菖蒲城趾あやめ園の花しょうぶを鑑賞しました

2025/06/10 - 2025/06/10

「いずれ菖蒲か杜若」という言い方がありますが、この場合、菖蒲と書いてアヤメと読みます。
菖蒲（アヤメ）、菖蒲（ショウブ）、杜若（カキツバタ）は、いずれもアヤメ科の植物です。見た目が似ているので、FUKUJIROには区別がつきません。
顔を近づけて良～く見ると、花の模様が違うそうで、アヤメは花びらの付け根に網目状の模様があり、菖蒲は花びらの付け根に黄色の筋があり、杜若は花びらの付け根に白い筋があるとのことです。
訪れたこの場所の名称は「あやめ園」ですが、咲いている花は「ショウブ」ということです。
県道の反対側に50台分の駐車場があります。また、久喜駅と桶川駅を結ぶ朝日バスも利用できます。

エリア 幸手・久喜・栗橋(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

埼玉県道12号川越栗橋線（菖蒲街道）のバス停です。
平成8年、バス停建設工事に際して発掘調査を実施したところ、平安時代の竪穴建物跡や中世の堀と土塁状の遺構が出土しました。
14世紀の常滑産の甕や板碑（延文6年（1361年）銘）、16世紀の石臼や石硯、鉄砲の弾丸、大量の土器、陶磁器、永楽通宝などの古銭が出土しています。

県道沿いに古風な門だけが建っていて、前々から気になっていました。

江戸時代、この辺りを納めていた旗本内藤家の栢間陣屋の裏門です。明治政府により陣屋は解体されましたが、裏門は名主だった三須家に引き取られていたもので、平成10年に移築されました。

解説板。

初代・内藤四郎左衛門工成は、徳川家康の重臣として、数々の職功を立てたことから「徳川家康十六神将」の一人に数えられています。
内藤家は、幕末まで14代続き、5,700石の領地を治めていました。

どんよりと曇っています。

園の中から、裏門の方向です。

白いショウブ。

白い花だと、黄色い筋がわかりますね。

薔薇も咲いていました。

紅い薔薇。

紫陽花。

色とりどりのショウブ。

ショウブ。

ショウブ。

約3,300株のショウブが見頃でした。

ショウブ。

ショウブ。

ショウブ。

ベンチと石碑もありました。

耕地整理記念碑。
戦時中の昭和20年7月28日建立。

菖蒲城址の碑。紀元二千六百年建立。
古河公方の足利成氏が、康正2年（1456年）に家臣の金田式部則綱に命じて築城しました。城の竣工が旧暦5月5日の菖蒲の節句であったことから菖蒲城と命名されました。

菖蒲城址之碑。昭和13年6月建立。
金田氏は、初代の則綱の後、氏綱、顕綱、定綱、頼綱と続き、6代秀綱の時に忍城主成田氏長に属しましたが、天正18年（1590年）に豊臣秀吉の小田原征伐により廃城となりました。

ショウブ。

ショウブ。

ショウブ。

ショウブ。黄色い筋が見えます。

私には見分けられませんが、50種類のショウブが咲いているそうです。

旗本内藤家の栢間陣屋の裏門（内側）です。
私にしては珍しく、ゆっくり花を鑑賞しました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。