2016/09/20 - 2016/10/14
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さわ子さん
2016年秋、羽田からスカンディナヴィア航空でコペンハーゲン経由オスロに到着し、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、エストニア、ラトヴィア、リトアニア、デンマークとヨーロッパ7カ国を訪問し、コペンハーゲンから羽田に帰って来ました。今回も絵画鑑賞が主な目的の再訪です。
旅程の概略です。
★ 9月20日 羽田からスカンディナヴィア航空でコペンハーゲン経由でオスロへ。オスロ泊。
★ 9月21~22日 オスロ泊。
★ 9月23~24日 ベルゲン泊。
★ 9月25日 フロム泊。
★ 9月26日 ベルゲン泊。
★ 9月27~28日 ストックホルム泊。
★ 9月29日 船中泊。
★ 9月30日~10月1日 ヘルシンキ泊。
★ 10月2~4日 タリン泊。
★ 10月5~7日 リガ泊。
★ 10月8~10日 ヴィルニュス泊。
★ 10月11~12日 コペンハーゲン泊。
★ 10月13日 コペンハーゲン空港からスカンディナヴィア航空で羽田へ。
この13回目の旅行記は、ヘルシンキの街歩きした記録です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝8時20分です。朝食にホテルのレストランに行きます。ホテルと同名のハヴン.レストランは港に面した別棟の2階建の建物です。ホテルとの間に、ガラス屋根のコート.ヤードがあります。これはコート.ヤードでホテル側を写しています。
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こちらはレストラン側の建物を写しています。ここから外に出る事もできます。
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2階に上がります。2階建のこのレストランの建物は、ヘルシンキで2番目に古い石造りの建物サンドマンズ(Sundmans)で、古いデザインの内装を維持しています。
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天井の片隅です。昨日のアテネウム美術館で見たのと同じように、天井の一部が昔の装飾のまま残されています。
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レストランの内部です。港が見える窓側に座っています。
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イッタラ磁器の食器を使っていました。このデザインがとても気に入ったのですが、旅はまだ2週間ほど続くので、ここでは購入せず日本で購入する事にしました。
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窓からの港の景色です。右端にオールド.マーケット.ホール、遠くにウスペンスキー寺院が見えています。
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9時40分になりました。町歩きに出かけます。ここはホテルのロビーです。
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ホテルの海側の入口がある建物サンドマンズです。この2階で朝食をとりました。
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今日はセレナーデ号の姉妹船シリヤ.シンフォニー号が入港してきました。右舷での接岸になるので、方向を180度変えている最中です。
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港の奥、マーケット広場の方向です。左に市庁舎の建物が見えます。
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マーケット広場では魚介類だけでなく果物も売っています。これから中央駅まで歩いて行きます。
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今日はエスプラナーディ通りではなく1つ北側の通りで、市電の2,4,7,9番が走るアレクサンテリンカトゥ通り(Aleksanterinkatu)を歩いていきます。これはその通りの南側にあり、ポロ.ラルフ.ローレン.ヘルシンキ店があるポーヨラ.ハウス入り口の妖精トロールのような装飾です。こちらは入り口の左側です。
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こちらは右側です。
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アレクサンテリンカトゥ通りをストックマンの前で右に曲がりました。そのケスクスカトゥ通り(Keskuskatu)にある時計専門店ウェスターバックのショー.ウィンドーです。"Zenith"のブランドはジジのお気に入りの時計の1つです。
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昨日も訪れた鉄道広場です。写真の中央は国立劇場です。
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1919年に完成した中央駅舎の正面です。外壁はフィンランド産の花崗岩で覆われ、正面玄関両側にランプを捧げ持った2体づつの男性像が特徴です。
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中央駅前の市電の停留所です。表示は上にフィンランド語、下にスウェーデン語です。これから西港方面に走る6番の市電に乗ります。
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切符の自動販売機です。表示は、フィンランド語、スウェーデン語、英語が選べます。1人8ユーロの24時間券を買いました。明日の朝、タリン行きのフェリーに乗船するのに西港まで市電で行くつもりですが、この券が使えます。
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5分ほど待って6番の市電に乗りました。
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中央駅前の通りからからマンネルヘイミン通りに入り、南エスプラナーデイ通りとの交差点に来ました。写真中央の茶色の煉瓦の建物の1階にインテリア商品のチェーン店"Granit"があります。6番の市電は右に曲がり、この建物と右端の建物の間のブレヴァルディ通りに入ります。
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ブレヴァルディ通りの南西端にあるヒエタラハティ広場で市電を降りました。この広場ではアンティーク.マーケットが開かれています。広場の端の赤煉瓦造りの建物は生鮮食料品の市場だそうです。西港はこの近くです。
