2024/05/23 - 2024/05/23
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東京メトロ千代田線の二重橋前駅に直結している明治生命館の1階にある「静嘉堂@丸の内」で開催された「画鬼・河鍋暁斎X鬼才・松浦武四郎」を鑑賞しました。
昭和9年(1934年)3月に竣工した明治生命館は、古典主義様式の最高傑作として評価されていて、平成9年(1997年)に昭和の建造物としては初めて国重要文化財に指定されました。
昭和20年(昭和20年)9月12日から昭和31年(1956年)7月18日まで、アメリカ極東空軍司令部として使用するため、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)に接収されました。連合国軍最高司令官D. マッカーサーが演説した会議室も保存されており、見学することもできます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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二重橋前駅に着きました。まだ開館前なので、二重橋を見に行きます。もう戻ってくる人もたくさんいます。
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皆さん記念写真を撮っていますが...。
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ぜ~んぶ外国からのお客様です。
今どき、おっ母さんの手を引く日本人はいませんでした。 -
二重橋。
私の耳には島倉千代子さんの歌声が聞こえてきて涙が止まりません。「東京だよおっかさん」は私が生まれた同じ年に発売された歌なんです。
もうすぐ10時、明治生命館に行きましょう。 -
中央の建物全体を明治安田ヴィレッジというらしいです。
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宮城を向いている建物が昭和9年に竣工した明治生命館です。
古典主義様式の最高傑作として高く評価されています。 -
平成9年には昭和の建造物として初めて国の重要文化財に指定されました。
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5階分を貫くコリント式の列柱が目を惹きます。意匠設計は東京美術学校(現在の東京藝術大学)の教授だった岡田信一郎氏です。
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岡田教授は、大正から昭和の初め頃にかけて活躍した方で、歌舞伎座や黒田記念館、東京府美術館などを手がけ、ニコライ堂の修復にも当たりました。
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古代ギリシア・ローマを彷彿させる古典主義様式です。
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窓枠。
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ドアの飾り。
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静嘉堂美術館は、明治生命館の1階です。
静嘉堂は、岩崎彌之助(三菱グループの創始者・岩崎彌太郎の弟)と子・小彌太の二代によって創設・拡充され、国宝7件、重要文化財84件など20万冊の古典籍(漢籍12万冊・和書8万冊)と6,500件の東洋古美術品を収蔵しています。
今回の展示は、受付で拝観料1,500円を払いました。リュックはコインロッカーに入れてくださいと言われました。100円方式ですが、戻ってきました。 -
第2展示室の様子。第1展示室は撮影禁止でした。
今回の企画は、「北海道」の名付け親として知られる松浦武四郎のコレクションを中心に展示され、河鍋暁斎(きょうさい)との関係を示していました。 -
河鍋暁斎と松浦武四郎は天神信仰という共通点で結ばれていました。
これは、松浦武四郎が明治14年の初夢にしたがって、西日本にある天神社の中から25霊場を選び巡拝した際に奉納した鏡の拓本です。天満宮25霊場神鏡背面拓本、重要文化財。 -
河鍋暁斎は明治14年から先人の例に倣い、天神と観音を描くことを日課としていました。重要文化財。
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野見宿禰図。野見宿禰は土師臣を賜り、その末裔が菅原道真公と伝わります。
これは明治17年の元日に奉納するため、松浦武四郎が河鍋暁斎に依頼した絵馬の一つです。 -
渡唐天神像。松浦武四郎の蒐集品。室町時代の作品と推定されています。
夢の中で中国に渡った菅原道真公の姿が描かれています。 -
国使として讃岐に派遣されていた頃の衣冠束帯をまとった菅原道真公です。17世紀の作品、松浦武四郎の蒐集品。
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吉野山・金峯山寺の尊像であったもので、17世紀の作品。松浦武四郎の蒐集品。
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阿弥陀来迎図。18世紀の作品。松浦武四郎の蒐集品。
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(左)火之用心袋(明治16年、日下部鳴鶴作)。重要文化財。
(右)烏図袋(明治期、河鍋暁斎作)。重要文化財。
いずれも松浦武四郎の蒐集品。 -
骸骨図縫付傘(明治19年、河鍋暁斎作)。重要文化財。
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骸骨図。
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慈覚大師伝。重要文化財。平安時代後期の写本と伝わっています。
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箱書きは松浦武四郎と交流のあった勝海舟。
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百万塔。称徳天皇の勅願により造られた木造の三重塔とされます。これも松浦武四郎の蒐集品。
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それぞれの塔には陀羅尼(経)が納められています。
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酒器(燋斗)。清時代の作品、松浦武四郎の蒐集品。
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河鍋暁斎による目録も作られていました。
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老猿面。赤銅を打ち出し作られています。松浦武四郎の蒐集品。
