2001/07/30 - 2001/08/01
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SUR SHANGHAIさん
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用事で寄った広西壮(チワン)族自治区の陽朔から、それまで行ってみたいと思っていた貴州省へ。
陽朔を去り、旦那と別行動になった桂林からは空路で貴州省の省都の貴陽へ。
あれこれと回ってみたい所は数限りなくあるけれど、今回は黄果樹大瀑布のある安順あたりから青龍洞のある鎮遠のあたりまでを回ってみることに。
夕刻着いた貴陽の街では貴陽駅前の通達飯店に宿をとったSUR SHANGHAI。
今はどうか分かりませんが、その時には安順の町を経由して黄果樹大瀑布方面へ向かうローカル観光バスの看板が貴陽駅前の道に出ていました。
大瀑布のほかにも数ヶ所回るバスが入場料など込みで百数十元と言うお値段。
たまにはこんなローカル観光バスのツアーに参加してみるのもおもしろいかも、と翌日のチケットを予約。
こうして訪れた黄果樹大瀑布のあたり。
表紙の画像は、安順郊外にある黄果樹大瀑布。滝壺近くの岩に集まる人々とその大きさを比べてみてくださいね。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- その他
PR
-
さて、そのローカル観光バスのツアーに参加した当日。
貴陽市からは、まず南西に100kmほどの所の安順の方向へ。その途中は、100以上もの小島が浮かぶ紅楓湖を見下ろしながら向かう貴黄公路。舗装はキチンと出来ていましたよ。
安順は市になっていますがこぢんまりとした古い町で、周辺に数多い風景区をじっくり見て歩くならここに泊まるのもいいな、と言う感想。
SUR SHANGHAIが参加したローカル・ツアーは、黄果樹大瀑布に行く前に、≪菜子園苗寨≫という苗(ミャオ)族の集落へ。
着いてみたら、すっかり観光地化された集落でちょっとガッカリ。民族衣装も新しく作られた制服みたいな感じだし…。
でも、これも経験の一つ。
出迎えの集団にはこんな可愛い少女も混じる。 -
一口に苗(ミャオ)族と言っても、居住地域によってさまざまな分類があって、それぞれに言葉も民族衣装も異なるらしい。
上の画像の少女たちの着ていた衣装は、観光客に見せるために新しく作られた物なんだろうけど、その原型も同じだったのかな。だとすると、これまで見たことの無いスタイルだった。
観光客たちに囲まれた少女たちが歌や踊りの披露をしている間、それを見守っていた苗(ミャオ)族の青年と少年。
映画に出てきそうなハンサム君だ〜。
足元がスニーカーなのはちょっとアンバランスだけど。
この集落ではもてもてなんだろうな。 -
出だしがいかにも観光地化された苗(ミャオ)族の集落だったので意気阻喪したSUR SHANGHAI。
黄果樹大瀑布だけは見てやるぞ、と気を取り直して次に向かったのは、黄果樹大瀑布から5kmほど下流にある≪天水盆景区≫。
このそばを流れる川は、黄果樹大瀑布のある白水河の下流ですが、途中で王二河と合流して、三岔河と呼ばれていました。 -
ちょうど蓮の花が見頃だった。
雨上がりや朝の時間帯は、露の珠もころがってもっときれいだろうなあ。 -
これから咲くつぼみ、すっかり開ききった花も混じる≪天水盆景区≫の蓮池。
-
奥に見える白壁の建物を背に、いっそう引き立つ蓮の葉と花の色。
-
その≪天水盆景区≫で出会った少女。
子守のお手伝いをしてるのかな。背負い紐の合わせ方にご注目。
この子は何族かは分かりませんが、中国の一人っ子政策は少数民族には適用されていないので、背中の赤ちゃんはこの少女の弟か妹なのかも。 -
さて、お待ち兼ねの黄果樹大瀑布へと移動。
滝を見に行くには、山肌に作られた遊歩道を通っていきます。バス・ツアー参加の人なら、ちょっとがんばれば行ける程度の道。
安順の町からだと50kmほど南西にある白水河が落ち込む滝で、アジア最大の規模なのだとか。
この画像だと、奥の方向に安順の町があります。
流れ落ちる水の浸食作用で上流に向かって後退しているそうで、その規模は高さ70数m、幅は80mほど。
この時は水量は少なめ、と聞きましたが、姿が見える前から轟々と落ちる水の音が響いてきましたよ。
この画像では見えにくいですが、水の落ち口の向かって左側に黄果樹賓館がちょっと写っています。
ここに泊まってみるのもいいかも。
下まで下りて行ける道がついているので、行ってみると…、 -
イチオシ
…さらに轟々と迫る黄果樹大瀑布の眺め。
滝壺近くの岩場に見物する人たちが集まっているのがこの画像で見えるかな。
流れ落ちた白水河の水は、先ほど行った≪天水盆景区≫まで流れ下って行くと、三盆河と名前が変わります。
この画像だと右手の下流側に橋があって、向こう側に渡れるようになっていたと思います。
この黄果樹大瀑布の裏側には水簾洞という洞窟もあるので、行ってみては?
