さいたまさんのクチコミ(95ページ)全2,813件

浜離宮の燕の御茶屋は、釘目隠しという建築上の飾りに燕の飾り具を使用しています。
浜離宮恩賜庭園の潮入りの池のほとりに、燕の御茶屋があります。
燕の御茶屋の名称は、釘目隠しに燕の飾り具を使っていたことと、御茶屋の周りの燕子花にちなんでいるとのことです。
燕の御茶屋は、歴代将軍が調度(生花・座敷飾)の観賞や菓子・すしなどの食事、和歌を詠むという接客の場として利用されていたそうです。
外壁は漆喰壁、内壁は色壁、屋根は数寄屋風書院造りです。
潮入りの池の周りの３軒の御茶屋の釘目隠しは、それぞれ、中島の御茶屋は鶴、松の御茶屋は、松ぼっくりと蝉、燕の御茶屋は燕と、別々になっているそうです。
今回、初めて、釘目隠しという建築上の飾り具について知ることができ、かつ書院造りの建物に、それらが別々に使い分けられていることを理解できました。
燕の御茶屋に来て、釘目隠しや日本書院造りの一端を聞くまでは、日本の伝統文化を理解できなかったでしょう。勉強になりました。

浜離宮恩賜庭園内の芳梅亭は、鷹匠の官舎だったそうですが、現在は集会所になっています。
芳梅亭は、明治時代に鷹師が生活した官舎であり、その近くには、鷹匠の詰め所であった鷹匠溜りがあったそうです。
鷹匠たちは、修行時代はそこで仲間の鷹匠たちと寝食を共にしていたそうです。
現在は、３，６００円で時間貸しが可能な施設になっていて、東京都公園管理協会から利用のお誘いがされています。
芳梅亭は、庚申堂鴨場と新銭座鴨場や鴨場の中間地点にあり、鴨狩の鷹匠の官舎としては最適なのかもしれません。
今回、芳梅亭を訪れ、浜離宮内全般の歴史や各施設の配置を目の当たりし、そして芳梅亭の従来からの経緯を耳にすると、芳梅亭の役割が理解できました。
芳梅亭に来なかったら、芳梅亭も、単なる断片的な知識として、泡沫のように消えていたのかもしれません。大変有意義な芳梅亭訪問でした。

浜離宮恩賜庭園の可美真手命銅像は、芳梅亭の南側に建てられています。
可美真手命は、神武天皇の東方征伐の折に武功を立てた皇子で、物部氏の始祖と言われている人物だそうです。
日本書紀に登場する人物で、その銅像は、明治天皇皇后ご成婚２５年を祝する一環で建てられたとのことです。
時あたかも日清戦争の時期であり、陸軍省が、武功を立て、目的達成のために尽力した軍神ともいえる可美真手命の銅像を建てることとし、その提案を全国に諮った際に、献納された銅像です。
可美真手命の銅像が胸に抱いている太刀は、八岐大蛇を撃った太刀で、東方征伐の際にも敵を撃破したとされている太刀です。
日本書紀に由来する浜離宮恩賜庭園の可美真手命銅像を見て、耳で聞いていただけの神話世界から、実際の銅像として見ながら、歴史を紐解くことは、全く異なる効果をもたらすものだと実感しています。
今回、浜離宮恩賜庭園の可美真手命銅像を見ることができ、とても有意義でした。

浜離宮恩賜庭園の花木園は、内堀の南側に位置する区域で、各種の花が見られます。
一年中、いずれかの花が咲いている状態にしているようです。
今回、訪れた際にも、一部の場所で白い花が咲いていました。
場所的には、芳梅亭の東側で、内堀の南側になっています。
花木園の区域の中には、休憩所が設置されています。
芝生の中に、樹々が植えられていて、その間に各種の花が植えられ、それらの花が、年間を通じて、順次、咲いて行き、結果として、いずれかの花が咲いている状態になります。
花は、人の気持ちを和やかにするため、花木園を訪れた人は、安らかな気持になれると思います。
花木園を訪れる機会を得て、花木園を見て廻りましたが、残念ながら咲いている花はあまり多くなかったのですが、その花を見ることにより、ゆったりとした気持になることができ、花の効用は、それなりにあるものと理解できました。
また、別の機会に、再度来たいと思った次第です。

