はちのすけさんのクチコミ(47ページ)全3,564件

　鳥取と上方を結ぶ因幡街道の宿場町として栄えた。鳥取藩の参勤交代に使用され、本陣や脇本陣が残存している。旧大原町（現美作市）の中心部にあるが、町並みはそう長くはない。本陣、脇本陣のほか田中酒造場などの古商家が現存。うだつやなまこ、虫籠窓といった火災対策などの建築意匠が見どころだ。大原という地名は京都・大原を連想するが、ここも京都・大原と同じく国境の峠を越えて（あるいは手前）一服したいような場所にあり、地名の起源は共通しているかもしれない。

　朱塗りの回廊と寄進された灯籠が織りなす風景は一種独特で、御本殿内の回廊を歩くのは少し神秘的な体験だ。順路に沿って回廊内を歩き回ったが、心底「参拝」した気がした。春日大社には平安時代から現在まで約３０００基が奉納されており、国内にある室町時代以前の灯籠の６割以上がここに集中しているという。入場料が必要だが、その価値はある。

　東山七条から九条辺りまでの東山通沿いに延びる商店街だ。商店街の中ほどにある新熊野神社の門前町として誕生したが、今は食料品店を中心とする典型的な地域商店街だ。片庇型アーケードを整備しており、買い物客が行き交う。商店街の中にある甘味処で軽食を取ったが、商店街独自のポイントカードを作っているのが印象的だった。

　平安神宮に参拝した後、神宮道を通って八坂神社に向かう途中に見つけたのが、この庭だ。ちょうど青蓮院門跡の北側で、立ち入りは自由。広いポケットパーク的な感じだ。冬だったので木々は地味だったが、桜やクスノキが植わっており、春から夏にかけて景色も楽しめる。

　東山ドライブウエイを少し分岐した山頂にある展望台だ。青蓮院の飛び地境内にある展望台と京都市営東山山頂公園にある展望台の二つがあるが、「市営」の文字があることから公園展望台を指すのだろう。京都盆地が一望できるが、特に大阪方面の景色の抜けは絶景だ。夜景の名所で有名だが、昼に関しては個人的だが正午ごろの光が最もきれいに見えるのではないかと思う。大きな無料駐車場がある。

　京阪電鉄中書島駅から宇治駅までの路線だ。8駅ほどなので15分ほどで着く。平成の初めごろからなのでおおよそ30年ぶりに乗ったが、駅舎や駅前が再開発されていてちょっと驚いた。個人的にはＪＲ駅よりも京阪駅の方が景色が好きだ。駅を出るとすぐに宇治川が流れており、一気に旅情が高まる。

　今回は青もみじ狙いの旅。栂ノ尾の市営駐車場に車を止めて神護寺に参り、帰途に西明寺、高山寺と参拝して回った。時間さえ許せば三尾の山々はぜひとも歩いて回りたい場所だが、その中間にあるのがこのお寺。神護寺、高山寺と比べると歴史上の知名度は低いが、通過してはならない。朱塗りの趣のある橋を渡ると、すばらしい青もみじ、紅葉と出合える。

　四条通りに店舗を構える老舗で、レトロな店内で頂くくずきりは最高だ。最高だが、個人的には鍵もちが好きだ。何とも言えない重量感ときな粉の甘い味わい。賞味期限が７日間なので、京都から帰ってもしばらく思い出に浸れる。店内はお菓子の型などが飾ってあり、伝統をひしひしと感じる意匠だ。

　錫の器の専門店だ。花器、酒器、食器など多種多様の商品がそれこそ涼やかに並ぶ。ここで買い求めたビアカップは実に使い勝手がいい。冷えたビールを注ぐと、器そのものもあっという間にきりりと冷えて、飲みごろ状態を長く保ってくれるような優れものだ。一生ものだと思っている。京都市役所の西側、寺町二条に並ぶ老舗群の一つ。

　三条大橋と河原町三条の間の三条通りにある商店街だ。商店街の名前は高瀬川に架かる橋にちなんだものだ。昔は東海道五十三次の始まりで多くの宿屋が軒を連ねたそうだが、今は少なく、繁華街の河原町に連なる入り口機能のショップが多い。以前はこの辺りの喫茶店やカフェで待ち合わせ、繁華街に繰り出していった。幕末の池田屋事件など歴史の舞台でもある。

