2024/12/28 - 2025/01/11
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令和6年最後の旅行記です。一部は新年になってからの追加もあります。
もっぱら安近短な街歩きを楽しんでいるのですが、なんと1年間で73冊にもなりました。通算では400冊に到達しました。
そしてこの旅行記をまとめている最中の2月28日には、500,000回目の訪問をいただきました。
とても地味な旅行記にも関わらず多くの「いいね」をいただきましてありがとうございました。令和7年もよろしくお願いいたします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
-
国登録有形文化財の久野家住宅店舗。
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久野家(ひさのけ)住宅店舗は、旧草加宿の北端に近く、町屋建築の正面外観の姿を今に伝える貴重な遺構です。
観光拠点施設の「草加宿神明庵」として使われていましたが、有形文化財として登録することになり、閉鎖されてしまいました。 -
前方に鳥居が見えてきました。
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大きく立派な鳥居が建っています。
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手水舎。
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宿篠葉神明神社。
正徳3年(1713年)、草加宿総鎮守として市神(神明宮)が建てられると五日・十日の六斎市が開かれるようになり、近郷商圏の中心としても繁栄しました。
現在の社殿は弘化4年(1847年)に再建されたものです。 -
神明宮の扁額。
御祭神は天照大神です。 -
神明宮鳥居建立縁起録。
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色褪せていますが、平成2年8月に行われた鳥居竣工式の写真です。
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伊勢大神宮遥拝所記念碑。
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宗像明神の祠。
宗像三女神は海の神様ですが、何か謂れがあるのでしょうか。
よろしければ宗像大社辺津宮に参拝した旅行記もご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11372539 -
御本殿。
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神社の裏には伝右川が流れています。
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境内の野口太七翁之像。
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野口太七翁之像。
草加町長、初代草加市長、草加市名誉市民。
匠美人の制作、1964年。 -
境内の隅、鳥居の脇に貴重な石がありました。
三脚の上に水準器を乗せた図案の「高低測量几(き)号」が彫られています。
こちらの標高は、4.5171mです。
どこかで見た記憶があったので探してみたら、ちょうど2年前の12月に訪ねた市谷亀岡八幡宮で見ていました。
よろしければそのときの旅行記もご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11801252
新宿区では登録有形文化財に指定していましたが、草加では指定されていません。 -
神明町交差点に出る旧日光街道の右手に常夜灯と旅人の像があります。
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河合曾良像。
松尾芭蕉翁に随行し、千住から山中温泉で別れるまでの131日間「おくのほそ道」を旅しました。
麦倉忠彦氏の制作、2008年。 -
曾良の後ろ姿。前を歩く芭蕉翁を見ているのでしょうか。それとも450里にも及ぶ奥州道中に思いを馳せているのでしょうか。
晩年の河合曽良は、宝永6年(1709年)に幕府の巡見使随員となり、翌年に壱岐国可須村風本(長崎県壱岐市勝本浦)で病没しました。芭蕉翁が没してから17年後のこと。享年62歳。実生活は謎に包まれています。
よろしければ壱岐で曾良の墓を訪ねたときの旅行記もご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11359694 -
草加せんべい発祥の地碑。
旧日光街道の左手がおせん公園となっています。草加せんべいのルーツが書かれています。
日光街道草加松原に旅人相手の茶屋があり、おせんさんがつくる団子が評判でした。
時より団子が売れ残る事があり、川に捨てていました。
それを見た武者修行中の侍に「団子を捨てるのはもったいない、その団子を潰して天日で乾かして焼き餅で売ってみては」と教えられ早速売り出しだところ大評判になり、日光街道の名物となったと言われています。
市民から募金を募って平成4年(1992年)11月7日建立。 -
旧日光街道を歩いていると目立つのが、なまずのモニュメントです。
株式会社サン勇建設の広告塔です。 -
先代社長が昭和59年(1984年)に創業した際、地震を予知すると言われる「なまず」をキャラクターにしたそうです。
地震に強いツーバイフォー工法を得意としてきた会社です。
かつては湿地帯が広がっていた場所で、なまずやうなぎがたくさん取れました。 -
伝右川に架かる草加六丁目橋。