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装飾台付壺。古墳時代のもの、松浦武四郎の蒐集品。
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装飾台付壺。
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エントランスの床には東西蝦夷山川地理取調図(複製)がありました。
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松浦武四郎は6回の蝦夷地調査を行い、全沿岸を3周、国後島、択捉島も踏破しました。
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色丹島、歯舞諸島。
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第3展示室の様子。
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田村将軍肖像、江戸時代の作品。松浦武四郎の蒐集品。
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田村将軍肖像(跋文)。征夷大将軍坂上田村麻呂の木造について、松浦武四郎の長大な説明文。
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西行法師立像(左)。松浦武四郎の蒐集品。
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人丸大明神像(左)、老子像(右)重要文化財。松浦武四郎の蒐集品。
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僧正遍照座像(右)。松浦武四郎の蒐集品。
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西行法師座像。松浦武四郎の蒐集品。
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火之用心袋。重要文化財。松浦武四郎の蒐集品。
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松浦武四郎がお気に入りだった大首飾り。
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武四郎涅槃図、重要文化財。
今回の目玉作品なので、常に鑑賞する人がいました。 -
武四郎涅槃図、明治19年(1886年)河鍋暁斎作。重要文化財。152.6cm×84.2cm。
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涅槃図で描かれるはずのお釈迦様の位置に横たわっているのは松浦武四郎。
畏れ多いことです。 -
亡くなった姿なのか、豪華な首飾りを付けて眠っているようにも見えます。
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泣き崩れているのは妻だろうか。
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布袋尊の泣き顔は珍しい。
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朱色の卓上にはコレクションの品々が置かれています。
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黒い月を見ている謎の三美人。
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十二支の動物たち。亀や烏もいます。
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首飾り。松浦武四郎の蒐集品。
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壁書図、伝雪村作(室町時代)。重要文化財。松浦武四郎の蒐集品。
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勾玉。松浦武四郎の蒐集品。
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子持勾玉。松浦武四郎の蒐集品。
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白衣観音図、狩野探幽作。重要文化財。松浦武四郎の蒐集品。
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仕覆(巾着袋)。明時代の作品とされています。松浦武四郎の蒐集品。
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蒔絵鏡筥。松浦武四郎の蒐集品。
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石製装身具。松浦武四郎の蒐集品。
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箱「馬角」。大首飾りなどを納めていた箱。松浦武四郎の蒐集品。
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渋団扇帖。松浦武四郎の蒐集品。
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香箱。松浦武四郎の蒐集品。
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千体仏。鎌倉~室町時代の作品。松浦武四郎の蒐集品。
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土偶型佛。松浦武四郎の蒐集品。
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木鬼面。松浦武四郎の蒐集品。
これらの蒐集品の多くは、元の持ち主を押掛けて、頼み込んで貰っていたと伝わっています。やはり蝦夷地を6回も探検した人の推しの強さは常人とは違っていたようです。 -
一畳先の書斎(写真)。松浦武四郎のコレクション部屋らしいのですが、この狭い部屋には入り切らないのでは。
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出口にあったポスターには、第4展示室の目玉展示だった曜変天目茶碗(松浦武四郎の蒐集品ではありません)が写っています。
国宝に相応しくとても素晴らしい作品でしたが、写真撮影は禁止でした。
さあ仕事の時間になりました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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旅行記グループ 東京の旅その2
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