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 歩く歩く歩く2015 おまけ パリ観光5<br /><br /> 出発から63日目  ナポレオンの棺

歩く歩く歩く2015 おまけ パリ観光5

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2015/05/12 - 2015/07/17

6079位(同エリア16384件中)

旅行記グループ 歩く歩く歩く 2015

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おく

おくさん

 歩く歩く歩く2015 おまけ パリ観光5

 出発から63日目  ナポレオンの棺

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 徒歩
航空会社
ANA
旅行の手配内容
個別手配

PR

  •  7月13日。いつもの朝飯を食べて8時にホステルを出発。今日も元気に40分歩いてまずはドーム教会と言う所に着く。ハテ、ドーム教会ってなんだったかな?どっちみち開館には早いので広大な敷地をグルッと廻った反対側にあるアンバリッドと言うのを目指す。

     7月13日。いつもの朝飯を食べて8時にホステルを出発。今日も元気に40分歩いてまずはドーム教会と言う所に着く。ハテ、ドーム教会ってなんだったかな?どっちみち開館には早いので広大な敷地をグルッと廻った反対側にあるアンバリッドと言うのを目指す。

  •  と、ここで足元に黄色い矢印を発見したのでビックリ!知らない人には何の印か分からないだろうが、これは千数百キロ彼方のサンチャゴ・デ・コンポステラまで続いている矢印なのだよ明智くん。少し離れた交差点にもひっそりと黄色い矢印が描かれていた。そうか、サンジャック塔を出発した巡礼道はこのドーム教会の前を通って私がスタートしたサンジャン・ピエド・ポーに繋がっているのかとほんのり感激した。いつかこの矢印を辿って歩いてみたい気がするが、フランス国内を1カ月歩くにはさすがにフランス語が必要だろう。それは絶対に無理。

     と、ここで足元に黄色い矢印を発見したのでビックリ!知らない人には何の印か分からないだろうが、これは千数百キロ彼方のサンチャゴ・デ・コンポステラまで続いている矢印なのだよ明智くん。少し離れた交差点にもひっそりと黄色い矢印が描かれていた。そうか、サンジャック塔を出発した巡礼道はこのドーム教会の前を通って私がスタートしたサンジャン・ピエド・ポーに繋がっているのかとほんのり感激した。いつかこの矢印を辿って歩いてみたい気がするが、フランス国内を1カ月歩くにはさすがにフランス語が必要だろう。それは絶対に無理。

  •  アンバリッドへ行く途中にロダン美術館が見えたので、ここもパスが使えるから寄ってみようと道路を渡って前まで行ったところ月曜が休館日だった。ロダンの作品は日本をはじめ同じのがアチコチにあるから惜しくもないやと負け惜しみを言ってみる。

     アンバリッドへ行く途中にロダン美術館が見えたので、ここもパスが使えるから寄ってみようと道路を渡って前まで行ったところ月曜が休館日だった。ロダンの作品は日本をはじめ同じのがアチコチにあるから惜しくもないやと負け惜しみを言ってみる。

  •  アンバリッド前に着くと男女の警官が門番をしていたのでパスを見せて入ろうとしたところ、女性警官がムニャムニャムニャと訳の分からないフランス語で喋って来て、問答無用と追い返される。ここも他と同じ9時オープンと思ってやってきたが、張り紙を見たらここは10時だった。他の観光地を廻ろうにも歩いて行くには距離があるので開くまで待つことにする。その間にも観光客がやって来て扉に近づいて行くと、そのたびに女性警察官が半開きになっている鉄門をガチャンと閉めて入れないことをアピールしている。まるで意地悪してるみたいだ。施錠しちゃえばそんな手間は要らないだろうが、ここは業者や職員の車が頻繁にやってくるので締め切りには出来ないらしい。<br /><br /> 徒歩通勤の職員も車もみんなパスを見せて通らせてもらっているが、一人のフランス爺さんはパス無しで通ろうとして交渉するも撃沈されていた。殆どの観光客はまだ入れないのが分かると行ってしまうので一人きりで門の前にある石棚に座って待っていると、今日はもしかして休館日じゃないのかと心配になる。ここの休館日がいつなのか知らないしなぁ、もし休館日なら凄い無駄な時間を過ごしていることになってしまう。しかし、30分もすると他の観光客もここで待ちだしたのでやっと安心する。

