シニアー夫婦のスイスゆっくり旅行30日　 (18)インタラーケンからチューリッヒに移動します(10月6日)

2019/09/19 - 2019/10/16

2019年秋、成田からスイス航空でチューリッヒに直行し、主に山岳地帯を中心に鉄道利用の旅を30日間楽しみしました。シャモニーを含めフランスのストラスブールとイタリアのモンツァ/ベルガモに脱線訪問もしました。
旅程の概略です。
★ 9月19日 スイス航空でチューリヒへ。チューリッヒ空港泊。
★ 9月20~22日 アンデルマット泊。
★ 9月23~25日 バーゼル泊。
★ 9月26~28日 シャモニー泊。
★ 9月29~10月1日 ツェルマット泊。
★ 10月 2~ 5日 インタラーケン泊。
★ 10月 6~ 7日 チューリッヒ泊。
★ 10月 8~10日 サン.モリッツ泊。
★ 10月11~12日 モンツァ泊。
★ 10月13~15日 ルツェルン泊。
★ 10月16日 チューリッヒ空港から成田へ。
スイスは鉄道料金が高いという事で、スイス.トラベル.パス.フレックス15日とスイス.ハーフ.フェア.カードを用意しました。最初は、ハーフ.フェア.カードで充分かなと思いましたが、よくよく調べていくとトラベル.パスの方が割安だと分かり結局二つとも買う事になりました。これらのスイス.パスは、ポスト.バス、主要都市の交通機関、ロープウェー、ケーブルカー、博物館などが無料や割引になります。

この18回目の旅行記は、インタラーケンからルツェルン経由でチューリッヒに移動した記録です。

エリア チューリッヒ(スイス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

7時45分の空の様子です。今日も雲が一面です。4泊の内、第1日目の朝だけが快晴でした。今日はインタラーケンをさよならして、ルツェルン経由でチューリッヒに移動します。乗り換え1回、通算２時間52分の列車での移動です。

初めて見ましたハングライダー遊覧の案内車です。

お客さんは、こんな風にサポートされて空の遊覧するようです。自動車会社ホンダの創業者本田宗一郎さんは、78歳でスイスの標高差700mの絶壁をハングライダーで飛んだそうです。

インタラーケン.オスト駅です。シニア二人のスーツケースです。この中には、日本から持ち込んでいる食料も入っています。二つの内一つは1998年購入で、ロックや車輪の修理はしましたが現役です。もう一つは、2019年購入の新品です。車輪は断然新しいスーツケースの方が優秀です。

ビストロカーの宣伝のようです。私達が乗車する列車の4号車がビストロカーです。

これはレッチュベルク鉄道の車両です。この鉄道会社は、スイス国鉄と同じ標準軌の線路の鉄道を運営していますので、車両の大きさも同じです。

9時4分発のルツェルン行きのインターリージョナル列車です。この列車は、ゴールデン.パスと名が付き、レマン湖畔のモントルーからルツェルンまでの路線の一部を受け持っています。またの名は、ルツェルン.インタラーケン.エクスプレスです。

ホームの反対側に8時33分発のマイリンゲン行き各駅停車が発車待ちをしています。

車内に乗り込みました。予約していたので、座席近くに予約者名も含めて「予約有り」の表示がしてあります。

ついでに窓ガラスにも予約の紙が貼ってありました。

ブリューニック線の案内図です。この車両では、少し大きなテーブルに描かれています。

今回は1等車を予約しましたが、

車内はガラガラです。わざわざ予約する必要は無かったようです。

沿線で生息している野生動物の案内でしょうか。全く見かけませんでした。

インタラーケン.オスト駅を発車しました。ブリエンツまでは一昨日と同じコースになります。発車してすぐにブリエンツ湖が右側に現れます。
一昨日は10時4分発でしたが、同じ種類の列車で、１時間ごとに出ているルツェルン行きのインターリージョナル列車です。

9時21分、ブリエンツに着きました。窓を通して写真を取るので、ガラスに撮影者が写り込みます。

今日も一昨日と同じような天気です。

ブリエンツを発車しました。もうすぐ湖畔を外れ内陸に入って行きます。

9時36分、マイリンゲンに着きました。ここで進行方向が逆になります。ここからラックレールを使って峠を超えます。マイリンゲンの標高595mからブリューニック-ハスリベルクの標高1002mまで上がります。

上りに差し掛かりました。

ラックレールを歯車が噛む音が聞こえます。

だいぶ上がってきました。

9時51分、標高1002mの峠のブリューニック-ハスリベルクに着きました。

ブリューニック-ハスリベルクから峠を下っていきます。

前から4両目がビストロカーです。

ルンゲルナー湖が靄の中、眼下に見えてきました。

雲が少し上がり、湖がはっきり見えるようになりました。

もうすぐ湖畔の村ルンガーンです。峠の1002mから752mまで下りてきました。

ルンガーンの村を過ぎるとしばらく湖岸の平地を走るので、ラックレール無しで走行します。

湖の北側です。湖の東側を走っています。

湖の南側です。

ルンゲルナー湖の北の端にきました。この湖は、南北に3.7Kmの長さがあります。湖面には釣り船を1隻見かけました。

湖の北側にあるカイザーシュトゥールを過ぎました。ここから次のザルナー湖に向かって再度ラックレールで213mほど下って行きます。

曇りでも緑は綺麗です。

もうすぐ標高485mのギスヴィルです。ここにも三角錐の形をした山が見えます。

長さも幅もルンゲルナー湖より大きい、長さ5.7Kmほどのザルナー湖です。

南の湖岸を走っていきます。

ザルナー湖の北東端に近ずきました。残り20分でルツェルンです。

ザルナー湖を過ぎて平地を快適に走っています。なかなか雲とお別れできません。

アルプナッハシュタット駅を通過します。ここは急傾斜の線路を上っていくピラトゥス鉄道の出発駅です。慌てて写真を撮ったのでブレてしまいました。ピラトゥス鉄道の赤い電車が見えています。

