2016/09/20 - 2016/10/14
422位(同エリア1890件中)
さわ子さん
2016年秋、羽田からスカンディナヴィア航空でコペンハーゲン経由オスロに到着し、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、エストニア、ラトヴィア、リトアニア、デンマークとヨーロッパ7カ国を訪問し、コペンハーゲンから羽田に帰って来ました。今回も絵画鑑賞が主な目的の再訪です。
旅程の概略です。
★ 9月20日 羽田からスカンディナヴィア航空でコペンハーゲン経由でオスロへ。オスロ泊。
★ 9月21~22日 オスロ泊。
★ 9月23~24日 ベルゲン泊。
★ 9月25日 フロム泊。
★ 9月26日 ベルゲン泊。
★ 9月27~28日 ストックホルム泊。
★ 9月29日 船中泊。
★ 9月30日~10月1日 ヘルシンキ泊。
★ 10月2~4日 タリン泊。
★ 10月5~7日 リガ泊。
★ 10月8~10日 ヴィルニュス泊。
★ 10月11~12日 コペンハーゲン泊。
★ 10月13日 コペンハーゲン空港からスカンディナヴィア航空で羽田へ。
この11回目の旅行記は、スウェーデンのストックホルムからシリア.ラインのセレナーデ号に乗船し夜行1泊でヘルシンキに移動した記録です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ヒルトン.ストックホルム.スルッセン.ホテルからタクシーに乗りました。このホテルの部屋はウェブ.サイトで自分が選んだのですが、だだっ広いだけで見晴らしは残念でした。ゼーデルマルム島よさようなら!
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市の中心から北東の方向にあるヴァルタハムネン.ターミナルに着きました。次掲の配置図の"C"でタクシーを降りました。前方遠くで、配置図の"A"に接岸しているシリア.ラインのセレナーデ号が僅かに見えます。これからこの船に乗船します。ターミナル.オフィスからフェリーまでの連絡通路は、このように地上から上げて設置した高架になっています。
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この船に乗船します。シリア.ラインは、もともとフィンランドの会社でしたが、2006年にエストニアの船社タリンクに買収されました。しかしシリア.ラインのブランド名はストックホルムとヘルシンキ間の航路では維持され、煙突のデザインも含め船体塗装は、以前のままです。この航路には、今回乗船するシリア.セレナーデ号(1990年竣工、58,376総トン、船籍:フィンランド)と前回乗船した姉妹船のシリア.シンフォニー号(1991年竣工、58,377総トン、船籍:スウェーデン)の2隻が就航しています。この写真はシンフォニー号で、タリンクのウェブ.サイトから借画しました。
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ヴァルタハムネン.ターミナルの配置図です。「ターミナル」の表示がある建物の2階でチェック.インして船客カードを受け取ります。黄色の線は乗船するための連絡通路です。セレナーデ号には赤い矢印の所から乗船します。
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同じヴァルタハムネン.ターミナルで配置図"B"の岸壁にタリンクのロマンティカ号が接岸しています。このフェリーは2003年の旅ではタリンからヘルシンキまで乗船しました。この2016年秋には、多分ストックホルムとエストニアのタリン間の航路に就航していたのではないかと推測します。現在(2021年春)は、ヘルシンキとラトヴィアのリガ間に就航しています。ロマンティカ号は、2002年就航、39,864総トンのフェリーです。ロマンティカ号の手前には、乗船待ちの車がゲートに並び始めています。
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タクシーを降りエレベーターで2階のターミナル.オフィスに上がりました。ここでチェック.インして、ヴァウチャーと引き換えに船客カードを受け取ります。まだ14時半なので乗船待ちの客は見かけません。
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このようなチェック.インのための機械がありましたが、我々はチェック.イン.カウンターを利用しました。
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これが我々の船客カードです。キャビン番号は10310で、これは"10"階のデッキで"3"番のエレベーターが部屋に最も近く、最後の"10"はキャビン番号だそうです。我々のキャビンはコモドール.クラスなので、今14時35分ですが特待で直ぐに乗船できました。普通のキャビンの船客だとチェック.インは15時から、乗船は15時半からだそうです。
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それでは長い通路を通ってセレナーデ号に向かいます。ヘルシンキの表示がある矢印に従って左に曲がります。
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曲がる前に窓から通路とセレナーデ号を確認します。
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セレナーデ号の左側にはロマンティカ号が見えます。船の手前に高架の連絡通路が見えています。
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長い通路です。ロマンティカ号にはセレナーデ号の乗り口の先を左に曲がりながら更に歩かなければなりません。
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セレナーデ号が近くに見えるようになりました。そろそろ乗船口が見えてくる頃です。
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前方に何か見えてきました。「ヘルシンキ、シリア.ラインのセレナーデは左」の表示が出てきました。
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セレナーデ号への枝通路を振り返っています。ここにクルーズ船でよく見られる「乗船記念の写真撮影場所」がありました。
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やっとセレナーデ号の乗船口に着きました。先行乗船なので混雑は全くありません。
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セレナーデ号の右舷です。前方にも入口がありますが業務用なのでしょう。
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エンントランス.デッキはプロムナード.デッキと同じ7階になり、右舷だけで左舷にはありません。
