ナオさんのクチコミ(19ページ)全862件

通称大門街道と呼ばれる国道１５２号線を茅野から上田に向け走ると、道はどんどん山へと登って行き大門峠に達します。木々の色付きに深まりゆく秋を感じながら車を走らせていると、大門峠の手前に白樺湖があります。白樺湖の湖面標高は高く１４１６ｍあります。周囲は３・８ｋｍなので、簡単に一周できます。
　この日の白樺湖は霞んでいましたが、それでも紅葉はきれいでした。

　旧中山道下諏訪宿にある伏見屋邸は、江戸時代に建てられた木造２階建ての商家で、店舗兼主屋と土蔵があり、国の登録有形文化財になっています。
　復元修理された伏見屋邸は、観光交流施設になっています。御休憩処、ちょっと立ち寄って休んでいきたいところです。
　

　下諏訪の諏訪大社下社秋宮の近くにある塩羊羹で有名な老舗のお菓子屋「新鶴本店」に立ち寄りました。
　塩羊羹以外にももちまん、大内山など見た目も美しい美味しそうな菓子が並ぶ新鶴本店です。私達、もちまんじゅうの他にも色々買い込みました。とても美味しかったです！

　下諏訪町立今井邦子文学館は、今井邦子（本名山田くにえ）が子供時代と老後を過ごした下諏訪にあります。そこはかって宿場の茶屋であった「松屋」を復元した物です。
　ここでは島木赤彦に師事し、女流歌誌「明日香」を主宰した今井邦子を偲ぶことができます。
　月曜日が休館日で、入館は無料です。

　諏訪大社下社春宮の脇を流れる砥川の中之島に鎮座している「祓戸大神（はらえどのおおかみ）」を祀る諏訪大社下社の末社が「浮島社」です。
　多くの人がそれと知らぬままに通り過ぎるそうですが、私たちも万治の石仏に行く途中にここを通りかかり、浮島社に気が付き、お詣りしました。

　中山道６９次の２９番目の下諏訪宿は、和田宿から難所の和田峠を越えて、一気に諏訪湖目指して下ってきた諏訪湖湖畔にあります。
　中山道下諏訪宿の本陣岩波家は、中山道を旅した明治天皇や和の宮も御休息なさったのだそうです。
　中山道随一と言われる名庭園をみせていただく（有料）こともできますが、今回私たちは時間の都合で外から見るだけで、先を急ぎました。

　諏訪大社上社前宮は、諏訪湖の西、茅野の地にあります。
　私たちは鳥居のそばの駐車場に車を止め、ここから１００ｍも上にある諏訪大社上社前宮へ向かいました。他の諏訪大社の社殿が比較的平坦な場所にあるのに対して、訪大社上社前宮だけは山の斜面に建てられていました。前宮の御柱が建っていたのは驚くような場所でした。

　信濃国一之宮の諏訪大社は、諏訪湖周辺に４カ所の境内地をもち、上社本宮、上社前宮、下社秋宮、下社春宮の４つの神社からなる国内にあるもっとも古い神社の一つで、全国各地の諏訪神社の総本社です。
　諏訪大社の御際神は建御名方富命、八坂刀売命で、上社は建御名方富命、下社は八坂刀売命をお祀りしています。
　社殿の四隅には御柱と呼ばれる木柱が建てられており、七年に一度、「御柱祭」がおこなわれます。御柱とされるのは樹齢２００年程の樅の巨木です。
　樹齢千年の諏訪大社本宮の大欅は諏訪大社本宮で最も古い木で、「贄掛けの欅」と呼ばれています。
　私たちが参拝に訪れた時、諏訪大社本宮では重要文化財修復工事がなされていました。諏訪大社本宮の工事がなされている時期に来合わせたのも、ある意味では貴重な体験かもしれないと思えました。

　信濃国一之宮の諏訪大社は、上社本宮、上社前宮、下社秋宮、下社春宮の４つの神社からなりますが、下社春宮は諏訪大社の御際神の建御名方富命、八坂刀売命と下社だけの祭神八坂刀売命をお祀りしています。
　ここでも社殿の四隅には御柱と呼ばれる木柱が建てられており、七年に一度、「御柱祭」がおこなわれます。御柱とされるのは樹齢２００年程の樅の巨木です。
　諏訪大社春宮の幣拝殿と左右片拝殿は重要文化財に指定されています。　これは諏訪大また諏訪大社下社春宮のは『結びの杉」があります。

　諏訪大社下社秋宮は、諏訪湖周辺に４カ所の境内地を持つ信濃国一之宮の諏訪大社の内の一社です。諏訪大社は国内にあるもっとも古い神社の一つで、全国各地の諏訪神社の総本社です。
　諏訪大社の御際神は建御名方富命、八坂刀売命で、下社は八坂刀売命をお祀りしています。
　社殿の四隅には御柱と呼ばれる木柱が建てられており、七年に一度、「御柱祭」がおこなわれます。御柱とされるのは樹齢２００年程の樅の巨木です。
　諏訪大社下宮秋宮の樹齢６～７００年の「根入りの杉」は、丑三つ時になると枝先を垂れて寝入り、いびきが聞こえてくるといいます。木の小枝を煎じて飲ますと、子供の夜泣きが止まるそうです。
　またここの狛犬は日本一大きいのだそうです。

