2015/05/12 - 2015/07/17
100位(同エリア505件中)
おくさん
歩く歩く歩く2015 フランス人の道8
出発から25日目 大都市レオン
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
歩き23日目の6月5日。マンシージャを7時に出発する。町を出る時に長い城壁があったので、あれ?ここって城塞都市だったのかと気づく。だったら町を探検したら歴史的な物が見られたんかな。詳しいガイドブックと共に巡礼している人なら知っている情報でも、私は何も知らないので勿体ないことがいっぱいありそうだ。
-
暫く歩いて行くとローマ時代と思われる長大な橋が現れて、町の名前もプエンテ・ラ・ビジャレンテと言うらしい。プエンテは橋のことなので、ずっと前に泊まったプエンテ・ラ・レイナ、王妃の橋を思い出した。古い石橋なのに、そっちは車用らしく巡礼者用の橋は隣に架けてあり、これも凄い長さが続いている。きっとこれは巡礼の為にわざわざ架けてくれたんだと思う。ありがたや。
-
橋を渡り終えると町の中に入って来た。手頃なベンチがあったので、バナナを食べてエネルギー補給をしておく。もちろん、自然に還る野山なら別だが、町の中でバナナの皮を捨てる訳にはいかないのでゴミ箱が隣にあるのを確認済みだ。
-
町を抜けると自転車のグループが追い越していった。その人たちは一様に小型のカート(?)を曳いているのが面白くて後ろから写真を撮ってみる。日本では見たことないスタイルなので、許可されてないのだろうか。あれって安全面はどうなんだろな、曳いてる荷物が重いとカーブで外側に振られてしまうような気がする。特にスピードの出る山の下り坂なんかは危険がありそうだな。
-
約6時間歩いて大都市のレオン入口に到着。フランス人の道の中ではこのレオンが最大の都市なので、さぞや迷うだろうなぁと身構えて街に入って行く。レオン手前には大袈裟な歩道橋があって、これもきっと巡礼の為に作ってくれたような気がするが本当のところは分からない。
-
だんだんと都市らしくなってきたところに仮設テントがあって、どうやらやって来る巡礼者に道案内をしてくれているようだ。スタンプもあるし市内の地図もくれて、アルベルゲのある所までマーカーで線を引っ張って教えてくれた。さすが大都市レオンだ、こんなサポートまで用意してくれるのかと感謝感謝だ。テントに書いてある文字「protection civil 112」を後で検索したら、消防らしかった。ポルトガルの道では消防署がアルベルゲの代わりに巡礼者に一夜の宿を提供してるそうだし、消防署と巡礼は何か関係があるようだ。
-
アルベルゲは旧市街にあることが多く、また、古い教会や修道院の側や隣に併設されていることもある。ここ大都市のレオンでもそれは同じで、古い教会の隣で路地みたいな狭いところにアルベルゲはあった。まだ受付前で、20人ほどが列を作っていたので、私もザックを列に置いて順番を確保しておく。
-
チェックインしていつものルーチンをこなしてから、近くの雑貨屋で缶ビール2本と生ハムを3枚切ってもらい外の石塀に腰かけて飲んでみる。スペインは小さな雑貨屋でも生ハムをスライスするための機械が備わっていて、枚数を注文するだけで簡単に買うことができ、しかも安い。ただ、真空パックで売られている生ハムと違うところは外側が乾いているので硬くて食べられないことだ。これは自然なので仕方がないことだろう。どちらかと言うと、真空パックの方が食べやすくて嬉しい。
