千夜一夜物語　序幕

2024/11/21 - 2024/11/22

中東を旅しました。出発前にすったもんだしました。でも、いつも通り帰国すれば大満足な充実した旅になりました。先ず向かう国はクゥエート
今回は序幕と言う事でクゥエート到着までです。

エリア クウェート(クウェート)

旅はいつだって波乱万丈で理不尽だ。やっぱりな！とは思っていましたが10月LCCフライドバイがフライトスケジュールを変更、差し替えられた便が余りにリスキーな乗り継ぎだった為、泣く泣く違うフライトに痛い出費を我慢して買い直しました。結果最初の訪問国クゥエートは1泊すら出来なくなってしまいました。これが後々一悶着を起こす事になるとは当然この時知る由もありません。

出発10日前、一週間前、四日前、丁寧にエディハド航空から出発のお知らせメールが送られてきた。だのに、だのにです。登場二日前、しかも夜、唐突にフライトキャンセルの知らせが来た。しかも丸一日ずらした便を勝手に差し替えて予約を入れると言う余計な事までしてくれている。今回それじゃ旅が成り立たない設定なのだ。

　代理店を通して航空券を買ったので、エディハド航空のサイトでは変更は不可。いったしどうしろ？って言うんだ。眠れない夜になった。

結局会社に泣きついて出発前日休みを頂いた。昼休み一時間で事が済まなければ旅がぶっ飛んでしまう。全く繋がらないコールセンター。やっと繋がったが苛々してはいけない。この場合電話の先の彼女には全く非がある訳では無い。いや、逆に私の運命を握っている救世主になり得る存在なのです。

　エディハド航空が勝手に変えた便では旅が成り立たない事。運航している成田～アブダビは予定のまま、アブダビ～クゥエートを一便遅い便が取れないか？丁寧に説明しました。

此方の言い分は承諾して貰い、結果待ちとなる。「いつ解りますか？」との問いに「明日午前中迄には」と怖い事をアッサリと言うお姉さん。「明日もう出発するのです。結果だけでも早めにお願いします。追加料金がかかる場合は、値段は幾らでも払うので、その場で航空券を押さえてください。宜しくお願い申し上げます。」と改めてお願いして、電話の後で、更にメールで謝意を送っておきました。

謝意のメールが効果を為したかは解りませんが、想像以上に早く解答を頂けました。こうして何とか出発前日、私の旅は確定しました。これ程旅を始める前からゴタゴタが起きるのはマリに旅した以来でしょうか？こうした事は連続するんだよなぁ…。マリの時は最期の最期迄…。さて今回はどうでしょう？

いつもは何も感じない空港の搭乗ゲート。これから始まる旅先に、もう心はいってしまっている状態ですが、今回は今この席に自分が座っていられる事に言いようの無い有難さを感じました。航空券が取れなかったら、今頃会社にいって、ふてくされながら「仕事ください…」なんて言っていたかもしれません。いや、恥ずかしいから蓄電していたでしょうか？どちらにしても最悪です。

先ずは喫煙ルームで一服を、これから12時間の禁煙タイム。

インバウンド需要の高まりか？以前より遥かに外国人比率が高い。目先の利益ばかり追従し、身切りな政治ばかりした結果円の価値が暴落した結果がこれ。昔は「からゆきさん」なんて日本人女性が海外に売られていく哀しい時代がありましたが、今じゃ自ら女性が高収入を求めて海外に自らを売りに行く時代が到来した様です。

　これでは今まで日本人が嫌がる仕事を担ってきてくれた外国人の出稼ぎの方々も違う国に移ってしまうでしょう。いったいどうなってしまうのでしょう日本！少なくともドルに両替して渡された額を見て呆然と口を開ける自分がいます。

最初のフライトスケジュールの変更で、クゥエート翌日早朝出発が当日深夜発に変更されました。エディハドのフライトキャンセルで、早朝3時到着が10時到着になりました。幸いどちらも夜の時間帯が大幅に変わっただけなので、街歩きの時間は確保されたの不幸中の幸いです。しかしその分空港での待ち時間が大幅に増え、二泊連続空港白となったのは体力的にも衛生的にも辛いスケジュールになりました。

敵機影確認！攻撃用意！

っていつから日本に就航したのでしょう？目障りです。いや、穏健なユダヤ人も多くいますし、いや、それ以上に平和を望んでいるだろうユダヤ人の方が多い筈なのに、ネタのやってる事は、これまでユダヤ人が苦労して築いてきたユダヤ人のイメージを破壊しかねない愚かな行為です。

　こんな愚劣な事を続けていけば、アンネの日記もアウシュビッツも大きく価値を落とします。彼等が我々はこんな悲惨な過去があったと主張しても、貴方達も相当な卑劣な行為をしているでしょう？と誰にも相手にして貰えなくなるでしょう。

