ローマからナポリそしてカプリ島へ（2010年8月旅行記）

2010/08/07 - 2010/08/15

私たち夫婦にとってローマは２回目の訪問です。
という事で、ローマは少し端折って、ナポリとカプリ島へのショートトリップを中心に書いてみました。
いやーカプリは綺麗なところでした！

エリア カプリ島(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回は成田からミラノ経由でローマへ入ります。
まずは１２時間かけてミラノ到着。

ミラノからローマへはアリタリアの中型機へ乗り継ぎます。
後ろから乗り込む飛行機は初体験。
ミラノの乗り継ぎ時間は１時間でしたが、十分問題なくローマに向けて出発しました。

ローマ滞在の前半はホテルＤＩＡＮＡへ。
テルミニ駅近くで便利なホテルです。
今回はローマからナポリへ一泊二日で出かけますが、その間、このホテルでスーツケースを快く預かってもらいました。

このＤＡＩＮＡというホテルは、夏の間だけ屋上のガーデンで朝食が取れます。
蒸し暑い日本と違って、ローマは日陰がとても涼しいので、気持ちのいい朝ごはんを頂けます。まー食事は至って普通ですが．．．
コップが全部使い捨てコップ（部屋のやつも）なのにはちょっとガックリ。
スタッフの人は気さくでいい人ですので、利用はそのときの値段次第かな。

ローマに２泊した次の日、今日からナポリへ１泊しに行ってきます。
まずはテルミニ駅から電車でナポリへ向かいます。
発車直前まで出発ホームが決まらないのはイタリアではお馴染み。今回も１５分前までホームが表示されず、日本人なのでとりあえずイライラ．．．

テルミニからユーロスターに乗車。
チケットは日本からイタリア鉄道のホームページで予約して、メールに返信されてきたチケットを印刷したものを持ってそのまま乗るだけでＯＫです。
車両番号と座席番号がそこに印刷されています。
車内で検札に来る車掌にも、そのまま紙を見せるだけ。
３０日前に予約したので早割の安いチケットでした。

１時間ちょっとでナポリに到着し、まずはナポリ中央駅前にあるＵＮＡホテルＮａｐｏｌｉへチェックイン。
ホテルの中はとても近代的なインテリアです。
このホテルも夏は朝食が屋上で取れました。雄大なヴスビオ山を眺めながらの朝ごはんは気持ちいいです。

ホテルの窓から見たナポリ駅前です。ローマとはまったく異なりアジアとアフリカとヨーロッパが混在したような街で、クラクションが鳴り響く騒然とした雰囲気にちょっとビックリ！
浮浪者もいっぱいいて、旅慣れないとちょっと怖いと思うくらいです。
まー先進国なので駅前で危険なことはそんなにありませんが。
私たちは時間が少ないので駅前に泊まりましたが、サンタルチア地区は駅前とは全然違って良い雰囲気ですので、そっちが良かった感じです。

さて、ナポリと言えばピザ！！
まずはガイドブックを見ながら有名店の「ダ・ミケーレ」へ。
ところが．．．なんと８月は半月程度の夏休みだそうです(涙)
参りました．．．

しょうがないので気を取り直して、ピザ・マルゲリータ発祥の「ブランディ」へ行ってみました。
ところがこっちは昼間お休みです。暑いから夏は昼間やらないのかなー？
もう暑くて疲れたので、妥協して傍にあったＲＯＳＡＴＩというリストランテに入りました。

でも適当に入った割には、結構美味しいピザに巡り合えました。
生地がモチモチでソースがトロリ。名店の味は味わえませんでしたが、さすがナポリはピザのレベルが高いのかと感心。
マルゲリータ５．５ユーロ、マリナーラは４．５ユーロと値段も手頃です。

名物のリモンチェッロも頼んでみました。
メニューには無かったけど、言ったら出してくれました。
後で食後酒と知りましたが、このときは知らずに食前酒で頼んでしまいキツイお酒なのでイキナリほろ酔い♪
でもレモンの香りがしてとても美味しいです。
ソーダとかで割ると美味しいだろうと思って、翌日のカプリで買い込みました。

リストランテのメニューです。
参考までに。
ローマもナポリもカプリも観光地だけあって、観光客が入るような店はイタリア語の下に英語が入っているので大体料理がイメージ出来ます。

ピザでお腹を満たし、近くの王宮などを見た後、明日のためにカプリ島へ渡るヴェベレッロ港へ下調べに歩いて行ってみます。
明日始発で渡れば空いてるだろうと思い、ここで明日の出航時間を見ておきました。チケットは当日買えるそうです。
この日はここからバス（チケットは駅のタバッキで１日券買ってあります）で駅前に戻りますが、乗ったバスの中でスリに遭遇！
４人組みに前後を挟まれ混雑した振りをして、しつこくポケットの財布にアタックをかけてきましたが、すぐに気が付いたので必死でポケットを押さえ防御！
ようやく諦めて奴らは下車して行きましたが、やっぱりポケットに財布は危険です。反省．．．
２回イタリアに来てスリに遭遇するのはこれで３回目（いづれも未遂で一回はなんと小学生くらいの女の子に狙われました）
妻も昔取られた経験があり、私も未遂とは言え狙われ続けるとは。
かなり隙だらけなのかも．．．