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7階のデッキには11階までの吹き抜けの大きな通路が中央にあり、両側にはレストラン、パブ、バー、商店等が並んでいます。この写真は船首方向を望んでいます。正面はアトランティス.ナイトクラブ&カジノです。その看板の両側にエレベーターが見えます。我々の部屋は左舷で船首近くにあるので、左の3番のエレベーターに乗ります。
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エレベーターに乗りました。プロムナードを船尾の方向に眺めています。プロムナードの上階の両側に、海に面しない船客キャビンが並んでいます。
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10階に着きました。エレベーター.ホールから、左舷にある我々の部屋の区画への入り口です。キー.カードとして船客カードを使って解錠します。
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我々の部屋のキャビンへの通路です。
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キャビン入り口の前で記念写真です。
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これが我々のキャビンの平面図です。
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小さな玄関ホールから部屋の中を望んでいます。
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充分な広さがあるバスルームです。正面がバスタブです。
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バスタブの横の洗面台です。
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ベッド.ルームのベッド側です。
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こちらはベッド.ルームのベッドと反対側です。
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これは可愛い居間です。ラブ.チェアーと2台の椅子がテーブルの両側に置いてあります。
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2台の椅子の後方にはテレビがあります。ベランダとの間にガラス戸があります。
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開閉できるガラス窓が海側に付いたベランダです。ガーデン.テーブルと椅子は赤色に塗られていますが、この部屋は左舷にあるので、左舷灯と同じ色です。この目で確認したわけではありませんが、右舷の部屋のベランダでは青緑色に塗られていて、右舷灯と同じではないかと思います。
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この写真2枚は、現在(2021年3月)タリンクのウェブ.サイトに掲載の同じキャビンの写真です。紺色のベッド.カバーが無いだけで何も変わっていないようです。ベッドの頭上のヨットの絵も同じです。
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ベランダのテーブルと椅子の色が青緑なので右舷のキャビンでしょう。
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コモドール.キャビンには、同じ広さでベランダがないキャビンが1つおきに配置してあります。このキャビンの窓は開閉できません。
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居間のテーブルには、ウェルカムの果物が置いてあります。
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冷蔵庫の中の飲み物もフリーです。
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大きな鏡の上にも物入れがありますが、1泊の滞在には不要です。
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10階デッキの船首には、コモドール.クラス船客用に専用ラウンジが用意されています。これが普通より早く乗船できる訳だと分かりました。これは船首側の窓です。
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かなり広い部屋です。更に奥にはサウナもあり、既に利用している人がいました。
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この部屋ではスナックやノンアルコール飲料がサービスされています。
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後方の階段は、上階の11階にあるコモドール.キャビンの船客が下りてくるのに使います。
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ジジババはコーヒーで少し休憩しました。
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15時半です。船内の散歩をします。
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まず7階のプロムナードです。船首から船尾方向を望んでいます。乗船が始まって人が多くなってきました。
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左舷側にあるレストラン、ボン.ヴィヴァ(Bon Vivant)です。明日の朝食はここです。
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ボン.ヴィヴァの隣りで、ストリート.パフォーマーのように演奏者が音楽を奏でています。
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船尾の端にあるオールド.ポート.パブです。
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これは緊急事態に船客が集合する場所を示しています。7階には7箇所の集合場所があります。
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船尾に来ました。ここからエレベーターで12階まで上がります。この写真は、船尾から船首方向を望んでいます。