　ネタのやってる事は、ユダヤ人がこれ迄苦労して作り上げた盾に唾を吐きかける様な行為でもあり、ユダヤ人を窮地に追い込む行為でさえあります。早く、気づきなさい！人を殴ると言う事は、自分の心をも殴っていると言う事です。

さて先ずはアブダビ迄フライトです。スマホでチェックインし、飛行場のチェックインの長蛇の列をスルー出来るのは本当に有難かったです。でも二日前のフライトキャンセルは頂けません

離陸しました。安堵のため息がでます。

最初の機内食です。機内食としては美味しい方だと思います。エンタメは…エミレーツと比べると一回り少ないですが、それでも他方面の航空会社より数段充実しています。やっぱり航空会社は中東系が一番好きです。

メイン画面で映画を見て、コントローラー内臓の小さなモニターでフライト・パスを見れるのは良い仕様だと思います。

今回の旅は三本立てです。つまり三か国周遊です。前菜、メイン、デザートみたいな感じです。今回の旅で中東地域の国に全て足跡を残す事になります。

もうすぐで最初の寄港地アブダビです。今回はトランジットのみで下車しません。

アブダビに到着です。私は通常海外ではWi-Fiが使える場所でのみスマホを使う人でしたが、中東は車社会なのでウーバー（カリーム）が使えると行動範囲が増える事、連絡しなければならない事があったので、常にオンラインである事が必要だった為、試しにポケットWi-Fiを使いました。

　感想は…高過ぎますね。現地に着き煩わしい設定抜きに使えるのは有難いですが、価格的に高過ぎる。これなら手数をかけてもSIM買った方が良かったと思いました。世界周遊のコースで確認したにも関わらず、重要な訪問二か国目で使えなかった事も痛手でした。もう二度の使用は無いでしょう。

アブダビ空港に到着しました。深夜にも関わらず大勢の人で賑わっています。成田や関空では、お通夜になってしまったかのような時間帯にです。

ドバイ、アブダビ、シャルジャ、そしてお隣のドーハ。至近距離にこれだけ国際空港が隣接しているにも関わらず、これだけ集客力を保てるのは、中東と言うアフリカにもヨーロッパにも、アジアにも近い地政学的な重要性は兎も角、それぞれの空港のサービスへの努力の賜物でしょう。

本来なら慌ただしくトランジットを済ませなければならなかったのですが、フライトキャンセルの為7時間この空港で過ごさなければなりません。でもこれだけ広大な空港なら、何処か寝ころべる場所もあるでしょう。

これから何処で7時間を過ごしましょう？トイレの個室が一番落ち着き、プライベートを保てますが、朝方にはノックの嵐になって、中々出ないと人を呼ばれる可能性もあります。

こんな素晴らしい椅子があったじゃないですか！

やっと出発の時間がやってきました。航空会社の人も未だプリントアウトした航空券に慣れていないのか、戸惑っている様子でした。

薄っすらと夜が明けてきました。どうせ早朝3時にクゥエートに着いても、空港か市街で時間を潰さなければならないので、フライトキャンセルで良かったのかもしれません。でも二日前はダメでしょ！（←いつまで言ってる！）

機体は成田～アブダビのものより一回り、二回り小さいエアバスのもの。お世話になります。

今夜も空港泊って思うと、思いやられてしまいますが、そんな程度で思いやられているのはそれだけ私が歳を取ったと言う事でしょう。さてクゥエートはどんな国なのでしょう？

ふらつく足取りで機内にいざ乗り込みます。

ほんの二時間足らずのフライトですが、簡単な軽食が出ました。ありがたいです。

漸くクゥエート到着です。さて！と言う感じですがアライバルヴィザ取得で一悶着です。事前に調べたところ、クゥエートにはトランジットヴィザに相当するものが無いので、アライバルヴィザを取得してくださいとの事でしたが、ヴィザの申告カードに宿泊先とそのレシートの提出が無いとヴィザを発給出来ないとの事。

　揉めに揉めた末、結局その場で予約サイトで泊まらないホテルを予約しヴィザを受領、当日なのでキャンセルも効かず、痛い出費となりました。

そんな訳なのでクゥエートには当日観光する場合は、事前にキャンセル無料のホテルを予約し、レシートをコピーしたら即キャンセル。そのホテルを宿泊先に書き込み、そのレシートを提出すると良いでしょう。まんまと人柱になってしまいました。

ヴィザを受領したらこんなでかい紙片を渡されました。出国する時返納したのでホッとしましたが。とても邪魔です。でもレシートみたいなチンケなものだと私は失くしかねないので、ある意味私にはこれくらいがちょうど良いのかもしれません(笑)

如何せんこれで漸く自由になりました。ではいってきます！

最期までご覧になってくださり、ありがとうございます。