翌朝、手荷物はホテルに預かってもらい、７時半に出て目の前のタクシー乗り場からタクシーで港へ向かいます。タクシーは乗る前に値段確認。最初１５ユーロと言われ高いなーと思ったけど、ちゃんとメーターを作動させたのでそのまま乗り込みます。
そして港に着いたときメーターは８ユーロくらい。
案の定運転手が、港は特別料金がかかるから１５ユーロ寄こせと言ってきました。
でもそんなの無いので、メーター分だけを渡してさっさと降りたら相手も諦めて去っていきました。
タクシーは、おつりを勝手に取られないように小銭で払いましょうという教訓。
とりあえず無事に港のチケット売り場に到着です。
タクシーに乗ったおかげで８時前に到着。８時１０分発の便があったので、急いでチケットを購入し乗船口へ向かいます。

乗船口は駅のように何時のどこ行きの船は何番桟橋から出る。って表示されているのでそれに従って乗船口へ。
今回カプリへ向かう船です。

船上からはヴスビオ山が見えて気持ちいいです。
船内ではビールやドリンク類も売る売店もありました。
トイレは汚かったので使用を躊躇いましたが、着いたらすぐに青の洞窟目指したかったので、已む無く利用...
まだ男性だからいいけど、女性は皆んな憂鬱な顔して入ってました

４５分くらいでカプリ島へ到着。この港の風景だけでも見る価値があるくらい美しい景色です。

カプリ島と言えば「青の洞窟」！
この時期、混んでて個人客はダメかなと思いつつ、ナポリからの船を降りたすぐのところにある、洞窟行きの船を出している青い看板の受付へ行ってみると、すんなり１０分くらいで乗れるそう！
すぐに洞窟行きチケットを買って乗船！１２ユーロです。

やりました！無事洞窟行きのクルーザーに乗船。
朝一で来た甲斐がありました。
土日だとどうか判りませんが、８月でも平日は朝一なら混まずに行けそうです。

青の洞窟到着。
私たちの前には４〜５隻ほどのクルーザーが到着して順々に手漕ぎボートに乗り換え洞窟へ入っています。まだ全然混んでる感じはしません。
私たちは１０分くらい待って洞窟へ入れました。

洞窟に入る手漕ぎボートの上で、ボート乗船料と洞窟入場料を払います。
ちゃんと料金を徴収する専用の船が洞窟前で待機しています♪
総額１１．５ユーロを現金払い。
ちなみに最後は船頭さんにチップを取られます（払うというより取られるに近いかも．．．）
うちらは夫婦二人分と言って５ユーロで済ませました！

いざ青の洞窟へ！
本当に中は真っ青！！やっぱり感動ものです。
これは実際行って見ないと伝わらないと思いますので、コメントしようありません。
中で２周して大体４〜５分程度の時間です。

洞窟から港に戻って、今度はケーブルカーに乗りカプリ地区へ向かうことにしました。ケーブルカーは結構行列で２〜３０分待ち。

ケーブルカーを降りてカプリ地区へ出るとカプリ島の絶景が広がります！
これは素晴らしい景色です！来て良かった〜！

カプリでランチをしたレストランです。
ケーブルカーを降りて右手のほうに歩いていくとあります。
座席からの景色が絶景だったので、ここにしてみました。

１１時半頃に行ったのでまだ空いていました。
こんな窓際の席へ案内してもらい、２人で１本３０ユーロの白ワイン１本、ピザ２枚、シーフード盛り合わせ、水で８０ユーロ弱と大奮発。ワインリストも豊富で、飲んだ白ワインもちゃんとワインクーラーに入れてくれてキンキンに冷やしてもらい大変美味です。
ちょっとお高いかな？とは思いますが、この景色じゃ奮発してもまーいいかということで。

食後はカプリの街を散策し、ケーブルカーで登る前に買っておいた帰りの船の時間に合わせて下山。
帰りはオープンデッキの甲板で海風浴びながらナポリへ戻ります。
日差しは強いけど、風が気持ちいい。
帰りの船もバンバン出ているので、好きな時間で買えました。
いやーカプリ島良かったです！！

ナポリの港に着いたら歩いてムニチピオ広場へ戻り、そこからＲ２番バスでナポリ駅まで。
ホテルに預けてあった手荷物を受け取ってからローマへ帰ります。

ローマでもいろいろ観光しましたが、長くなるので端折ります。
ただ夏のローマ観光は夜のほうが涼しくてお勧めだと思います。
２１時〜２３時くらいが人も多く、お店も賑やかですごく楽しいかも。
昼間はとにかく暑くてのんびり歩いてられませんし。
バスも地下鉄も夜中まで走っていて足には困りません。

最後の写真はトレビの泉で。
このときは大体２３時くらい。
写してませんが、周囲はアベックや欧米の観光客でビッシリです。
なぜか日本人はほとんどいません。
ずっと天気にも恵まれ、タップリ日焼けして楽しんだイタリアの旅でした。