     アンバリッド前に着くと男女の警官が門番をしていたのでパスを見せて入ろうとしたところ、女性警官がムニャムニャムニャと訳の分からないフランス語で喋って来て、問答無用と追い返される。ここも他と同じ9時オープンと思ってやってきたが、張り紙を見たらここは10時だった。他の観光地を廻ろうにも歩いて行くには距離があるので開くまで待つことにする。その間にも観光客がやって来て扉に近づいて行くと、そのたびに女性警察官が半開きになっている鉄門をガチャンと閉めて入れないことをアピールしている。まるで意地悪してるみたいだ。施錠しちゃえばそんな手間は要らないだろうが、ここは業者や職員の車が頻繁にやってくるので締め切りには出来ないらしい。

     徒歩通勤の職員も車もみんなパスを見せて通らせてもらっているが、一人のフランス爺さんはパス無しで通ろうとして交渉するも撃沈されていた。殆どの観光客はまだ入れないのが分かると行ってしまうので一人きりで門の前にある石棚に座って待っていると、今日はもしかして休館日じゃないのかと心配になる。ここの休館日がいつなのか知らないしなぁ、もし休館日なら凄い無駄な時間を過ごしていることになってしまう。しかし、30分もすると他の観光客もここで待ちだしたのでやっと安心する。

  •  門の前には年代物の大砲がずらりと並んでいて、その前には大きなロータリー式交差点があった。日本にはないこのタイプの交差点に出入りする車を見物してるのも面白い。スムーズにロータリーに侵入して別の出口から上手に出て行く車もあるが、廻っている車とのタイミングが悪くギクシャクする場合もあったりして、ビービーとクラクションを鳴らされている。時折通過する白バイだけは手を挙げながら大きな顔をして侵入していて、他の車は仕方なく道を譲っている。日本ならパトカーでも白バイでもサイレンを鳴らし赤色灯を回してない限り一般車両と同じに走らなくてはならない筈だが、やっぱりフランスはこういう所でもテキトー。

     門の前には年代物の大砲がずらりと並んでいて、その前には大きなロータリー式交差点があった。日本にはないこのタイプの交差点に出入りする車を見物してるのも面白い。スムーズにロータリーに侵入して別の出口から上手に出て行く車もあるが、廻っている車とのタイミングが悪くギクシャクする場合もあったりして、ビービーとクラクションを鳴らされている。時折通過する白バイだけは手を挙げながら大きな顔をして侵入していて、他の車は仕方なく道を譲っている。日本ならパトカーでも白バイでもサイレンを鳴らし赤色灯を回してない限り一般車両と同じに走らなくてはならない筈だが、やっぱりフランスはこういう所でもテキトー。

  •  オープンと同時に門の中に入ることができる。ここは軍事博物館になっていて、入り口の両側には第二次世界大戦で使われたらしい年代もの戦車が並んでいた。

     オープンと同時に門の中に入ることができる。ここは軍事博物館になっていて、入り口の両側には第二次世界大戦で使われたらしい年代もの戦車が並んでいた。

  •  広い施設だが、案内板は余り親切でなかったので入口を探し当て室内に入って行くと、中世の武器・甲冑から始まり、近代兵器に至るまでがこれでもかと言うほど山盛りに展示してあった。日本の甲冑まで何両もあったのは意外だったな。この中の一つでも持っていれば何でも鑑定団で「驚きの価格がっ」となるだろう。男性は大いに興味があるだろうが、女性に取ってはどうなんかと思わせる博物館だった。

     広い施設だが、案内板は余り親切でなかったので入口を探し当て室内に入って行くと、中世の武器・甲冑から始まり、近代兵器に至るまでがこれでもかと言うほど山盛りに展示してあった。日本の甲冑まで何両もあったのは意外だったな。この中の一つでも持っていれば何でも鑑定団で「驚きの価格がっ」となるだろう。男性は大いに興味があるだろうが、女性に取ってはどうなんかと思わせる博物館だった。

