さいたまさんのクチコミ(37ページ)全2,813件

東北大震災から１０年が経ち、国立劇場において政府主催の追悼式が実施されました。
国立劇場では、政府主催の式典が、挙行されることが多いです。
その他、儀式や表彰式も行われています。
通常は、歌舞伎や能等の日本古来の芸能や各種の芸術的な催しに活用されています。
国立劇場には、大劇場と小劇場が配置されていて、規模に応じて、活用されています。
今回、訪れた折には、伝統文化の紹介がされていて、ご婦人の団体を多く、見かけました。
その他、学校の修学旅行なのでしょうか、制服のような統一された服装をした団体が来ていました。
国立劇場が、多くの人々に利用され、間接的ではありますが、日本の伝統的な文化が継承されることを願っています。
ぜひ、国立劇場に足を運んでいただき、伝統文化の理解に貢献して頂ければと念じております。

渡辺崋山の誕生地は、最高裁判所に隣接した三宅坂小公園の奥にあります。
渡辺崋山の誕生地は、江戸時代の田原藩の藩邸上屋敷に当たります。
田原藩は、現在の愛知県にある藩です。
渡辺崋山は、田原藩の政策立案に携わっていて、広い意味からは政治家と見做されていました。
しかしながら、絵画の分野でも、才能を認められていました。
政治家としては、海防論について、自らの主張を申し述べる等、影響力を持っていました。
このため、江戸幕府の政策と対立した面があり、蛮社の獄に関連し、投獄の身となりました。
このため、田原藩の牢獄に配され、牢死に至りました。
牢内においての自殺と記録されていますが、幕府の意向を踏まえ、死に致しめられたのではないかとの憶測が残っています。
三宅坂の渡辺崋山誕生地の解説板では、画家としての面が記述されています。
優れた面が強調されているのかもしれません。

２０２０オリンピック等の広報分野での論議が高まっている中、６年ぶりに広告祈念像を訪れました。
コロナ対策に際しても、国民生活に直結する課題に関して、各種の議論が繰り返されています。
広告という機能と国民生活への影響という分野に対するあり方が、問われています。
それらの中で、広告の国民に対する情報の提供に果たす役割の原点が、三宅坂公園の中に、３人の像として象徴化されている感じがします。
現代における情報の価値は、ますます大きなものとなっています。
情報化社会において、情報の持つ役割は、広告という言葉では、伝えきれない機能が新たに増大しています。
そのような中、３人の像に表現された記念像を訪れ、原点を理解しつつ、新たなる役割を確かめる必要があります。
是非とも広告祈念像を訪れ、広告という言葉を、考え直されることをお勧めします。

三宅坂は、皇居の西側の内堀通りと青山通りの交差した付近の緩やかな坂を指して、呼んでいます。
皇居の桜田濠の西側にあり、国会議事堂、最高裁判所、霞が関の官庁街に近く、重要な地域となっています。
三宅坂は、桜田門から、三宅坂交差点を経て、半蔵門にかけて、北の方向に緩やかな勾配となっています。
皇居の西側の内堀通り沿いの三宅坂には、桜の樹が多く、桜の開花時期には、見事な桜並木が見られます。
この三宅坂の桜並木は、千鳥ヶ淵の桜とともに、東京の名所となっています。
特に、夜の桜並木は、ライトアップされた区域があり、有名になっています。
是非とも、時間を割いて、三宅坂の魅力を堪能されますようお勧めします。

柳の井戸は、三宅坂の東側にあり、皇居の桜田濠のすぐ横にて、見ることができます。
三宅坂の道路の歩道部分のお濠側には、柵が設けられていているため、柵を越えて、お濠まで、下って良いか否か判断が難しい場面です。
しかしながら、柳の井戸までの通路は、しっかり整備された階段があります。
柳の井戸は、桜田濠の畔に、四角いコンクリート製の枠に囲まれた円形の穴の中にあります。
柳の井戸の標石の三宅坂側には、柳の井戸を防護するような石垣が、積み上げられています。
きっと、石垣で、三宅坂の斜面の法面から保護しているのでしょう。
柳の井戸の標石柱の傍には、水の神様である弁財天の文字が見える標石があります。
柳の井戸は、同じ三宅坂沿いの桜井の井ともども、江戸庶民の水源として重宝されたものと推察しています。