浜離宮恩賜庭園の中に内堀があります。城を守る堀ではなく、水運のための堀です。
浜離宮は、いろいろな目的のために活用されて来ました。
将軍のための鷹狩りの場だったり、庭園を愛でる場、あるいは外国要人の接遇、または外国船からの防衛、江戸城の外郭陣地等、多面的な役割を果たしてきました。
内堀は、飢饉対策のための籾米を運搬、貯蔵するために、水運水路という役割を持っていました。
内堀の処々に、物資を荷揚げするための階段状の荷揚げ場が設置されているのが判ります。
天明の大飢饉の折に、国内では多数の餓死者が出ましたが、松平定信の治めた白川はんには餓死者がでませんでした。
老中になった松平定信は、籾米の貯蔵を命じました。浜御殿にも貯蔵倉が設置されました。
籾米の貯蔵倉は、内堀の東側にありました。
現在は、焼失し、内堀広場として残っています。
今回、浜離宮の内堀を見て、初めて天明の大飢饉との関連を知りました。
大きな驚きでした。階段状の荷揚げ場についても、初めて知りました。

浜離宮は、江戸時代には、浜御殿と呼ばれ、大手門の櫓廓台には、警護の役割がありました。
大手門橋を渡ると、大手門があり、石垣に囲まれた櫓廓台の跡が見られます。
現在の大手門から管理事務所のあたりには、枡形の大手門廓があり、櫓台が構成されていたそうです。
浜御殿の大手門は、浜大手門と呼ばれ、江戸城の虎ノ門と同等の格として、所定の陣容と装備が定められていました。
建材は、遺構として、外周の総石垣と、大手門櫓台（左右の櫓台の対称位置に白い石あり）、大手門桝形が残っています。
今回、浜離宮を訪れ、将軍の鷹狩りの場所とか外国賓客の接遇のための施設との従来の認識に加え、江戸の警護の役割について知ることができ、認識を新たにしました。
特に、黒船来航により、海深の関係で江戸湾内の航行経路の制約上、浜御殿の重要性が高まっていたことに新鮮な驚きを覚えました。

浜離宮恩賜庭園の大手門橋は、恩賜庭園に入るための橋で、大手門の手前にあります。
浜離宮恩賜庭園に入る橋としては、現在、大手門橋と中の御門橋の２ケ所があります。
このうち大手門橋は、恩賜庭園を囲んでいる築地川に架けられている橋です。
大手門橋は、石造りの橋で、測ったわけではありませんが、目測で長さが約１５０ｍ程度で、幅が約２０ｍ程度もある大きな橋です。
大手門橋は、１６５４年に、木造の橋として造られましたが、１９２３年(大正１２年)の関東大震災により焼失、翌１９２４に現在の石造りの橋が架けられました。
大手門橋の北端は、都営地下鉄の汐留駅と築地市場駅の中間点付近で新大橋通りに面していて、南方向に進むと大手門に至ります。
今回、浜離宮恩賜庭園に入る際、大手門橋を渡ったのですが、石造りの伝統を感じさせる橋で、荘厳な感じがしました。江戸時代から浜御殿として、そして明治時代には、外国要人をもてなすための迎賓館として活用されていただけあると感じました。
海外からの友人や大切なお客様を案内して渡るには、最高の場所と思われます。