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7階のプロムナード.デッキから12階に上がってきました。この表示は、「鳥に餌をあげてはいけません」です。2003年に乗船した時には、禁止ではありませんでした。
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6階から12階までのデッキの説明図です。この階が12階である事を示すため青白が反転しています。
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12階デッキの後部にあるサンフラワー.オアシス.サウナ&スパの入り口です。皆さんサウナが好きですね。
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12階デッキの船尾側エレベーター.ホールから船首側のエレベーター.ホールにムーンライト.プロムナードと名が付いたサン.ルームが続いています。そのサン.ルームの窓から7階のプロムナードが見下ろせます。プロムナードに面した11階のキャビンは、他の階のキャビンと少し窓が違っています。広いファミリー.ルームがあるのでしょうか。
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11階に下りて、船尾側のエレベーター.ホールからプロムナードを再度見下ろしています。この撮影場所は、上掲の写真より更に船尾に近い場所になっています。この階が船客キャビンがある最上階になります。
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ババが覗いている窓が上掲の写真の撮影場所です。
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夕食をレストラン.ハッピー.ロブスターで食べるため、予約に7階に下りました。ここは7階の左舷船首側の3番と4番のエレベーター前です。これから又12階のデッキに上がります。
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左舷の船首側エレベーターを降りて12階の開放デッキ後方を望んでいます。写真の左側にガラスに囲まれたサン.ルームのムーンライト.プロムナードが後方に船尾近くまで続いています。
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サン.ルームのガラス壁面に描かれたムーミンです。ムーミンは、煙突にも描かれているシリア.ラインのマスコットです。
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展望が良い12階デッキの船首先頭部に来ました。ここで暫く展望を楽しみます。船首前方にヴァルタハムネン.ターミナルの建物とフェリー迄繋がった高架の連絡通路が見えます。
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よく見るとトレーラーに積載されたクラッシク.カーが乗り込むようです。
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北の方向を望んでいます。対岸はターミナルの東にあるリディング島です。中央左寄り遠くに見える城のような塔を持った赤煉瓦の建物の右側に、木々に囲まれたミレスゴーデン博物館があります。スウェーデンを代表する彫刻家カール.ミレス.ゴーデン(1875-1955)の彫刻庭園です。
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北東の方向にはタリンクのロマンティカ号です。
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ヴァルタハムネン.ターミナルの南にあるクルーズ.センター.フリハムネンに接岸しているセント.ピーター.ラインのプリンセス.アナスタシア号(1986年竣工、37,799総トン)です。マルタ国に設立されているセント.ピーター.ラインは、ストックホルム、ヘルシンキ、ザンクト.ペテルブルク、タリンの都市間に、この1隻のフェリー、プリンセス.アナスタシア号を就航させています。
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定刻の16時45分出航しました。入り船で西向きに接岸していたので、後ろ向きに離岸して向きを南東に変えて前進します。前方に小さく見える白い灯台がある子島の前で方向を北東(写真で左)に変えます。
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ストックホルムの大小無数の島の間を抜けて東の方向にあるヘルシンキに向かいます。これは航路図です。左下の赤い星印が出航地のヴァルタハムネン.ターミナルです。この航路図で、ヴァルタハムネン.ターミナルから要塞まで1時間25分程掛かっています。
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前方遠くに、ゼーデルマルム島のターミナルから16時丁度に出航したヴァイキング.ラインのガブリエッラ号が見えます。このフェリーもヘルシンキに向かいます。セレナーデ号も後を追って航走します。ガブリエッラ号は白い灯台がある小島の向こう側を航送してきました。写真でガブリエッラ号の後ろに小島の白い灯台が見えています。ヴァイキングラインは、このガブリエッラ号とマリエッラ号の2隻をストックホルムとヘルシンキ間の航路に就航させています。
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白い灯台は左端の小島です。
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この場所には名が付いた4つの小島があります。写真で左端の灯台がある"Libertas"、その右隣にもっとも小さい"Rövarns holme"、右端の"Ängsholmen"、そしてその向こうの1番大きな"Stora Fjäderholmen"です。
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更に、灯台がある"Libertas"の左側には、「カモメの巣の島」と名が付いた最も小さな島があります。
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ジジババは、最上階の12階のデッキの船首にいます。椅子はありませんが、最高の展望場所です。
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夕日に照らされた左舷側のリディング島の南岸を眺めています。暫くリディング島を左に見ながら左に大きく回頭していきます。写真中央に小さく見える三角屋根で赤煉瓦の建物はホテル"Högberga Gård"です。