  •  子供のころは拳銃ファンだったので、当時覚えたドイツ拳銃のルガー、ワルサー、モーゼルに加え日本軍の南部十四年式拳銃の本物があったので感激してみんな写真に収める。どの拳銃も紙に何度もスケッチしたり、モーゼルに至っては厚い板を彫りぬいて作ったものだ(レプリカは高くて買えないから)。こんな所で本物に出会えるとは。

     子供のころは拳銃ファンだったので、当時覚えたドイツ拳銃のルガー、ワルサー、モーゼルに加え日本軍の南部十四年式拳銃の本物があったので感激してみんな写真に収める。どの拳銃も紙に何度もスケッチしたり、モーゼルに至っては厚い板を彫りぬいて作ったものだ(レプリカは高くて買えないから)。こんな所で本物に出会えるとは。

  •  武器は中世の時代から第二次大戦ころまで年代別に展示してあって、大昔に良く見ていたアメリカのテレビ映画に登場していた爆撃機に搭載されていた銃座まで展示してあった。あんな狭い中に入って殺し合いするなんて恐ろしいな。でもきっとこれはアメリカのじゃなくて勿論フランス空軍のだろうな。

     武器は中世の時代から第二次大戦ころまで年代別に展示してあって、大昔に良く見ていたアメリカのテレビ映画に登場していた爆撃機に搭載されていた銃座まで展示してあった。あんな狭い中に入って殺し合いするなんて恐ろしいな。でもきっとこれはアメリカのじゃなくて勿論フランス空軍のだろうな。

  •  次は一端外に出てからぐるっと廻って、お待ちかねのナポレオンの棺があるところに行って見ると、それはドーム教会の中だった。忘れていたがドーム教会ってそういうところだったのか。ここは隣の博物館とは対照的に華麗で優美さがあった。

     次は一端外に出てからぐるっと廻って、お待ちかねのナポレオンの棺があるところに行って見ると、それはドーム教会の中だった。忘れていたがドーム教会ってそういうところだったのか。ここは隣の博物館とは対照的に華麗で優美さがあった。

  •  さすがフランスの誇り、ナポレオンの墓だ。棺は上からも見られる地下にあって、大きすぎる棺は三層構造になっていて、中に本物のナポレオン・ポナパルトの遺骸が納まっているそうだ。へー、この中にねぇ~と思うが中は見えないので想像するだけだ。

     さすがフランスの誇り、ナポレオンの墓だ。棺は上からも見られる地下にあって、大きすぎる棺は三層構造になっていて、中に本物のナポレオン・ポナパルトの遺骸が納まっているそうだ。へー、この中にねぇ~と思うが中は見えないので想像するだけだ。

  •  ドーム教会と言う名前らしいが、一応祭壇はあるものの、中でミサがたてられる作りではないので、ナポレオンの慰霊堂みたいなもんかな。まぁ本物のナポレオンの遺体と言う事なので、そう信じれば訪問できて良かったかな。

     ドーム教会と言う名前らしいが、一応祭壇はあるものの、中でミサがたてられる作りではないので、ナポレオンの慰霊堂みたいなもんかな。まぁ本物のナポレオンの遺体と言う事なので、そう信じれば訪問できて良かったかな。

  •  セーヌ川を渡ってオランジェリー美術館へ行ってみる。150人ほどの大行列ができているが、パスを持っている人の入り口は別にあって、ここでも賓客待遇で先頭一番で入ることができる。パス様々で買って良かったこと。

     セーヌ川を渡ってオランジェリー美術館へ行ってみる。150人ほどの大行列ができているが、パスを持っている人の入り口は別にあって、ここでも賓客待遇で先頭一番で入ることができる。パス様々で買って良かったこと。

