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日光東照宮の「陽明門」には様々な彫刻が施されていますが、その中でも、生き生きとした姿が描写されている人形彫刻が沢山見られました。古代中国の人々、仙人、子供達の姿などがありました。竜や唐獅子の姿に挟まれるようにしてあるので、どうしても竜に注目してしまい勝ちですが、じっくりと見て見ると、様々な様子がありました。ずっと見上げて見るのは大変ですが、見応えの価値がありました。

日光東照宮の表門を抜け、三猿のいる「神厩舎」を見学した後、正面に銅鳥居と陽明門の見える場所の左側に「御水舎」があります。豪華な装飾が施され、ここも重要文化財に指定されています。参拝前にここで清めますが、ちょうど欧米からの観光客が後から来て、作法の説明がされていたので注目されてしまい、かなり緊張してしまいました。

日光東照宮の一番のメインスポットとなる豪華な門で、約４年もの歳月をかけた大規模な修復工事を終えた後なので、とても煌びやかで見応えがありました。事前にテレビの特集で見ていましたが、やはり実際に自分の目で確かめて見ると、その美しさに感動しました。細かな部分にまでこだわった造りになっていて、見れば見る程、奥深い造りになっていました。

日光東照宮の陽明門の先にある、本社（拝殿・本殿）の表門です。特別な儀式の時にしか開かれない門の為、通り抜ける事が出来ないようになっています。白と金色を基調とした豪華な造りになっていて、門の柱には寄木細工で造られた「昇竜」と「降竜」の姿があり、上部には「舜帝朝見の儀」を表した白色の彫刻がありました。「平成」は、この舜帝の言葉である「内平外成」を出典としているので、平成の時代が終わる前に見に来る事が出来て良かったと思いました。

日光東照宮内には、様々な121基の燈籠がありました。中でも、陽明門の前にあった重要文化財に指定されているオランダ国から奉納された銅燈籠が印象的でした。他にも、燈籠近くに説明板があるものがあり、一つ一つ読んでいくとなるほど思いました。

日光東照宮の煌びやかな陽明門を過ぎてすぐ左側にあります。建物の中には、三基の神輿が収められ、中央は徳川家康公、右側は豊臣秀吉公、左側は源頼朝郷の神輿となっていました。とてもきらびやかで豪華な神輿でしたが、多くの人は拝殿・本殿や、奥社（奥宮）の方へと向かってしまうので、ここを見学している人は意外と少なかったです。

日光東照宮を一通り参拝した後、最後に訪れる場所になります。日光東照宮自体は神社になりますが、ここ本地堂（薬師堂）はお寺になります。入口で靴を脱ぎ、靴箱に入れてから中に入ります。ある程度の人数が集まったら、鳴竜の天井絵のある場所に案内がありました。竜の顔の下以外の場所で拍子木を鳴らした時は普通の音でしか無かったのに、竜の顔の下で拍子木を鳴らすと、どこまでも響き渡るような竜の鳴き声がしていました。一緒に案内された観光客の中に、アメリカとスペインから来ている観光客がいたので、日本語・英語・スペイン語での完璧な解説がありました。堂内は撮影禁止の為、実際に自分の目・耳で確かめてみる価値のある場所でした。

日光東照宮の一番奥に位置する「奥社（奥宮）」へは、「眠り猫」のいる門を抜け、200段以上続く石階段を上がっていく必要があります。東京スカイツリー以上の標高地の為、かなり涼しい場所にありますが、一気に階段を上ってくると息が切れる程でした。（夏場はかなり大変だろうと思いました。）足の悪い人は一歩一歩同行者に支えられながら登っている方がいましたが、本当に健脚の内で無いとかなり厳しい場所だと思います。やっとの思いで到着した場所は、徳川家康公の御墓所があり、神聖で厳かな雰囲気でした。日光東照宮に来た際には、是非とも来た方がいいと思います。

日光東照宮の一番奥に位置する「奥社（奥宮）」の拝殿です。黒塗りの重厚感のある建物でした。ここまでは200段以上の石階段を上って来て、やっとたどり着いた感がありました。まず拝殿で参拝をしてから、徳川家康公の御墓所である奥社宝塔へと向かいました。叶鈴守や眠猫絵馬、御朱印（書置きのみ）があったので、ここまで来た参拝記念に御朱印を頂きました。