-
薬屋があったのでマメ用のカットバン20枚入りを補充しておく。2.3ユーロ。言葉が話せなくても、何でも指差しで事足りる。街探検でレオンのカテドラルまでやってきたが、入れるのは4時からだそうなので地面の黄色い矢印を追いながらサン・イシドロ教会へ行ってみる。途中、同じように名所探検中の巡礼仲間に会うとお互い顔見知りになっていて、目印のバックパックを担いでいなくても挨拶できるところが楽しい。オラ・アミーゴと言ってくれる人もいて、これは言われると嬉しいので、自分でも言ってみたい気にさせられる。
-
町をふらついていたら、ガウディ設計の建物がある広場でワインフェスティバルをやっていた。見て回る内に飲んでみたくなり、係りの女性に一杯幾らか聞いたところチケットは一カ所で集中販売してるそうだ。そこへ行ったら調度店じまいしてしまった。
-
さっきの女性にブルゴスで覚えたシャッターを下ろす仕草で店じまいされたと伝えたところ、ひとつのワインブースに連れて行かれた。おばちゃんが何やら交渉してくれて1杯飲ませてもらえた。発泡性のロゼで、冷えててとても旨い。クァントクエスタ?(幾らですか?)と、スペイン語で使える数少ないフレーズで聞いたところ代金はいらないそうだ。おばちゃんグラシアス。
-
午後のオープン時間になったので、またカテドラル前の広場に行ってみると、顔を合わせるたびにニッコリしてくれるおばさんがベンチに座っていて、今回もわざわざ私の方に座り直してニコッとしてくれる。何でだろう?
-
カテドラルに入ってみたが、5ユーロも取る割りにスタンプも置いてないし巡礼割引もなかった。でも、中はさすがと言う建物だったので良しとする。スペインの教会は凄過ぎて書くのが面倒。写真もいっぱい撮ったけど、紹介するのはいつも1・2枚だけなので選定に苦慮してしまう。
-
こんなでかくて素晴らしいカテドラルだけど、スペインの三大カテドラルには入ってないそうだ。凄いのがいっぱいあるんだから、スペイン十大カテドラルにすりゃいいのにな。
-
この広場には何度も宿が一緒になるコリアの女性二人連れ「アンニョンシスターズ」がアイスクリームを食べていて、とても美味そうなので何処で買ったのか教えてもらう。食べながら歩いていたら日本人ツアーの一団がいたので声を掛けてみる。「こちらで生活している方ですか?」と言われる。ゴムぞうりを突っかけたジャージ姿なのでそう見えるのは無理のないところか。久しぶりに日本語で喋れたので嬉しいが、若い女性なので話題がない。
帰り道でソロの女性巡礼が公営アルベルゲを探していたので案内してあげる。そしたら受付で残りのベッドが2つだと言われたそうで、とても喜んでいたので自分もちょっと嬉しくなる。
アルベルゲに戻るとイタリアの元気おばちゃんジョアンナと一緒になった。昨日はアルベルゲのオープンまで時間があったので次の村まで歩いてしまったことを教えてもらう。まるで睨みつけるような顔付きといい、きつめな話し方といい、根性の塊みたいな女性だが不思議と好感が持てる。
ジョアンナが隣の教会のミサが7時だと教えてくれたので、出ない訳に行かなくなった。予約しといた夕飯が7時半なので、それまでに終わるかな。と言うか、夕飯の時間はミサの終わる時間に合わせてあるのかも知れない。アルベルゲの受付でレストランの予約ができ、たまには栄養補給しとこうと9ユーロの定食を予約しておいたのだ。50ユーロ札をだしたらお釣がないと言うので、近くのバルでビールを飲んで崩して支払っておく。50ユーロでお釣りがないなんて、随分と資金不足の受付だな。