築地すし鮮６丁目場外市場店は、品質の良い寿司を安価にて提供してくれます。
家族で、築地で集まり、お寿司を食べることになりました。
当初は、築地のお寿司は、１人１万円もすることもあり高いので、別の場所に行こうという意見があったのですが、たまには良いだろうと築地に決定されました。
観光客相手の店も少なくなく、高い店が目につきました。
築地すし鮮６丁目場外市場店は、値段を明記してありましたので、安心して店に入れました。
まず驚いたのは、店員がすべてお年を召した方ばかりで、珍しく感じました。
また、感心したのは、貝を注文したところ、この頃は貝が取れないので、値段が高くなっていると教えてくれました。
そのため、一般的なお寿司セットを注文しました。とても良心的な助言でした。
２番目に感心したのは、隣の学生グループの注文で、出てきたお寿司セットの中の１品が、抜けていたことに気が付き、あとからお詫びとともに追加されました。
そのグループは、まったく気が付いていなかったのですが、店が気が付き、追加となりました。黙っていれば、そのままで済んでいたのに、正直な店だなあと感心した次第です。
値段も、築地の中では高くなく、正直な店で、安心できると思いました。

かちどき橋の資料館は、勝どき橋の開閉のための変電所を活用した施設です。
勝どき橋は、１９４０年に完成した跳開橋ですが、１９７０年以来、開いていません。
現在は、隅田川に架かる清洲橋、永代橋と共に、国の重要文化財に指定されています。
勝どき橋を開閉するための変電所がありましたが、使用されていなかったため、改修され展示施設に転用されました。
それが、現在の「かちどき橋の資料館」です。
展示物や映像を通して勝どき橋、そして隅田川の橋について理解を深めることができます。また、「勝鬨橋橋脚内見学ツアー」が毎週木曜日開催されています。
なお、施設の一部は、橋梁長寿命化工事が実施されているため、シートが掛けられていて、案内板があります。

築地ホテル館の跡の碑や案内板は、ありません。中央市場の駐車場付近にあったそうです。
築地ホテル館は、幕末の慶応４年に開業した、日本最初の本格的ホテルです。
江戸は、外国人に向け開市されることになり、滞在する外国人が増えるため、イギリス公使の要請により軍艦操練所の跡地にホテルが建設されました。
現在の中央卸売市場の立体駐車場あたりのようです。
完成したホテルの規模は、２階建ての本館と平屋からなり、１０２室で、水洗トイレ、シャワー室、バーもあったそうです。
錦絵が１００種以上も作られ、江戸・東京の名所となったそうです。
築地居留地はあまり発展せず、次第にホテル館の経営も厳しくなり、銀座大火で類焼し、灰燼に帰しました。
わずか４年足らずの寿命でした。
今回、文明開化の波にもまれ、日本初の本格的西洋風ホテルのはかない運命を知り、歴史の厳しさに触れることができ、目の前が開けたようです。
残念ながら、碑や案内板があれば、解り易かったと思われます。

おさかな普及センター資料館は、築地の中央市場の隅田川の傍にある東京都の施設で、魚の普及を促進するための施設です。
美術館・博物館の区分に入っていますが、食文化の変化の中で、魚の普及を促進するための資料を作成したり配布するための施設のようです。
したがって、水族館等の来館者に見せるための展示品やイベントの準備面では、趣旨が異なるため、重点が置かれていはいないとのことです。
施設内に置かれているお魚マイスター教会という中央市場関係者の団体名が示すとおり、豊かな魚の食文化を充実するための活動が主になっているようです。
中央市場の鮮魚関係者による普及活動により、日本の伝統的な食文化の中心である魚のおいしさが、保存継承されることは、大変重要なことだと感じました。
地味ではありますが、おさかな普及センター資料館の活動の重要性を痛感することができました。
刺身や寿司を始めとして美味しい日本の食文化の発展は、これから脚光を浴びる分野でしょう。

アリオ川口の前の公園広場は、いつ行っても楽しい家族の姿でいっぱいです。
アリオ川口の前の公園広場は、何回も行っています。
そのたびごとに、いつも気持ちの良い、ほほえましい気持になります。
多分、とても広い緑の芝生の開放的な雰囲気が、楽しいのでしょう、多くの家族連れで賑わっています。
小さな子供が、喜んで走り回っています。そしてその子の後を親が心配そうに手を添えつつ走っています。アリオ川口の前の公園広場は、幸せそうな気持と光景であふれてます。
芝生の傍には、花に囲まれて、小さな馬車の飾りが置かれています。
広場の横には、並木が並び、椅子もそろっていて、休憩したり、散歩したりするには、絶好の場所です。
アリオ川口の前の公園広場は、いつ行っても楽しい、ゆったりとした新たな気持になれる最高のやすらぎの場所です。