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市電の停留所から少し戻ってシネブリュコフ美術館を見つけました。美術館の建物は、ロシア出身の実業家ニコライ.シネブリチョフにより1842年に彼のビール(シネブリチョフ)の醸造所に隣接して自宅として建てられたものです。醸造所は1992年まで稼働していました。1975年にフィンランド政府が建物を買い上げ修復を行い、1980年に寄贈された収集品を展示する美術館として開館しました。
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地下1階から見学を始めます。この階は特別展の1つとしてイコンを中心に礼拝用の宗教作品が展示してあります。
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宗教画2枚です。
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地下1階からエレベーターで2階に上がりました。道路側になる4室は、住居として使われていた当時の様子を見せています。ここはダイニング.ルームです。この部屋はオランダのバロック様式で装飾され、特製キャビネット、デルフトと中国の磁器、燭台、ツイスト脚が付いた椅子があります。この部屋は主に肖像画が掲げられています。
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ここはポール.シネブリチョフの書斎です。
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フランダースの画家コルネリス.ド.フォス(Cornelis de Vos:1585-1651)作の「二人の姉妹」です。彼女らはコルネリス.ド.フォスの娘たちでした。
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オランダの黄金時代の肖像画家アントニエ.パラメデス(Anthonie Palamedes:1601-1673)の1632年の作品「遊びと社交」です。
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オランダの画家サロモン.ファン.ロイスダール(Salomon van Ruysdael:1602-1670)作の「エグモンド城遺跡の側の川の風景」です。この画家は、川辺や渡し船がある風景を多く残しています。エグモンド城遺跡はオランダ北部にあります。
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17世紀のバロック期に活躍したオランダの画家ヤン.ステーン(Jan Steen:1625/1626-1679)の1660年代の作品「キリスト教の饗宴」です。
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オランダの画家でコルネリス.デザルト(Cornelis Dusart:1660-1704)の1697年の作品「市場の情景」です。
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グスタフの間です。フランス王ルイ16世にちなんで名付けられたルイ16世様式は、スウェーデン王グスタフ3世にちなんでスウェーデンとフィンランドではグスタフ様式と呼ばれています。このスタイルは1770年から1795年にかけて流行し、より明るいパステル.カラーを好むようになりました。
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グスタフの間の反対側です。奥の部屋は帝国様式の間です。この部屋の殆どの絵画も肖像画です。
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東の角部屋になる大きな帝国様式の間です。帝国様式は、ナポレオン1世が皇帝になった後、19世紀初頭にフランスで開発されました。1810年から1830年頃にスカンジナビアで流行しました。インテリアは、明るい色、重厚なドレープ、金色の装飾が施された広葉樹で作られた家具が特徴です。人気のモチーフには、ナポレオンのエジプトのキャンペーンに触発されたスフィンクスや、ポンペイとヘルクラネウムでの発掘に由来するインテリアのアイデアが含まれていました。
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上掲の帝国の間の反対側です。
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このまっすぐな背もたれのソファは、マホガニー、パイン、バーチから作られ、黄色いシルクで装飾されています。背面には装飾用のバンドがあり、両端のノブはピネコーンの形をしています。刻まれた装飾は金メッキまたは黒檀になっています。ソファーの腕の装飾は、犠牲の火の前に跪く翼のある女性像です。
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ソファー右の燭台を置くテーブルも同じデザインになっています。
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こちらは膝置きが付いた椅子です。
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飾り台です。
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5室があり絵画展示室に改装されている庭園側の部屋に移動しました。
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ロココ時代のフランスの画家アントワーヌ.ヴァトー(Antoine Watteau:1684-1721)の作品「ブランコ」です。
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フランスの肖像画家アンリ.フランソワ.リーズネル(Henri-Francois Riesener:1767-1828)作の「母と娘の肖像画」です。
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ジョヴァンニ.バッティスタ.ティエポロ(Giovanni Battista Tiepolo:1696-1770)作の「サビーネの略奪」です。
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右端の騎馬戦士を拡大しました。
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こちらは息子のジョヴァンニ.ドメニコ.ティエポロ(Giovanni Domenico Tiepolo:1727-1804)作の「トロイに入城するギリシャ軍」です。巨大なトロイの木馬が描かれています。
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多くの風景画を描いたフランスの画家シャルル=フランソワ.ドービニー(Charles Daubigny:1817-1878)の1874年の作品「川の土手に上がる月」です。
