Shiさんのクチコミ(413ページ)全9,064件

草野心平の詩は、母と子の美しい平和祈念像のすぐそばの石碑に刻んで書かれています。この1978年の詩の最後には「どんな未来がこようとも頬っぺいっぱいふくらましno more Hiroshimaの金のトランペット吹き鳴らせ」と、まるで今の世の中をすでに予言しているようなことが書いてあります。平和を願う気持ちは何があっても失われてはならないと私たちに訴え続けています。

動員学徒慰霊塔は、原爆ドームからほど近い場所にあります。高い塔のにいくつかある軒に、小さな鳥の像が飛び立つ姿が見え、まるで若くして戦争のために命を落とした、彼らの魂が空に舞っていくかのようでした。なんという時代に彼らは生まれてしまったのだろう、どんなに平穏に勉強を続けていたかっただろうと思わずにいられませんでした。

被爆地蔵尊は、原爆ドームのちょうど裏手あたり、民間住宅の玄関先にあります。ちょうど真上から放射能を浴びたらしく、その影が台座に映っています。このお地蔵さんのお顔が、世の中を憐れんでいるような、諦めているような、不思議な表情がとても気になりました。

爆心地は少しわかりづらいですが、原爆ドームから１分半くらい、駐車場や一般の住宅がならぶ、ある外科・内科医院の外壁脇にあります。確か相生橋を狙って原爆を落としたと聞きました。その橋からのここまでのズレはわずかです。今は全く原爆を想像させるものは展示された写真意外ありませんが、この平和をますますありがたく感じます。

原爆ドームは世界中の人に知られている、大切な世界遺産です。JR広島駅南口から市電に乗り、15分くらいで、原爆ドーム前という電停で降りるとすぐ目の前にあります。何度見ても、この廃墟の前に立つと、ここにいたであろう人々の笑顔や期待や息づかいが一瞬にして失われた悲しみに胸がつまります。

ここのにしき堂さんはＪＲ広島駅に連結している、ＡＳＳＥという駅ビルにあります。にしき堂さんはもみじ饅頭の老舗で、そのもみじのマークは広島を訪れた人なら誰しもが見たことがあるはずだと思います。ただ、ここの隠れた名品が新平家物語。平家の興亡にゆかりが深い、広島ならではのお菓子です。

ここの藤い屋さんはＪＲ広島駅に連結している、ＡＳＳＥという駅ビルにあります。広島のいわゆるもみじ饅頭は、いろんな会社が生産していますが、藤い屋さんがその中でも一押しです。まるで先ほど作ったかのようなやわらかくてしっとりとした新鮮な皮。中身のあんやカスタードクリーム、チョコレートクリームも申し分ありません。

ここの千疋屋総本店さんは、羽田空港国内線第二旅客ターミナルの地下一階、エスカレーターを降りたそばにあります。間口の小さなお店ですが、ほんの少しだけイートインのスペースが用意されています。千疋屋さんのフレッシュな果物を使ったフルーツジュースがいただけます。乾燥した機内にいた後だけに、格別美味しく感じますね。

ここのイルピノーロ・カフェさんは、羽田空港国内線第二旅客ターミナルの地下一階、エスカレーターを降りたそばにあります。田園調布にスイーツだけを扱っている同店舗がありますが、ここではその美味しいイタリアンスイーツとさらに、イタリアンの食事ができます。店内も落ち着いたテーブル席が心地良いです。

ここのアンデルセンさんはＪＲ広島駅に連結している、ＡＳＳＥという駅ビルの地下一階に入っています。小さな店舗ですが、パンはひととおりの種類がそろっています。ここでは都内のアンデルセンさんなどでは見かけない、瀬戸内の大長みかんケーキがありました。瀬戸内の太陽を感じさせる味です。

縮景園は広島県のもと藩主が造らせた美しい庭です。その名のごとく、四季折々のさまざまな植物、石、橋、池がミニチュアのように比較的小さく凝縮されていて、あちこちに存在する小さな丘や小さな橋から、何通りもの角度で景色を楽しめるようになっています。ここの小川に蟹がいるのには驚きました。

平和記念公園は、もちろんすぐそばの原爆ドームや平和記念資料館があるで知られていますが、何よりもここで思わずにいられないのが、このあたり一帯が、中島地区という、かつて広島市内で有数の繁華街だったことです。爆心地からわずか100〜700メートル、現在公園となったこの場所に、美容院があって、歯医者さんがあって、喫茶店があって、人々の活気や笑顔があったのかと思うと辛くてなりません。今は静かな緑の木々が、いにしえの時代を無言で教えてくれるだけです。

韓国人原爆犠牲者慰霊碑は、原爆供養塔のすぐ近くにあります。原子爆弾の広島市民の犠牲者がおよそ20万人と言われる中で、広島に当時いた10万人の韓国人のうち、2万人の韓国人が犠牲になったという事実は、あまり知られていません。慰霊塔の土台は亀になっています。そのこうらに乗って、彼らの魂がふるさとに戻っていくのかもしれません。

原爆供養塔は、平和記念公園の中、韓国人原爆犠牲者慰霊碑のそばにある、小さなまあるい丘が緑に覆われ、まつられている場所です。爆心地に近いこの場所には原爆投下後、たくさんの遺体が運びこまれここで火葬されました。一瞬にして命を奪われた人、そしてここで焼かれた家族を思う遺族の苦しみ、その断腸の思いが、この緑生い茂る場所に深く深く閉じ込められています。

広島平和記念資料館は、広島の平和記念公園の中にあります。原爆がどのようにして起きたのか、原子爆弾とは何か、原爆の被害状況、原爆が落ちる前と後の町の様子、人々がそれをどう受けとめ、生きてきたのかなど、非常にさまざまな資料を使って、訪れる人々に二度と起こしてはならない原子爆弾という兵器の恐ろしさ、そして平和の尊さを伝え続けています。

原爆の子の像は、平和記念公園の中でも特にかわいらしく、たくさんの折り鶴がかかっていて一番目にはいる像です。これは二歳の時に被曝し、10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんの哀しいエピソードをもとに、「原爆で亡くなったすべての子どもたちのために」と設立されました。１人の少女が頭の上に折り鶴を載せ、両手を掲げています。平和への切なる願いが伝わってきます。

相生橋は、広島の平和記念公園のすぐそば、原爆ドームも目と鼻の先です。本川（旧太田川）と元安川がちょうど交差するあたりに、英語のＴの字のようにかかっています。その形から空からは識別しやすく、爆心地として狙われたといわれます。この橋にまつわる、とても皮肉なエピソードです。

奥田元宋・小由女美術館は、広島県の備北地域、JR芸備線の三次駅からバスで10分くらいのところにあります。有名な三次ワイナリーのすぐ近くです。館内は広く、新しく、建築美がすばらしいです。常設ではありませんが、ちょうど中島潔展も併設していて、ここまで来て本当に良かったです。

ホテル若草は、JR広島駅新幹線口を出て右手に線路沿いにまっすぐ歩いて、５分くらいのところにあります。青みがかったグレーの建物で、電車の中からも見えます。中は清潔で快適ですが、門限があって深夜12時30を過ぎたら何があっても入れてくれないそうです。パソコンは無料で使えるものが三台あります。

カフェ・エスタシオンは、JR広島駅新幹線口の改札そば、他にもファストフード店やお好み焼き屋さんなどが並ぶフロアの一角にあります。テラス席も広めにとってあるので、新幹線の時間待ちに良いですね。サンドイッチやテイクアウトのカフェなどもいろいろあります。