江戸の名水として有名であった「桜の井」は、国会前庭庭園の皇居側にあります。
国会前庭庭園の北地区の高速道路沿いに、桜の井の跡らしき場所があります。
安藤広重の浮世絵でも紹介されていて、茶の湯に適した名水を汲むことができると有名になった井戸です。
水量も豊富で、江戸庶民に重宝されていたようです。
近くには、「柳の井」もあり、低湿地であった江戸の地域において、良質な水源が得られていたことは、貴重な土地だったことと推察しています。
桜の井に係る解説板にも記載されていますが、三宅坂の路面電車道整備の関連で移動したようで、明治時代には、井戸の機能はなかったのではないかと推察しています。
加えて、皇居の堀沿いに高速道路が開削されていて、水源としての水系に変化があったのではないかとも懸念しています。
桜の井の管理面でも、あまり行き届いていないような状況でもあり、かつ憲政会館、国立公文書館の工事による影響が心配です。

日比谷公園の小屋外音楽堂は、明治３８年、日本で初めてできた野外音楽堂です。使用料無料だそうです。
大野外音楽堂が、小音楽堂が建設された約２０年後の大正１２年に造られましたので、長い間、日比谷公園の音楽の中心でした。
客席数は、約１０００席と、大きな規模の音楽堂です。(大音楽堂は、約３０００人収容)
基本的に、使用料無料で、有料公演には貸し出さない方針だそうで、嬉しい感じがします。
野外音楽堂なので、雨天でも開催されるとのことで、他の観客との関連で傘の使用が制限されるため、雨衣が必要かもしれません。
そのため、観客席もベンチ形式であり、雨を考慮に入れた設計になっています。
演奏に使用する楽器、特に弦楽器、太鼓等への配慮で、演奏者の付近には、屋根があります。
野外ともなれば、いろいろ考えねばならない事項が出てきて、大変だと思っています。

日比谷公園の石貨は、石から造られていた通貨であり、委任統治領のヤップ支庁から贈呈されたものです。
元来、ヤップ島では、石貨が通貨として通用していて、石貨の価値は、石が産出された場所、大きさ等を勘案し、交渉により、価値が確定したとのことです。中でも、パラオ島にて製造され、ヤップ島まで筏で搬送されたものが、価値あるものとして認定されたそうです。
金が、経済活動の基盤となっていた１９３３年代、フランスとアメリカの間で、金取引が成立した段階で、金を輸送するのを嫌い、金を中央銀行に預託したまま、所有権のみ移管された経緯もあり、同様の考え方により、石貨も実際に、通用していました。
日比谷公園の石貨は、大正１３年に、南洋庁ヤップ支庁長から贈呈されたもので、当時の１０００円の価値を持っていたとのことです。

６年ぶりに、日比谷公園を訪れ、数奇な運命をたどった松本楼が健在であることを確認しました。
日比谷公園の松本楼は、関東大震災等の自然災害や日比谷暴動事件等で大きな被害を受けたり、米軍に接収される等の営業ができない期間がありました。
また、昭和天皇の病状悪化により、営業中止となったり、松本楼の有名な１０円カレーのサービスが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった等が、記憶に新しいところです。
今回の確認は、６年ぶりになりますが、日比谷公園の松本楼の姿を、この目で確認したかったのが正直な理由です。
緑の樹々の中、白色の松本楼の建物を確認できて、良かったです。
安心感は、なににも替え難いものであり、松本楼が営業していることは、喜ばしいことです。
機会があったら、再度、訪れたい店の一つです。
できるならば、９月２６日のカレー特別サービスの日に行きたいものです。

日比谷公園の石橋は、雲形池の東側に架かっている橋で、松本楼に向かって繋がります。
日比谷公園の石橋は、場所的に日比谷公園のほぼ中央に位置している関係で、石橋のみならず、いろいろな場所を、併せ見ることができます。
石橋の付近には、雲形池はもちろん、馬の水飲み、京橋の欄干、首賭けイチョウ、松本楼、大噴水等がありますので、楽しめます。
言うなれば、北側の霞門から帝国ホテルまで、日比谷公園の縦走路の中心とも言えるのです。
日比谷公園を訪れる際は、ぜひとも、この石橋を基点として、散策を始められると面白いのかもしれません。試してみてください。

日比谷公園の雲形池は、鶴の噴水の像がある池です。周囲を巡る小路から見る風景が素晴らしいです。
雲形池の周りには、小路があります。雲形池を見ながら、散策ができます。
小路には、東屋があったり、ベンチが設置されていたり、雲形池の風景を、ゆっくり時間をかけて、楽しむことができます。
冬には、鶴の像からの水が、凍り付いて白色になります。透明な氷に朝日がさすと、とても綺麗です。
雲形池は、場所や季節によって、それぞれの形を変えていきますので、とても興味深いです。
周囲は、緑の樹々に囲まれていて、落ち着いて、静かな雰囲気の中、ゆっくりできます。
勤務の間の、憩いの場所として、最適です。