ここでは旧日光街道は県道と重なります。 -
橋を渡らずに伝右川沿いの小道を右折します。
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神明排水機場。
綾瀬川の水位上昇により伝右川への逆流の恐れがある場合に、水門を閉じて伝右川の水を綾瀬川へと強制的に排水するための施設です。毎秒20.0m3の排水能力があります。これは一般的な小学校プールの水を約15秒で排出する能力です。 -
割れた石碑がありました。
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甚左衛門堰(じんざえもんぜき)。
埼玉県指定有形文化財です。 -
明治27年(1894年)から昭和58年(1983年)まで約90年間にわたり使用された二連アーチ型煉瓦造水門です。
デザインが美しいだけでなく、農業土木技術史・窯業技術史上、貴重な建造物です。 -
札場河岸公園(ふだばかしこうえん)。
平成4年度手づくり郷土賞(くらしに根づく施設)を受賞。 -
草加宿芭蕉庵。
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札場河岸常夜灯。
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札場河岸跡。
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札場河岸跡。かつては綾瀬川の水運を利用した船着場でした。
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子規の句碑。
梅を見て
野を見て行きぬ
草加まで
正岡子規は明治27年の早春、後輩の高浜虚子を誘って、根岸から千住、草加へと足を延ばしています。そのときの句が刻まれています。
よろしければ愛媛県松山市にある子規堂を訪ねた旅行記もご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11910148
東京都田端にある正岡子規のお墓を訪ねた旅行記もご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11881132 -
草加宿芭蕉庵。
埼玉県産の杉や檜を使用した休憩舎を改修したお休み処です。小さいお土産物店で、建物が小さいので、買い物をしないと居辛いです。 -
芭蕉翁と曾良の顔ハメパネル。
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望楼です。内部は螺旋階段になっており、午前9時から午後5時までのぼることができ、周辺の景色を眺めることができます。
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12月28日は閉まっていたので、再訪しました。
望楼は五角形、高さ11m。 -
入り口に、日光街道の宿場印が提示してありました。
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望楼内の螺旋階段。
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最上階です。
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東側の綾瀬川。
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西側。
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北側。街道はここから綾瀬川沿いの松並木道となります。天和3年(1683年)に関東郡代伊奈半右衛門が綾瀬川改修の折りに松並木を整備しました。
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展望台最上階から下を見たところ。
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松尾芭蕉翁之像。
おくのほそ道から300周年を記念して平成3年1991年に設置されました。実際には302年。
麦倉忠彦氏の制作。 -
松尾芭蕉翁之像。
首を真横に向けて、後ろを歩く曾良を振り返っているのでしょうか。
芭蕉翁は、この草加宿に泊まったと記していますが、実際に泊まったのは粕壁宿だったようです。 -
後方の曾良像。
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高浜虚子の句碑。
巡礼や
草加あたりを
帰る雁
高浜虚子(本名=池内清)は明治7年(1874年)に愛媛県松山市で生まれました。
正岡子規の生家とは背中合わせの家に生まれ、本名の清を子規がきょしと呼んだことから、「虚子」の号を使っています。
子規とともに明治27年の早春、草加を訪れました。
舟遊
綾瀬の月を
領しけり
の句も残しています。 -
利根川百景の碑。
利根川百景は、利根川近代治水百年記念行事の一環として制定されたもので、碑には、「綾瀬川と草加松原」と刻まれています。 -
綾瀬川に沿って旧日光街道が続いています。
明治の半ば、この道にも千住馬車鉄道のレールが敷設されていました。 -
日本の道百選碑。
昭和61年に日本全国の特色ある道路を選定したもので、道の日(8月10日)の記念事業として実施され、草加松原が選ばれました。 -
草加のシンボルともなっている矢立橋です。
木目模様の和風太鼓橋で、長さが96.3m、幅4.14mです。
もう少し北にある百代橋よりも大きい橋です。 -
矢立橋。
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橋の途中には、旧日光街道の風景を描いたタイルが埋め込まれています。