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左側に張り出したリデイング島の南端を左に曲がっています。写真中央遠くに先行するガブリエッラ号が見えています。
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回頭を終え、進路を東南東の方向から北東の方向に変えました。左にリディング島の"Kappala"地区、その奥に"Gashaga"地区を見て少し狭い水路を航走していきます。北東方向の空は、雲は多いですが綺麗な青空も見えています。
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拡大しました。左舷側で高い塔がある地域はリディング島の"Gashaga"地区です。
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左後ろを振り返ります。右のリディング島の丘の上にホテル"Högberga Gård"が見えます。対岸遠くにあるカクネス塔も見納めです。
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カクネス塔の左側で良く見ると、右側から、市庁舎の塔、大聖堂の鐘楼、リッダーホルム教会の尖塔、ドイツ教会の尖塔、スカンセンのブレダブリック.タワー、スカンセン隣りのグローナルンド遊園地にある2本の塔等が見分けられます。西南西の方向の空は、曇りの状態です。
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まだここにカクネス塔の頂部が見えています。その左にホテル"Högberga Gård"の三角屋根も見えます。
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セレナーデ号は北東に進んでいます。少しずつ水路の幅が広くなっていきます。
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拡大しました。左舷側にリディング島の"Käppala hamn"の港です。
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同じく左舷側に見えるリディング島の東側の"Elfvik"地区です。この辺りを過ぎると、小さな島が多くなり、航路が北側と南側の2つに分かれます。
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東北東の空は、白い雲、黒い雲と複雑な組み合わせです。セレナーデ号は、前掲の航路図の南側の航路に入りました。
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上掲写真の中央を拡大します。連なる島々の向こうで姿を時々表すタリンクのクルーズ.フェリー、ギャラクシー号(2006年竣工、48,915総トン)を見つけました。左の細長いエドルンダ島(Edlunda)と、右のフルホルメン島(Fuluholmen)の間です。この船は、ストックホルムとフィンランドのトゥルクの間の定期便昼行で運行されている船です。前掲の航路図の北側の航路をストックホルムに向かって走っています。運行スケジュールによると、18時15分到着なので、残り1時間弱の航海です。
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更に、上々掲写真の右端を拡大すると、前方に先行するヴァイキング.ラインのガブリエッラ号が見えます。
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ジジババは船内のアトラクションには目もくれず、12階のデッキ船首端の展望所から船外の景色を堪能しています。
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ギャラクシー号が近くになり、本船の北の方向に大きく見えるようになりました。左のグランホルメン島(Granhorumenn)と右のエドルンダ島(Edlunda)の間です。
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フェリーでしょうか、小さな船がフルホルメン島(Furuholmen)に船首の上部を跳ね上げて接岸しています。
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進行方向の左側を望んでいます。北側の空です。
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遠方で右方向に航送していくガブリエッラ号の後を追い、本船はこのまま前方の島と島の間の極めて狭い水路に向かっています。
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右側の島は"Kungsborg"と名が付いていて、18番表示の白い小さな灯台があります。
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右舷の"Kungsborg"島です。左前方遠くに、水路に交差する渡し船の航路があり、島影に微かにオレンジ色の船が見えます。
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1番狭い島と島の間を通っていきます。これは左舷の島です。空は北側の空です。
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こちらは右舷の"Kungsborg"島です。
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セレナーデ号は東の方向に進んでいます。この写真は、左舷後方の眺めで、西北西の方向です。
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こちらは右舷後方、西の方向の眺めです。中央右寄りに"Kungsborg"島が見えます。沈みゆく太陽は、この島の少し左側にあるようです。この辺りで南北2つに分かれていた航路が再び合流します。
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左舷の我々の部屋に戻りました。ここからは部屋のベランダの窓からの眺めです。セレナーデ号は、前掲の航路図にある大きなヴァルムド島の直前で左への回頭を開始します。前方左手からヴァイキング.ラインのアモレッラ号(1988年竣工、34,384総トン)が現れました。この船は、フィンランドのトゥルクとストックホルム間の昼便に就航しています。今はストックホルムに向けて走っています。
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左への回頭中の本船の後方を眺めています。内海で微速なので波は殆ど目立たない程です。ここで向きを南東方向から北の方向に大きく変えます。後方に島と島の間を繋ぐ渡し船のフェリーが僅かに見えています。