日光東照宮の一番奥に位置する「奥社（奥宮）」の一番奥にあります。順路に沿って歩いて行くと、宝塔（徳川家康公の御墓所）を一周する形で見学が出来ました。本殿や拝殿などの煌びやかな雰囲気とは一変して、神聖な空気が凛と張り詰めた場所に静かに休まれているようでした。

日光東照宮の一番奥に位置する「奥社（奥宮）」の中にあります。奥社拝殿でお参りをし、順路に沿って歩いて行くと、階段を上った先に唐銅製（金・銀・銅の合金）の門があり、両側には狛犬が鎮座していました。立ち入り禁止の場所なので、近くまで行く事は出来ませんでしたが、とても重厚感が感じられました。

日光東照宮の一番奥、徳川家康公のお墓がある「奥社宝塔」のすぐ近くにある、樹齢約600年の大きな杉の木です。この杉の祠に向かって唱えると願い事が叶うと伝えられているようで、木の近くに説明書きがありました。折角ここまで来たので、順番を待ってお祈りをしました。凛とした空気感があり、パワーが感じられる場所でした。

有名な三猿「見ざる 聞かざる 言わざる」の彫刻がある場所なので、多くの観光客が集まっていました。大規模な修復工事を終え、綺麗に修復された後だったので、とても見応えがありました。今回の訪問で一番楽しみにしていた場所だったので、見る事が出来て本当に良かったと思いました。

日光東照宮の表門を抜けてすぐの場所にあります。「上神庫・中神庫・下神庫」の3つの建物を総称して「三神庫」と呼び、重要文化財に指定されています。建物の前には石灯篭が並び、厳かな雰囲気がありました。一番左側にある「上神庫」には「想像の象」が描かれていました。しかしながら、向かい側にある「神厩舎」に人が集まっているので、どちらかと言うと「三神庫」は、普通に通り過ぎてしまう人が多いような感じでした。

三神庫の一番左側、「上神庫」の側面上部に描かれた2頭の「想像の象」の彫刻です。加納探幽が想像だけで下絵を描いたものになりますが、実際に見て見ると、シュールな表情で今にも飛び出してきそうな位、迫力がありました。

日光東照宮への入口となる門で、ここから先は、拝観券が必要となる有料エリアになります。表門の左右には、迫力のある「阿吽の仁王像」が安置され、他にも獅子など82もの霊獣の彫刻が施され、細かく見て行くと、かなり見応えのある門になっていました。

日光東照宮へと続く表参道を歩いて行き、最初に見えるのが「一ノ鳥居」です。九州筑前藩主・黒田長政が奉納した高さ9メートルの石鳥居で、鎌倉八幡宮、京都八坂神社と同じく日本三大石鳥居に数えられています。周囲には巨大な木々に囲まれていて、やっと日光東照宮に来れたという期待感が高まる場所でした。

日光東照宮の一ノ鳥居を越えた先（左側）にある、高さ約35mの五重塔です。重要文化財に指定され、多くの観光客が五重塔を背景に写真を撮っていました。別途拝観料を支払って見学する事も出来ますが、ここでは立ち止まって写真を撮るだけに留めて、先へと進みました。

日光山輪王寺大猷院手前にある「常行堂」から、日光山輪王寺三仏堂方面へと続く道が「下進道」です。まっすぐに続く道で、道の両側には背の高い杉の木が並び、細く小川が流れていました。約10分程歩いて行きましたが、自然に囲まれた場所でとても清々しい気持ちになりました。

日光東照宮の表門を抜けてすぐ左側にある「神厩舎」の上部にある彫刻の一つです。テレビの特集で、鮮やかな色彩を取り戻した「三猿」の紹介がされていたので、とても楽しみにしていました。ガイドさんの説明がされていたり、多くの人が集まって見ていましたが、本当に綺麗な猿の姿が見れて、良かったと思いました。「見ざる聞かざる言わざる」の三猿は、幼少期を描いたものになりますが、他にも猿の一生を描いたストーリーが見られるので、じっくりと見て回りました。