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次の展示室です。
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不明のオランダ人画家の作品で「アムステルダムのオーフェルトーム」です。
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イタリアルネサンス期のヴェネツィア派の画家ヤコポ.バッサーノ(Jacopo Bassano:1510頃 -1592)作の「聖会話」です。聖母子の左にサンタントニオ.アバテ、右に洗礼者ヨハネです。
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バロック初期のイタリア人画家ヤコポ.ヴィニャーリ(Jacopo Vignali:1592-1664)作の「パラオの娘がモーセを紹介」です。エジプトの王と王女の容姿には見えません。
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バロック時代のイタリア人画家ジュゼッペ.マルロ(Giuseppe Marullo:1610-1685)作の「イエスとサマリアの女」です。 サマリア人の女は、ヤコブの井戸のほとりでイエスと会話をし、この人が来るべきメシアかもしれないと思いました。
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フランドルの画家ヨース.ファン.クレーフェ(Joos van Cleve:1464頃 -1540頃)作の「聖家族」です。
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フランダースのブリュージュで生まれたマニエリスムの画家ピーテル.キャンディット(Peter Candid:1548頃 -1628)の作品「受胎告知」です。この画家は、10才の時に家族とともにフィレンツェに移りました。後半の人生をドイツ南部のバイエルン州でおくりました。
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イタリア人の画家ジョヴァンニ.ボカッティ(Giovanni boccati:1420頃 -1480以降)作の「マギーの礼拝」です。この画家はイタリア中部のマルケ州カメリーノに生まれ、カメリーノ、パドヴァ、ペルージャ、ウルビーノで活躍しました。
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2010年春と2011年秋の2度、ドライブでマルケ州中部の小さな村ベルフォルテ.デル.キエンティを訪れました。ジョヴァンニ.ボッカティの1468年の作品で世界最大の祭壇画があるサン.エウスタキオ教会を見学するためです。本当に大きな祭壇画でした。
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祭壇画中央に人物は左から、サンテウスタキオ、サン.ピエトロ、聖母子、サン.ジョコモ.マッジョーレ、サン.ヴェナンツィオです。
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イタリア北部ラヴェンナ地方のファエンツァに生まれたジョヴァンニ.バッティスタ.ベルトゥッチ(Giovanni Battista Bertucci:1539-1614)作の「サンタ.カテリーナ」です。
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ルネサンス期のドイツの画家ルーカス.クラナッハ(Lucas Cranach:1472-1553)作の「若い女性の肖像画」です。
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庭園側の5部屋の展示室を出て、北の角にある階段室から1階に下ります。
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階段の踊り場から振り返ります。ここにも絵画が展示してありました。
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ボローニャに生まれたイタリア人の画家ステファーノ.トレッリ(Stefano Torelli:1712-1784)作の「羊飼いの中のエルミニア」です。イタリアの詩人トルクァート.タッソによる叙事詩「エルサレム解放」の中のエピソードが題材です。シリアのアンティオキアの王女エルミニアは、キリスト教兵士から攻撃を受け森に逃げます。そして彼女は羊飼いの一家に助けられます。
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1階の展示室の絵画です。
フランダースの画家ヒエロニムス.フランケン2世(Hieronymus Francken II:1578-1623)作の「「画廊の目利き」」です。幅広いジャンルの絵画を描いています。 -
オランダの画家ヘラルト.テル.ボルフ(Gerard ter Borch:1617-1681)作の「ワイングラスを持つ女性」です。
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こちらは作者が特定できなかった静物画です。輪切りにされた魚が印象的です。
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1階は地階と同じように特別展も開いていました。この部屋は庭園に面した小部屋で、この様な壁面から出っ張った空間が造られています。
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これはシネブリュコフ美術館のパンフレットですが、左側の写真が庭園から見た美術館の建物で、建物の中央に1階と2階に壁からとび出た窓が見えます。
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1時間ほどでシネブリュコフ美術館の訪問を終えました。また6番の市電で中央駅前まで戻ります。次の訪問先はテンペリアウキオ教会なので中央駅から近いですが、少し市電に乗り遠回りで行く事にしました。中央駅前から2番の市電に乗り換えます。2番の路線は途中から3番になり、2番と3番を合わせて環状線となっています。
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市電の2,4,7,9番が走るアレクサンテリンカトゥ通り(Aleksanterinkatu)にあるフィンランドの衣料品店チェーンのアレクシ 13(Aleksi 13)の建物です。大きなガラスを多用し、飾りも付いた鉄の窓枠やブロンズ像など、アール.ヌヴォー様式を備えています。
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2番の市電はマーケット広場やホテルに近い市電カウパトリ(Kauppatori)停留所のルプ線に入りました。ここから南の方向に走っていきます。
