2003/08 - 2003/08
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SUR SHANGHAIさん
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景徳鎮見学の後は、車をチャーターして周辺の村々も訪れてみたSUR SHANGHAI。
白壁と黒い屋根瓦の家々、緑の水田や山々、流れ行く川で洗濯や釣りをする人たちのいる風景もどこか懐かしい眺め。
ここまで来てよかったなあ。
住んでいる人たちは都会に憧れているのかもしれないけれど、都会に住む人間にとっては心安らぐ場所に見えた。
お互いに≪隣の芝生は青く見える≫なのかも知れないけど…。
短い日数の訪問で残念。
婺源(李坑・江湾・暁起)の集落に続いて、景徳鎮から足を伸ばしてみた高嶺・東埠・瑶里の集落あたりをご紹介します。
表紙の画像は、東埠の橋の下で釣りをする少年。小学校唱歌に出てくるような風景。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イチオシ
三日目には高嶺方面へ。
この時も車をチャーター。
SUR SHANGHAIは、前日と同じように景徳鎮での宿になった景徳鎮賓館付近でタクシーのおじさんと行き場所や時間を交渉して行ってみました。
当時、朝から夕方まで雇って400元くらいだったと思います。(食事などの料金は自分持ち)
画像は、景徳鎮から北東50knほどの高嶺(カオリン)山中にある集落。
当時はここまで車で一時間半くらいでした。
景徳鎮の白磁の原料の一つの白い陶土(カオリン)はここで採れた。地名の発音がそのまま原料の名前。
今も昔の坑道が残る山の中の集落。みんな集まってわいわい。
集落もあとで行ってみた坑道のある山も、当時は入場料などは無かったように思います。 -
高嶺の集落には≪胡氏宗祠≫という小さいお寺があった。
この辺の一族を祀ってあるのかな。
ん? そのお寺の前にレンガ塀が出来てるんですが。 -
高嶺の民家の屋根にはパラポラ・アンテナが鎮座する。
全部の家に付いているわけではありませんが。
この取り合わせの妙。 -
この高嶺の集落のあとで、昔カオリンを掘り出していた坑道のある場所も教えてもらって行ってみましたが、その写真は手元に無し。
車道からそれた山道でしたが、普通の体力がある人なら歩いて行けますよ。
坑道は一つだけではありません。
ちょっとした標識もあって、○号と番号が付いていたと思います。
SUR SHANGHAIが見た坑道入口は、人一人が入って行ける程度の大きさで、何も知らなければ草の生えた山肌に開いたただの穴といった感じでした。
灯りも無い暗い坑道の奥から吹いてくる風が冷たいほど。 -
高嶺の集落から下りて来ると、その麓を流れる東河に沿って、東埠の集落が。
昔はここからカオリンが積み出されたと言う話。
今は川沿いにのどかな風景が広がる。
ここも当時は入場料というものは無く、自由に見て歩けました。 -
いつまでも眺めていたい田舎の風景。
風も薫る夏のひととき。 -
水牛もアヒルも水浴びの時間。
-
その東河を横位置で見るとこんな感じ。
昔、ここからカオリンを積み出していた時の賑わいが想像できない。 -
アヒルを追う少年の赤いズボンが紅一点の風景。
-
東河に沿って並ぶ東埠の集落。
水面に青い空が映る。 -
川は人々の生活の拠り所。
洗濯も釣りもする人々。
水紋が、静かに広がっていく。
向こうに見える弓なりになった石橋が立派なので、近寄っていってみます。 -
今の東埠の集落の規模に比べたら、ずいぶん大きくて立派な石橋。
全体を一枚に撮るのはちょっと難しい。 -
今の東埠の集落には大き過ぎるくらいの橋だけど、カオリン積み出しで栄えていた頃の名残に違いない。
水牛が橋の向こうに佇む田舎の風景。 -
緑の中にぽっかりと開いた三つの窓。
-
ん? 橋の下に人影が。
何をしてるのかな。 -
