RON3さんのクチコミ(10ページ)全4,322件

午前中に訪れたら、とても空いていました。
足湯を楽しみながら道後温泉本館を眺めていられるという贅沢は、何とも言えない満足感があります。
目の前に、改修工事中のシートもなくなった道後温泉本館を見晴らせるのは、気持ちが良いです。
道後温泉のどの宿でも、加水・加温・循環ろ過、塩素系殺菌剤の使用というのは当たり前になっていて、それらを一切しない本来の意味での「源泉かけ流し」は、道後温泉本館と別館の飛鳥乃湯泉、椿の湯だけです。空の散歩道でも「源泉かけ流し」をしているのは、本当に贅沢な足湯ですよね。

「1泊朝食付き道後の湯を満喫プラン」で利用しました。館内の大浴場と露天風呂だけでなく、隣接する姉妹館花ゆづきの展望風呂も利用できました。　
「おまかせ」の部屋は、8畳の和ツインでした。
歯ブラシ、くし、ブラシ、カミソリ、綿棒等のアメニティはフロント横から自由に持って行くということで、基本的にほったらかしです。（私はこういうのが大好きです）
1階大浴場（朝夕男女入替制）には、狭いながらも露天風呂もあります。（1階なので、周囲は壁です）1人用陶器風呂もありますが、お湯は張ってないので使いませんでした。大浴場には他に誰もお客がいないので、大きな湯舟を独り占めしました。
道後温泉本館のすぐ近くにあってロケーションは抜群ですが、入口までの急な坂道をキャリーケースを引くのがかなりつらかったです。

夕食用にテイクアウトしました。
お薦めを聞くと、2011年ピザ世界選手権で優勝したのは『カンピオーネ』（2,408円）だということでそれにしました。
乗っている具は、サルシッチャというハーブの香りがする豚のひき肉と、ナポリの野菜フリアリエッリと、たっぷりの水牛のモッツァレラチーズです。
思ったよりも味は濃く、赤ワインと共にいただくとより合うのでしょう。
名前の『カンピオーネ』は、英語だと『Champion』優勝者で、このピザにぴったりです。

道後温泉の別館で、建物が飛鳥時代の雰囲気を醸し出していて、素敵です。
本館と同様、ここも源泉かけ流しで、露天風呂もあります。
本館の皇室専用浴室「又新殿」を再現した特別浴室もあって、それを利用したいのですが、人気でいつも予約でいっぱいです。

道後温泉本館にも近い4つ星ホテルで、それに見合った施設や設備が整っています。
特に11階の展望風呂は見晴らしが良くて、露天岩風呂からも遠くの松山城が見えました。
ラウンジでは生ビールもソフトドリンクもあって、湯上りに美味しくいただきました。
朝食はハーフバイキングで、郷土料理も豊富で、フルーツも、アイスキャンディもありました。楽しく食事ができました。

道後温泉本館のすぐ近くにありながら、すぐには目につきにくくなっていて、隠れ家的な高級宿になっています。
10室ある客室は、それぞれに源泉かけ流しの露天風呂があるメゾネットタイプやヴィラタイプで、1泊2食付きで1人4万円から7万円位になります。
ホテル葛城 Spa Resort道後とは連絡路で繋がっているので、そちらの大浴場と露天風呂も利用できます。さらに路地を渡れば姉妹館の花ゆづきがあって、11階大浴場や展望露天風呂も使えて、湯めぐりができます。
エントランス・ロビーはこじんまりしていて、ラウンジのドリンクコーナーは、生ビールやノンアルドリンク、ソフトドリンクがフリーです。

大街道停留場から松山ロープウェー商店街に入って、少し行ったところで案内板を見つけて、路地を右に曲がって進むと、まもなく左にありました。

日露戦争でロシア相手に活躍した兄の秋山好古陸軍大将や、日露戦争で連合艦隊参謀として日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を破った、弟の秋山真之海軍中将らの生誕地です。
復元した成果は資料館になっていて、庭には兄の騎馬像や、弟の像が建っています。

大街道から、松山ロープウェー商店街を散策して、『六時屋タルト』の六時屋本店に行って買物をした後、道後温泉に向かう時に最寄りの停留場を探したら、この上一万停留場がありました。六時屋本店に一番近くてとても便利でした。すぐに伊予鉄道市内線（路面電車）もやって来ました。
ただし、道後温泉にはいかない環状線も通るので注意が必要です。

予定では前日に来るつもりでしたが、水曜定休日だったので、翌日に行きました。
定番の『六時屋タルト』はそれなりのお値段がするのですが、賞味期限が残り1週間のものは半額でした。
すると、『六時屋タルト』のミミがさらに安くて、なんと378円でした。
店内には、タルト以外もいただける甘味処のカフェコーナーもあります。

加藤嘉明（よしあき）公は松山城の初代城主で、その騎馬像は、松山城ロープウェイ商店街をそのままロープウェイのりばの北に進むとありました。
顔はめパネル「よしあきくん」「よしあきくん」人形、
加藤嘉明にちなんだ松山城のマスコットキャラクター「よしあきくん」は愛らしくて、ロープウェイのりばや松山城本丸にも人形が出迎えてくれましたが、騎馬像の姿はとても凛々しいです。

