2013/09/24 - 2013/10/02
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旅人のくまさんさん
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ナポリ港からフェリーでカプリ島に渡り、青の洞窟の見学です。洞窟の近くで、3~4人乗りの小さな船に乗り換えました。昨日は昨日は水位が高く、洞窟に入ることが出来なかったと聞きましたが、運良く幻想的な洞窟内を見学できました。(ウィキペディア、JTBワールドガイド・ローマ他)
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ナポリ港の木星の桟橋光景です。ここが、カプリ島往きの船乗り場でした。前方に見えるフェリーは、先に出発するようですが、私たちのツアーグループの船も同じタイプのフェリーのようでした。
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3~40人乗りくらいの大きさに見えた、カプリ島往きのフェリーの乗船光景です。イタリアらしいのか、ナポリらしいのか分かりませんが、救命胴衣の説明や着用に関するアナウンスはありませんでした。
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乗船したフェリーから眺めたナポリ港の光景です。こちらの方角は妃がし方向らしく、ヴェスヴィオ火山が見えていました。朝早い時間には頂上付近には雲がかかっていましたが、ほとんど晴上がってきました。
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カプリ島へ向けて出港しました。前方に大きな客船が見えていました。こちらのフェリーは、大きな船が傍を航行すれば、煽られてしまいそうな小型船でした。ナポリからカプリ島までは、直線であれば、ナポリ湾を斜め横断するようなコースになるようです。
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右手に前方を航行する小型船の白い航跡が残っていました。こちらのフェリーも似たようコースを辿るようです。左手に見えるのがナポリ湾の南側の岬になるのでしょうか、まだカプリ島の島影は見えていませんでした。カプリ島に一番近い岬は、昨日訪れたソレント半島になります。
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先ほど見えていた岬の先端付近にやって来ました。先行していた船に追いついたようです。この半島の先端のような場所は、ソレント半島の先端ではなく、その手前かも知れません。
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海岸線に綺麗な石垣が二段に積まれた場所の光景です。ネット検索でも、詳しいことは分かりませんでした。想像を逞しくするなら、ローマ帝国時代の皇帝がカプリ島全体を所有地にし、ソレント半島側にも所有地を持ったようですから、後代の権力者の所有地を含め、その名残かも知れません。ただし、これは全く私の想像です。
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崖の中腹に見えるのは、中世や古代とは全く関係がない、近代の自動車道の橋脚のようです。道路がなければ、全くの陸の孤島になってしまいそうな半島の光景でした。右下付近に建物が見えていましたが、個人住宅ではなくホテルなどかも知れません。
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崖の中腹に見えていた道路のような橋脚のズームアップ光景です。崖にできるだけ負担をかけないように配慮して、道路を通しているようでした。トンネルの箇所もあるのでしょうが、かなりの難工事を強いられた道路のようでした。
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ここからはカプリ島の光景になります。カプリ島に近づいた時、島全体の写真を撮るタイミングを失しました。小型フェリーはカプリ港には立ち寄らず、『青の洞窟』があるアナカプリに直接向かうようでした。アナカプリは、カプリの西側に位置するコムーネ(基礎自治体)です。写真は、切り立ったカプリ島の崖の光景です。
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同じく、カプリ島のアナカプリに属する地域の断崖の光景です。岩肌の色から、石灰岩質のように見えました。鍾乳洞などができるのは、石灰岩質の場所です。海の色も石灰岩質の場所は青く見えるようです。その理由は、はっきりとは分かりませんが、海水だけでなく黄龍・九塞溝等の淡水でも生じるようです。
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垂直に切り立った崖のズームアップ光景です。剥がれ落ちやすい岩質のようにも見えました。裏付けのない直感での判断ですが、薄茶色の部分が、剥がれ落ちて新しい地肌が見えているようです。薄茶色の部分には、上から流れ落ちてきたらしい白い筋が付いていましたが、石灰岩質の成分がその白い筋の原因かもしれません。石灰岩ですと、炭酸カルシウムが浅海底で降り積もってできた堆積岩になります。
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断崖の下部に開いていた洞窟の光景です。目的の『青の洞窟』は、この場所とは違っていました。旅行社に努めていた方が、世界の『青の洞窟』を紹介されていましたが、やはり人気トップは『カプリ島の青の洞窟』でした。7箇所を選ばれていましたが、この後、順次紹介しておきます。
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『青の洞窟』の入口付近の光景です。この辺りで、洞窟に入ることが出来る3~4人乗りの小型のボートに、予め乗り換えました。陸上からやってきた人達も、階段を下りて小舟に乗船することになります。ナポリ島の西北付近に位置する場所です。