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10階のキャビンから海面を見下ろしています。水色に塗られた甲板の上に、2段に積まれ白く塗られた救命ボートの格納筒が見えます。この格納筒を海面に投下すると、蓋が開いてゴムボートが自動的に現れます。
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ストックホルムに走るアモレッラ号が向きを変えて、こちらに近づいてきます。アモレッラ号はあと1時間程でストックホルムに到着予定です。
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ヴァルムド島前で80度の回頭をしています。
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進行方向が西向きになり夕日を正面に浴びています。
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回頭をほぼ終わって北西向きになり、船体の左舷が夕日を浴びています。
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セレナーデ号も左舷に直接夕日を浴びています。
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後方の眺めです。セレナーデ号は左への回頭を終えほぼ北の方向に走っています。
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ババはシャンパンを飲みながら景色を楽しんでいます。
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先程の大回頭をした後、水路の左舷側は広くなりました。雲が綺麗に輝いています。
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中央を少し拡大しました。
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こちらは南西の方角です。
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左舷(西側)にリンド島が近ずきました。この先は、両側が要塞になっている狭い水路になります。
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狭い水路の手前です。その島にある、就学前から6年生までの約100人が学ぶ学校が見えます。その手前には、東側のヴァルムヂ島に渡る渡し船が着岸しています。写真で右の方向になるこの水路の先に要塞があります。
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ここは、水路の幅が200m程になっていて、両岸にオスカー.フレデリックスボルグ要塞(Oscar-Fredriksborg)が造られています。
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要塞地域を抜け、進路を北の方向から北西に変えます。水路は左舷右舷とも広くなりました。
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日没は間近です。空の雲にも太陽が反射して綺麗です。
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西側にある島々の高さによって、太陽が見えたり隠れたりします。
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太陽の最後の輝きです。これからも島が続くので、太陽は海には沈みません。
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進路の後方、南東方向を望んでいます。
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遂に太陽が島の稜線に沈みました。
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こちらはセレナーデ号の左舷後方です。
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向きが変わって雲の形が変わりました。
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7時を過ぎ、日も暮れました。船は北北東の方向に航送しています。先行するガブリエッラ号の灯火が見えています。ガブリエッラ号の左右に航路標識の灯りも見えます。そろそろ夕食に行きます。
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7階のプロムナードは、意外と閑散としています。
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船首にあるアトランティス.ナイトクラブ&カジノを少し覗いて見ました。7階のプロムナードから階段で下ります。
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スロットマシーンが見えます。カードやルーレットは奥にあるようです。
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予約していた海鮮料理のレストラン.ハッピー.ロブスターに入ります。
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中の様子です。
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鏡に映った二人の記念写真です。
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注文前のテーブルです。
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まず具だらけの海鮮スープを頼みました。
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そして、この海鮮ミックスです。二人で分け合いました。右端の海老を片ずけるのに苦労しました。刺身は全くありません。
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これは反対側の写真です。
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隣のテーブルのお二人さん、酔いが回って上機嫌でした。これから風呂に入って寝ます。夜が1時間短くなります。
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夜が明けました。9月30日の朝6時35分です。時差の1時間を進めました。進行方向を眺めていて、船はほぼ東北東の方向に走っています。
