さいたまさんのクチコミ(97ページ)全2,813件

関東大震災の際、江戸城の外堀に橋がなく、日比谷公園に避難することができず、多くの犠牲者が出ました。
この悲しい犠牲を経験から、日比谷公園に避難するための新幸橋が、外堀に架けられました。
近隣の有志の手により造られ、従来あった幸橋近くであったことから、新幸橋と名づけられました。
外堀は、その後埋め立てられ、新幸橋は撤去され、現在、新幸橋跡の碑のみが残っています。
東京電力の本社前には、交差点があり、その交差点の名称は、新幸橋という名称になっています。
新幸橋を通り、銀座から内幸町に向かい、国会議事堂に続く道路は、現在、国会通りと呼ばれています。
今回、新幸橋の石碑を見ることにより、関東大震災の頃、外堀が残っていて、避難できず、無念のうちに亡くなった多くの犠牲者がおられたことに気づかされました。
犠牲者及びご遺族の胸の内を察すると、何とも言えない気持になります。

カンチャナブリーのバスターミナルは、様々な人々が往来するにぎやかな場所です。
中長距離のバスに連接するように、ミニバス、バイクタクシー、ソンテウ等が多く集まっています。
バスターミナルには、バスに乗る人が多いのは当然でしょうが、バスターミナルの周辺には、食堂や商店が多く、近隣の人たちが、さらに集まってきます。
やはり、どこでも同じなのでしょうが、屋台が多いです。
バス等の出発の時間や到着の時間を利用して、食事をする人も多いのですが、目についたのは、勤め帰りの人たちが、食べ物や食材を購入するため屋台を利用しています。
その中で、日本のお寿司を真似た屋台が、３台もありました。
その屋台が、流行っているのです。
次から次とお客さんの足が絶えることがありません。
１個７バーツのお寿司なのですが、かなり売れていました。
店の横のテーブルでお寿司を作っているのですが、大忙しでした。
思わず、買ってしまいました。感激です。

神田の小川町に幸徳稲荷神社があります。地元の住民が守っています。
幸徳稲荷神社は、江戸時代の三代将軍徳川家光の乳母であった春日の局の末裔の山城国城主稲葉丹後之守によって、江戸小石川中屋敷に、祀られたのが初めだとのことです。
別名、鍛冶屋稲荷とも称したといいます。
明治維新後に小川町の守護として再建立され、戦後も当地崇敬者により運営されています。
小川町を守り、町内の守護神として伏見稲荷神社より霊を勧進し、近隣氏子有志によって新しく社殿を建立し、毎年５月１４日と１５日の両日修祓式を行い、神楽を奏し祭典を施行してきたとのことです。
小川町の住民有志により、営々として守られてきた幸徳稲荷神社です。
町内意識が軽薄になりつつある世情のもと、町内会により守られてきた稲荷神社があることに、何か温かい思いを感じることができました。

江戸東京博物館は、江戸と東京の歴史と文化を紹介し、その進歩と発展を理解する場所です。
両国の国技館の東側に位置する大規模な博物館です。
江戸東京博物館は、江戸東京の歴史と文化を展示し、当時の姿を理解し、将来の都市と生活を考える場として設置されました。
高床式の倉を思わせる独特の形状をした建物で、東京を代表する観光スポットとして、多くの入館者があります。
多くの外国人が訪れるとのことです。
海外からの留学生の付き添いで、何回も訪れました。
常設展は、徳川家康が江戸に入府してから約４００年間を中心に、江戸東京の歴史と文化を実物資料や復元模型等を用いて紹介しています。
主として江戸時代の姿を理解するには、もってこいの場所だと思います。
ぜひとも紹介したい場所の一つです。

高架鉄道ＢＴＳが、ベーリング駅から、さらに南に延長され、工事が進んでいます。
バンコクへの人口が集中している中、地上の交通渋滞は、ますます悪化の傾向にあり、高架鉄道への依存せざるを得ない状況です。
高架鉄道ＢＴＳはもちろんのこと、地下鉄ＭＲＴも郊外に延長される場合、逐次、高架になっています。
ベーリング駅から南にＢＴＳが延長されていて、現在、工事が急ピッチに進められています。
ベーリング駅から南方への延長工事は、国道３号線のスクウィンヴィット通りに沿っています。
高架の線路部分は、かなり進んでいて、各駅舎部分、国道３号線を跨ぐ跨線橋そして階段部分の工事に移行しています。
このＢＴＳの延長工事が進むと、従来、公共交通機関としては、バスとソンテウしかなかった地域に、交通渋滞を気にせずに利用できる移動手段ができるのです。
大いなる期待をもって、工事の進捗を見ている住民が多いと思われます。

