2013年中国新疆放浪記047・敦煌散策…その01・雨の莫高窟は波乱づくし！

2013/09/17 - 2013/09/17

9月17日。
今日は朝から雨模様。
年間を通しても、降雨量が200mmしか無い敦煌では、雨の日に訪問した場合は逆に幸運だとか。
いやいや、やはり晴れた方が幸運でしょう！
旅行記を綴っている時、地図で位置を示しても、周辺観光地の指定候補に「莫高窟」が出て来ないのでクチコミを調べてみると、そこに登録されていた場所は、雅丹地貌方向の大方盤遺跡辺りになっていました。
旅行記を歌っている四虎ですから、こんなメジャーな観光地の地図情報くらい管理できないのでしょうか？
こまは莫高窟のクチコミを書いてなかったので、今回の旅行記で初めて間違いに気付きました。位置情報訂正を送っておいたので、肆寅さん、一日でも早く訂正して下さい。

尚、画家爺ぃさんは西藏葯店の郭さんに会ってくるらしいので、莫高窟行きはパス…って、オイオイ、あんたが連れて来たじゃじゃ馬ゲストなんだから、キチンと面倒見なさいよってば！
仕方が無いので、我が侭な爺ぃを残して5人で莫高窟へと向かいました。

ところが…

エリア 敦煌(中国)

雨だったので、いつものような出発するときの様子やらを撮り損ねてしまいました…
ここはもう、空港道路を右折して、後15kmの戈壁灘平原を走る道路上です。

この植林が見えてくると、莫高窟はもう直ぐそこです。

駐車場にある土産店。
あらら、敦煌研究院の直営店のみになって終ってます。
今までは、個人小店が沢山並んだところでした。
なので、知り合いのお店ももうありません。

http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=20914435

チケット売り場。
入場者は3人なのと、みんな中国人ですから専用ガイドは不要なので160元/人です。

その他の値段色々。
外国人の場合、専用通訳ガイドが付いて180元ですね。
2003年に来た時は120元でしたが、上海の家の近所に居た敦煌研究院蘭州支店長に口利きして貰ったので、ご招待扱いで石室も普段より多めの20個ほど見せて貰いました。
この事がきっかけで、2004年の常書鴻生誕100年祭参加やその翌年の敦厚に住んでの活動へと派生したのでした。

広東組の3人はお初です。

正面は96窟九層楼前からなので、そちらへ向かって歩きます。

綺麗に手入れがされた壁。

広東組の女性陣。
電話しながら歩く、今どきの異様な光景です。

あれれれれ！
この96窟は、莫高窟でメインでもある大佛が鎮座まします石室ですが、今日は改装中なんですね。
ちょっと残念。
高さ34.5mで、中国でも5番目に大きな佛像ですが、石室彫刻佛としては第一位です。
唐代に作られた佛像ですが、大した風化も見られずに、綺麗な姿を保持している奇跡的なものでもあります。

お！
さっき気付きませんでしたが、ワイヤレス講解器が付いてたんですね！
これはナイス！ガイドがいなくても、その窟の特徴を教えて呉れるのでしょう。

雨が降る中、3人を柵の中のコースへ見送って、外から彼らを撮影仕様と追っかけました。

でも、どこをどう向かったのか知りませんが、一向に見当たらず断念。

三危山のゲートを撮影しようと思ってそっちへ向かっていると…

（あの、外国人と見ると5倍も6倍も吹っ掛ける悪徳商店、昔の第15商店。今は「６」になっていますね。）

そのクチコミはここ。
http://4travel.jp/overseas/area/asia/china-gansu_province/dunhuang/tips/10043233/