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船の後方を眺めています。少し波があります。
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8時15分です。朝食に7階のプロムナード.デッキのボン.ヴィヴァに来ました。
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ボン.ヴィヴァの入り口です。
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中の様子です。
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ここはコモドール.クラス乗客専用の朝食堂になっています。
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ビュッフェではなく、料理を注文し、飲み物はサーブされます。
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テーブルの上には、チーズやハム、ソーセージ、野菜が置いてあります。
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下の段にはパン類です。
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ジジが注文した料理です。
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ババは、オムレツにしました。
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朝食後、外のデッキに出て見ました。通路の壁際には救命胴衣が入っているトランクが並んでいます。
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左舷の部屋に戻ってきました。北の方向にヘルシンキの街が見えてきました。
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拡大しました。右端には大聖堂、中央に聖ヨハネス教会の双子の尖塔、左端にミカエル.アグリコラ教会の尖塔が見えます。
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浅い岩礁が続いているのか、海の色が変わっています。
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北の方向に走っていた本船の前方に、スオメンリンナの要塞の南端が見え始めました。水路の幅も要塞に挟まれ狭くなります。
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スオメンリンナの要塞越しに、西ターミナルに接岸しているタリンクのフェリーが見えます。この船は、ヘルシンキとエストニアのタリンの間に就航しているスター号(2007年竣工、36,249総トン)のようです。
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要塞の東側です。
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更に進んで行くと、写真の中央右寄りに展示のために陸に上げられた潜水艦が見えます。
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後方を振り返ります。
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要塞は4つの島で構成されています。南側と東側の大きな島、北西側に小さな2つの島です。これは東側の島で、島の北側に鐘楼が小さく見えるスオメンリンナ教会があります。
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左はスオメンリンナの要塞の東側の島のヨット.ハーバーです。中央遠くに大聖堂が見えています。
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スオメンリンナ教会の鐘楼が大きく見えてきました。
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スオメンリンナの要塞の島々を左に見ながら大きく左の方向に回ります。船の南西の方向にロンナ島(Lonna)、その奥にスオメンリンナの要塞の北東の小島にあるネイヴァル.アカデミーの建物が見えています。
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スオメンリンナの要塞の島々を振り返ります。
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セレナーデ号が入港するエテラ港の入り口を塞ぐように2つの島があります。こちらは南側のルオト島(Luoto)です。
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後ろを振り返ると、先行していた筈のガブリエッラ号が見えます。
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この画面の2島が港の入り口を塞ぐように並んでいます。中央は"Luoto"島で、左が"Valkosaari"島です。セレナーデ号は、更にその左側を抜けてきました。
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接岸する岸壁の前で半回転して向きを変えています。
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中央に大聖堂、左から右へ、白と空色の市庁舎、茶色レンガのスウェーデン大使館、右端に最高裁判所の建物です。
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9時50分です。乗降船口がある7階のプロムナードデッキには未だ混雑は見られません。暫くキャビンからの眺めを楽しみます。
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接岸したようです。出船状態の接岸になるので左舷側からは接岸の状況は全く見えません。写真の右端に、ヘルシンキ市庁舎、左側の黄土色の低い建物はオールド.マーケット.ホールです。我々が宿泊するホテルは、この建物の後ろにあります。
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沖のロンナ島(Lonna)の左側を通ってエテラ港に近づいてきたガブリエッラ号です。
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ガブリエッラ号は、エテラ港でシリア.セレナーデ号が接岸したオリンピア.ターミナルの対岸にあるヴァキング.ラインのターミナルに接岸します。
