2015/04/03 - 2015/04/05
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旅人のくまさんさん
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日本百名城の一つ、明石城の紹介です。明石の地は、山陽道が通り、北には丹波国、但馬国への道が分かれ、淡路島、四国のルートがあり、古来より交通の要衝でした。
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『遺跡・人丸塚』の案内立看板です。『人丸』は、『人麻呂』のことで、万葉歌人の柿本人麻呂を指します。平安時代からは『人丸』と表記されることが多いようです。弘仁3年(812年)、空海がこの場所に『楊柳寺』を立てた時からの縁起が記されていました。明石城・築城(1619年頃)後は、城の守り神として祀られてきたようです。
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鬱蒼と樹が生い茂る、『遺跡・人丸塚』の光景です。柿本人麻呂(660年頃〜720年頃)は、飛鳥時代の歌人で、後世、山部赤人とともに歌聖と呼ばれ称されています。若い頃から大好きな万葉歌人です。
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当初予定されていませんでしたが、急遽、内部を外から見学することができた『坤櫓』です。北面から眺めた建物光景です。二層に唐破風がありました。唐破風の中央下の飾りは、『兎の毛通し(うのけどうし)』と呼ばれるものです。
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『坤櫓』の内部光景です。明かりとりはなかったようですから、入口からの明かりだけが頼りでした。1957年(昭和32年)6月、巽櫓と坤櫓が国の重要文化財に指定されました。
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同じく、『坤櫓』の内部の木組みの光景です。頑丈な筋違構造が目に付きました。地震対策では重要な構造となります。
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案内役の方が提示してくれた、阪神淡路大震災後の、復旧工事の写真です。レール上を櫓が北側に移動され、石垣が修理された後に、また元に戻された時の、工事中の写真です・『曳戻し』のタイトルが付けられていました。
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案内役の方にお願いして、もう一度大写しにさせてもらった『曳戻し』の写真です。工事を担当した、鴻池組のHPでは、『櫓に補強鋼材を取付け、ジャッキアップし、ころ台に載せて移動させ、仮置きし、土台部分の石垣修復後、再び櫓を曳き戻しました。』と紹介されていました。『城郭建築において、国内初の曳き家工法』とも紹介されていました。
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西北側から眺めた、『坤櫓』の建物光景です。左側に見える東面には、二層の唐破風の上に千鳥破風が重なって見えていました。櫓の向きは巽櫓とは異なります。
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西側から眺めた、『坤櫓』の建物光景です。右手に見える北面には、第一層と第三層に窓があるのが特徴です。実質的な天守閣として使われた櫓とされます。
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甍の先端部分の光景です。丸瓦の先には三つ葉葵の紋がありました。徳川家の血筋の越前松平家の家紋です。
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『坤櫓』の唐風の造りの屋根の上にあった鬼瓦と丸瓦のアップ光景です。鬼瓦が五三の桐紋、丸瓦が三つ巴紋です。いずれも8〜17代の越前松平家の紋です。案内役の方に頂いた、『明石城の歴史』のパンフレットで確認できました。
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右から中央にかけて見える石垣は、天守台です。本丸の四隅に櫓が設けられたことから、結局、造らず仕舞いになったとされる天守閣です。その石垣に向かって弓・鉄砲狭間を持った土塀が伸びていました。
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同じく、弓・鉄砲狭間を持った土塀の光景です。南側から眺めますと、石垣の上で『巽櫓』と『坤櫓』を一直線で結ぶ綺麗な眺めとなっています。
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満開のソメイヨシノ(染井吉野)の桜の木です。日本原産種のエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で生まれたと考えられている日本産の園芸品種です。バラ科サクラ属の樹木です。
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満開だったソメイヨシノの花のアップ光景です。バックに見えているのは天守台と、その天守台への石段の光景のようです。
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迫力がある枝振りでしたので写真に収めました。『ヤマモモ(山桃)』の表示札がありました。本丸付近でも紹介した樹です。ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑樹です。雌雄があり、雌の木に食用になる実が生ります。
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大した雨ではありませんでしたが、傘なしで済む小降りでもありませんでした。雨の風情と桜の風情を味わいながらの城址散策です。
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『モッコクとクロガネモチ:2つの木がいっしょにはえている』との説明看板があった木の根元の光景です。左の木がクロガネモチ、中奥と左がモッコクの木です。
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『モッコクとクロガネモチ:2つの木がいっしょにはえている』木の頭上の光景です。仲良く葉を茂らしていました。
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『兵庫県立明石公園』のタイトルがあった案内看板です。この地図では帰化が右向きになっていました。明石市立図書館前から、薬研堀の横を通って東の丸、二の丸から本丸に向かった道筋がすべて記載された地図です。現在位置が本丸の上(西)、天守台の近くです。
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満開のヤマザクラ(山桜)の光景です。花と同時に、少し赤っぽい新芽が出ていました。サクラの仲間では寿命が長く、ときに樹高30メートルを超える大木になります。
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『イボタノキ(水蝋樹、疣取木)』の名前札があった灌木です。モクセイ科イボタノキ属のの落葉低木です。大気汚染に強く、生垣に使われることなどが説明されていました。
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明石城址の石垣光景です。角は長方形の大きな石の短辺と長辺を交互に組み合わせた造作ですが、それ以外の部分は野面罪のようです。
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同じく、明石城址内の石垣光景です。明石城の石垣の普請(土木工事)は、元和5年(1619年)の正月に始められ、8月中旬頃には完了しました。二代将軍の徳川秀忠は、3人の普請奉行を派遣し、銀千貫目(現在の時価で約31億円)を初代城主の小笠原忠真に与えたとされます。幕府直営工事は、本丸、二の丸と三の丸部分とされます。
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満開のソメイヨシノの光景です。幕府直営工事は、町人普請で行われ、その後の工事は幕府と小笠原氏の共同工事となりました。櫓、五店、縄文、堀などの作事に当たっては、一国一城令により廃城となった、伏見城の建物を幕府から払い下げられています。その建築工事は元和6年(1620年)4月に完了しました。
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天守台の石垣光景です。天守閣の建築のために用意されましたが、本丸の四隅に立派な隅櫓が立ち、結局、天守閣が立つことはなかった石垣です。しかし、天守閣が建つに相応しい、規模と風格を備えた石垣です。
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赤っぽい枯葉が散り敷いた一角の、春落ち葉の光景です。坂道を下る途中に見かけた光景です。その中を撮影する時間はありませんでした。
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桜の花が見頃だった、『桜堀』の光景です。『桜堀』は、『本丸』、『二ノ丸』と『東ノ丸』の北側の防御になっていたようです。
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同じく、桜の花が見頃だった『桜堀』の光景です。『本丸』と『北ノ丸』の間にある堀です。お堀の畔が石畳になって、ベンチが置かれていました。『北ノ丸』跡地は、現在は明石市立図書館となっています。
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見頃だった『桜堀』の周りのソメイヨシノの花のアップ光景です。この『桜堀』や、『剛ノ池』当たりが桜の名所のようです。
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