イーデンと再会
ミサには祭壇の周りにシスター達が10数人いたので、ここはやっぱり修道院付きのアルベルゲなのが良く分かる。棟続きだし。ミサ後はすぐにアルベルゲ隣のレストランに直行。数日前から私の顔を見るたびにニコッとしてくれるおばさんがいて、今回もまたニコッとしてくれる。感じが良いので前に座らせてもらう。隣にはカナダの父娘がやってきた。おばさんとカナダ人親子は英語で良く喋っていて、おばさんんはドイツ人と言うのが分かる。え?そう言えばブルゴスで一緒にアルベルゲを探したのもドイツのおばさんだったことを思い出し、顔もそう言えばこんな顔だった。「ブルゴスアルベルゲ 行く 私と?」と、相変わらず文法もへったくれもない英語で尋ねたら、やっぱりそうだったので本当にビックリした。 -
私はあれ以来すっかり忘れていたが、おばさんはしっかり覚えていて、だから会うたびに嬉しそうに微笑みかけてくれていたのだとそのときに分かった。過去と現在を繋ぐ糸が偶然重なったようなとても不思議な感覚を覚える。実に9日振りに気が付いた訳だが、おばさんは3日前にコリア親子と私が一緒に食事していたのも知っていた。ブルゴスではほんのちょっとだけ親切にしただけなのに、ずーっと私のことを覚えていてくれたのだった。名前をお互いに交換してイーデンタゥトとのこと。長いのでイーデンで良いかと聞いてみる。
-
隣はアイルランドからやって来たトーマス親子で、この親父は良く喋るのだがいかんせん英語ネイティブが喋る英語ほど聞き取りづらいものはないのが分かった。もちろん、娘の英語もさっぱり聞き取れない。イーデンはドイツ人なのに良く聞き取れるな。まぁ私とは英語のレベルが月とすっぽんだからね。一番分かりやすいのは母音がしっかりしているコリアの喋る英語だ。しかも片言なら片言ほど分かりやすい。次が英語ネイティブでない人の喋る英語で、これもカタコトなら片言ほど分かりやすい。片言の人は難しい英語を喋れないのも大きな理由だ。
-
トーマス親子とは昨日のアルベルゲでも一緒で、この後も一緒の部屋になるから3日間も同じ宿になったあと、まったく会うことはなくなってしまった。禅と大きく書かれたTシャツを着てることもあり、禅の意味を知っているかと聞いて来たので、本人は特に禅に興味がある訳でもなく着ているらしい。
明日はアストルガに泊まる予定だったが、計算違いで相当な距離があるのが分かり計画変更。途中で二泊入れてオスピタル・デ・オルビゴにでも泊まるか。このときは分からなかったが、これがもの凄くラッキーな選択だった。
出発から26日目 ビジャダンゴス -
6月6日。最近では遅めの7時半に出発する。昨日は名所めぐりでカテドラルや有名なサン・イシドロ教会などを見ていたので、市内を大回りしている巡礼路をスキップして少しばかり近道を行くことが出来る。昨日、ワインフェスティバル会場だったガウディ設計の銀行隣の路地を抜けて本来の巡礼路に合流すべく歩いて行く。
-
賑やかな市街を抜けた辺りにレオンのパラドールがあった。ここは数少ない五つ星のパラドールだそうだ。ま、逆立ちしても泊まることはないから関係ないけどね。同じ料金でオスタルなら10泊、アルベルゲなら30泊40泊くらい泊まれるんじゃないかな。
-
ぺったんこのビルがあったので、特に意味はないけど写真に撮っておく。よっぽど狭い土地に建てたんかな。一番狭い部屋はどうなってるのか興味が湧いてくる。