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10時5分、スーツケースを持って7階のプロムナード.デッキに下ります。船尾方向を見ているので、乗降船口は写真の左側奥になります。
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下船しました。オリンピア.ターミナルの内部です。右側は乗船券の発売所で、左側は団体さんの集合場所になっているようです。
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ターミナルを出てセレナーデ号を振り返ります。船は右の方から入港し、180度回転して向きを変え接岸しています。結局9時55分の到着スケジュールが、25分程の遅延になりました。
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船体に描かれたイラストは、左上が「ムーミンのオフィシャル.シーキャリアー」、右下には「サンタ.クロースのオフィシャル.シーキャリアー」と書いてあります。
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シリア.ラインのオリンピア.ターミナルの直ぐ近くに市電の停留所があり、多くの人が市電を待っています。フェリーが着いたからと言っても、市電は臨時便を走らせる訳では無いので、大変混雑します。我々が予約するホテルは歩いて5分なので歩きます。
ここからは、2003年5-6月の旅でシリア.シンフォニー号に乗船し、ヘルシンキからストックホルムに夜行1泊した時の記録です。 -
この時はA-クラス.オーシャン.ヴュー.キャビンでした。キャビンの広さは今回のコモドール.キャビンの4割位です。
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バスルームは、このようにコンパクトに造られています。カーテンはありますが、シャワーを使えばカーテンが体に纏わりつき大変でした。
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2007年5月にクロアチアを旅した時、リエカからドゥブロヴニクまでこのフェリー、マルコ.ポーロ号(1973年竣工、10,325総トン)に夜行1泊で乗船しました。ところでこの船は、2009年に座礁事故を起こしています。
以下3枚の写真は、マルコ.ポーロ号の2ベッド.キャビンです。 -
前掲のシリア.シンフォニー号のAクラス.キャビンと比べると更に狭いキャビンでした。
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バスルームです。一応シャワーはありましたが、カーテンは無かったのでバスルーム全体がびしょびしょになってしまいました。
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洗面台もこの小ささです。
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2003年のシリア.シンフォニー号に戻ります。12階デッキの船尾後部から船首方向を望んでいます。後部はこのように解放的ですが、前方は風除けのアクリル板が船首まで長く続いています。
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手前はシンデレッラ号(1989年竣工、46,398総トン)で現在は船体が白色の塗装に変わっています。奥はマリエッラ号(1985年竣工、37,860総トン)です。
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船内の7階のプロムナード.デッキか6階のデッキのどこかですが、見つけられませんでした。
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出航時の港の奥です。大聖堂が目立ちます。
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港の北東側の岸壁で、ヴァイキング.ラインのターミナルの奥にこのクルーズ船オーシャン.モナーキ号(1955年竣工、15,739総トン、2014年に廃船)が接岸していました。
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出航しました。ヘルシンキのエテラ港が後ろに去っていきます。ヴァイキング.ラインのマリエッラ号もストックホルムに向け間もなく出航です。
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スオメンリンナの要塞前の狭い水路を抜ければ、小島も少なくなり大海原になります。
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ヘルシンキ港の左にある西港に大きなクルーズ船が接岸しています。この西港には、エストニアのタリンに行くタリンクのフェリー.ターミナルがあります。
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大海原の水平線に太陽が沈みます。
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水平線近くの雲に太陽が隠れました。
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翌日、少し明るくなり目が覚めました。船窓から眠気まなこでで外を眺めました。本船は、早々朝にフィンランドとスウェーデンの中間にあるフィンランド領ファスタ.オーランド島のマリエハムンに立ち寄ります。客の乗降はできません。ヴァイキング.ラインのマリエッラ号も後から到着しました。
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スウェーデン領海に入ったようです。小さな島ですが、何かの建物が見えます。
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マリエッラ号が続行しています。
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この当時は海鳥に餌を与える事ができました。パンのカケラを差し出していましたが、指まで嘴で噛まれた事を覚えています。ストックホルムにはもうすぐ到着です。
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旅行記グループ
シニア夫婦の北欧4カ国、バルト3カ国再訪の旅25日
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2016/09/20~
ストックホルム
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (12)セレナーデ号でヘルシンキに着いて町歩きです(...
