2001/08/04 - 2001/08/05
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SUR SHANGHAIさん
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鎮遠近郊の相見河、(氵舞)陽河の遊覧のあと、鎮遠の町歩きもしてみたSUR SHANGHAI。
鎮遠の町を貫いて流れる(氵舞)陽河北岸の町並みが、かつてはこの流域の橋頭堡として栄えた名残を伝えているようだった。
今はもう田舎の小さい町の一つになってしまったかのような鎮遠も、(氵舞)陽河の川沿いや、露店・市場が出るあたりは一転して賑わいを見せる。
黔東南苗族侗族自治州の州都・凱里へ移動する前に、市場の様子と鎮遠の人々の様子も見てみました。
表紙の画像は、鎮遠の町を貫いて流れる(氵舞)陽河へ龍舟競漕の練習に出て行く人々。
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鎮遠の路上市場でまず目に入ったのは、既に羽根をむしられたアヒル売りのおじさん。
アヒルの水掻きとおじさんのサンダルが色も形もシンクロしてる。
ニコニコと愛想よく、「安くしておくよ!」と言われても、旅先では買えないなあ。 -
こちらのおばあさんは野菜売り。
ザルに入れてきた野菜やカボチャの花の色がいいね。
カボチャの花ってどうやって食べるんだろ。 -
天秤棒で運んでいた子が暴れて、籠の紐が絡んでしまった。
「ほらほら、ちゃんと座ってなさい。」とでも言いながら子どもを入れ直しているお母さん。
あ、鎮遠の子も、股割れズボンを穿いている。
これって全国規模で広がっている習慣なんだなあ、と感心。
でも、冬はお尻が真っ赤な霜焼けになってる子もいるし、地べたにベタッと座っている子を見ると、衛生上の問題が気になる。
それに、抱いてる時やおんぶしてる時にオシッコやウンチをお漏らししたら…、と思うのはSUR SHANGHAIだけ? -
SUR SHANGHAIを見上げて照れ笑いを見せるお母さん。
今日はもう品物は完売で、うちに帰るところなのかな。
この子も大きくなったら、
『あの頃は、母ちゃんの天秤棒の籠に乗ってたなあ。』
と思い出すこともあるのかも。 -
苗(ミャオ)族や侗(トン)族が多く住む黔東南苗族侗族自治州にある鎮遠とは言え、町の中に住む人や市場にやって来る人たちで民族衣装を身に着けている姿はまばら。
このお母さんも子どもが二人いるから、一人っ子政策が適用されていない少数民族なのかも。
でも、この服装からは分からない。 -
さっきまでご飯を食べさせてくれていたお母さんが、お客さんの相手をしに行ってしまった。
丼を抱えて
「一人で食べるのイヤ。」
といった表情の女の子も、この頭飾りと服を見ると、今時の子と変わらない。
真っ赤な唐辛子、見ただけで唾が湧く。 -
わ〜、大きなカボチャ!
おじさん、天秤棒で担いできたの?
ゴロゴロして運びにくかったんじゃないの?
さすがに売る時には小さく切り分けています。 -
普段の作業着に青い服を着るのは、これまで見た限りだと苗(ミャオ)族のおばさんも侗(トン)族のおばさんも同じだったので、やはりどちらのグループに属するのか分からない野菜売りのおばあさん。
野菜にチェックを入れているおばさんは、なおさら分からない。
こんな時は、苗(ミャオ)族、侗(トン)族の言葉も知っていればよかったな、と思う。
ただ、それぞれの民族の言葉も、居住地域によってまた方言がいろいろとあるらしくて複雑〜。 -
凱里ヘ出発する日の朝。
列車はお昼頃なので、また(氵舞)陽河を歩く。
これは北岸から見た南岸の一部で、家並みが途切れた駅寄りのあたり。
朝靄の中、太鼓の音と大勢の掛け声が響いてきたので、何事かと思ったら、龍舟競漕の練習だった。
鎮遠は、この龍舟競漕で有名なんだそうですよ。 -
また漕ぎ出してきた龍舟を見下ろす。
朝早くからお疲れ様! -
今度は(氵舞)陽河の南岸から北岸の民家が並ぶあたり。
また別の龍舟がやって来る。
(氵舞)陽河は流れが穏やかだから練習するにはいいんだろうけど、川沿いに住む人たちには朝早い太鼓の音も掛け声も騒音公害?
龍舟は喫水が浅いし大勢が乗っているので、今にも沈みそうで危なっかしい。 -
(氵舞)陽河南岸の川縁に市場の出る朝。
画像右上が、小舟も並んでいるのが見える(氵舞)陽河。
人も物もどんどんやって来始めた頃。 -
まずは堤防の上から市場の様子を一枚。
塵取りを大きくしたような形のザルがおもしろい。
取っ手が付いているのはいいけど、運んでいる時に傾いたら中身のプチ・トマトが全部落ちてしまいそう。
持ち歩きのコツがあるんだろうな。 -
オブジェのような野菜たち。
こうして見てみると、プチ・トマトも大きさや形がいろいろ。
紫色っぽく見えるのは、ラディッシュと大根の中間のような根菜。
左に見えるのはキュウリ。中国語ではキュウリを≪黄瓜≫と書くのが納得できる色。 -
地面に並べられたこの日の野菜。
ちょうどプチ・トマトの最盛期らしくて、その赤い色が鮮やか。
子どもを背負ったお母さんもやって来た。
その子どもの背中に当たる部分を見てみると…、 -
…手作りと思われる刺繍が一面に付いている。
あとで凱里に行って、苗(ミャオ)族の古い刺繍品のあれこれを見せてもらった時にも、これと同じような形の子どもを背負う時に当てる布があったっけ。 -
プチ・トマトも一つ一つ選びながら袋に入れる。
右のおばさんは、隣のザルにも手を伸ばしています。
その横の通路を…、 -
…「ちょっくら、ごめんなさいよ。」
と通り抜けるのは、天秤棒を担いだおばさん。
天秤棒を担いで歩くのも、左右のバランスだけではなくコツが必要。
慣れないと、天秤棒や籠の揺れと歩調が合わずギクシャクします。肩に食い込む棒も辛い。 -
完売するまで粘るおばさん。
今日の品はプチ・トマトとカボチャが数種。 -
市場の出る(氵舞)陽河のほとりに佇む似たもの親子。
ほら、頭がそっくり。
失礼しました。m(__)m -
(氵舞)陽河に浮かぶ小舟を背景に物思い。
ポーズを取ってくれと頼んだわけじゃないのに絵になるなあ。 -
どっしり、ずっしりと存在感のあるカボチャ。
チラッと見ると、木彫りの置物に見えた。 -
カロチン色素がぎっしり詰まっておいしそうなカボチャ。
だからハエも集まってきます。
そばに置いてある秤も古風。 -
堤防の上に戻る階段を上る途中で、スイカに噛り付いている子と目が合った。
もうこの子の服装は都会の子と変わらない。
上海の市場で撮った写真と言っても信じてもらえそう。 -
さ、そろそろ鎮遠の駅に行かなくちゃ。
今日の凱里行きの列車の切符は無座(自由席)だから、早めに行くのが正解。
白猫君、さようなら (^.^)/~~~
と向かった鎮遠駅での出来事は次編に続きます。
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