  •  ここの目玉は何と言ってもモネの大作「睡蓮」だ。1部屋をまるごと使ってモネの作品をたった2枚だけ展示している。同じ部屋がもうひとつあって、合計4枚展示してあるが有名なのは分かっているが正直、デカ過ぎてメリハリが見いだせず、どこがいいんだろうとマジマジと見てしまう。他に知っているのは、ルノワールのピアノを弾く少女とかマリーローランサンにピカソ程度だったので余り面白い美術館じゃなかった。

     ここの目玉は何と言ってもモネの大作「睡蓮」だ。1部屋をまるごと使ってモネの作品をたった2枚だけ展示している。同じ部屋がもうひとつあって、合計4枚展示してあるが有名なのは分かっているが正直、デカ過ぎてメリハリが見いだせず、どこがいいんだろうとマジマジと見てしまう。他に知っているのは、ルノワールのピアノを弾く少女とかマリーローランサンにピカソ程度だったので余り面白い美術館じゃなかった。

  •  ここの軽食堂で昼飯を食べておくことにする。ボカディージョとハイネケンで9.3ユーロ。10ユーロ以内なら私でも食べてみようって気になる。高いけどちゃんと食べたお陰でパワー回復して午後も元気に歩き回れるようになった。やっぱり食事は大事なんだな。ずっと歩きだし。

     ここの軽食堂で昼飯を食べておくことにする。ボカディージョとハイネケンで9.3ユーロ。10ユーロ以内なら私でも食べてみようって気になる。高いけどちゃんと食べたお陰でパワー回復して午後も元気に歩き回れるようになった。やっぱり食事は大事なんだな。ずっと歩きだし。

  •  エリゼ宮と言う名前に惹かれてやってはきたものの、地図ではこの近くの筈なのだがさっぱり見当たらない。歩いているパリの婦人に聞いたところ親切に教えてくれたのにまったく見つからないので、エリゼ宮は諦めて場所的に分かり易いマドレーヌ教会へ行って見る。やっぱりお菓子のマドレーヌと関係あるんだろうなと思うが何の知識も仕入れてないので分からない。来て見ると今までの教会とは趣が違ったギリシャ風の柱が無数に立った大きな建物だった。中ではパイプオルガンの演奏会をやっていて沢山の人が聴き入っていたので、少しの間、鑑賞させてもらう。ちょっといい時間だな。

     エリゼ宮と言う名前に惹かれてやってはきたものの、地図ではこの近くの筈なのだがさっぱり見当たらない。歩いているパリの婦人に聞いたところ親切に教えてくれたのにまったく見つからないので、エリゼ宮は諦めて場所的に分かり易いマドレーヌ教会へ行って見る。やっぱりお菓子のマドレーヌと関係あるんだろうなと思うが何の知識も仕入れてないので分からない。来て見ると今までの教会とは趣が違ったギリシャ風の柱が無数に立った大きな建物だった。中ではパイプオルガンの演奏会をやっていて沢山の人が聴き入っていたので、少しの間、鑑賞させてもらう。ちょっといい時間だな。

  •  演奏は素晴らしかったが、ここでずっと聞いているのも時間が勿体ないので、この近くにあるオペラ座を目指す。広い通りが更に広くなった所にオペラ座はあったのですぐ見つかった。ここもまぁ立派。オペラ座は正面から入るのでなく、建物の脇から入場観光できるそうなので行ってみることにする。苦手の券売機でチケットを買わなくてはならないが、いじくっている内に何とかゲットすることができる。11ユーロとお高め。でも中はそれに見合うほどの豪華さで見ごたえは十分だった。<br />

     演奏は素晴らしかったが、ここでずっと聞いているのも時間が勿体ないので、この近くにあるオペラ座を目指す。広い通りが更に広くなった所にオペラ座はあったのですぐ見つかった。ここもまぁ立派。オペラ座は正面から入るのでなく、建物の脇から入場観光できるそうなので行ってみることにする。苦手の券売機でチケットを買わなくてはならないが、いじくっている内に何とかゲットすることができる。11ユーロとお高め。でも中はそれに見合うほどの豪華さで見ごたえは十分だった。