橋の下にいたのは釣りの準備をする少年。
水で出来た半月の中の小さい風景。 -
イチオシ
小学校唱歌に出てきそうなこの風景。
♪小鮒 釣〜りし かの川〜… -
東河に沿って出来た東埠の集落には石畳の小路があった。
お昼の時間になって、人影がまばらな道。 -
この小路を突っ切って行けば、どんな人や風景に出会うのかな、と思わせる。
ここもカオリン積み出しのために行き交う人々でざわめく日々もあったんだろうな。 -
閉じられた民家の戸口には年画が貼られていた。
日本で言えば、家内安全、商売繁盛のお札のような物。
強い神様の絵が描かれています。 -
猫もまどろむ窓辺。
-
瑶里の集落。
上述の東埠の集落からさらに北東に10kmほど。東河のほとりにあります。
集落への入場料は無かったと思いますが、大きな邸宅などでは見学料数元を払ったような覚えがあります。
ここは今日来た中では一番大きな村で、お隣の安徽省との境も目の前。
このあたりの幹線道路も通っているので、安徽省にある黄山方面にも行けますよ。
瑶里にも川があって橋が架かる。
ふた抱えもあるざるの中は全部唐辛子。
近づくと、その強烈な匂いに思わず知らずつばが湧き出る。
ゴクリ…。 -
瑶里の集落には、明代中期から後期にかけての明代民間建築の建物が数多い。
その中の一軒の富裕層だった家。
その周辺には…、 -
…この年の春節(旧正月)に貼った春聯が戸口に残る。
普通、春聯は真っ赤だけど、ここのは白い。
雨や風、日に晒されて色が落ちちゃったのかな。 -
笊や壷の日光消毒?
-
集落の道を天秤棒を担いで通る。
今もこの風景は残っているだろうか。 -
あちこちにザルに入って干されている唐辛子が瑶里の村に彩りを添える。
-
民家出入り口の壁に書かれた毛沢東語録が残っていた。
え〜と、
『我々は…を主張するものである。我々は…を希望する。……。』
今は肝心な部分が消えたり消えかけて読み取れない。 -
瑶里の村の道を自転車で走ってくる少年。
これも小学校唱歌という言葉を連想させる村の風景。 -
イチオシ
門口から垣間見た農家の軒先。
日本の田舎でも見かけるような道具が並ぶ。 -
イチオシ
瑶里の村にも石畳の小路が続く所もあった。
中から聞こえてくるのはマージャン牌をかき混ぜる音や大きな話し声。 -
川に架かる木橋を駆け抜けていく少女。
転んで落ちないようにね〜。
これで夏の江西省の集落巡りはおしまいです。
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この旅行記へのコメント (1)
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- ゆっくり歩くさん 2006/01/09 22:23:20
- 今も昔も
- 一番の魅力は,写真が魅力的なこと。これにつきると思います。もちろんコメントも魅力的なのですが。
写真の良さは,何といっても,一目見れば分かることです。真似をしたいと常々思っているのですが,これはセンスと技術の問題で,真似をしてはみたのですけれど,ダメですね。でも,縦長の写真を撮ることの良さは分かりましたので,真似しています。
元々,センスが良いか,努力されたかのどちらかでしょうが,しかし,とても本格的には真似はできません。
それでも,真似をしようという意気込みは未だ捨ててはいませんから,多少は進歩すると思います。
景徳鎮付近は,特に黄山に近づくに従い,良いまちが見られると思っていますので,また機械があればと狙っています。
ただ,凱里にどうしても引っ張られてしまうので,なかなか機会がありません。
ぜひとも,跡を辿ってみたいと,画面を見ながら憧れています。
ただ,やたらに写すのはこのごろ避けてはいるのですが,仕上がりは良くはありません。友人にはセンスの問題といわれるのですが,追いかけて,真似して行きたいと思います。
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