松山城ロープウェイのりばよりも先へ行くと、松山城のマスコットキャラクター「よしあきくん」の人形よりもはるかに凛々しい加藤嘉明公騎馬像がありました。
また、徳川家康の異父同母弟、松山藩祖松平定勝を祀っている東雲神社があったり、その参道の途中で左に逸れると東雲口登城道もあります。
さらにその先には六角堂稲荷や常楽寺があって、「たぬき伝説」がある六角堂狸も鎮座していたいたり、見どころがありました。

フランス風の素敵な建物の萬翠荘は、100年以上前の大正時代に建てられた久松定謨伯爵の別邸です。
でも、萬翠荘が大正時代に建てられる前、この敷地はもともとは松山藩久松家の家老菅氏の屋敷跡で、夏目漱石が明治時代に松山中学の英語の教師として赴任した時に下宿をしていた小料理屋「愛松亭」のあったところだそうです。漱石の『坊っちやん』に、「裁判所の裏の山の半腹にて眺望絶佳の別天地」にあった「愛松亭」が出てきます。
現在は竹林内にカフェ「漱石珈琲店 愛松亭」があります。

100年以上前の大正時代に建てられた久松定謨伯爵の別邸で、旧松山藩主の子孫にあたるそうです。
愛媛県庁も手掛けた木子七郎による建築で、地下1階、地上3階の鉄筋コンクリート造り。戦禍を免れて良かったですね。
純フランス風だけでなく、ネオルネッサンス様式、ギリシャ様式など、様々な様子が取り入れられているのは、設計するために木子氏は欧州を回って様々な国々の建築を見て回ったそうです。
欧州の古典的な建物は左右対称が多いけど、日本人のアンバランスを良しとする美意識から、あえて左右非対称で構成したりと、色々と工夫したようです。
何度、見ても美しいなぁと感動してしまいます。

大街道商店街にある人気のフルーツパーラーで、ランチタイムに訪れましたが、幸い待たずに座れました。
『シャインマスカット』は他店でもありそうですが、『梨パフェ』とか『いちじくパフェ』とかは他で見たことも聞いたこともなく珍しいので、今回は『いちじくパフェ』（1200円 PayPay払い）にしました。
いちじくの種（？）のプチプチ感を楽しんだり、ねっとりしてほど良い甘さも、ほうじ茶のシャーベットや生乳ソフトとの絶妙なバランスで、いろんな食感や味わいを楽しめました。

愛媛県松山市は伊予鉄道によって成り立っていると言っても過言ではないほど、「いよてつ」の名がついた「存在」があちこちにあります。
中でも便利なのは、市内線は230円の均一料金で乗り降りできます。しかも2024年からsuicaなども使えるようになって、観光客や県外のものにとっては、より親しみやすくなりました。suicaだと210円と安くなるのも嬉しいです。
道後温泉と松山市街のメイン商店街「大街道」を行ったり来たり、毎日利用しました。

伊予鉄の道後温泉駅前、道後ハイカラ通りの入り口にあるので便利です。各種観光マップやパンフレット、宿や飲食店の案内もしてくれます。
神輿が展示してあったり、温泉むすめ「道後泉海」の様々な表情のパネルがありました。
入口の前に人力車も待機していました。

道後温泉本館が明治に建てられた時、北側「神の湯」側に正面入り口があったそうです。昔の入り口の並びに「玉の石」と説明板があります。
石に掛けるためのひしゃくもあって、「病気平癒」「縁結び」「商売繁盛」にご利益があるらしい。
「玉の石神話」も書かれていて、大国主命と少彦名命が、伊予の国を旅したときに、急病に苦しむ少彦名命が道後の湯を浴びるとたちまち元気を取り戻したそうです。

道後温泉本館内の皇室専用の入浴施設が又新殿。
皇室の御訪問の時だけ開く御成門は外側から見ることができます。その内側は「又新殿観覧ガイドツアー」（500円）でガイドの説明を聞きながら回ることができます。
私の場合は、本館の入浴や休憩用個室とお茶菓子などがセットになった「霊の湯3階個室」（2500円）に含まれていました。
御居間と玉座の間、着替えや休憩をする部屋、御湯殿、御厠（トイレ）、警護の控室など、いくつもの部屋や見どころがあります。

日本最古の公衆浴場で初めて国の重要文化財指定を受けたのに、現役の公衆浴場として使われていて入れるのが素晴らしいです。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2009」最高位の三つ星でもあるそうです。
保存修理工事が完了して、2024年7月に全館営業を再開したので入ってきました。
本来の正面入り口は工事期間中とは反対だったんですね。
いくつかプランがある中で、「霊の湯3階個室」にしました。貸タオル、貸バスタオル、貸浴衣、お茶、お茶菓子付き、90分以内、2,500円です。神の湯と霊の湯にも入れて、皇室専用の又新殿や坊ちゃんの間も見学ができて、全てを堪能できました。

道後温泉本館の前にあるホテル茶玻瑠の2階にある花小路で夕食をいただきました。
「伊予牛・真鯛・松山鶏！ 愛媛県や瀬戸内産の食材を全9品の和洋コース！ 自慢の鯛めし付♪ 瀬戸内満喫コース」で、新鮮な食材の良さを生かす和食の基本と、フレンチのソースなどと見事にマッチしていて、とても美味しかったです。
スタッフがお料理を出すタイミングもちょうど良く、気持ちよく食事ができました。