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世界の『青の洞窟』の2番目と3番目の紹介です。
〇エメラルド洞窟(イタリア):アマルフィ海岸に面する町コンカ・デイ・マリーニにある洞窟です。1932年に地元の漁師により発見されました。
〇メリッサニ洞窟(ギリシャ):イオニア海に浮かぶケファロニア島にある数千年前から存在していた地底湖です。 -
イチオシ
青の洞窟への入場待ちの小舟の数が次第に増えてきました。船頭さんたちも手持無沙汰気味に順番待ちですが、いつものことなのでしょう、焦ることもなく、鷹揚に構えられていました。洞窟内に入る船の数は限られ、限度になってからは、入る船の数と出る船の数が一緒になっているようでした。
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世界の『青の洞窟』の4番目と5番目の紹介です。
〇青の洞門(マルタ共和国):イタリアの南側にある小さな島のマルタ共和国にある絶景の『洞門(ブルー・グロット)』です。首都はヴァレッタです。
〇シャパーダ ジアマンチーナ(ブラジル):シャパーダ ジアマンチーナ国立公園にある青の洞窟です。 -
世界の『青の洞窟』の6番目と7番目の紹介です。
〇真栄田岬の青の洞窟(日本):沖縄県の真栄田岬にある『青の洞窟』です。船などを使わなくとも自力で泳いで行けるようです。
〇浄土ヶ浜の青の洞窟(日本):岩手県の『浄土ヶ浜』の『青の洞窟』です。『さっぱ船』と呼ばれる小さな船でアクセスできるようです。 -
日本国内に限った、その他の『青の洞窟』の紹介です。
〇堂ヶ島天窓洞(静岡県):小島や入り組んだ海岸線が美しい西伊豆の堂ヶ島海岸にある『青の洞窟』です。見所が『天窓洞(てんそうどう)』です。
〇ニセコの青の洞窟(北海道):ニセコ積丹小樽海岸国定公園の海域地区の『青の洞窟』です。青の洞窟クルーズもあるようです。 -
この洞窟には、洞窟のある入り江から手漕ぎの小船に乗って入って行くことができますが、入口は狭く、半ば水中に埋もれています。船頭さんは、入口に張られた鎖を引いて小船を洞窟内へと進めますが、その際に乗客は頭と体を船縁より下に沈める必要があります。
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洞窟に入ることが出来る小舟を操るのは、地元の船頭さん達ですから、阿吽の呼吸で配流順番を決めていたようです。割り込みなどを心配する必要がない地元ルールに従っているようでした。船頭さんに従って、おとなしく順番待ちをするだけです。
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順番待ちが20分以上ありましたが、それでも順調に見学ができたようでした。入ってすぐに現れた『青の洞窟』そのものの世界の光景です。海面が綺麗な青に輝くのは午前中の傾斜角が良く、観光客も集中するようです。
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主に石灰岩で構成される洞窟内側に入りますと、奥行き54メートル高さ15メートルの空間が広がります。水中に伸びている穴を通して、水面から洞窟全体が紺碧の光を帯びて神秘的な雰囲気を醸し出します。次の船が入口を潜り抜けました。
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船頭さんが、船を洞窟の中央付近に漕ぎ出してくれたようです。入ってきた入口が小さく見えるようになりました。洞窟の上部は真っ暗で、海水を通じて、入口から光が差し込んでいることが分かりました。
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イチオシ
青の洞窟からは、ポセイドンやトリトンの彫像が発見され、ローマ帝国の皇帝が個人的な水泳用のプールや入浴に使用していたと考えられています。また、かつては地上から洞窟へ至る人工的な地下通路があったかも知れないと考えられているようです。(ウィキペディア)
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長らく歴史の中に埋もれ、地元民以外からは忘れられていましたが、1830年代に有名な観光地の一つとなりました。その契機は1826年、ドイツの作家アウグスト・コピシュが美しさに感動し絶賛したことから世界的に知られることとなりました。彼が青の洞窟を著した書物は1838年の作とされます。(同上)
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アンデルセン(1805~1875年)の出世作となった恋愛小説『即興詩人』では、この洞窟が重要な舞台となっています。森鷗外の翻訳では、『琅玕洞(ろうかんどう)』と訳されましたが、『琅玕』は『翡翠』のことです。(同上)、アンデルセンは、デンマークの代表的な童話作家で、詩人です。
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入口からの光が届き難い場所だったようです。海水の色は青色でしたが、全体には薄暗く見えていました。目が慣れてきますと、この状態でも青の洞窟の雰囲気は十分に感じられます。
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『青の洞窟』に入場できる確率は、年によって違うようでが、ツアー会社のHPなどを見ると、青の洞窟に入れる確率は、年間通して60%程度のようです。ただし、冬場ですと入れる確率は低くなり、10%程度になるようです。
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イチオシ
青の洞窟の見学を終えて、出口に向かう時の光景です。出入口は1箇所だけですから、船頭さんたちが相互に連絡を取り合って、交互に出入りしているようでした。『青の洞窟』と呼ばれる洞窟は、世界中にいくつかあるようですが、このカプリ島のものが最も有名とされます。また、カプリ島には青の洞窟以外にも『緑の洞窟』や『白の洞窟』などもあります。
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