ふらふらフランスひとり旅⑧Toulouse→Parisへ

2024/04/03 - 2024/04/11

コロナ前に計画したフランスへのリベンジ旅。円安・物価高ではありましたが、思い切って行ってきました。
Paris→Lyon→Toulouseと移動し、Toulouse滞在を終え、最終地パリに戻ります。個人的にはこのToulouse→Parisまでの列車に乗っていた時間が一番気に入っていて、やっぱり私はこういう時間が好きなんだなぁとあらためて思ったのでした。

本編は「ふらふらフランスひとり旅⑦」
https://4travel.jp/travelogue/11897596
からの続きです。（分割しすぎでスミマセン。。）

エリア パリ(フランス)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

PARIS MONTPARNASSE行きの列車は8：19発。朝食は6：30スタートなので出発前にしっかり食べる。もちろんマドレーヌも別腹で笑。

３泊お世話になったホテルをチェックアウト。
レセプションのお兄さん（チェックインの時と別の人）が、「日本から来たんだね？素敵な国だよね（「美しい国」と言っていたかもしれない）。前回のラグビーワールドカップのときは、たくさんの日本人がToulouseに来たんだよ」って言ってた。
ホテルの人は接客のプロなので、基本ゲストを不快にさせてはいけないと思うけど、それを差し引いてもここのホテルの日本人（というか私）に対する感じは、「日本人に対して悪い印象は持ってなさそうだな」と感じた。

パリに着いてから感じたけど、LyonとかここTouluseとかのほうが、人が優しい気がする。別にパリの人が冷たかったということではなくて。パリはもっとシステマティックな感じ。そりゃ当たり前か。。
でもまあ、これは日本もそうだから。東京より地方に住んでいる人のほうが優しいもんね。

TOULOUSE MATABIAU→PARIS MONTPARNASSE　までは約4時間半。なのでもちろん１CLASSの席を予約。
結局ストライキには一度も当たらず。そして、この列車がとてもとても快適だったのでした。
なんならあと数時間乗ってもいいよ、っていうぐらい。

【SNCF】「Solo Window Alone Upper Deck」、つまり「２階建ての上階、窓際の一人席」。これで55EUR。

よく「日本の新幹線は世界一だ！」って声高に言う人がいるけど、そう？って思う。確かに静かだし、室内はキレイ、1秒の遅れもない。（窓も曇ってない笑）。
そりゃそうだ、それなりのお金を払っているのだから。でもヨーロッパの列車だってそんなに遅れないし、汚くない。もちろん危険でもない。劣るといったら、例の「後ろ向きで走る」ことぐらい。（ちなみにこのパリまでの4時間半も逆向きだった）

それよりなによりこのゆったり一人席！これは本当に良い。
このときの座席構成は、1列に１人席+（通路）+２人席（＝MAX３人）の配列。ヨーロッパの人たちは大きいので、これぐらいゆったりしないとだめなのかも。だから２階建て。
新幹線も実現してくれないかしら。すごいニーズあると思うのだけど。

【「世界の車窓から」的風景】
飽きることなく、窓からの景色を楽しむ。
写真に収めたい風景がたくさんあったのだけど、やっぱりシャッターチャンスは難しい。
ここもすごく素敵だった。写真には写っていないけれど、川沿いをランニングする人もいたりして。いいな～。

【「世界の車窓から」的風景】
今の時期は菜の花（たぶん）が咲き乱れていて、黄色の面積が大きかったり、小さかったり。
これが夏になると向日葵？Tour de Franceのひまわり畑はいつも感動してしまう。
（※今年のTour de Franceはオリンピック開催のため、隣国イタリアで開催されるらしい）

他、全く写真が撮れなかったのだけど、遠くのほうにお城があったりとか。もうあちこちに「世界の車窓から」的風景があった。
一瞬で通り過ぎてしまう、でもだからこそ価値があるような、フランス南西部のすばらしい景色。

今回列車で移動して、この国の大きさをあらためて感じ、また「フランスは農業国なんだなぁ」とあらためて思ったり。（そういえば出発の１か月前ぐらいに農協の大きなデモがあって、不安になったことを思い出す）
もう少しこの風景を楽しみたいけど、そろそろPARIS MONTPARNASSEに到着。

【PARIS MONTPARNASSE】
あっという間の４時間半だった。もっと乗っていたかったな～。この４時間半が今回の旅で一番いい時間だった。美しい景色を眺め、時々本を読み、好きな音楽を聴く。最高の時間。日本でもできることだけど、外国で味わうことに意味がある。

ということで、今夜泊まるホテルへ。時間的にもうお部屋に入れるはず。
まずメトロ④に乗り、RERのAラインに乗り換えてホテルへ。

そう、この列車にはBARもあったのでした。
敷居高そうだけど、いつか利用してみたい。

【George Sand】
今回の旅の最後のホテル。ここもロケーション（ロワシーバス乗り場に近い）で決めた。
こういうのブティックホテルとかいうのかな？これまでメルキュールとか、ibisとかだったから、こういう個人経営的なホテルは初めて。

そしてこのホテルもバスタブが！期待してなかったから嬉しい。
室内もお洒落。ただ、個人的にはホテルは　機能性＞お洒落　がいい。そういう意味では日本のビジネスホテルはよい。別にこのホテルがだめとかじゃなくて、どっちを優先するかという話。

でも今回のホテル選びは概ね合格。何しろ駅近で、迷うことがなかった。こういうことで少しでも「道に迷って無駄な時間を食う」ストレスを軽減する。とても大事。

あと、もう１つホテルについて嬉しかった、というか驚いたこと。
今回泊まったホテルはすべて駅の近く。だから、夜もそれなりの騒音はしょうがないかなと思っていた。
が、これがびっくり！どのホテルも（パリでさえ）すごく静かだった。あの昼間の賑やかさはどこへ？
私はちょっと音に神経質なところがあって、東京にいるときは耳栓が欠かせない。が、フランス滞在中は耳栓なしで眠れました。これは嬉しい驚きだった。

https://4travel.jp/travelogue/11897610
へ続きます。。