写真は撮りませんでしたが、SUR SHANGHAIも行ってみましたよ。 -
滝壺側に渡って撮った写真の数枚は目下行方不明。
この白水河沿いには、黄果樹大瀑布のほかにもいくつも見に行ける滝があるようなので、貴陽で地図を仕入れて行くといいですよ。
段々になって流れ下る白水河。その渓流の中で釣りをしている人。 -
これからお昼ご飯という時刻になって、SUR SHANGHAIはこのローカル観光バス・ツアーをちょっと抜け出すことに。
ガイドさんには、黄果樹を出るまでには戻って来るからと断って、石頭寨へ。
石頭寨は、布依(ブイ)族の集落。
黄果樹大瀑布へ来る車が停まる駐車場からだと、5kmほど安順の町方向に戻った所にあります。
SUR SHANGHAIは、バイク・タクシーのおじさんと往復料金を交渉して行ってみました。
布依(ブイ)族は、稲作と藍染を生業としている民族で、主に貴州省の南部、南西部に居住しているのだとか。 -
イチオシ
そんな貴州省の布依(ブイ)族の集落の一つ、石頭寨。
集落の入口には細い川が流れる。
この川は白水河に注ぐ支流の一つで、さっき見た黄果樹大瀑布の水の一部になります。 -
貴州省は山がちで、古来から『天に三日の晴れの日は無く、地に三里の平地無く、民には三分の銀も無し』と言われているように、開発が遅れて貧しい地区。
…とは聞いていても、緑豊かに見える石頭寨の集落。 -
貴州省の南隣は、桂林と灕江の川下りで有名な広西壮(チワン)族自治区。
そのせいか、桂林周辺にあるのと同じような形の山が連なる石頭寨のあたり。
川に架かる石橋、そのたもとを散歩するアヒルたち。
外部者から見るとのどかな風景。 -
SUR SHANGHAIが行った時期が藍染めには適さなかったのか、見た場所が間違っていたのか、染物をしている風景には出会えなかった石頭寨。
-
水田の中に建つ民家の方から、草の束を背負った少女がやって来る。
今回貴州省に来る前、広西壮(チワン)族自治区の陽朔近郊でも、少女たちが農作業の手伝いをしている風景をよく見た。
子どもたちも家業である農業の立派な支え手、と言うのは分かっていても、学校には行かせてもらっているんだろうかと気にかかる。 -
慣れた足取りで、堰き止めた水の流れの土手を歩く。
背負った草の束の重さは結構ありそう。 -
バイク・タクシーのおじさんを待たせているのは、奥に見える橋の向こう側のたもと。
赤い旗が立っているのは、石頭寨の村役場かな。
その隣あたりに小さな売店があって、お店には布依(ブイ)族の藍染め衣装を身に着けたおばあさんたちがいた。
藍染め製品は、気に入った物が無かったのが残念。
水を一本買って、コインで払おうとしたら拒否反応が。
同じ中国と言え、地方の村ではコインは流通していないと言う理由で受け取りを拒否されることがありますよ。
カメラも嫌って顔を隠してしまったので、写真は無し。
無理に撮っても、お互い嫌な気持ちになるだけだし。 -
さ、そろそろ黄果樹に戻らないと、バスに置いて行かれてしまう。
バイク・タクシーのおじさんも待ってるだろうし。
橋を渡りかけてふと見たら、この石頭寨の民家の屋根にもパラポラ・アンテナが鎮座する。
このあとは、無事に貴陽に戻るバスにも間に合ったSUR SHANGHAI。
翌日は貴陽から鎮遠の町へと移動します。
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この旅行記へのコメント (3)
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- sitejmさん 2005/03/29 23:34:37
- 印象的な人々
- SUR SHANGHAIさん、こんにちは
またお邪魔しに来ました。
貴州省、恥ずかしながら、省の存在を知らなかったのですが
素晴らしいところですね。
自然も、人々の生活の様子も、とても面白いと思いました。
「滝の流れの中で釣りをする人」はそれにしても過激ですね!
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2005/03/30 19:44:53
- RE: 印象的な人々
- 中国の中で多くの少数民族が住む貴州省でも、人々の暮らしは変わってきていますが、取り巻く環境が素晴らしい所です。日本人にも一種の懐かしさを覚えさせる雰囲気がある所。
機会があれば、是非いらっしゃってみてくださいね。
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