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オリンピア.ターミナル前です。ここから路線は3番になります。今夕にストックホルムに向かうシリアン.ラインのシンフォニー号です。
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路線の2番-3番-2番と回ってきてサモンカトゥ(Sammonkatu)停留所で市電を降り、1969年に完成したテンペリアウキオ教会に向かいます。正面で道路の向かいに岩の教会があります。
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教会の南側にある集合住宅の様ですが、シンプルなユーゲント.シュティールのデザインが外壁に見られますが、ウィーンで見られるような華麗で凝ったデザインではありません。
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入り口は南側だそうで更に周りを歩いて行きます。
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辿り着いた入り口は、南東方向に延びるフレドリキンカトゥ通りの正面でした。丁度日陰になっている所が入り口です。
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教会は大岩石をくり貫いた中に造られていますが、上部側面にガラスがはめ込まれており、自然光が入るようになっていています。教会内壁はくりぬいた岩盤がそのまま使われていて音響効果が優れており、しばしばコンサート.ホールとしても利用されているそうです。
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パイプオルガンです。
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内陣の主祭壇後方は、祭壇画の代わりに氷河期の岩面がそのまま使われています。
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荒々しい岩肌がむき出しになっています。
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教会の年輪の様な円形の天井は銅製です。
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テンペリアウキオ教会からフレドリキンカトゥ通りを歩いてヘルシンキ美術館 HAM (テンニスパラッチ)に向かいます。フレドリキンカトゥ通りは、途中から市電が乗り入れます。広告はフィンランド国立オペラとバレーの宣伝のようです。
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日本でも見かける標識ですが、実際愛犬を制御できるのでしょうか?
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ヘルシンキ美術館(HAM)が入っているテンニスパラッチ(テニス.パレス)の外観です。この建物は、東京から変更になった1940年のヘルシンキ.オリンピック大会のために1938年に完成しました。しかし戦争の勃発により1940年の大会は結局中止になりました。1952年のヘルシンキでのオリンピック大会で利用された後紆余曲折があり、1999年から文化レジャー.センターになっています。
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2015年に開館したヘルシンキ美術館"HAM"に入ります。草間彌生展を開催していました。HAMのコレクションには9,000を超える作品が含まれており、そのうち約3,500は、屋内と屋外の両方の公共の場にあります。コレクションの最も目に見える部分は、街の通り、広場、公園にある彫刻です。コレクションの大部分は20世紀と21世紀のフィンランドの芸術で構成されています。HAMは当初から、新しい美術史の創造に貢献する若くて創造的なアーティストに投資してきました。
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ここHAMにはトーベ.ヤンソンの常設ギャラリーが設置されています。トーベ.マリカ.ヤンソン(Tove Marika Jansson:1914-2001)は、フィンランドのヘルシンキに生まれたスウェーデン語系フィンランド人の画家、小説家、ファンタジー作家、児童文学作家です。
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トーベ.ヤンソンについて日本語の説明文が掲示してありました。
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展示作品にはトーベ.ヤンソンのもっとも重要な作品の二つ、フレスコ画『都会のパーティー』 と『田舎のパーティー』があります。「都会のパーティー」のフレスコ画には、当時のトーベの人生を反映するものも見受けられます。フレスコ画の最前面にはトーベ自身が座っていて、彼女のほかにテーブルには小さなムーミンのフィギュアが描かれています。この写真はトーベが1947年にヘルシンキ市の注文を受け市庁舎のレストランの壁面に「田舎のパーティー」のフレスコ画を描いている写真です。
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完成した2点のフレスコ画が掲げられた市庁舎のレストランです。
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これは『田舎のパーティー』の左半分です。
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これは『田舎のパーティー』の右半分です。
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これは『都会のパーティー』の全体です。
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これは『都会のパーティー』の左半分です。
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これは『都会のパーティー』の右半分です。
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ここにもフレスコ画の日本語の解説がありました。
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ムーミンのイラスト3点です。
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こちらは2点目です。
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上部を拡大しました。
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下部を拡大しました。
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3点目です。