アトリアの名称は、公募の名前で、アートとアトリエとリリアを組み合わせた名称です。
サッポロビール工場の跡に、市民が文化活動を行う拠点として造られました。
緑の木々や芝生などを有するこの公園内に、川口市立のアートギャラリー・アトリアが誕生したのです。
芝生に延びているウッドデッキは、集成材を利用していて、建物は、木構造の平屋づくりです。
サッポロビール工場の土台を支えた松杭がギャラリーの床材として再利用されています。
利用客の入りは、まだまだのようです。
今回、アトリアを訪れて感じたことは、活動内容が良く見えないことです。
紹介文の文字が細かくて、理解できなかったり、ポスター等の掲示が少なく、市民に活動内容が伝わらないのです。
人が集まりやすいという場所の利点を活かし、活動内容を解り易く紹介することが必要だと思います。

ＭＯＶＩＸ川口は、多くの上映室を有する映画館で、ゆっくり楽しめる施設です。
話題の作品が上映されていたので、２週、連続して映画を楽しみました。
ＭＯＶＩＸは、川口のアリオ川口の中に入っているシネマ・コンプレックスです。
９室のスクリーンに、各々約１００席から４５０席程度の座席を設けています。
全シアターが全部、満席になることは少なく、通常は余裕があります。
余裕があるということは、経営的には余裕がないことのようで、合理化を進めるとともに、集客のための企画をいろいろ工夫しています。
各種の割引制度を設けて、観客の確保を図っている努力が感じられます。
インターネットを活用したり、チケット販売をシステム化したりしています。
肝心なのは、上映する作品が充実することでしょう。
話題になった作品が紹介されると見たいという気持になります。
２週、連続して、ＭＯＶＩＸに通った理由は、上映作品の良さのためです。
次週の予告も、面白そうな感じです。
館内がやや暗いのが、気にかかりました。

アリオ川口は、サッポロビール埼玉工場跡地の再開発事業として、造られた商業施設で、広い敷地内に、イトーヨーカ堂やＭＯＶＩＸの他、いろいろな専門店が入っています。
ビール工場の跡地には、アリオ川口という商業施設の他に住宅区画、公園区画及び文化施設区画もあります。
アリオ川口は、何回も来ているのですが、年々、利用客が多くなっているような感じです。
ＪＲ川口駅から近いということもありますが、主要道路が近く、かつ広い駐車場が広いため、車を利用する買い物客が多いのかもしれません。
売り場面積上は、イトーヨーカ堂が最も大きいのですが、明るい売り場に、品揃えが充実してきた感じがします。
商品の価格帯は、あまり高価なものは多くなく、地方都市のショッピングモールという特性からか、一般的なサラリーマン家庭の客層を対象としているのかもしれません。
家庭用品が多いという感じがしています。
なんとなく肩に力を入れずに、気軽に見て廻れる店内で、ショッピングを楽しめます。

山梨マルスワイナリーは、石和温泉郷の北側にあるワイン製造工場です。
石和温泉駅を降りて、線路沿いに東方向に歩くと約５分程度で、マルスワイナリーの工場に着きます。
山梨マルスワイナリーは、石和温泉郷に数あるワイン製造工場のうちの一つです。
道路沿いにある工場で、ワインを中心に製造から販売まで扱っています。
団体の観光客の工場見学もやっていますので、広い駐車場が準備されています。
石和駅からのワインツアーが組まれていて、見学も便利になっています。
建物の傍のガラス越しに、ワインの製造工程を見ることができ、興味深い施設です。
次から次へとワインが瓶詰され、消費者に届けられる商品になる過程は、圧巻です。
今回、石和温泉郷を訪れ、温泉を楽しむとともに、同じ山梨の名産の葡萄とワインの味を満喫することができ、満足でした。
特に、ワインの味は、渋いものから甘いものまで、各種のワインの味があり、従来の一律の感覚から、多様な味わいがあることを知り、とても勉強になりました。
急にワインの通になった感じがして、我ながらおかしく思っています。