ベーリング駅は、高架鉄道ＢＴＳスクゥィンヴィット線の最南端の駅で、現在、南側への路線の延長工事が急ピッチで進められています。
延長路線の高架の線路部分は、概ね完成している模様で、残る駅舎の工事が続けられています。
スクウィンヴィット線の最終駅であるため、ホームは到着専用と発車専用に分けられていて、列車は、引き込み線を利用して、走行線路を切り替えています。
ベーリング駅周辺には、外国企業も進出していて、外国人子女に対する学校が多く設立されています。
また、国道沿いのため、交通の便も良く、住宅が多く新設されています。

パタヤのタクシーは、観光客を主たる顧客としてるため、予約主体か交渉制の運行です。
タイでは、街中を走っている空車のタクシーを止めて、料金交渉をする場面が多いのですが、パタヤでは、いわゆる流しのタクシーを止めて、交渉に入ることは、あまりありません。
パタヤ市内での足は、バイクタクシーとソンテウです。
バイクタクシーは、各道路の主要な場所で待機していますし、ソンテウは、次から次へとやってきますので、とても便利です。
反面、タクシーは、ショッピングモール等で待機していて、市内を流すことは、あまりありません。
パタヤのタクシーは、メーターを付けていても、メーターではなく交渉により料金が決まります。
また、観光客相手の貸し切りや遠距離の運行を主としています。
このため、予約をすることが多く、市内のあちこちに、予約のための取次ブースが多くあります。
観光地パタヤの特性なのでしょう。戸惑う面があります。勉強になります。

ウタパオ国際空港は、タイ海軍の管理する軍用空港を利用しています。
タイ海軍は、航空母艦チャクリーナルエベトという中型空母を保有していて、艦載航空機の母隊を、ウタパオ航空基地に配置しています。
艦載航空機は、回転翼機(ヘリコプター)と固定翼機を保有しています。
固定翼機は、英国の艦上攻撃機ハリアーと同型のスペイン製ＡＶ−８Ｓマタドールです。
ハリアー艦上攻撃機は、フォークランド紛争で有名になった世界初の実用垂直離着陸機(ＳＴＯＶＬ機)です。
ＳＴＯＶＬ機は、Short TakeOff/Vertical Landing機の略です。
米海兵隊は、このハリアー機を現在も保有しています。
いろいろな場面で、ハリアー機の紹介を目にしますが、実物を見たことはありませんでした。
このハリアー機が、ウタパオ国際空港(ウタパオ基地)の正面に置かれています。
なかなか見ることができなかった有名なハリアー機を、身近に見ることができ、感激です。

仏教の国ミャンマーのタチレイで、敬虔な仏教の儀式を見ることができました。
詳しいことは、解りませんが、仏教のお葬式のような感じを受けました。
全般的に、音楽や踊りがなく、かつ重苦しい雰囲気等を考えますとお葬式で亡くなった方を偲ぶという感じがしていました。
つまり、結婚式等の華やかな感じと新郎新婦の姿が見られなかったことからの推測です。
多くの人々が、白色の衣服を着用し、白い綱を寺院方向に張り、その白色の綱を引いていました。
推測するに、寺院と亡くなった方の繋がりを引き続き、保持しようとする儀式の考え方のようです。
数多くの人々が、集まってきています。

シュエダゴン寺院に、とてもユーモラスな仏僧の像が並んでいます。奇異にも感じます。
シュエダゴン寺院は、とても壮大な寺院で、有名な観光スポットでもありますので、いろいろな形で紹介されています。
シュエダゴン寺院の入口の西側の一角に、多くの仏僧が、教えを乞うているのか、真理を極めようとしているのか、黄金色の仏陀の前にひれ伏しています。
多くの仏僧が、並んで順番を待っている様子が、極彩色の像として造られています。
見た目には、ユーモラスとも感じられます。
また、敬愛されている仏陀のお教えの尊さを解り易く表現しているのかもしれませんが、その意図は、図りし得ない部分があります。
いずれにしても仏教のお教えの尊さを現しているような感じです。
タイの仏教寺院の形態と違うミャンマーの仏教寺院の姿の一端を見ることができ、興味深い仏僧の列でした。