  •  テレビや旅行雑誌で何度も見た大階段をはじめ、豪華絢爛のロビー(パリは豪華絢爛だらけ)、お金持ちが利用する上階の個別観覧室にも入ることが出来て、ここから劇場全体も見ることができた。

     テレビや旅行雑誌で何度も見た大階段をはじめ、豪華絢爛のロビー(パリは豪華絢爛だらけ)、お金持ちが利用する上階の個別観覧室にも入ることが出来て、ここから劇場全体も見ることができた。

  •  舞台上では大道具さんが何かのリハーサル中らしく、緞帳を開け閉めしている。上にはシャガールの大きな天井画があった。これどうやって描いたんだろう。

     舞台上では大道具さんが何かのリハーサル中らしく、緞帳を開け閉めしている。上にはシャガールの大きな天井画があった。これどうやって描いたんだろう。

  •  外へと通じるベランダから下のロータリーを見たら、車体にドゴール空港行きと大書きしたバスが見える。事前情報で得ていた空港行きのバスが確認できたが、ここから乗る予定はないので見たというだけ。<br />

     外へと通じるベランダから下のロータリーを見たら、車体にドゴール空港行きと大書きしたバスが見える。事前情報で得ていた空港行きのバスが確認できたが、ここから乗る予定はないので見たというだけ。

  •  オペラ座をすっかり堪能して、この近くにある老舗デパートのギャラリー・ラファイエットとプランタン前を通って地下鉄13番線に乗る。この地下鉄入口も穴倉ぽくてかなり胡散臭い。この13番はホテルから一番近い駅に乗り換え無しで直行するのでとても便利。ホステルに一番近い駅名はPlaisanceと書くのだが、車内のアナウンスではこれをたった3つほどの音(プレサみたいな)で言ってしまうので文字と喋る言葉の両方知らないと何を言っているのか全然分からないと思った。<br /><br /> そのプレサ(?)駅からホテルに向かう道筋には大きなスーパーがあったので、食料を仕入れて帰ることにする。明日は革命記念日で店は休みが多そうだから大量に買っておいた方が良かろう。ハイネケンをケースで買ったので6本ゲット。玉子も1パックで6、ポテチ、クッキー、トマト2、サンドイッチ、桃缶で15ユーロ。買い物の最長不倒金額を更新した。ハイネケンは同じ物がホテルでは1本2ユーロで、ここでは6缶で5ユーロだった。嘘みたい。<br /><br /> ホテルの食堂でポツンと一人で酒盛りしていたら、日本人のKさんが隣にやって来て、カップ麺ならぬカップパスタ食べ始めた。これが本日の晩餐の全てらしい。私より粗末な夕飯なので、缶ビールとゆで卵にポテチも上げると喜ばれる。余計に買っておいて良かった。みんなドミトリーに泊まるような人は、こうやって節約してるんだよね。若いお嬢さんの節約旅、いじらしいです。<br /><br /> Kさんはフランスの後はイギリスに数日行ってからドイツに渡るそうだ。全部で1ヶ月間の旅行で日本に帰ったら職探しですと言っている。英語も出来てバイタリティーのあるお嬢さんなので、きっと良い仕事が見つかるだろう。<br /><br /> そうそう、イーデンから英語のメールが入っていて、意味不明の部分があったので訳してもらう。理解できなかったカンパニーという単語は、会社ではなく「同じ釜の飯を食べた」とか「同じことをした」と言う意味だと教えてもらった。それだとメールの意味が繋がった。ありがとうKさん。<br /><br /><br /> 出発から64日目  革命記念日<br /><br /> 7月14日。今日はフランスの一大イベント、革命記念日だ。日本ではパリ祭なんて言ってるようだが、フランスの人は誰もパリ祭なんて言わないようですよ(二回目)。Kさんはパレードが大好きだそうなので、朝早く6時に場所取りするため張り切って出かけて行った。私はまぁパレードが見られればいいかなと思って、Kさんより30分遅めに出発する。<br /><br /> 革命記念日では美術館や地下鉄は全部無料になると教わっていたけど地下鉄に限っては普通に切符が必要だった。切符は何とか券売機でも買えるようになったのでパリ観光能力が少しレベルアップした。券売機から表示される文字は何となく想像で押していくと最後に金かカードを入れろという指示がでるので、そこでコインを入れるとペッと1枚乗車券が出てくるのでホッとする。