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上部を拡大しました。
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下部を拡大しました。
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額縁に入った上掲の3点の他に、ギャラリー内の子供のための遊び場の壁画にも使われていました。
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ムーミンの1作目は1945年に出版され、これは1948年の3作目で、英語でも初めて出版され人気を博しました。ムーミンは、北欧で伝承された妖精、トロール(Troll)で、大きな鼻を持ち、白くて丸っこい動物です。
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これはトーベ.ヤンソンの1943年の作品「仮装の前」です。
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これ以下5点はHAMの常設展示室の作品です。
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ヘルシンキ美術館(HAM)を出て、テンニスパラッチ(テニス.パレス)内の散歩です。この建物には美術館の他に14軒の映画館などのアミューズメント施設が入っています。子供がガラスの床にうつ伏せになり下を眺めています。
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下の階のお菓子屋さんを見ている様です。
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テンニスパラッチを出て、ガイドブックに載っていたタイ料理のレストラン、マイタイ(Maithai)に入ります。次に訪れるアモス.アンデルソン美術館の近くです。
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上掲の写真で赤い矢印にこの日本語の紹介記事のコピーが貼ってありました。
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室内の様子です。
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焼きそばです。
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タイ.スープとご飯です。トリップアドバイザー評価で1,089軒中432位ですが、サービスも良く我々には美味しかった食事でした。
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1965年に開館したアモス.アンデルソン美術館に入ります。この美術館は、出版や広告業で財を成したアモス.アンデルソン氏の収集品を彼の会社や居宅があったビルの一部を利用しています。ショッピング.モールのフォルムの裏の通りにある建物に入口がありました。バーナーが入口の前に掲げてあったので見つける事ができました。その後2018年にカンピ.ショッピング.モールやカンピ礼拝堂があるナリンカ広場の隣りのラシパラツィ広場に建設されたアモス.レックスに移転しています。
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先ずエレベーターで5階に上がりました。ジュリオ.ロマーノ (Giulio Romano:1499-1546)派の作品で「聖母子」です。ジュリオ.ロマーノはイタリアのルネサンス中期の画家で、幻想的、官能的なマニエリスム芸術を展開しました。
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ヴェネツィアとその周辺で活躍したピエトロ.デラ.ヴェッキア(Pietro della Vecchia:1603-1678) 作の「サイコロ遊技者」です。
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イタリア.ルネサンス期のヴェネツィア派の画家ヤコポ.バッサーノ(Jacopo Bassano:1510-1592)作の「羊飼いの礼拝」です。
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作者が特定できませんでしたが,ナポリのカポデイモンテの丘からの眺めの様です。右手の端にサンテルモ城、その左遠くにカプリ島が見えます。そして椰子の木の向こうにソレント半島、ヴェスヴィオ火山も見えます。
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上掲の絵画の右側を拡大しました。ナポリの市街です。
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上掲のナポリの景色の絵画がある展示室です。
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これも画家が特定できなかった作品ですが、ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿やサンタ.マリア.デッラ.サルーテ聖堂が描かれています。右端は、現在のホテル.ダニエリのようです。
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こちらも作者が特定できていませんが、ヨット.レースでしょうか。
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こちらも作者が特定できていない作品で、新約聖書のエピソード「エッケ.ホモ」です。茨の冠を付けるキリストの左に立つ総督ピラトが、群衆に話しかけます。「この人を見よ」と。
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作者が特定できていない女性の肖像画です。
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別の展示室です。上掲の女性の肖像画が展示されています。
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4階に降りてきました。階段ホールの中央にこの様な古いエレベーターが設置してあります。扉を手前に開けて、ゴンドラの蛇腹の引き戸扉も手で左右に開け閉めします。
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国内だけではなくパリやミュンヘンでも絵画を学んだフィンランドの画家サンテリ.サロキヴィ(Santeri Salokivi:1886-1940)作の「広場のマーケット」、2点です。
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新印象派を代表するフランスの画家ポール.シニャック(Paul Signac:1863-1935)作の「セーヌ川沿いのグルネル地区」です。