かわいい。

3人が入ったのが11時30分頃。
そして、電話が掛かってきたのがその一時間後。

なんと、呉老師が貧血で倒れたとのこと！

3人は参観を中断して医務室へ。

そして、その連絡を受けたこま達も、入口事務棟にあるその医務室へ急いでやって来ました。

ん？
順番待ちは、こんな所でやるんですね。
人数が揃うまでこうやって並ぶようです。
講解器があれば、自分で勝手に入ってもエエのに。

診察中、野郎は中には入れないので、表で待つだけです。

九層楼前の舞台状の場所。
ここがこんな綺麗なコンクリート敷ではなく、砂地の時から見ています。

観光客が居ない時に、入口ゲート部分をパチリ！

何かとても「科学的」な観測をアピールしていますね。
ここの院の内情を考えると全然信じられませんが。

カメラを預ける人達。

いつもなら、この雑木林を走り回りながら、、、

中を巡る友人達の為に、記念写真を撮って上げているのですが、、、

今日は知り合いの無い画像ばかりになっています。
まあ、友人が映せた場合でも、莫高窟の石室内部にある彫刻や壁画は撮れないのは同じですけど。

しかも、普段ならここが花形で見栄えの良い九層楼までこの有様。

他の人達は、何も無く順風満帆で参観中なのにね。

碧偉さん、160元痛いやろなぁ。

あ、そう言えば、前回はここが改装中で、足場が組まれていましたね。
何か直線的すぎて、味気ない改装です。

カメラやカバン類の一時預かり所窓口。

お！救急車が来ました。

バックで向きを立て直し。
中国では、救急車を利用するとしっかり有料なんです。
どこが社会主義やねん？

ここは以前雑木林でした。
2004年と2005年、向こう側に見えている建物で出店していました。

このお店の並びは、九層楼前から入口の牌坊まで繋がっています。

急いで駐車場へ向かいます。

こうなってくると、この雨がいじましい。

いつもの撮影ポイントもスルーせざるを得ません。

監視当番の小屋が傷んでるような気が…
段々雨がひどくなってきました。
写真で見ても判る位に。

少し雨がマシに。
来るときは見えてなかった敦煌駅も、ここからでも判る位に見えて来ました。

こまたちが利用した時は、まだこんな立派な駅舎は有りませんでした。
…っていうか、乾燥地区の駅って、みんな似たり寄ったりのデザインって言うのは何故？

何はともあれ病院に到着。

ここの来る頃には、呉老師の容体は回復傾向だったそうで、かなり回復されていたようです。

点滴を済ませましたが、念のため薬を手配して貰いました。

…ってか、こんなガラスボロボロの病院でホント大丈夫なの？

タイミング的に昼食時間も過ぎていたので、みんなで食事に出たと同時に、呉老師の分もテイクアウトさせて貰いました。
西寧からの運チャンの友人も青海省の人だったんですね。
敦煌に詳しいので、ナンバーを見たとき意外でした。

病人さんでも簡単に食べられるように、牛肉面をチョイスしました。

先ずはみんなで戴いた後で、、、

お持ち帰りを用意して貰いました。
デポジットに30元支払って、お椀ごとレンタル。
こまたちの面には野菜が無いに等しかったので、持ち帰る分には野菜多めで。

面を届けた後、かなり回復した呉老師を連れてホテルへ戻りました。

もう4時になっていました。

Mogao Hotel ホテル

呉老師は、療養を兼ねて単独部屋を取ると言うことになりました。

Mogao Hotel ホテル

ドタバタしましたが、大事に至らなくて一安心でしたね。
敦煌は標高が1,200mあるので、ちょっと体調が悪いと、高山病的なことが引き金になってしまう事も有ります。
呉老師を部屋に落ち着かせた後、こまたちは町ブラに出掛ける事にしました。

敦煌で良く見かける回族さん。
海賊さんではありません。

Mogao Hotel ホテル

貧血騒ぎが一段落したら、天気が突然回復してきました！

紅芸巷を抜けて、商業一条街へ向かいます。

動く風船の固まり発見！

どんな人が持っているのか見えず終いでした…(^灬^;

紅芸巷の霊岩賓館。ここも良さそうですね。
次の機会に試してみたいと思いましたが、今利用中の莫高賓館の家族ルーム「莫高苑」も捨てがたいし。

では、夜までの市内散策之様子は、次の旅行記でお届けします。