     オペラ座をすっかり堪能して、この近くにある老舗デパートのギャラリー・ラファイエットとプランタン前を通って地下鉄13番線に乗る。この地下鉄入口も穴倉ぽくてかなり胡散臭い。この13番はホテルから一番近い駅に乗り換え無しで直行するのでとても便利。ホステルに一番近い駅名はPlaisanceと書くのだが、車内のアナウンスではこれをたった3つほどの音(プレサみたいな)で言ってしまうので文字と喋る言葉の両方知らないと何を言っているのか全然分からないと思った。

     そのプレサ(?)駅からホテルに向かう道筋には大きなスーパーがあったので、食料を仕入れて帰ることにする。明日は革命記念日で店は休みが多そうだから大量に買っておいた方が良かろう。ハイネケンをケースで買ったので6本ゲット。玉子も1パックで6、ポテチ、クッキー、トマト2、サンドイッチ、桃缶で15ユーロ。買い物の最長不倒金額を更新した。ハイネケンは同じ物がホテルでは1本2ユーロで、ここでは6缶で5ユーロだった。嘘みたい。

     ホテルの食堂でポツンと一人で酒盛りしていたら、日本人のKさんが隣にやって来て、カップ麺ならぬカップパスタ食べ始めた。これが本日の晩餐の全てらしい。私より粗末な夕飯なので、缶ビールとゆで卵にポテチも上げると喜ばれる。余計に買っておいて良かった。みんなドミトリーに泊まるような人は、こうやって節約してるんだよね。若いお嬢さんの節約旅、いじらしいです。

     Kさんはフランスの後はイギリスに数日行ってからドイツに渡るそうだ。全部で1ヶ月間の旅行で日本に帰ったら職探しですと言っている。英語も出来てバイタリティーのあるお嬢さんなので、きっと良い仕事が見つかるだろう。

     そうそう、イーデンから英語のメールが入っていて、意味不明の部分があったので訳してもらう。理解できなかったカンパニーという単語は、会社ではなく「同じ釜の飯を食べた」とか「同じことをした」と言う意味だと教えてもらった。それだとメールの意味が繋がった。ありがとうKさん。


     出発から64日目  革命記念日

     7月14日。今日はフランスの一大イベント、革命記念日だ。日本ではパリ祭なんて言ってるようだが、フランスの人は誰もパリ祭なんて言わないようですよ(二回目)。Kさんはパレードが大好きだそうなので、朝早く6時に場所取りするため張り切って出かけて行った。私はまぁパレードが見られればいいかなと思って、Kさんより30分遅めに出発する。

     革命記念日では美術館や地下鉄は全部無料になると教わっていたけど地下鉄に限っては普通に切符が必要だった。切符は何とか券売機でも買えるようになったのでパリ観光能力が少しレベルアップした。券売機から表示される文字は何となく想像で押していくと最後に金かカードを入れろという指示がでるので、そこでコインを入れるとペッと1枚乗車券が出てくるのでホッとする。

  •  パレードが通るシャンゼリゼ付近の駅は閉鎖される情報だったが、ダメ元でシャンゼリゼ駅で降りたら何ともなしに地上に出られた。ちなみにシャンゼリゼはChampsElysesと書くので知らないとシャンゼリゼと読めないよね。日本語だと「ゼ」が二つもあるのにZの文字なんてどこにも見当たりません。

     パレードが通るシャンゼリゼ付近の駅は閉鎖される情報だったが、ダメ元でシャンゼリゼ駅で降りたら何ともなしに地上に出られた。ちなみにシャンゼリゼはChampsElysesと書くので知らないとシャンゼリゼと読めないよね。日本語だと「ゼ」が二つもあるのにZの文字なんてどこにも見当たりません。