大岡越前忠相の屋敷跡が、霞ヶ関の弁護士会館の敷地の植え込み内にあります。
大岡越前忠相は、徳川８代将軍徳川吉宗が進めた享保の改革において、町奉行として活躍し、江戸の市中行政に携わったほか、評定所一座に加わり、関東地方御用掛や寺社奉行を務めた幕臣でした。
無役の旗本から、能力を認められ、行政上の要職を得て、活躍しました。
主君としては、第５代将軍徳川綱吉から始まり、家宣、家継に続き、第８代の徳川吉宗に重用され、家重の代までの各将軍に仕えました。
三河国の西大平藩主としての業績もあったようです。
大岡越前忠相の江戸上屋敷が、霞が関の弁護士会館の敷地の中にあったとされ、同敷地内の西側の植え込みの中に、その標識が残されています。
公平無私の立場から、弁護士の職務と相通ずるものがあるのかもしれません。もしくは、場所的に、単に、上屋敷の存在のみの関係かもしれません。それらを想像することが、楽しみなのです。

旧大日本帝国海軍　司令部(海軍省　軍令部)の跡の石碑が、合同庁舎第５号館の敷地内にあります。
合同庁舎第５号館の玄関を入り、軍令部及び海軍省の跡の石碑を見たい旨を申し出ると、案内してくれます。何回か訪れましたが、ゲートを通らずに、迂回して案内されたこともあります。
旧大日本帝国海軍　司令部(海軍省　軍令部)の跡の石碑は、黒色の石碑で、中央に軍令部、そして右側に海軍省の跡とそれぞれ刻されています。
石碑は、大きな石碑１個に、両者の文字が入っています。
揮毫は、内閣総理大臣中曽根康弘とあります。
当初、中曽根首相が海軍に入っていたことのつながりで揮毫したと思っていましたが、海軍省が、第２復員省になった際、第２復員大臣は、内閣総理大臣が兼務していた関係で、中曽根首相が揮毫したと考えられます。
いずれにしても、海軍省は、現在の厚生労働省(合同庁舎第５号館)の敷地に所在していたことから、深い関係があったのです。

６年ぶりに、三年坂を通りました。依然として霞が関の中心です。
三年坂は、今も昔も、変わりません。緩やかな坂で、静かな環境にあります。
三年坂の特色は、長い歴史と伝統を持っている省庁と、新たな世代の大きなうねりを感じさせる躍動が混在しています。
特に、文部科学省の建物は、新旧の動きを象徴しています。
財務省の西側の出口の雰囲気は、昔ながらの風情です。
伝統がもつ重厚というか重々しさを感じさせる感じは、いつも変わらないもののようです。
三年坂は、それらの雰囲気や感じを、伝えてくれます。
見ている者の感覚なのですが、やや薄暗いとも思える三年坂のもつ偽らざる特徴なのでしょう。
これらの持つ様子は、同じ新旧の対照である国会議事堂と国会議員会館の並びの様子とは、様相を異にしています。

文部科学省の情報ひろばは、本省庁舎の１階から３階にわたって設けられてます。
２０２１年現在は、コロナ禍の関係を考慮し、一部を除き、一時的に公開を控えてます。
以前は、旧大臣室、関係する科学的活動を含め、各般にわたる情報を発信していました。
１階の情報ひろば専用のエレベーターに乗ると、情報ひろばの部屋に直結していて、非常に便利だったとの記憶があります。現在は、専用エレベーターも停止しています。
このため、換気の必要性が無く、密の状態の心配のない屋外部分を、見て廻りました。
文部科学省本館の北側の中央庭には、さざれ石が置かれています。
細かい石が、長年の年月を経て、大きな石に結合した状況を示していて、国歌である君が代の歌詞にある、巌になっている様を紹介しています。

霞ヶ関坂も、霞ヶ関坂と霞が関坂がありますので、迷います。本稿では、本稿では、霞が関坂ではなく、霞ヶ関坂で引くと出てきます。ややこしいですが、「の」、「ノ」「之」とか、いろいろ注意する場合が出てきます。
現実の坂は、緩やかな坂で、桜田通りから六本木通りの間を繋いでいます。
桜田通りから六本木りと異なり、比較的、静かな坂です。
多分、街路樹が植えられていて、それらの枝で、太陽の陽の光が遮られているのかもしれません。気持ちの良い坂です。
国会前の前庭公園に近く、環境的に、安らぎを感じさせてくれる坂です。
官庁街の喧騒の環境から離れて、静かな環境を求めて、訪れることをお勧めします。