-
大都市レオンをやっと抜けた辺りのバルでカフェコンレチェを頼んだら、小さなコップにオレンジジュースと小さいケーキも出てきた。頼んでいないのが出てきたので聞いたら、それでいいらしい。日本で言うモーニングサービスのようだ。スペインにもこういうサービスがあるんだなぁ。朝飯の足しくらいにはなるのでありがたく頂く。
-
日本では目にする機会がないが、スペインにはコウノトリが沢山巣を作っている。この高い鐘楼の上は4家族の団地になっていた。時にはこれより更に高い送電線の鉄塔の上にさえ見かけることがあり、高くて巣が作れそうな所には余さず作られているほど。どこの巣も葉っぱが生い繁っている木の中には作らないので、これは翼が大きいからなのか知れない。雨の日は家族で大変だね。
-
ずっと歩いて行くと道端にある民家の軒先にスタンプが置いてあり、水や菓子まで自由に食べていいらしい。普通の人が巡礼者のために接待してくれてるようなので、スタンプを押させてもらっていたら窓が開き、一緒に置いてあるノートに名前を記入してくれと言ってるのでアルファベットと漢字で記させてもらったが、Japanと書くのを忘れたので日本から来たと伝わるかなぁ?以前、エミールが「みっしゃん、日本語があるよ」と言うので見たところ、それはハングルだったし。欧米人にはハングルと漢字の見分けがつかないらしい。
12時半ころ、ビジャダンゴスの手前で朴親子と4日ぶりに再会したので息子とハグして再会を喜びあう。もうハグにも慣れて、そうすると握手というのは他人行儀な気がしてくる。となると、欧米の人からしたら日本人がするお辞儀の挨拶は随分と他人行儀で相手との間に壁を作って見えるんだろなぁと感じる。この親子はもっと先まで行ってる筈だが、聞いたらレオンで2泊したので私が追いついたのが分かった。しかし朴親子と会うのはこれが最後となってしまった。アンニョンシスターズも一緒に休んでいたが、この子達とはハグするほどの仲ではないので手を上げて挨拶しておく。 -
食料が尽きていたのでここでオレンジジュースだけ飲んでエネルギーを補充しておく。その後、アンニョンシスターズの少し後に付いて歩いていたら泊まろうと予定していたビジャダンゴスの村外れまで来てしまい、あやうく村を通り越してしそうになった。タブレットのGPSで確認したら、やっぱり公営アルベルゲを通り越していた。てっきりアンニョンシスターズも私と同じアルベルゲを目指していると勝手に勘違いしていたが、二人はもっと先の村を目指すようだ。何度も同じ宿になったアンニョンシスターズともこれを最後に会うことはなかった。
-
数百メートル戻って行くと、顔見知りの年配韓国人がやって来た。アルベルゲを探しいると言ったら2本の指で自分の目を指して、二つの目で良く見るんだみたいな事を強い口調で言っている。上から目線で何だか感じの悪い爺だな。そんなの分かってるよ。アルベルゲはそこからすぐだった。なんてことない、道路の反対側を歩いていれば自ずと見える所にあった。
-
チェックイン後、シエスタの始まる2時が近づいていたのでシャワーの前に買出しに行っておく。シエスタ、とても迷惑。いつものようにビール2、トマト、リンゴ、生ハム、サクランボを買い4.9ユーロ。シャワーを浴びて一通り飲み食いしてからスパゲティを作ってみる。アルベルゲにあったのはケチャップでなくトマトジュースだったが、トマト味なので使わせてもらい塩を余計に入れればそれなりの味になった。料理の応用も少しは出来るようになったかな?