  •  シャンゼリゼ通りに面してフェンスが二重に張り巡らされており、通りに一番近いフェンスにはどこから入るのか分からないので1本外側のフェンスに取りつき、前から3番目に陣取る。ここもまぁまぁだからパレードが良く見えるだろうとぬか喜びをすること2時間。私の前の身長190cmはあろうかと思われる黒人青年がどっかに行ってしまったので前から2番目になると同時に視界が一気に開けたので更に期待が高まる。しかし、その喜びも束の間、パレードに動きが少しでもあると最前列に陣取っていた連中は一斉にフェンスに足を掛けて延び上がってしまうので後ろの人たちは一斉に何も見えない状態に陥ってしまう。あんた達は少しは後ろの人のことを考えんのかいと言ってやりたくなるがこれも国民性の違いか。パレードは何か動きがあってもまた暫く何もないし、あると一斉にフェンスに足を掛けて上るのでここで我慢して待っている意味が分からなくなってきたので後ろに後退する。ここは日なたで暑いし。

     シャンゼリゼ通りに面してフェンスが二重に張り巡らされており、通りに一番近いフェンスにはどこから入るのか分からないので1本外側のフェンスに取りつき、前から3番目に陣取る。ここもまぁまぁだからパレードが良く見えるだろうとぬか喜びをすること2時間。私の前の身長190cmはあろうかと思われる黒人青年がどっかに行ってしまったので前から2番目になると同時に視界が一気に開けたので更に期待が高まる。しかし、その喜びも束の間、パレードに動きが少しでもあると最前列に陣取っていた連中は一斉にフェンスに足を掛けて延び上がってしまうので後ろの人たちは一斉に何も見えない状態に陥ってしまう。あんた達は少しは後ろの人のことを考えんのかいと言ってやりたくなるがこれも国民性の違いか。パレードは何か動きがあってもまた暫く何もないし、あると一斉にフェンスに足を掛けて上るのでここで我慢して待っている意味が分からなくなってきたので後ろに後退する。ここは日なたで暑いし。

  •  後ろに行けば自由にウロチョロできるし日陰も選べる。人も密集してないから時折吹く風が涼しい。あーこっちに移動してよかった。あんな環境で長い時間我慢して損しちゃったよ。

     後ろに行けば自由にウロチョロできるし日陰も選べる。人も密集してないから時折吹く風が涼しい。あーこっちに移動してよかった。あんな環境で長い時間我慢して損しちゃったよ。

  •  ほどなくジェット戦闘機がトリコロールカラーの煙をひっぱりながら上空を通り過ぎて行くのが見える。これこれ、これを見たかったんだよ。続いて大きな丸いレーダーを背負った大型機や戦闘機の編隊が何回もシャンゼリゼ通りの上をゆっくりと通過していくので、こんだけ見られればいいやと思った。欲を言えば戦車やミサイルの行進するところを見たかったのだがもうこんだけ見たから気が済んだ。

     ほどなくジェット戦闘機がトリコロールカラーの煙をひっぱりながら上空を通り過ぎて行くのが見える。これこれ、これを見たかったんだよ。続いて大きな丸いレーダーを背負った大型機や戦闘機の編隊が何回もシャンゼリゼ通りの上をゆっくりと通過していくので、こんだけ見られればいいやと思った。欲を言えば戦車やミサイルの行進するところを見たかったのだがもうこんだけ見たから気が済んだ。

  •  さて次は予定していたオルセー美術館だと歩き始める。そしたら裏通りの道端では沢山の兵隊が固まっていて出番を待っているようだ。一緒に記念写真を撮ってもいいらしいので何枚か撮らせてもらうと、ピースまでサービスしてくれる若い兵隊さんも居た。

     さて次は予定していたオルセー美術館だと歩き始める。そしたら裏通りの道端では沢山の兵隊が固まっていて出番を待っているようだ。一緒に記念写真を撮ってもいいらしいので何枚か撮らせてもらうと、ピースまでサービスしてくれる若い兵隊さんも居た。