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風景タイル。
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矢立橋から東方向。
下には綾瀬川に架かる谷古宇橋があります。 -
矢立橋から西方向。
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西側から見た矢立橋。
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綾瀬川と松林。
-
草加松原遊歩道。
草加宿の北端から約1.5km続く松並木です。
松尾芭蕉翁が歩いた元禄2(1689)年3月27日は、松並木が整備されてからわずか6年後のことで、今の景色とは全く違っていました。 -
綾瀬川の左岸にある船着場。
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まつばら綾瀬川公園の常夜灯。
かつてレンガ工場があった跡地で、旧名称は綾瀬川左岸広場でした。 -
ハーブ橋。草加市松原遊歩道と綾瀬川左岸を結んでいます。橋の欄干には18体のハープ像があります。1995年に設置。
-
旧日光街道の草加松原。
現在の松並木は、東京スカイツリーに因んで634本の松が植えられています。 -
国指定名勝「おくのほそ道の風景地 草加松原」碑。
平成26年3月18曰に国指定名勝になったことを記念し、平成27年3月7日に設置されました。
碑は、筑波石製でドナルド・キーン氏の書です。 -
前方に橋が見えてきました。
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矢立橋と対となっている百代橋(ひゃくたいばし)です。
昭和61年(1986年)に完成した長さ63.5m、幅3.5mの橋です。
橋の名前は、もちろん芭蕉翁の「月日は百代の過客にして」に因んでいます。 -
百代橋命名碑。
根府川石に「おくのほそ道」の冒頭が刻まれています。 -
ドナルド・キーン記念植樹「萩」。
ドナルド・キーン氏は日本文学研究の第一人者で、「おくのほそ道」を英訳し世界に広めた方です。 -
百代橋から草加宿方向。
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百代橋から東方向。下は松原大橋。
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百代橋から西方向。
獨協大学前駅(旧名称は草加松原駅)。 -
越ヶ谷宿方向。
道路脇の白い建物は、車いすで利用出来るトイレ。
この旧日光街道の千住~粕壁間には、かつてレールが敷設されており、千住馬車鉄道が通っていました(後に、草加馬車鉄道となり、千住~大沢までに短縮)。 -
松尾芭蕉文学碑。
「おくのほそ道』の草加の条が刻まれています。書道家の木村笛風氏の揮毫によるものです。 -
百代橋の下には巨石が幾つもありました。
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百代橋の下に日光街道草加松原碑が立っています。
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西側から見た百代橋。見事な太鼓橋です。
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獨協大学前駅に着きました。
この駅は昭和37年 (1962年)12月1日、東洋一のマンモス団地と言われた草加松原団地の最寄り駅として開業し、松原団地駅という名前でした。
2年後、団地に隣接して獨協大学が開校しました。 -
東武鉄道は「大学のあるまち」としてイメージアップを図るため、平成29年(2017年)4月1日に獨協大学前駅に改称し、副駅名として「草加松原」を導入しました。
1日平均乗降人員数は、平成2年(1990年) の65,810人をピークに漸減しています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2025/03/22 17:05:32
- 草加街歩き
- FUKUJIROさん こんにちは
自転車でたくさん埼玉を巡りましたが、行き当たりばったりの無計画な旅でしたので、草加もおせんべいを買っただけで、矢立橋や百代橋は知りません。
FUKUJROさんの旅行記を読んで今更残念な思いです。
一緒に歩いているつもりで拝見しました、歩いてみれば面白いものがたくさんありますね。草加の2の1も拝見しました。
私好みの旅行記でたいへん興味深く読ませていただきました。
またお邪魔します。フォローさせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。
pedaru
- FUKUJIROさん からの返信 2025/03/23 13:07:58
- Re: 草加街歩き
- pedaruさん、こんにちは。
草加の街歩きをお読みいただきましてありがとうございます。
同じ県内に住んでいるので仕事で行くことはあっても、街歩きは初めてでした。
事前の知識は草加松原ぐらいでしたが、歩いてみたら楽しい旅になりました。
pedaruさんは自転車で観光されてるようですね。歩くよりも移動範囲が広くなるので、いろいろ見たくなりますね。
ところで、滋賀県の旅行記を拝見しています。興味深い土地ですね。行きたくなりました。
この後、越ヶ谷、粕壁と続きますので、どうぞよろしくお願いいたします。
FUKUJIRO拝
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