★ちょっと昔の中国　浙江省 烏鎮、南潯＋嘉興のあたり

2003/06 - 2003/06

杭州・龍井村の茶畑巡りの後は、西湖のほとりにあるホテルに全員一泊。
この頃は、西湖の東岸沿いを通っている南山路が変貌しつつあった時期。
まだ工事中とは言え、湖に沿った公園になるんだな、というのが見て取れた。


さて、この日は各自の都合に合わせてそれぞれに帰る人、留まる人。
SUR SHANGHAIの一行に、まだ烏鎮に行ったことのない者（SUR SHANGHAIの旦那ですが…）がいたので、上海に戻る途中、寄り道することに。
ついでにその近くの別の水郷・南潯や、友人の一人が住む嘉興の街にも寄ってみた忙しい日。

表紙の画像は、烏鎮にある酒造ミニ博物館

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: その他
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

あ、そうそう、０３年の６月はSARSが終息したばかりの頃。

上海と杭州を結ぶ高速道路も、一時は通行に許可が必要だった。

この時にはもう料金所での体温検査もなくなっていたけど、新しい観光地として開発されかけていた烏鎮は、この通りガラガラ。

SARSの前に来た時は、週末なんかには観光客や結婚記念写真を撮るカップルたちもつめかけていたけど…。

お店も全部閉め切られて、この時は寂しい眺め。


でも、…

今はもうとっくに復活してるので、安心して来てくださいね。(*^_^*)

周庄（荘）のようには観光地化されていないのでお勧めです。

私たちは車で行きましたが、上海からも一日観光バスが出ています。

烏鎮は水郷の町としての水路や町並みの眺めのほか、昔からある藍染工房、酒造場をミニ博物館として公開。

そのほかにも見事な古典的造りのベッドなどの博物館もあり。

我が一行は酒造ミニ博物館へ。

赤い腹掛けをした酒壺ズラリ。

中は当然ながらアルコールの匂いが充満。

三白酒と言うらしいけど、お酒が飲めない体質のSUR SHANGHAIは匂いだけでめまいがクラクラ。

一人そそくさと退散…。

あ、その前にこれらの道具類も撮っておこうっと。

壁の色からして古い。

中庭に出て深呼吸。

ここにも酒壺がずらり。


SUR SHANGHAIはこれと同じ壺をオブジェ代わりに使ってます。

立てたり、横にしたり、逆さまにしたり。

これは烏鎮の北にある別の水郷南潯で見かけた鍛治屋さん。

こういう道具や店構えがまだあったんだ。

この日は朝から雨が降りそうな気配だったけど…、

ついにドドドドーーーーーッ！！

水路に面した家の軒先がアーケードのようになっていて助かった。

稲妻と雷鳴も轟きわたる激しい夕立。


外の様子を見に出てくる人、駆け抜ける人。

そろそろ小止み。

水路脇の白壁と木々の緑。

水郷の町ではよく見かける石橋。

水に映る影と柳。

またちょっと降り始めた時、雨宿りさせてもらった家の子。


赤い腹掛けがご愛嬌。
烏鎮の酒壺に貼ってあった赤い紙を連想。

この二人のポーズ。(^○^)

ここは上海と杭州の中間にある、工業地化が進む嘉興の街外れ。

前々から古い家があるな、と目を付けていた水路近くの場所。そのうちの大半が既に廃墟。

あ、子供たちの遊び道具は新しいものになってきているんだ。

灰色の路地の奥から灰色の犬がこちらを見つめる。


ん？あれって本物の犬だよね。


と近づくと、

確かに生きているのに、
身じろぎ一つせずにこちらを見つめる。

あとで振り返っても同じポーズをとっていた。



これで浙江省の茶畑と水郷の小旅行はおしまい、の最後の印象に残った不思議なワンちゃん。