はちのすけさんのクチコミ(45ページ)全3,564件

　笠岡市北部の山あいにあるスポーツ公園だ。山あいだが幹線道路沿いであり、無料駐車場も広大なことからマイカーがある人にとってはアクセスは悪くない。サッカーグラウンドや野球場、遊具を備えた子ども広場に加え、キャンプサイトまである。家族連れが休日を過ごすのに持って来いの施設だ。園名が示す通り近くの古墳群と通路で結ばれているほか、高台にある展望台は高床式倉庫がモチーフだ。笠岡市はスポーツ施設や家族向けの屋外施設が本当に多いが、干拓地周辺に集中しているだけに、この場所にこの公園が造られたのかもしれない。

　2021年7月に京都大学などがこの貝塚から発掘された約3000年前の人骨からサメに襲われた傷跡を多数発見したと発表した。それまで人骨から判明したサメの傷跡は約1000年前が最古だったことから、大幅に時代を塗り替える研究成果だと注目を集めた。大正年間に初めて発掘された貝塚で、縄文時代後期から晩期の遺跡だとされる。埋葬地でもあり、発掘の結果、多くの人骨が出土している。多くの研究成果がある遺跡だが、現地は看板があるのみで、あまり「世紀の発見」は体感できない。

　大分市の都市型公園だ。商店街が近くにあるまさに都市の中心部に位置するが、かなり広い。大きなステージが常設されており、イベントの会場としてもよく使われているという。花壇や芝生のエリアが多く、観光客が訪れても楽しめる雰囲気だ。

　日本の現代物理学の父とされる仁科芳雄（1890～1951年）の生家だ。もともと庄屋を務めていた家柄で、明治維新後も裕福な家庭だった。仁科の生家であるとともに、江戸後期の庄屋建築の特徴をよく備えているという。1978年に子孫から地元の里庄町に寄贈された。住宅地にあり前庭も門構えも立派な家だが、日曜日しか公開されていないので注意が必要だ。仁科関連の施設としては、歩いていける距離に仁科を顕彰する「仁科会館」もある。

　この日は奥さんとつけ麺の並盛（200ｇ）と中盛（350ｇ）をオーダーした。麺は太麺のもっちりとした味わい。根拠はないが、色や短めの麺の長さから想像すると、少し表皮も挽き込んだ麺ではないか。蕎麦で言えば田舎そばのひきぐるみのようなものだ。スープはいりこだしの利いた濃い目の味で、中には煮卵とチャーシューがごろり。少しもっさり感がある麺にスープがよく絡んだ味は癖になりそうだ。大盛りでも食べられると思ったが、スープをテーブルの割下で割って飲み干すと、ぐっと満腹感が増した。メニューには「替え飯」としてご飯をオーダーし、つけ麵後のスープをおじや風に食べる趣向も用意されていた。岡山市中区東川原の幹線道路沿いで、周辺はファミレスなど外食産業が軒を連ねる激戦地。

　植物性素材の焼き菓子店で、最近、超お気に入りのショップだ。マフィンやスコーン、クッキーのほか、週末にはドーナツが並ぶ。この日は秋限定の「栗のマフィン」やプレーン、シナモン、チョコクリームの三種のドーナツをチョイスした。マフィンは傑作で、栗の味わいがよく出ている。ドーナツは天然酵母を使用しており、もっちりとした独特の食感だ。すぐ噛み切れない感じと言ったらいいだろうか。あまり詳しくないので詳述は避けるが、肉、卵、乳を使わず原材料を厳選したこだわりが持ち味。ドーナツのチョコクリームは素直においしいと感じたが、材料に豆乳を使用しているという。場所はトマト銀行支店の隣りという市中にある。

　千里ケ浜と名の付く海岸は皆そうかもしれないが、ここも白い砂浜が長く延びる。長崎県内でも有名な遠浅の海水浴場だ。幹線道路沿いに絶景が続き、ドライブしていても気持ちがいい。周辺には海水浴場があるほか、各種アクテビティ、鄭成功ゆかりの施設、リゾートホテルなどが整備されている。

　橿原市今井町は重要文化財が点在し、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている。木造ばかりだけに、火災への備えが必需だ。防災拠点として「生活広場」の名の付く施設が四つあるが、そのうちの一つがこの旧西町生活広場だ。40トンの水をためる防火水槽を備え、倉庫には可搬式消防ポンプも。使用する住民も自主消防団を結成し、ポンプの操縦法を練習する。伝統的な建物を修理しているが、火災時はこの「広場」で町全体の延焼を防ぐ役割も課されているかもしれない。平時は観光用の休憩所だ。

　蔦屋書店とスターバックスが全国で展開している新しい公立図書館のショップだ。内容はこれまで蔦屋書店が展開してきた取り組みに比して新しくはないが、書店・図書館の一角で営業しているというブックカフェの雰囲気が他に比べて新鮮だ。２日間の滞在で２回行ったが、いずれも満席に近かった。駅に近いこともあるが、図書館とともにコンパクトシティーの扇のかなめにあるようなショップだ。