2016/09/20~
ヘルシンキ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日、番外編(1993年夏の家族旅行)です
1993/07/30~
コペンハーゲン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (1)コペンハーゲン経由でオスロへ(9月20日)
2016/09/20~
オスロ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (2)オスロを散策です(9月21日)
2016/09/20~
オスロ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (3)オスロの散策2日目です(9月22日)
2016/09/20~
オスロ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (4)オスロからベルゲンに移動しフロイエン山に上がり...
2016/09/20~
ベルゲン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (5)ベルゲンで美術館と街歩きです(9月24日)
2016/09/20~
ベルゲン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (6)ベルゲンからフロムへ1泊旅行です(9月25日)
2016/09/20~
フロム
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (7)フロムを散策し、午後ベルゲンに帰ります(9月2...
2016/09/20~
フロム
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (8)ベルゲンからストックホルムに移動しました(9月...
2016/09/20~
ストックホルム
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (9)ストックホルムでヴァーサ博物館と美術館を訪れ、...
2016/09/20~
ストックホルム
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (10)ストックホルム最後の日です(9月29日)
2016/09/20~
ストックホルム
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (11)ストックホルムからヘルシンキへセレナーデ号で...
2016/09/20~
ストックホルム
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (12)セレナーデ号でヘルシンキに着いて町歩きです(...
2016/09/20~
ヘルシンキ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (13)ヘルシンキの町歩きです(10月1日)
2016/09/20~
ヘルシンキ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (14)ヘルシンキからタリンへ移動し美術館巡りです(...
2016/09/20~
タリン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (15)タリンの街歩きです(10月3日)
2016/09/20~
タリン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (16)タリンの街歩き、2日目です(10月4日)
2016/09/20~
タリン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (17)エストニアのタリンからラトヴィアのリガに移動...
2016/09/20~
リガ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (18)ラトヴィアのリガからバウスカのルンダーレ宮殿...
2016/09/20~
バウスカ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (19)リガのアール・ヌーヴォーの建築群を見て回りま...
2016/09/20~
リガ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (20)リガのラトヴィア国立美術館を訪問しました(1...
2016/09/20~
リガ
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (21)ラトヴィアのリガからリトアニアのヴィリニュス...
2016/09/20~
ビリニュス
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (22)リトアニアのヴィリニュスからカウナスへデイ....
2016/09/20~
カウナス
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (23)リトアニアのヴィリニュスの街歩きです(10月...
2016/09/20~
ビリニュス
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (24)リトアニアのヴィリニュスからコペンハーゲンに...
2016/09/20~
コペンハーゲン
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シニア夫婦2回目の北欧、バルト7カ国ゆっくり旅行25日 (25)コペンハーゲンの美術館をハシゴ(1)しました...
2016/09/20~
コペンハーゲン
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旅行記グループ シニア夫婦の北欧4カ国、バルト3カ国再訪の旅25日
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