　高瀬川の北端にある一之船入の近く、京都ホテルオークラの北西部にある寺院だ。もともとは薩摩藩士で倒幕に活躍し、明治政界でも重きをなした伊集院兼寛が明治期に建築した屋敷だったという。その後、住友財閥の初期に活躍した広瀬宰平の広瀬家所有となり、臨済宗の寺院となった。明治期の数寄屋造と庭園による建築美で有名。訪れた時は非公開だったが、時期によっては特別公開がある。

　河原町通と寺町通の間にある裏寺町の寺院群の一角にあるお寺だ。門前の説明板にもあるが、江戸末期の絵師で近年人気が高まっている伊藤若冲の菩提寺。若冲は今の錦通り付近に住まいしていたので地理的にも納得がいく。この日は午前7時半ごろに参ったが、ご朱印は午前10時からの受付だった。

　初秋に訪れたが、自然が多くのんびりして雰囲気のいいエリアだ。赤穂市郊外にある大型公立公園。芝生広場、大型遊具、テニスコート、オートキャンプ場、アスレチック、海洋科学館などがある。赤穂にふさわしく塩田跡に建設したという。入園無料だが、各施設や駐車場は有料だ。

　知恩院地内にある塔頭寺院だ。青蓮院側から歩いて知恩院黒門を過ぎた辺りにある。親鸞の末娘である覚信尼がこの地に親鸞の廟堂を建立し、後年にそれを守護するための組織を置いたことが本願寺の創建につながったという。併せて本願寺中興の祖である蓮如の誕生の地でもあり、門前にはそのことを知らせる碑がある。訪れた時は公開されていなかった。

　知恩院黒門と崇泰院の間にある碑。このほか、蓮如の誕生地、本願寺の故地を示す石碑が周辺にある。ここは親鸞の娘が親鸞の廟堂を営んだ場所で、のちに本願寺の前身となる専修寺が創建された。本願寺８代門主で本願寺中興の祖として知られる蓮如はここで誕生した。その碑は崇泰院門の脇にある。見落としそうなので注意を。

　路面店や百貨店など数多くの店舗がある和菓子店。よく行くのは烏丸通り沿いにある四条烏丸店だ。千寿せんべいが好きで、常宿が近く交通も便利なこの店によく買いに行く。いわゆるヴァッフェル菓子。万人に好まれる味だからかもしれないが、全国でヴァッフェル菓子を製造する会社は多いものの、何となくここのヴァッフェル菓子がいい。一階がショップで二階には喫茶の「こげつ」がある。

　市役所西側の寺町通りから少し入った所にあるお茶屋さんだ。百貨店にも出店しているが、本店で土曜日だけに販売される手炒りのほうじ茶を買いに行く。パッケージは鳥獣戯画の茶筒だ。買いに行くといつもお茶を淹れていただくが、これがおいしい。日曜日定休なので観光で訪問する場合は旅程に注意だ。

　青紅葉を楽しもうと、真夏に車で行った。下千本の無料駐車場はがらがらで、歩く人も多くない。坂道を歩いていると脱水症状を起こしそうな暑さで閉まっている店も多かったが、メリットも。人気の柿の葉ずし店や和菓子店がすいすい入れるからだ。行列や渋滞とは無縁の緑あふれる吉野詣を楽しんだ。ただ、せっかくだからと奥千本まで車で行こうと思ったが、道が狭くバスのすれ違いで四苦八苦したため、断念した。奥千本は歩きかバスが無難だ。

　京都御苑の西側にある門の一つで、中立売と下立売通りの間にある。この日は御苑の駐車場に車をとめて護王神社へ初詣したが、その途中で通ったのが、この門だ。禁門の変で長州と薩摩などの連合軍が武力衝突した激戦地として有名。いくつもある御所の門は見応えこそないが、歴史・ストーリーをそれぞれ宿している。事前学習していけば門巡りは楽しめる観光だ。

　いつ行っても観光客でいっぱいの京都を代表する観光商店街だ。京阪電鉄の四条京阪駅や南座の付近から東大路の八坂神社までのエリアで、ピーク時は歩くのも難儀する。ファッション関係はほとんどないが、祇園が近いだけあって老舗が軒を連ねる。また、人気の飲食店も多く、通りにまで列が伸びていることもしばしば。八坂神社の門前町とあって、アーケードには灯籠などの装飾があり、雰囲気を醸し出している。