2006/11/19 - 2006/11/19
675位(同エリア1722件中)
さっくんさん
私が初めてトルコを訪れた旅です。この頃はイスラームの国も未だエジプトだけしか訪れていなかった頃です。トルコの帰りにギリシャのアテネを訪れましたが、トルコとギリシャが犬猿の仲と言う事を未だ知らなかった程、初心でした。トルコはイスラーム初心者にうってつけな旅先であると共に、イスラームの歴史以外にもキリスト教やそれ以前の遺跡も多く、ニッチなファンも唸らされる物件も多く見所盛り沢山の国だと思います。
-
カッパドキアを訪れました。ウフララ渓谷の玄関口セリメに到着しました。
-
セリメは岩窟を掘り抜いて造られた修道院が有名です。
-
ウフララ渓谷の鳩の巣。痩せた土地の肥料を得る為に掘りやすい地形に穴を掘り、鳩の巣を作り、鳩の糞を肥料としました。
-
カッパドキアは掘り進め易い岩の質が住居として利用するには最適でしたが、土地は瘦せていて農耕には向いていない土地だったのでしょう。それでも人々は知恵を絞り、この土地の特性を最大限利用して暮らしていたのです。
-
ウフララ渓谷を散策します。季節が晩秋なので枯れた風景です。
-
川沿いを散策します。
-
迫力がある岩山が迫ります。
-
小さい穴は鳩の巣ですが、大きな穴は人の巣です。あ、いや人も暮らしていたでしょうが、教会として使われる事が多かったです。今となっては歴史的経緯が無い穴は倉庫としても使われています。
-
雪をかぶったハサン山。
-
カイマクルの地底都市を訪れました。地下数層にも及ぶ大規模なものです。イスラームがトルコに進出すると、クリスチャンの隠れ里として利用されましたが、キリスト教徒はそれ以前からローマ帝国の迫害からの隠れ里として利用していました。しかしこの地底都市はキリスト教渡来以前から利用されており、始まりはヒッタイト人が掘り始めたのではないかと考えられています。そんな大昔に何故?の疑問に太古の核戦争の核シェルターでは?とのとんでも説が浮上する程です。
-
キャラバンサライ(隊商宿)が残されていました。
-
夕陽で有名なローズ・ヴァレーを訪れました。
-
赤味を含んだ岩が多い事から夕陽に映えます。
-
ローズ・ヴァレーの赤い岩。
-
夕陽を受けたローズ・ヴァレー。
-
夕暮れのローズ・バレー。
-
ローズ・ヴァレー夕刻。
-
太陽が今日一日最後の輝きを放ちます。
-
嗚呼沈んでいきます。
-
空が紅く染まります。
-
陽が沈みました。
-
二日目の朝が訪れました。
-
岩窟に囲まれたウルギュップの街。
-
ウルギュップ・カドゥカレシ。
-
さて、今日はどんな奇岩に出逢えるでしょう?
-
ウルギュップの街を見渡します。
-
印象的な大岩が遠くにあります。
-
落ちそうで落ちない三姉妹。
-
スリー・シスターズです。ヨーヨーは投げません。
-
三姉妹がいなくとも、十分不思議な岩々が連なる不思議な光景は十分非日常を感じさせてくれました。
-
妖精の煙突。
-
ギョレメ屋外博物館。
-
此方は三兄弟(私的)
-
ニョキニョキ生えて出てきた様な、でも削れて出来た岩。
-
人呼んで愛の谷。
理由はご想像にお任せします。 -
愛が沢山?
いや、あまりそう考えたくありません…同性としては…。 -
白いキノコがいっぱい!
-
ギョレメ屋外博物館。この地に岩窟を掘り、多くのキリスト教徒が共同生活を送っていました。
-
カッパドキアの複合遺産たる最大の理由は此処がローマ帝国がキリスト教を国教と定める以前の初期キリスト教にとっての中心とも言える地であり、初期キリスト教の足跡が数多く残されているからです。
-
この奇岩が織り成す特殊な風景は宗教的神秘性にも格好の土地であったと共に、イスラーム進出後は、カッパドキアの削れ易い性質を利用して地底都市を掘り進め、信仰の隠れ里とも機能しました。
-
ギョレメ野外博物館。
-
岩窟教会からカッパドキアの大地を眺めました。
-
見渡す限りの奇岩群です。昔の人々がこの光景を目のあたりにし宗教的神秘性を感じたとしても不思議ではないでしょう。
-
無数に開けられた岩窟が信仰の深さを表しているかの様です。
-
パジャパー地区のキノコ岩。
-
何とも言えない愛らしい奇岩がいっぱいあります。
-
自然は時に不思議なものを作るものです。
-
スター・ウォーズの撮影もカッパドキアで行われたとの事ですが、本当異世界観たっぷりな地形です。
-
一度見たら忘れない光景です。
-
駱駝岩です。
-
地域に拠る地質の違い等からこれだけ表情の異なる奇岩が生まれるのでしょうか?バラエティが豊富なのもカッパドキアの魅力でしょう。
-
奇岩の上に、ちっちゃな奇岩。
-
カッパドキアの奇岩の創造主、エルジェス山。この山の噴火こそが奇岩を創り出したと言えます。
-
ギョレメ・パノラマ。
-
ウチヒサル城。
-
無数の鳩の巣が掘られたウチヒサル城。
-
夕暮れのウチヒサルの村。
-
暮れなずむギョレメの街。
-
夕暮れのギョレメ村。
-
不思議空間とキリスト教の歴史、世界でも珍しい複合遺産を堪能できました。
最後までご覧になって下さり、ありがとうございました。
この旅行記のタグ
関連タグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
西アジアの旅
-
トルコ・カッパドキア
2006/11/19~
カッパドキア
-
トルコ・イスタンブール
2006/11/20~
イスタンブール
-
イランへの小さな旅 シーラーズ&ペルセポリス
2008/06/20~
シラーズ
-
イランへの小さな旅2 イスファハン
2008/06/22~
イスファハン
-
トランジットでイスタンブール
2011/06/01~
イスタンブール
-
チュニジア縦横断の旅イスタンブールでトランジット
2013/06/08~
イスタンブール
-
モーリタニアでサハラ砂漠を満喫!1イスタンブールでトランジット編
2018/12/23~
イスタンブール
-
千夜一夜物語 序幕
2024/11/21~
クウェート
-
千夜一夜物語 第一幕 クゥエート
2024/11/22~
クウェート
-
千夜一夜物語 第二幕 バグダッド
2024/11/23~
バグダッド
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
カッパドキア(トルコ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 西アジアの旅
0
60