  •  オルセーに行くにはセーヌ川を渡ってシャンゼリゼとは反対側に行くのだが、渡った先の広場には議杖兵の団体が何やら予行演習をやっているのが目に入る。本番前の練習のようだ。整列して一斉にサーベルを抜き号令に従って剣を振り回しながらきびきびと動いている。

     オルセーに行くにはセーヌ川を渡ってシャンゼリゼとは反対側に行くのだが、渡った先の広場には議杖兵の団体が何やら予行演習をやっているのが目に入る。本番前の練習のようだ。整列して一斉にサーベルを抜き号令に従って剣を振り回しながらきびきびと動いている。

  •  赤いグループの練習が終わったら次は青いグループも同じように練習を始めだしたので、あんな暑くてパレードが見えない所で頑張っているよりずっと良いものが見られたと溜飲が下がる思いだ。ここでも儀式用に盛装した兵隊さんと一緒に写真を撮らせてもらう。みんな愛想良く写真に納まってくれるので、これがフランス人気質なのかな。

     赤いグループの練習が終わったら次は青いグループも同じように練習を始めだしたので、あんな暑くてパレードが見えない所で頑張っているよりずっと良いものが見られたと溜飲が下がる思いだ。ここでも儀式用に盛装した兵隊さんと一緒に写真を撮らせてもらう。みんな愛想良く写真に納まってくれるので、これがフランス人気質なのかな。

  •  色んな兵隊さんがいるが、一様に機関銃を構えている。赤いヘルメットをかぶったのは軍隊の中で消防任務の人らしい。女性兵士の制服姿は特にカッコ良く、一様にジャラジャラと沢山の勲章を胸に下げている。

     色んな兵隊さんがいるが、一様に機関銃を構えている。赤いヘルメットをかぶったのは軍隊の中で消防任務の人らしい。女性兵士の制服姿は特にカッコ良く、一様にジャラジャラと沢山の勲章を胸に下げている。

  •  オルセーに向かう道路には盛装した女性の議杖兵が歩いていたので、もうすっかり図々しくなって写真を撮らせてとサインを送ったら、ちゃんと気を付けの姿勢で立ち止まってにっこり笑ってポーズを決めると言うサービス迄してくれる。余りに全員が愛想がいいので、軍から市民との友好をほにゃららと言い含められてでもいるのかな?<br /><br /> 他にも白い服を着た海軍やら陸軍やら女性兵士も混じった色々な部隊が盛んに動き回っていた。空にはヘリ部隊が飛び交っているし、もう祭り一色だ。革命記念日はテロの標的としたら絶好の機会だろから警備も凄いだろなと想像し、怪しい東洋人なので一度や二度は職質を受ける覚悟でいたが、そういう事はまったくなくて楽しいだけだった。日本で計画を練っていたときは、この記念日のことはまったく知らなかったので偶然ながら出会えたのは非常に幸運だった。革命記念日を堪能したところで、オルセーに向かうとしようか。<br /><br /><br />歩く歩く歩く2015 おまけ パリ観光6へ続く

     オルセーに向かう道路には盛装した女性の議杖兵が歩いていたので、もうすっかり図々しくなって写真を撮らせてとサインを送ったら、ちゃんと気を付けの姿勢で立ち止まってにっこり笑ってポーズを決めると言うサービス迄してくれる。余りに全員が愛想がいいので、軍から市民との友好をほにゃららと言い含められてでもいるのかな?

     他にも白い服を着た海軍やら陸軍やら女性兵士も混じった色々な部隊が盛んに動き回っていた。空にはヘリ部隊が飛び交っているし、もう祭り一色だ。革命記念日はテロの標的としたら絶好の機会だろから警備も凄いだろなと想像し、怪しい東洋人なので一度や二度は職質を受ける覚悟でいたが、そういう事はまったくなくて楽しいだけだった。日本で計画を練っていたときは、この記念日のことはまったく知らなかったので偶然ながら出会えたのは非常に幸運だった。革命記念日を堪能したところで、オルセーに向かうとしようか。


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