小石川後楽園の西湖の堤は、中国の杭州の蘇堤を参考して造られています。
中国の杭州の蘇堤は南北に長く、広い堤とのことですが、小石川後楽園の西湖の堤は、約１００ｍ前後で、とても短いです。
しかしながら、南北に造られているところは同じだということです。
小石川後楽園に造られた西湖の堤は、国内で評判となり、いろいろな大名庭園でも西湖の堤が造られるようになりました。
その例としては、江戸の藩屋敷であった旧芝離宮庭園や、広島にある縮景園などにおいても、同様の西湖の堤を見ることができます。
中国の杭州の西湖は、２０１１年６月に「世界文化景観遺産」に登録されたとのことです。
中国の名勝を参考にして庭園を造ることは、朱子学の普及と合わせて、小石川後楽園ばかりでなく、いろいろな場所で具体化されています。
江戸時代における支配的階層の傾向の具体例を小石川後楽園で見ることができ、認識を新たにすることができました。　

小石川後楽園の大堰川の名前は、京都の嵐山の下を流れる大堰川から名づけられました。
小石川後楽園の西側の区域を流れる大堰川は、後楽園の中の庭園で、川の景色を代表する場所です。
大堰川の名は、京都嵐山の下を流れる大堰川にちなんでおり、川の水は、造園当時は、神田上水から水車で水を汲みあげて流していました。
現在は、災害等の影響で、神田上水からの取水は、中止されたままです。
大堰川の源流は、通天橋の北側となっていますが、石と岩のみとなっています。
大堰川の周囲には、音羽の滝、沢渡、屏風岩、渡月橋そして西湖の堤等の名跡があり、小石川後楽園の中心的な区域となってます。
三代将軍徳川家光公もしばしば、この地を訪れ、意見を申し述べていたようです。
大堰川を訪れ、小石川後楽園を巡る各種の逸話に触れるたびに、歴史の重さ、面白さに気が付く新鮮さが大事だと感じています。

小石川後楽園の屏風岩は、渡月橋の傍にある屏風のような大きな岩です。
小石川後楽園の西側の区域にある屏風岩は、大堰川の河原の傍にあります。
屏風岩の横に立てられている解説板には、屏風のようにまっすぐ屹立していることから屏風岩と呼ばれていると記されています。
また、三代の将軍徳川家光公が、しばしば後楽園を訪れた際、この近くの松の枝に手拭いをかけ、河原の岩に腰を下ろしたとも書かれています。
３枚の屏風のような大きな岩を中心にして、やや小さい岩がそれらを守るように置かれています。
屏風岩の前には、大堰川の河原にかけて、大小いろいろな岩が河原を埋めています。
屏風岩の南隣には、渡月橋があり、大堰川に架かる橋としてシダレザクラの方向への小路となっています。
屏風岩を見ると、大きな頼り甲斐のある基盤としての幕府体制が思い起こされます。
その象徴が、将軍の存在かもしれません。

小石川後楽園の渡月橋は、京都嵐山の名前をとって名付けたそうです。
しかしながら、形の上から見ると、京都嵐山の渡月橋とは、あまり似ていません。
多分、小石川後楽園が、全般として京都を参考にして造られているので、名前のみを活かしているのかもしれません。
京都嵐山の渡月橋は、木造の橋で、かなり長い橋なのですが、小石川後楽園の渡月橋は、土橋で、長くはありません。
同じ渡月橋という名前からすれば、六義園の渡月橋の方が似ています。六義園の渡月橋は、石の橋ですが。
いずれにしましても、小石川後楽園の渡月橋は、大堰川に架かっている橋で、西湖の堤や屏風岩の近くにあり、独特の趣のある橋です。
徳川の将軍がこよなく愛した小石川後楽園の名跡です。
永い歴史と史記の故事とともに、訪れた人々に感動を与えているのは事実です。
歴史の勉強の動機づけになっています。

小石川後楽園の円月橋は、我が国で造られた初の石造アーチ橋です。
徳川光圀が、あつくもてなした明の儒学者朱舜水が設計したといわれる石橋です。
水面に映る円月橋の様子と合わせると、あたかも満月のように見えるので、この名がつけられました。
現在は、渡ることができません。
神田上水からの水を水車を使い、小石川後楽園内に取り込み、その流れの途中に、円月橋が架けられています。
後楽園内を巡っていると、外国人観光客がとても美しいと高い評価の声が聞こえてきました。
小石川後楽園自体は、外国人観光客の割合が多いのですが、その中でも、この円月橋に足を延ばす人たちが多いようです。
外国人にとってしても、花鳥風月の趣を多少でも理解しているのかと感じ入ってしまいました。
とてもすがすがしい感覚を持たせてくれた円月橋の姿でした。