口淋しいので自販機のカフェコンレチェを飲もうとしたが、これは自分でカップをセットしてからコインを入れないとカップなしの所にコーヒーがジャバジャバ出てくるので危険なのが分かった。すんでの所でコーヒーを無駄にするところだった。日本の自販機は絶対にこんなことにはならないが、外国の自販機は想像も出来ない事をやってくれるので油断できない。
このアルベルゲで巡礼初日に泊まったフランスのジットで一緒になった韓国のチューヤンと19日ぶりに再会する。こっちは名前を覚えてたが、チューヤンは忘れてた。ひどいぞチューヤン。チューヤンは二十代なのでもっと先を歩いているかと思っていたが、レオンで妹と待ち合わせて巡礼を一緒に再開したそうなので、それでこちらと日程が合ったようだ。19日前に会った時もアルベルゲでカップめんを食べていて、今日も相変わらずカップめんを食べている。健康に悪いぞチューヤン。 -
明日の食料が心許ないので、夕方また同じ店に買い出しに行ってくる。店は写真のように一見すると見落としてしまいそうな外観だが、中に入るとちゃんと店らしくなっています。FRUTASと大きく書かれているので果物がメインの店なのかも知れないが、色々売ってます。
出発から27日目 中世の祭り オルビゴ -
6月7日。今日は日曜日。ドミンゴは商店が閉まっているので要注意だ、下手をすると喰いっぱぐれる。出発前に宿で昨日買っておいた変なパンとプラムを食べておく。7時25、ビジャダンゴスを出発。途中、オレンジを食べながら休むほかは、ほぼずっと歩き続ける。
-
村を抜けるとまた田舎道になった。ここに制限速度が100キロの看板を見つけて度肝を抜かれる。高速道路じゃなくて私たちが端を歩く可能性のある一般道路ですよこれ。いいんかこんな制限速度で。近隣住民やマスコミは誰も騒がないのか。
-
10時15、今日の目的の町、オスピタル・デ・オルビゴに着いてしまう。3時間しか歩いてないし、疲れてもいないので勿体ない気がしないでもないが、ガウディの巡礼博物館があるアストルガには絶対に泊まりたいので後の行程を考えるとここで泊まるのがいいのだ。町の入口にはカラフルな横断幕が張り巡らしてあるので、何かあるのかな。
-
そこそこの規模の町で、町中へ入るための長くて古い石橋を見たら有名な決闘の伝説がある橋と言うのを思い出した。ここだったんだぁ、良かった気がつかずに通り過ぎないで。途中の大きな掲示板には騎馬に乗って大きな槍を持った中世の騎士の絵があったので間違いないと確信する。
-
中世のころ、何トカと言う騎士が王妃のために、この橋を渡ろうとする騎士100人と決闘して全て打ち負かしたという乱暴者の理不尽な伝説らしい。橋は凄く長いが、水が流れているところは少ししかなく、乾いている広場には中世のテントらしいものが幾つも張られてたり、中世ぽい旗が立っていたり沢山の人達がいるので何かお祭りがあるようだ。もしかしたら、その伝説のお祭りかも知れないと期待が膨らむ。
-
公営アルベルゲは巡礼路沿いで町のメインストリートを貫くところにあったので迷うことはなかった。張り紙に11時受付とあるので待っていると、その前を何人も巡礼達が通り過ぎて行くのはちと恥ずかしいものがある。この先のアストルガまで行くのかな?ここからだと17.3キロの道のりなので4時間はかかるだろう。日が高くなってからの4時間はきついな。私の日程はすごくいっぱいあるのでここでストップするのだ。節約する代わりに日数だけは湯水のように掛けることができる(?)。
扉が開いたので中で待たせてもらうことにして入っていくと、20分も前なのに受付を開始してくれた。5ユーロ。どこのアルベルゲもこうしてくれると助かるのだが、こういうのは滅多にあることではない。親切に冷たい水までもらえたので、持参の和風マリア様のカードを進呈するととても喜んでもらえた。このカードを上げると例外なく喜ばれるので、わざわざ日本から持ってきて本当に良かったと思う。 -
今日のベッドルームは、母屋タイプの他に長屋タイプのもあって、私は長屋タイプのベッドルームになった。洗濯物を干す広いスペースが長屋の前にあるのですぐに乾いてくれそう。トーマス親子もやってきて、自分のベッドの隣になった。知り合いと同じ宿なると言葉は片言で大したコミュニケーションが取れなくても凄く嬉しい。
中世の祭り
やっぱり今日は祭りの本番らしい。ここに泊まって運が良かった。ならばと祭りを見物しに出かけていく。雑貨屋で缶ビールを買って1ユーロ出したらお釣をくれないので待っていたら「ウンユーロ」と言われてしまった。いつもはその半額程度なので、雑貨屋なのに祭り価格か!? -
橋を渡っている時にも気が付いていたが、本当に中世の祭りで、歩いている一般の人もコスプレしている。十字軍の格好をした人がやって来たので、カメラを構えて愛想を振りまいたらちゃんと立ち止まってポーズを取ってくれる。コスプレするような人は人に見て貰って何ぼだろうから、写真を撮られるのはむしろ喜びなんだろう。
-
広場に祭り用の大きなテントが張られていて、中で大きなチョリソーを盛大に焼いているので食べたくなり、1つ頼んだら、パンに挟んでボカディージョにするそうだ。飲み物を聞かれたが、さっきの缶ビールを持っているので見せたらOKだった。ダイナミックなボカディージョで腹いっぱいになる。
-
通りや出店には中世のコスプレをした人が売り子になっていて、一般の人たちも沢山コスプレして歩いている。日本で言えば夏祭りに浴衣で歩いているようなものなのかな?