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50分程アモス.アンデルソン美術館に滞在し、明日のタリンへの移動の情報を得るため船が出港する西港のランシ.ターミナルの下見に行きます。カンピ礼拝堂の南でシモンカトゥ(Simonkatu)の市電停留所から9番の市電乗ります。9番の市電が来る中央駅方向を眺めています。
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市電来るのを待ちながら通りのショー.ウィンドーを覗きます。
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9番の市電に乗り西ターミナルに着きました。明日はターミナル内のこの窓口で乗船券を受け取ります。
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西港の出航/入港時刻と乗船予定時間の案内板です。
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西ターミナル.ビルの前にあった市電の路線案内です。この西ターミナル迄の路線がある6T番と9番の路線だけの表示だけなので、他の路線やバス路線への乗り換えの情報はありません。例えば、我々はここから6T番か9番の市電で中央駅まで行き、そこで2番の市電に乗り換えますが2番の路線の表示はありません。
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免税扱いになるので、皆さん多くのアルコール系飲料を買ってタリンやザンクト.ペテルスブルグに帰るようです。
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この船は18時半に出航予定のクイーン.バルティク号です。この2009年竣工で、48,915総トンのクルーズフェリーはタリンとヘルシンキ間に就航しています。
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こちらは18時に出航予定のプリンセス.マリア号です。この1981年竣工で、25,905総トンのクルーズ.フェリーは、2016年までザンクト.ペテルスブルグとヘルシンキ間に就航していました。
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又9番の市電に乗ってカンピ礼拝堂の南のシモンカトゥ停留所まで戻ります。近くのフォルムのムーミン.ショップで再度買い物をするためです。この車両の座席の背当ては市電の路線を図柄にしていました。
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フォルムでの買い物を終え、その前のマンネルヘイミン通りで全体が広告写真で覆われた市電を2両撮影しました。2両ともトミー.ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)とモデルのジジ.ハデッド(Gigi.Hadid)がコラボレーションしたライン「TOMMYxGIGI」の宣伝の様です。
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こちらも同じ10番の路線の市電です。
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ホテルに荷物を置いて夕方のマーケット広場を散歩します。明日の朝はエストニアのタリンに移動します。港ではヴァイキング.ラインのクルーズ.フェリーのマリエッラ号がストックホルムに出航していきます。
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入り船で接岸していたので、まず180度回転して出港します。
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回転し終わって前進し始めました。ヴァイキング.ラインは昨日のガブリエッラ号とこのマリエッラ号が組んでヘルシンキとストックホルム間の航路をシリア.ラインと競争しています。シリア.ラインはシンフォニー号とセレナーデ号の組み合わせです。
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1948年竣工の帆船ヴァルボルグ号(Valborg)が接岸していました。本船は貨物船として建造され、国内で砂や木材を運んでいました。1970年代初頭に引退して改装され帆走の練習船やチャーター船になりました。
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ヴァルボルグ号の船首です。現在帆走レースにも参加し、レースの資金集めに企業や民間グループにチャーター旅行を提供しているそうです。冬季はサウナのあるイベント会場として働いているそうです。
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こちらの帆船も同じ様な船だと思いますが船名が特定できませんでした。後方左側の建物は市庁舎で大聖堂の塔も見えています。
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夕日に照らされた南港の東にあるカタヤノッカ島を眺めています。
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スオメンリンナ要塞からのフェリーがマーケット広場の岸壁に接岸しようとしています。
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岸壁近くの床にある注意喚起の表示です。
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今日はもう店仕舞いした船でしょうか。
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ガレアスと呼ばれるバルト海や北海で17世紀から20世紀初頭まで使われていた貨物船のレプリカとして1988年に建造されたアルバヌス号(Albanus)です。この帆船もレースに参加しているそうです。
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エスプラネーディ公園の東端の外で、市電のループ線内にある1906年に製作されたバルト海の乙女のブロンズ像です。製作者は人魚と名付けましたが、ハヴィス.アマンダというあだ名が付きました。人魚にしては足がちゃんとあります。ハヴィス.アマンダの足元には4匹の魚が水を吹き出し、花崗岩で造られた噴水の池の縁には4頭のアシカの像があります。
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エスプラネーディ公園の最東端にあるレストラン.カッペリの正面です。その後方は南エスプラネード沿いの建物です。
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エスプラネーディ公園の中央にあるフィンランドの国民的詩人で牧師でもあったヨハン.ルードヴィグ.ルネベルクの像です。 記念碑は詩人の息子ウォルター.ルネベルグによってデサインされ彫刻され、1885年に建てられました。
