2000/12/10 - 2000/12/10
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SUR SHANGHAIさん
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上海市街地を浦西地区と浦東新区に分けて流れる黄浦江。
その黄浦江にはいくつも大きな橋が架かっています。
上海市街地を流れる部分だけでも三つあり、上流から盧浦大橋、南浦大橋、楊浦大橋と続き、どれも目を見張る大きさ。
そのうちの南浦大橋は、外灘(バンド)からだと中山南路に沿って黄浦江を数キロ遡った所に架かる巨大な斜張橋(中国語だと斜拉橋)。
1991年12月に開通したその橋は全長846mあるんだそう。
今はどうか分かりませんが、2000年12月には南浦大橋の両端の支柱にはエレベーターが設置されてあり、誰でも5元で南浦大橋に上れました。
そこで、話のタネに行ってみたSUR SHANGHAI。
そこから見た浦西地区や浦東地区などの市街地風景と南浦大橋について、記録を残しておこうと思います。
●注: 浦西地区は昔から栄えている地区で、外灘(バンド)や豫園、新天地、虹橋空港がある側。
浦東新区はその名の通り1990年代になってから新しく開発された地区で、よく話題に上る陸家嘴の超高層ビル群や浦東空港がある側。
●注: 2000年の陸家嘴には上海中心大厦(上海タワー)や上海環球金融中心(上海ヒルズ、上海ワールド・フィナンシャル・センター)はまだ無く、金茂大厦(ジンマオタワー)が一番新しい高層ビルでした。
次のウィキペディアの≪超高層ビルの一覧≫のページで見てみるといいですよ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E9%AB%98%E5%B1%A4%E3%83%93%E3%83%AB%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
表紙の画像は、南浦大橋の歩道から見上げた主塔部分。
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2000年は、南浦大橋への最寄り駅となる南浦大橋駅がある地下鉄の上海軌道交通4号線はまだまだ無かったころ。
で、SUR SHANGHAIは、タクシーで南浦大橋の浦西地区側の支柱下にあるエレベーター乗り場まで行ってもらい、橋の上に出てみました。
この時のエレベーター料金+橋の上の観光歩道入場料金を含めたチケットは5元でした。
上記の上海軌道交通4号線については、次のウィキペディアのページでどうぞ。
路線図も出ています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E8%BB%8C%E9%81%93%E4%BA%A4%E9%80%9A4%E5%8F%B7%E7%B7%9A
この画像は、南浦大橋の浦西地区側のたもとの様子。
浦東新区側はまっすぐ地上へと下りて行く車道になってますが、浦西側はこの通りグルグル巻き。
大きく回りながら、橋の上り下りをする造りになっています。 -
南浦大橋の浦西地区側のたもと。
上の画像の説明で言ったように、ぐるぐる回って橋の上り下りする造りで、ここを通ると気分が悪くなる人もいたほど。 -
2000年当時の南浦大橋から見た浦西地区側の黄浦江沿い。
これは下流方向を見た様子。
岸壁には古びた船荷の荷下ろし場所が設置されていて、これもまた古びた運搬船がたくさん横付けされていたっけ。
2000年には、大気汚染がひどかった上海。
黄浦江向こうには浦東新区側の陸地がうっすら見えていますが、立ち並ぶビルはスモッグの中でおぼろ。
この角度からだと、高層ビルが並ぶ陸家嘴のあたりは、画像左手の建物の陰。
建物が無かったとしても、スモッグで何も見えないと思うわ~。 ( ̄▽ ̄;) -
南浦大橋から見た黄浦江下流方向。
歩いて行くうちに、浦東新区の陸家嘴のジンマオタワーや東方明珠塔がうっすらとでも見えて来るかもと思ったけど、やっぱりこのスモッグで見えなかった。(´;ω;`)ウゥゥ -
浦西地区側の支柱のエレベーターを出た後は、南浦大橋の中央部へと歩き始めたSUR SHANGHAI。
二本ある主塔の内、最初の塔が立つ脇の歩道に据えられていたのは望遠鏡。
そばにいるおじさんは、その使用料金徴収係。
看板には「上海を見よう。浦東を見てみよう。望遠鏡は毎分5角」って書いてある。
5角は1元の半分の事。
う~ん、でも、スモッグでこんなに景色が曇っていたら、使いたいっていう人はいないんじゃないかなあ。 -
望遠鏡の料金徴収のおじさん、望遠鏡を使ってあげなくてごめんね。
じっと座っていると今日は寒いから、風邪は引かないでね。
ちょっと寂し気なおじさんの向こうには、浦西地区にも増えているビル群のシルエットがうっすら。
おじさんが子どもだった頃にはこれらのビルも無かったんだよね。 -
望遠鏡のおじさんが座っていた場所を通り過ぎ、ふと人の気配を感じて振り返ると、孫らしき子の手を引いたおじいさんが。
南浦大橋からの眺めをお孫さんに見せにやって来たんだろうな。
この頃はまだ、人民帽と人民服を着用しているおじいさんを見かけたな。 -
南浦大橋の二本ある高さ150mの主塔の一つ。
これは浦東新区寄りの主塔。
赤い字で書かれた≪南浦大橋≫の4文字は、鄧小平自らの揮毫によるものだそうです。
これは、浦東新区方向を見た様子。
この10年後の2010年に、上海国際博覧会(上海万博)がこの先の浦東新区で開催されるとは夢にも思わなんだ。 -
南浦大橋から見下ろした黄浦江。
この画像だと、左手が浦西地区、右手が浦東新区。
黄浦江は、太湖から流れた川が注ぎ込む淀山湖に源を発する長さ97㎞程の川で、上海市街地を流れ下った後の呉淞口で長江(揚子江)と合流しています。
川幅は平均400mほど、深さは平均9mあり、冬も凍らないため、大小の船が行き来する様子が見られますよ。
黄浦江という名は、楚国の政治家の春申君(黄歇)にちなんだもの。
最初は黄歇浦、または春申江とも呼ばれていたのが、だんだんに黄浦江と呼ばれるようになったのだそうです。 -
イチオシ
この白い船は何だろうと見ていると…、
-
あ! 甲板にヘリポートがある。
こういう船って初めて見たかも。 -
大きい船が通って行く黄浦江の眺めもいいけれど、古びた伝馬船が連なって、ポンポンとエンジン音を響かせて行く様子はのどかな風情。
-
浦東新区寄りの主塔を過ぎたところで、ちょっと寒くなって来た。
そろそろ引き返そうっと。
…とUターンしたら、ほかにも南浦大橋+黄浦江見物にやって来た人たちの姿があった。 -
イチオシ
南浦大橋は巨大な斜張橋。
ピーン!と張られた幾筋ものワイヤーが力強くも美しい。
さっきから気になっているのは、主塔の上下に置かれた設備。
橋に上って修理や補修をするための物?
それにワイヤーの一本の途中にも、いつの間にか何かが設置されたような。
…と目を凝らすと…、 -
…ええ~! あんな所に人が!
保守点検をしている人たちなんだろうか。
何だかずいぶん危なっかしく見えて、こっちの足が震える~。((((;゚Д゚))))
無事故で作業を終えますように。(。-人-。)
こういう人たちのおかげで、南浦大橋は維持されているんだなと分かった南浦大橋訪問。
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