　万治の石仏は、石仏を見た岡本太郎画伯に、「世界でこんな面白いものは見たことがない」と絶賛されたのだそうで、岡本太郎画伯によって揮亳された石碑が万治の石仏への行き方を教えてくれます。そこは和田峠から下ってきた下諏訪宿の入口で、そこから少しだけ奥まった所です。
　私たちは案内標識を頼りに下諏訪宿を抜け、浮島社の祀られている所を通り抜け、万治の石仏へと行きました。　
　大きな体に小さな頭が乗った万治の石仏は素朴で、かなりユニークな愛嬌のある仏様です。石仏には、南無阿弥陀仏万治３年１１月１日願主明誉浄光心誉廣春と彫られています。
　また万治の石仏のお参りの仕方は、少し変わっており、正面で一礼し、手を合わせ、「よろずおさまりますますように」と心で念じながら、時計回りに３回回ります。そして、正面で、「よろずおさめました」と言いながら一礼します。
　私もこの方法で、お参りしました。

木曽川の激流が花崗岩の岩盤を長い間に浸食してできた国の史跡名勝天然記念物「寝覚の床」の見える一角にあるのが、目覚床の美術公園で、ここには空充秋氏の作品などの彫刻が置かれています。
　空充秋氏の作品で「浦島太郎物語」は、上松町の滑川から採掘された御影石を使って造られていますが、とてもユニークで、想像力をかきたてられます。
　

　木曽福島の古い街並みのある一帯は、上の段と呼ばれています。
　上の段は、木曽義仲から１９代目の木曽義昌の居城「上之段城」があった所で、その郭内として多くの道筋が通っており、由緒ある小路が残っています。
　江戸時代にはここを中山道が通っており、中山道に沿って、袖うだつのある家、なまこ壁の家、千本格子の家などが立ち並んでいましたが、今それらの家々は再生され、古民家再生建造群として整備されています。
　鍵の手に折れ曲がった道、釣瓶の下がった古い井戸など、かつてを偲ぶものが多く残っています。

　木曽福島で、私たちが地元の人に勧められてそばを食べるために行ったのが、そば処「くるまや本店」でした。
　「くるまや本店」は、享保元年の創業で、地元の人々や観光客からも愛されているお店ですが、江戸時代の昔から、木曽路を行き来する人々にも愛され続けてきたとても歴史ある店のようです。
　私たちは、ここで、とろろそば（９９０円）とおやき（１個１５０円）を食べました。
　蕎麦の美味しい店ではそばつゆもおいしいですが、「くるまや本店」で飲む蕎麦ツユ、とてもおいしかったです。

　木曽の大橋は、国道１９号線沿い、奈良井宿の道の駅　「水辺のふるさとふれあい広場」の所の奈良井川に架けられている太鼓型の橋で、長さ３３ｍ、幅６・５ｍ、水面からの高さは７ｍで、１９９１年に樹齢３００年以上の檜を使って造られた総檜造りの橋です。
　私たちは、川の手前の駐車場に車を止め、「この橋は、滑りやすいため足元に注意して渡ってください」と書かれた立札をみてから、ゆっくりと木曽の大橋を渡って、「水辺のふるさとふれあい広場」の中を抜け、奈良井宿の散策に行きました。
　木曽の大橋はとても趣がある橋です。

　大通寺は関ヶ原の合戦の後、木曽代官の山村良勝によって建立されたお寺です。
　鐘楼門は、１７７８年に建てられたもので、福島宿で現存する木造建築物としては、最も古いものの一つです。
　中山道福島宿上の段の寺門前小路を抜けて、大通寺へ至る辺り、なまこ塀の土蔵が見えたりして、素敵です。

　私たちの木曽福島で泊まったのは、山村代官屋敷近くにある「自由旅クラブ　木曽　三河家」です。
　まだ新しく木の香りがする気持ちのいい宿で、温泉付きです。
　私たちの部屋からは、木曽川の流れがよく見えていました。
　食事もおいしく、また行きたい宿です。

　中山道奈良井宿の中町にある上問屋史料館は、国重要文化財の手塚家住宅で、公開されています。
　手塚家は、奈良井宿で問屋役、庄屋役を断続的に務めた家だそうで、その住宅は、奈良井宿を代表する町や建築だそうです。
　手塚家の前に立つ大きな石碑は、「明治天皇の駐輦所」と、「史跡　明治天皇奈良井行在所」のものです。
　

　山村代官屋敷は私たちの泊まった宿「自由旅クラブ　木曽　三河家」近くにありました。
　山村代官屋敷は、１３代２７４年にわたって木曽を支配するし、福島関所を守った山村氏の屋敷跡です。　近くには、代官清水もあります。
　また、大通寺は関ヶ原の合戦の後、木曽代官の山村良勝によって建立されたお寺と聞き、山村氏が長きにわたってこの地を支配していたのがよくわかりました。

　奈良井宿は、贄川宿と藪原宿の間にあり、木曽１１宿の内でも最も賑わったと言われている宿場町です。
　上町、中町、下町からなり、中山道沿いに南北約１ｋｍ、東西約２００ｍの範囲に広がり、中町には本陣、脇本陣、問屋などが置かれていたそうです。
　かつては旅館、問屋、茶屋などが軒を並べ、奈良井千軒などと言われ、賑わっていた奈良井宿は、昔の面影をよく残し、文部科学省選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。