石和温泉のホテルふじは、多くの風呂が有り、湯量も豊富で、気分がゆったりできるホテルです。
収容客数が多いにもかかわらず、丁寧な接客対応で気持ちの良いホテルです。
特に、自転車を借りたいと思い、事前に連絡していたところ、レンタルサイクル店から借りて、無料にて準備していてくれたのには感謝でした。レンタル料はホテル持ちなのでしょう。
また、ウェルカムフルーツとして、無料で葡萄をサービスしてくれました。
夕食は、宴会でしたので事前に準備されていたのですが、配席形式の変更を希望したのですが、スタッフが笑顔で配置替えをしてくれたのには、助かりました。
残念だったのは、参加者が差し入れしてくれた飲み物に、持ち込み料を請求されたのには、意外でした。
部屋での飲食の際、氷のサービスにも料金が加算されていました。
しっかりしていると言うよりも、それが本来なのかもしれません。
また、ブドウ狩りのオプションツアーも高めでした。
しかしながら、全般的に、気持ちの良いホテルで、ゆったりとした気持ちで泊まることができました。

日月美術館は、石和温泉郷の中にある私設の美術館で、陶磁器の展示が主体です。
個人の歯科医院の一角を美術館にしていて、日曜日のみ開館する変わった美術館です。
日本の伝統食器をテーマに、日本の国内外の陶磁器を展示しています。
日本の伝統的な「白色」を中心に、中国大陸及び朝鮮半島と日本との比較、そして文化の流れもあわせ、理解が図れるように企画されています。
常設部門とテーマごとの部門から構成されています。
日月美術館の名称は、陶磁器で有名な台湾の日月潭の名称も関連しているのではないかと推測しています。
今回、石和の日月美術館を訪れ、かつては約２０００ケ所もの窯が存在した状況から、現在は、殆どが消え、窯跡さえ痕跡を留めていない状況になったことを憂え、私設の美術館を開設し、消えかけている陶磁器の世界を後世に残そうとしている個人の努力を知ることができました。なんとか応援したいと考えております。

モンデ酒造山梨工場では、ワイン造り行程の工場見学ができます。
山梨の石和は、温泉とワインが有名です。
石和温泉駅を降りて南側に約１０程度歩くと、モンデ酒造山梨工場があります。
工場に入ると登り坂になった見学コースに入り、ワイン造りの工程を見ることができます。
山梨産の葡萄からワインになり、瓶詰めされ、ラベルが張られるまでの工程を、高い位置から見学するコースです。
コースの終点では、ワインの試飲とワインやお土産の即売が組み込まれています。
ワインの甘い香りの中で、ワインの製造工程をじっくり見ることができました。
今までは、なんとなく関心もないまま、ワインを飲んでいましたが、製造工程を見たことにより、蘊蓄を語りたくなる感じです。
今回、ワイン製造の一端を見学したことは、ワインに興味を持ち、味を楽しむきっかけとなりました。大変有意義な工場見学でした。

八田御朱印公園は、八田書院の南側に位置する静かな環境下の公園です。
手入れが行き届いていて、緑に囲まれた公園です。
宿場町の街並みを模した地区名が記されていて、イメージし易い設計になっています。
公園入口の木造の太鼓橋や水車小屋は、昔懐かしい街の郊外の雰囲気を漂わせています。
北側の八田書院との間には、細い水路と石垣を介した樹々の連なりがあります。
公園の中央には、石と水の流れを現しながら区画された街並みの要部が続いています。
区画されて街並みの流れは、小高い西区画から低くなった東区画へと、順次、移っていきます。
それぞれの街並みの区画の周りには、緑の芝生が広がっていて、爽やかな刺激となって目に染み入ります。
今回、八田書院とともに八田御朱印公園を訪れ、戦国時代の末期の変革の時代を生き抜いて、現在まで残されている書院文化を見ることができ、とても印象深く感じました。
特に、文化財の継承に努力した先人の努力の跡を見て、今日の務めを果たす責務を肌で感じました。