　ＪＲ徳山駅に近い立地、繁華街からの距離、コンビニへの近さ、宿泊料金のコスパと一通りそろっているビジネスホテルだ。朝食は定食風のバイキングで、最近のビジネスホテルが朝食を「売り」にしている点から見ると少し物足りないかもしれない。ただ、施設の新しさも含めて総合力が高く、人気なのもわかる。後日、このエリアの他のホテルに泊まる機会があったが、それに比べてこのホテルはきれいだったことは確かだ。

　典型的な産土神だと思われるが、境内は地元の人々によってよく手入れされている。参道には池があり摂社が鎮座しているほか、参道の階段も高く、雰囲気はある。変わった社名だが、この神社がある笠岡市北部は古くは甲弩郷と呼ばれており、かつては郷社だったという。創建は少なくとも平安時代にさかのぼることができるらしいが、現在の拝殿は1710（宝永7）年の建築。笠岡市内の拝殿建築では最古であり、市の文化財に指定されている。

　1913（大正２）年から約60年にわたって笠岡市と井原市を結んだ井笠鉄道の資料を展示する。実際に使用されていた駅舎を展示施設にしており、雰囲気は満点だ。展示内容は運行に使用した品々で、当時の雰囲気をありありと残している。写真に記録されている当時の風俗も面白い。隣接地には使用されていた機関車を展示。鉄道敷設の施工や運行の負担を軽減するために、幅が狭い鉄道を使った軽便鉄道で、大動脈ではないが、地域の人々の足になっていたことが実感できる。

　紅葉狩りで立ち寄った時に、コスモスが咲いていた。約8万本。建物の北側に広がる牧草地だ。一般的なコスモスと比べて丈が低いが、2021年は少雨の影響で例年よりもさらに丈が短めという。それはそれでかわいらしく、まるで少女のように可憐だ。牧草の緑との取り合わせや背景の赤く色づいた山との対比は、他ではあまり見られない光景だ。

　現地に到着して一瞬目を疑った。鳥居は道路沿いにあるが、参道、本殿は小学校のグラウンド内にあるからだ。それとも逆か。小学校がこの神社の境内にできたのか。ちゅうかと読む社名はこのあたりの地名にちなんで近代につけられたもので、もともとは「車戸神社」。イザナギ、イザナミ神話に出てくる久那止（くなど）神を祭神としており、魔除け、厄除けの神として信仰を集めてきた。現代では惑星探査機の「はやぶさ」にまつわるエピソードも。帰還途中、四つのエンジンのうち三つが故障したが、残る中和器というエンジンだけが正常に稼働。このため、はやぶさスタッフが同じ漢字を書くこの神社に参拝し、帰還を祈ったという。

　盛夏のヒマワリ畑に続いて秋にはコスモスが広がる。場所はヒマワリの隣という感じだ。10月23日に訪れたが、見ごろは少し過ぎた感じだった。本番は10月中旬までだろう。ヒマワリやポピーほどの広がりはないが、ゆっくりと楽しめる。干拓地で普段は荒涼とした感じが漂う場所だけに、春から始まる花のリレーは好感が持てる。

　岡山県笠岡市の道の駅「笠岡ベイファーム」に隣接した場所にあるジェラート店だ。この日は道の駅近くに広がるコスモスの観賞を兼ねて訪れた。食券販売機にはカップ、コーン、持ち帰りアイスの三択があり、カップとコーンはシングルとダブルの選択がある。野菜ジェラートが評判といい、この日は清水白桃とアスパラを選択。外のベンチで食した。確かに野菜の味がする。

　道の駅「蒜山高原」の道を挟んで反対側にある無料で楽しめる自然型の公園だ。牧場を中心とした運営で、春から秋にかけて公園内の牧場にはジャージー牛が放牧される。今回は牛ではなく紅葉狩りを目的に訪問した。公園内の駐車場は思ったよりも広くなく、満車だったので、道の駅に駐車して出かけた。入り口から少し入った辺りの真っ赤な木々の色づきは素晴らしい。

　江戸時代に西日本を代表する牛馬市が立った大山（だいせん）。中腹にある「博労座」の市を目掛けてあちこちから牛馬が登った。この時に使用されたのが、大山参りで発生した「大山みち」だ。このため、旧大山みち沿いには参拝客向けの施設だけでなく、牛馬を運んだ名残が残されている。とくに茅部神社近くの郷原宿と呼ばれたエリアには、牛馬のたずなをつなぐために設けられた輪が残っていた。なかなかわかりにくいが、茅部神社大鳥居近くの説明板が参考になる。

　2020年秋に紅葉狩りで訪問した時は、道の駅の中にあるホテルとサイクリングセンターが閉鎖されていたが、2021年11月に再び紅葉狩りで訪れた時は両施設とも再開されていた。ホテルはランチ営業を宿泊客以外にもサービスしており、正午過ぎには行列ができるなど結構な人気だ。サイクリングもコロナ明けを待ちわびた多数の客が利用しており、2020年の紅葉シーズンとは比べ物にならないぐらいのにぎわいだった。

　三角の石が二つ並んでいるだけだが、「夫婦石」と言われると夫婦が仲良く寄り添っている後ろ姿に見えるから不思議だ。夫婦は左右の石を一緒に踏むと幸せになれるし、独身でも両足で二つの石を踏むと良縁が舞い込むという。参道の石だが、周辺の石よりも大きく見つけやすい。若宮神社の手前の参道だ。