1時間51分にインタラーケン.オストを出発の後、10時55分にルツェルンに到着しました。

ルツェルンから11時10分発の列車でチューリッヒに向かいます。46分の乗車時間です。荷物置き場が満杯だったので、空席を利用して置いています。

クッキーの絵が描かれたレッチュベルク鉄道の車両です。

ここでスイス国鉄の新型2階建て客車を見て見ます。旧型は両開きの2枚扉でしたが、新型は1枚扉です。

1階の客室です。天井は低いですが、窓上の網棚はあります。入口から階段なしで入れますのでスーツケースを引張て入る事ができます。

2階席です。手前の右にある階段で上がってきます。階段近くには、ラウンジシート席と丸テーブルが設置されています。ここにも網棚はあります。

客車の前後に配置された階段付近から車両の2階端部を眺めます。この2階建ての客車の連絡通路は、1階ではなくて2階にあります。旧型や他の国の2階建て客車の連絡通路は1階にあります。2階に非常事態が発生した場合は、1階に降りる事なく隣の客車に逃げられます。1階の客は出口扉を開けて逃げられます。安全に関する考え方の相違でしょうか。

外から見ると、2階に連絡通路の幌が見えます。

チューリッヒ駅前です。ここから4番の市電に乗ってホテル近くのオペラハウス停留所まで行きます。

この4番の市電の多くがこの旧型の車両で、低床の新型車両ではないので、スーツケースを持って乗り降りするのに苦労します。

これは更に古い車両でイベント行事に利用されているようです。

車内の様子です。

これは駅舎ですが、駅自体が改造工事中で、仮説の建物、構造物が全面に張り付いて建てられています。

オペラハウス停留所から歩いいて2分でホテル.アンバサダーに着きました。スイスの国旗が掲げてあるところがホテルの入り口です。

部屋の準備ができていないので、ホテル併設のレストラン.オペラで昼食にしました。
トリップアドバイザーの評価で、チューリッヒのレストラン1,634軒中の39位です。
ババはタルタルです。大変美味しかったです！

ジジはブラートヴルストです。これもオニオンのソースが掛かっていて美味しかったです。

頂きま～す。

このレストランは、隣にオペラハウスがあり、店内にもオペラ公演の写真が掲げてありました。

これから近くのチューリッヒ美術館に歩いて行きます。壁絵が綺麗な建物です。

美術館にきました。入り口近くにオギュースト.ロダンの「地獄の門」が展示してありました。

美術館に入ります。一部の絵画をご紹介します。
フランスのクロード.モネ(1840 - 1926)作の「オンフルールの灯台」です。
オンフルールは、ノルマンディー地区の港町です。

スペインのパブロ.ピカソ(1881 - 1973)作の自画像です。

オランダのヴィンセント.ファン.ゴッホ(1853 - 1890)作の「サント.マリーの白い小屋」です。

フランスの画家マルク.シャガール(1887 - 1985)作の「婚礼の光」です。

スイスの画家ジョヴァンニ.セガンティーニ(1858 - 1899)作の「サヴォーニンで編み物をする少女」です。

同じくジョヴァンニ.セガンティーニ作の「私のモデル」です。

館内の吹き抜けです。内装がアール.ヌーヴォーのデザインのように見えます。

イタリアの画家マッテオ.ディ.ジョヴァンニ(1430? - 1495)作の「シモン家の夕食でのキリストとマグダラのマリア」です。

ブラバント公国 (現在のベルギー)の画家ヤン.ブリューゲル１世(1568 - 1625)作の「ノアの箱舟」です。

ベルギーの画家ピーター.ポール.ルーベンス作の「聖家族」です。

イタリアのジョヴァンニ.バッティスタ.ティエポロ(1696 - 1770)作の
「アレッサンドロの前のダリオの家族」です。
チューリッヒ美術館は、充実した美術館だったので２時間弱の滞在になりました。

こんな大型の貨物を積載したトレーラー、何の標識も付けていないようです。日本では許可されたとしても赤旗とかを最高部とか、最幅部、最後部に付けているようですが。

遠くに聖ペーター教会の鐘塔が見えています。こちらからは川向こうにあります。

チューリッヒ湖にも古い外輪船が航行しています。

湖畔にあった公衆電話ボックスです。

湖畔の遊歩道です。今日は日曜日で、天気は良くありませんが、人出があります。

オペラハウスの正面です。今夜は特に開演はないようです。

ホテル.アンバサダーの正面です。私達の部屋は、5階で正面右側の角部屋です。

部屋の詳細です。

これはクローゼットです。

洗面台と、

お風呂です。少し狭いバスルームです。

オペラハウスを左に見て、ファルケン通りが北東に伸びています。

ホテルが湖に面していないので、チューリッヒ湖の眺めはこの程度です。でも屋上に展望台があるそうなので、明日にでも行ってみます。

中央に聖ペーター教会の鐘塔、左にフラウ.ミュンスターの鐘塔、右側にはオペラ.ハウス屋根の装飾が見えています。
明日は日帰りでザンクト.ガレンを訪れます。