日本武尊が蝦夷の襲撃に備えて、武蔵国に置いた関所「霞ヶ関」から名付けられました。
中央官庁が集まる東京の地名としては、明治５年に、東京府の町名「霞ヶ関」となり、昭和４２年には「霞ヶ関」から「霞が関」に改称されています。
地下鉄の駅名は、「霞ケ関」なのですが、地名は「霞が関」と「が」がひらがなです。
霞が関　　　　⇒　東京都千代田区の地名、霞が関出入口 - 首都高速の出入口
　　　　　　　　　霞が関ビルディング
霞ケ関(全角ケ)⇒　埼玉県川越市の地名、霞ケ関東 - 埼玉県川越市の地名
　　　　　　　　　霞ケ関駅(東京都地下鉄、丸ノ内線、日比谷線、千代田線)
霞ヶ関(半角ヶ)⇒　霞ヶ関村(埼玉県入間郡にあった村)、霞ヶ関高等学校
　　　　　　　　　霞ヶ関カンツリー倶楽部(ｵﾘﾝﾋﾟｯｸ会場公式名称)
　　　　　　　　　霞ヶ関郵便局 - 東京都千代田区にある郵便局。
　　　　　　　　　霞ヶ関駅(埼玉県-東武東上線の鉄道駅)
等、いろいろな時代、場所で、それぞれ使われています。
どれが正しいとかは、言えないようです。
関所としての霞が関としては、昔は、「霞ヶ関」、現在の跡地としては、「霞が関」が使われています。
実用上、困ることが起きないように願うだけです。注意が必要です。

６年ぶりに、法務省旧本館を見る機会を得ました。赤煉瓦の建物は、相変わらず華麗です。
赤煉瓦の建物は、明治維新を象徴する建物です。
新政府の各官庁の建物の中でも、とりわけ威容をしめしている建物といえるでしょう。
廃藩置県の大事業の後、戊辰戦争を経て、米沢藩の江戸屋敷の跡に建てられている点も、悲喜こもごもの感じがします。
法務省関連の建物としては、隣接する区域内に様々な施設がありますが、この法務省旧本館の華麗かつ、重厚な感じは、えも言われぬ素晴らしさを物語っています。
皇居の西側に位置していて、周囲を見て廻るには、最高の場所にありますので、時間を割いてでも訪れる価値のある場所です。お勧めします。

６年ぶりに、米沢藩上杉家江戸藩邸跡を訪れました。法務省の敷地の角にあります。
植え込みの樹の中にあり、見にくい感じは、変わってはいません。
しかし、桜田門の正面であり、旧法務省本館の赤煉瓦の建物を背景とする景観は、とても見栄えのする場所です。
昔の栄華を彷彿とさせる錦絵が付けられていて、歴史の移り変わりを象徴しているかの案内板です。
米沢藩上杉家の初代藩主上杉景勝は、会津若松120万石を領した大大名でしたが、関ヶ原の戦いの際に、西軍に与し、出羽米沢30万石までに減封され、その後さらに15万石に減封されてしました。
そのような中でも、優雅な趣を失ってはいない様子です。
明治維新の後、法務省の建物ができ、華麗な名所として、現在も注目の的になっています。
再び、訪れたいとの思いが、今でも残っています。

工部大学校は、工部省所管の大学校で、東京大学工学部の前身であった技術者養成学校でした。
工部大学校阯碑は、霞ヶ関コモンゲートの敷地内にありますが、外堀通り沿いに面しているという表現が、より適切です。
工部大学校阯碑は、赤煉瓦の碑と解説文からなっています。
工部大学校阯碑の赤煉瓦の碑の台座には、銅版製の標識が付けられていて、標識には「工部大学校阯」の文字が確認できます。
赤煉瓦とコンクリートの碑は、工部大学校の建物の一部を保存していることが解ります。
解説文には、工部大学校の歴史と果たしてきた大きな功績が記されています。
やはり、歴史というものは、目に残る形にして保存することが大事です。
工部大学校の果たしてきた役割は、特筆すべきものがあります。
それらを、十分に理解し、活かしていくことが大事だろうと感じました。