石(おおだていし』です。高さ7.5メートル、周囲が23メートルのこの花崗岩は、90個に分割されて瀬戸内海から運ばれたようです。
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土手の下から見上げた、延養亭(えんようてい)の建物光景です。かつての藩主の居間で、園内で最も重要な建物でした。残念ながら戦災により焼失し、現在の建物は昭和35年(1960年)に復元されたものです。
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『曲水』の光景です。旭川から引き込んだ水を庭園内の各所に廻らせ、再び旭川へ
還す水路です。元禄時代における最高度な技術が施された水路です。藩主から『後楽園』の作庭を命じられた津田永忠(1640〜1707年)が、一番苦労した一つが、邸内への導水工事だったようです。 -
後楽園の中心的な建物、『延養亭(えんようてい)』の光景です。後楽園は、金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並ぶ、『日本三公園』です。江戸時代の面影を残す庭園として維持管理がされています。江戸時代には、茶屋屋敷と呼ばれていたようです。
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『延養亭(えんようてい)』の前に配された池のある庭園光景です。曲水から池の水は引かれているようでした。池の中にある小さな島には、風格のある松が1本だけでした。
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『鶴鳴館(かくめいかん)』の建物光景です。江戸時代から伝わっていた建物は戦災で焼失しました、その後、昭和24年(1949年)、山口県岩国市の吉川邸を移築したものです。武家屋敷の佇まいを伝える建物とされます。
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イチオシ
山懐に抱かれるようにして咲き揃ったソメイヨシノの桜林の光景です。手前に見えるのは、『沢の池』、その右奥が『唯心山』です。
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満開のソメイヨシノの花の光景です。その手前の生垣と、苔生した五重塔の石塔と庭石のセットで、一寸した庭の景色になっていました。
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後楽園で咲くソメイヨシノと、その借景になった岡山城の光景です。園内には広い芝生が見えました。明和8年(1771年)に藩が財政難に見舞われた時、藩主の池田治政が経費節減のために芝生を植えさせ、次第に現在のような景観に変化したとされます。
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後楽園内の散策路の光景です。冬木立が芽吹き、常緑樹が春落ち葉になって新芽と入れ替わる、新緑の装いが始まった光景でした。
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イチオシ
散り敷いた真っ赤なツバキ(椿)の花の光景です。後楽園には、園内、外園合わせて150本のツバキが植えられているようです。代表的な大名庭園の後楽園ですから、武士が椿を忌み嫌ったというのは、明治以降の流布であることの傍証かも知れません。
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新緑のカエデ(楓)の光景です。後楽園では約250本のカエデをはじめ、サクラやイチョウなどの紅葉が楽しめるようです。中でも、100本のカエデからなる『千入の森』や、築山の『唯心山』が園内の紅葉スポットとされます。
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後楽園の正門入口光景です。まだこの後見学を続けましたので、横目で見ただけです。帰りは、入場した南門ではなく、こちらからから退出しました。
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同じく、正門入口付近の光景です。左手の木立に隠れているのは、自販機が置かれている売店です。大木は、クスノキ(楠)当たりのようです。
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苔に覆われた、築山風の光景です。築山だったとしても、樹木が育って、その面影は無くなってしまったようです。
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鶴舎で飼育されているタンチョウ(丹頂)の光景です。昭和31年(1956年)、岡山の旧制第六高等学校に学んだことのある中国科学院の郭沫若氏から、戦後途絶えたままであったタンチョウ2羽が贈られました。その後、釧路市の協力もあって繁殖し、現在では8羽が飼育されているようです。
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『馬場・弓場(ばば・ゆみば)』の脇で咲くソメイヨシノの光景です。かつて、家臣が馬術・弓術の上達ぶりを藩主の前で披露するという行事が行われ、藩主は観騎亭、観射亭からその様子を眺めたと伝わります。右手に見える建物が、観騎亭です。
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『馬場・弓場(ばば・ゆみば)』の脇で咲くソメイヨシノの花尾アップ光景光景です。観光客の人通りが少ない裏道でした。
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松林の中から眺めた、延養亭方面の光景です。延養亭のかやぶき屋根は、今年(1015年)1月に葺き替えられたようです。野鳥が巣の材料に持ち去るので、テグスを張って防戦しているとのネット情報もありました。
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地面を這う樹木の根のアップ光景です。樹木の上の方を撮り忘れましたので、樹種は分かりません。根元に散っている春落ち葉は、クスノキ(楠)のようですから、この樹とは別の樹木です。
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藩主の命で、後楽園を作庭した『津田永忠遺蹟碑』です。明治19年1月に建立された、池田藩の末裔の池田章政侯爵の賛文が刻まれた石碑です。
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『慈眼堂(じげんどう)』の建物光景です。池田綱政公が、元禄10年(1697年)に池田家と領民の繁栄を願って建立し、観音像を祀りました。今は、ご本尊が祀られていない空堂となっています。入場しませんでしたが、花崗岩を36個に割って組み上げた烏帽子岩(えぼしいわ)、門、板張の腰掛などが残っています。
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茶屋風のお店があった一角の光景です。右は赤い花のツバキ(椿)、左は白い花のツバキの樹です。ツバキ科ツバキ属の常緑樹です。茶の樹も同じツバキ科ツバキ属の常緑樹です。
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振り返って眺めた、茶店のようなお店があった一角です。お抹茶処の『福田茶屋』です。お店の名物は、『あん入りきびだんご』のネット情報がありました。
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後楽園から眺めた岡山城の天守光景です。フランスの旅行ガイド、『ミシュラン・グリーンガイド』で最高評価の三つ星を獲得している庭園です。その極め付きの光景の一つかも知れません。
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同じく、後楽園から眺めた岡山城の天守光景です。今度は、少しソメイヨシノの花を入れての撮影です。池田藩時代の藩主が、この場所に大名庭園を造らせた気持ちがよく理解できる光景です。
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