-
あれ?暫く前に山の中で会ったマルセリーノが中世の巡礼の格好で座っているので「マルセリーノ」と声を掛けるけど、私のことを覚えてたのかなぁ。前回は撮れなかったが、今度は一緒に写真を撮る。
-
丸いスカートみたいのを空中でグルグル廻す大道芸をやっていた。これ前に日本のテレビで一度見たことがある。じゃぁあれはスペインからやって来た大道芸人だったのかな。日本のテレビで取り上げて貰えるなんて大したものじゃないか。でも、このパフォーマンスって何人も同じことをやる人がいるかどうかは不明。
-
少し歩いた通りでは本格的なベリーダンスを道端で披露していた。色っぽいお姉さんが二人の楽団員を引き連れてくねくねと軽快に踊っている。路上と言えどもその踊りは素人目にも中々のレベルに見えた。こんな素晴らしいのが無料で見られるなんて、ホントにここに滞在して良かった。
-
子供用のメリーゴーランドや前後に大きく揺れる海賊船もみんなヨイショヨイショと手動なのが微笑ましい。少し離れた橋の下でも色々なイベントをやっているらしいので暑い中を面倒がらずに意欲的に歩き回る。もしかしたらこんな祭りに出会えるのは一生に一度のチャンスなので長いあいだ見物しまくる。この町に早めに着いて調度良かった。
-
河原でも色んなイベントをやっていた。中世の戦いの模擬戦や子ども達の為のイベントなどが沢山あった。ラクダに乗せたりガチョウと遊ばせたり、迷路みたいのもあった。このブログの一番上に貼った中世のドレスを着た女の子が弓を持っているのもここの写真です。
-
-
昔の武器や攻城兵器も色んなものがあった。もちろん、当時の物でなくレプリカだろうが、映画やテレビでしか見たことが無い物なのでとても興味深い。
-
剣などには勿論、刃は付いてないだろうが、戦斧なんかは刃が付いてなくても簡単に人を殺せそうだな。こんなの誰が保管してるのだろう、スペインには銃刀法なんてないのかな。
-
中世の拷問具も何点も展示してあって、こういうの何かで見た覚えがある。意味不明の三角形の箱とか、釘がいっぱい付いたイスとか痛そうだな。まさか個人で所有してるんじゃないだろな、拷問博物館からの借用か?