小石川後楽園の西側区域の小高い山の上に清水観音堂の跡があります。
小石川後楽園の築造に当たっての構想は、史記の言い伝えや京都の名跡、特に清水寺や東福寺を参考にすることのようでした。
このため、小石川後楽園の最も高い場所に、清水観音堂が建てられ、庭園内の小路は、平地の入口を出発点として、清水観音堂を目指すよう設計されました。
清水観音堂は、高さ２０ｍほどの小高い山の上に建てられ、下を望むと高い崖のようになり、あたかも清水の舞台から飛び降りるような気持になるように仕組んであります。
清水観音堂は、関東大震災で倒壊し現存せず、跡地のみとなっています。
東福寺の反り橋を模した通天橋が、すぐ傍に架けられています。
また京都の嵐山にある渡月橋も、近傍に造られています。
今回、清水観音堂を訪れ、京都の名跡を参考にした造園の考え方を見ることができ、大変勉強になりました。　

小石川後楽園の通天橋は、京都の東山・東福寺の通天橋をイメージして造られたそうです。
京都・東山東福寺の通天橋を手本として、小石川後楽園の西側を流れる大堰川の渓流に、朱塗りの反り橋形式の虹橋を架ける設計としています。
この反り橋の名前を、京都と同様に通天橋と名づけたようです。
この通天橋を渡り、小石川後楽園の中で最も高い場所に建てられた清水観音堂に行きつくようになっています。　
この通天橋付近の楓の紅葉は、色が濃く、趣が深いところとなっていて、１１月頃中旬の紅葉時期が見どころです。
今回、小石川後楽園を訪れることができ、史記の由緒と京都の庭園のイメージが合体していることを知り、大いなる歴史の再認識と各種の文化の融合を学ぶ機会となりました。
勉強になりました。

得仁堂の名前は、孔子が「求仁得仁」と語った故事にならい、徳川光圀公が付けたそうです。
得仁堂の建物は、徳川光圀公が、１８歳の時、史記「伯夷列伝」を読み感銘を受け、伯夷、叔斉の木像を内部に安置した堂です。得仁堂の名前は、孔子が、伯夷・叔斉を評して「求仁得仁」と語ったことによります。
小石川後楽園の中の建物のうち、関東大震災や戦災にも残った唯一の建物です。
現在、伯夷・叔斉の木像は東京都が保管しているそうです。
徳川光圀公は、１８歳になった時期、史記の伯夷列伝を読み感銘を受けて、さらなる努力をするようになったそうです。
そのため、「仁を行い得た人たち」を祀る得仁堂を建て、伯夷、叔斉、泰伯の三像を祀りました。
徳川光圀公の史記に対する思いが偲ばれる逸話で、心に強く迫るものを感じる得仁堂見聞でした。

パタヤのナイトバザールの北隣に、メイドイン・タイランド・ナイトプラザがあります。
メイドイン・タイランド・ナイトプラザは、パタヤナイトバザールと同じようなショッピングモールです。
建物自体も、隣どおしでもあり、明確な差異があるわけではありません。
タイ国産のものが多いのかもしれませんが、目に見えた差異はわかりません。
風景画等の題材が、タイのものが多い感じがします。
価格が、やや安い感じがします。
上空からの写真を見ますと、建物が小さくなっていて、小規模であることがわかります。
セカンドロードを挟んで、近くには、セントラルフェスティバルがありますので、価格や品質、デザイン等が、大きく際が目立ちます。
パタヤの大規模なショッピングモールも、統廃合の方向にありますので、メイドイン・タイランド・ナイトプラザも、将来的には、統合の方向に進むのではないかと感じています。
パタヤの厳しい現実を感じています。

エアアジア社は、パタヤからウタパオ空港へのミニバスを運行しています。
ウタパオ空港は、公共交通機関がなく、とても不便な空港です。
パタヤからは、タクシーしかありません。
そのタクシーも、パタヤからだと、約１０００バーツから１２００バーツを取られます。
このため、ＬＣＣ航空会社のエアーアジアは、自分の航空便の乗客を送迎するとのうたい文句で、ミニバスを運行しています。
でも、パタヤ市内からウタパオ空港まで、２５０バーツもします。
バンコクとパタヤのバス料金が、１１５バーツ程度であることに比べると料金が２倍もするのです。
ウタパオ空港まで、距離が半分なのに、料金は２倍なのです。
しかも便数が少なく、かつ予約制です。
エアアジアの就航便数が少ないので、当然と言えば当然ですが。
いつまで路線が存続するかが、興味深い所です。