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夕方6時にホテルの部屋に戻りました。明日の移動に備え荷物の整理です。これはムーミン.ショップで特別サービスで貰ったバケツです。まだ旅は続くし、移動中にバスや電車などに置き忘れない様にちゃんと持って帰れるか心配でしたが、何とか持ち帰れました。孫にあげると大喜びでした。
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旅行記グループ
シニア夫婦の北欧4カ国、バルト3カ国再訪の旅25日
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (12)セレナーデ号でヘルシンキに着いて町歩きです(...
2016/09/20~
ヘルシンキ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (14)ヘルシンキからタリンへ移動し美術館巡りです(...
2016/09/20~
タリン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日、番外編(1993年夏の家族旅行)です
1993/07/30~
コペンハーゲン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (1)コペンハーゲン経由でオスロへ(9月20日)
2016/09/20~
オスロ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (2)オスロを散策です(9月21日)
2016/09/20~
オスロ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (3)オスロの散策2日目です(9月22日)
2016/09/20~
オスロ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (4)オスロからベルゲンに移動しフロイエン山に上がり...
2016/09/20~
ベルゲン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (5)ベルゲンで美術館と街歩きです(9月24日)
2016/09/20~
ベルゲン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (6)ベルゲンからフロムへ1泊旅行です(9月25日)
2016/09/20~
フロム
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (7)フロムを散策し、午後ベルゲンに帰ります(9月2...
2016/09/20~
フロム
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (8)ベルゲンからストックホルムに移動しました(9月...
2016/09/20~
ストックホルム
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (9)ストックホルムでヴァーサ博物館と美術館を訪れ、...
2016/09/20~
ストックホルム
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (10)ストックホルム最後の日です(9月29日)
2016/09/20~
ストックホルム
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (11)ストックホルムからヘルシンキへセレナーデ号で...
2016/09/20~
ストックホルム
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (12)セレナーデ号でヘルシンキに着いて町歩きです(...
2016/09/20~
ヘルシンキ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (13)ヘルシンキの町歩きです(10月1日)
2016/09/20~
ヘルシンキ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (14)ヘルシンキからタリンへ移動し美術館巡りです(...
2016/09/20~
タリン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (15)タリンの街歩きです(10月3日)
2016/09/20~
タリン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (16)タリンの街歩き、2日目です(10月4日)
2016/09/20~
タリン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (17)エストニアのタリンからラトヴィアのリガに移動...
2016/09/20~
リガ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (18)ラトヴィアのリガからバウスカのルンダーレ宮殿...
2016/09/20~
バウスカ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (19)リガのアール・ヌーヴォーの建築群を見て回りま...
2016/09/20~
リガ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (20)リガのラトヴィア国立美術館を訪問しました(1...
2016/09/20~
リガ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (21)ラトヴィアのリガからリトアニアのヴィリニュス...
2016/09/20~
ビリニュス
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (22)リトアニアのヴィリニュスからカウナスへデイ....
2016/09/20~
カウナス
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (23)リトアニアのヴィリニュスの街歩きです(10月...
2016/09/20~
ビリニュス
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (24)リトアニアのヴィリニュスからコペンハーゲンに...
2016/09/20~
コペンハーゲン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (25)コペンハーゲンの美術館をハシゴ(1)しました...
2016/09/20~
コペンハーゲン
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旅行記グループ シニア夫婦の北欧4カ国、バルト3カ国再訪の旅25日
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