-
アルベルゲに戻って自販機のビールを飲み、一休みしてから買出しに出かけたらシエスタになっていた。スペインでは祭りにもシエスタがあるのでビックリ。露店も大きな布を掛けてシエスタ中だ、日本じゃ有り得ない。
-
アルベルゲの関係者なのだろうか、管理人さんとコスプレした人が親しげに話している。この人たちも周り番でオスピタレロしてくれる人たちなんかも知れない。テンションが上がっていて片っ端から写真を撮りまくると、コスプレの人はみんな喜んで入ってくれる。
-
シエスタが終わる5時過ぎに改めて出かけていくと、伝説の橋の方が賑やかなので、これはもしやっ!!伝説の決闘の再現があるのかと心躍らせながら行って見ると、確かにそんな雰囲気が感じられる。橋の下には特設観覧席があって、多くの人たちがコスプレ姿で見物している。広場を挟んだ観覧席の反対側にも人垣ができていて、どうやらあの広場でイベントが行われるようだ。
-
橋の上も人人人で、ここで見るより下に下りて行ったほうが良く見えそうなので橋下へ降りる階段を見つけて柵の近くに陣取る。イベントが始まりそうな時間になったら私の前にロープが張り直され、その前にいた人たちは全員がどかされてしまったので、一番前で見られることになってしまった。なんて幸運。隣の女の子は背中が大きく開いたチューブドレスを着ていて、その背中に「不良少女」と入れ墨してあったので笑った。意味がわかってるのかな?もっとまともな日本文字なら声を掛けてもいいが、本物の不良少女だと面倒なので無視しておく。
-
-
-
イベントは中世の時代にこの地を訪れた各地の人の行列から始まった(ようだ)。先頭はロバを曳いた巡礼者だったので、この町が巡礼を大切にしているのが想像できた。その後をコスプレした女性や兵士などが音楽を鳴らしながら延々と行進し、最後に伝説の騎士が馬に乗って登場だ。広場で武器を使った騎士の腕前の披露が始まって、失敗すると爆笑で成功すると歓声が沸いた。悪役もちゃんと用意してあって、その騎士が何か悪さをすると一斉にブーイングが起きるのもお約束か。
-
-
かれこれ2時間ほど堪能して、そろそろ夕飯を食べたくなったので7時半に買い物しながらアルベルゲに戻ることにする。目星を付けておいた店にはトマトやヨーグルトがなかったけど、ビール2と明日用のオレンジジュースとピクルスを買っておく。これじゃ夕飯には役不足なので、出店の屋台で売っていた茹でた大きなジャガイモの上にチーズ、ハム、コーン、人参をトッピングして貰って5ユーロ。こういうのもたまには良いかも、お祭りだし。
-
アルベルゲに戻って中庭のベンチで早速食べてみたら温かくて美味いし、屋台の食べ物ということでちょっとウキウキ感もトッピングされている。祭りなので特別なのだろうが、アルベルゲの中に一般の人達がやたらと入ってきてキョロキョロしている。ここはイベント会場じゃなくて我々が泊まっている宿なんだけどなぁ。
なにはともあれ、歩く距離を短くしたお陰で人生で二度とお目に掛かれないような中世の祭りに出会えて幸運だった。たぶんこの祭りは6月の第一日曜日に開催されると思います。フランス人の道をこの時期に歩く人は日程調整してオスピタル・デ・オルビゴの町に泊まるか通過すると楽しい経験ができると思いますよ。
歩く歩く歩く2015 フランス人の道9へ続く
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
歩く歩く歩く 2015
-
前の旅行記
歩く歩く歩く2015 フランス人の道7
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
次の旅行記
歩く歩く歩く2015 フランス人の道9
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道1
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道2
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道3
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道4
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道5
2015/05/12~
ブルゴス
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道6
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道7
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道8
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道9
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道10
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道11
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道12
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道13
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道14
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道15
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道16
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道17
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道18(ポルト)
2015/05/12~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2015 フランス人の道19
2015/05/12~
ポルトと北部地方
-
歩く歩く歩く2015 おまけ パリ観光1
2015/05/12~
パリ
-
歩く歩く歩く2015 おまけ パリ観光2
2015/05/12~
パリ
-
歩く歩く歩く2015 おまけ パリ観光3
2015/05/12~
パリ
-
歩く歩く歩く2015 おまけ パリ観光4
2015/05/12~
パリ
-
歩く歩く歩く2015 おまけ パリ観光5
2015/05/12~
パリ
-
歩く歩く歩く2015 おまけ パリ観光6
2015/05/12~
パリ
-
歩く歩く歩く2015 おまけ パリ観光7
2015/05/12~
パリ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 歩く歩く歩く 2015
0
57