2019/10/01 - 2019/10/02
3位(同エリア35件中)
万歩計さん
この旅行記のスケジュール
2019/10/01
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電車での移動
16:08 ランカスターで途中下車。
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ランカスター城
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ランカスターの簡単な街歩き
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電車での移動
17:15発グラスゴー行きの列車でオクセンホルム駅へ
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バスでの移動
オクセンホルムからウィンダミアへ
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Ellerbrook House B&B にチェックイン
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ゴールデン・マウンテンで中華の夕食
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この旅行記スケジュールを元に
6~7日目 2019年10月1日(火)~2日(水) 晴れ
・スキップトンからウィンダミアに行く途中で、ふと思い立ってランカスターで下車して街歩き。中世のバラ戦争でヨーク家と王位を争ったランカスター家のお膝元の街だ。ランカスター家はヨーク家に勝ったけど、街としては何故か不遇の時代が長く、特徴のない地方都市といった印象。
・ウィンダミアはピークディストリクやヨークシャーデイルズの街と少し印象が違った。建物の外壁が、これまでのダークブラウンやチョコレートから、グレー系の黒に変わっている。近くにスレートの産地があるという。近郊で産出する石の種類で、街の雰囲気まで変わる。ウィンダミア自体は観光する時間がほとんどなかったが、オレスト・ヘッドから見た残照の中のウィンダミア湖は、神々しい美しさだった。
・2泊した Ellerbrook House B&B は住宅街にある長屋の一部で、可愛い建物やフロントガーデンはイメージしていたイギリスのB&Bにぴったり。街の中は多くのB&Bがあり、シーズン中はすべて満室になるという。イギリスを代表する観光地だ。
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【旅程】
9/26 関空→アムステルダム経由→マンチェスター→カースルトン(泊)
9/27 カースルトン滞在(泊)
9/28 カースルトン→ベイクウェル…モンサルヘッド…アシュフォード…ベイクウェル→ハドンホール→クロムフォード(泊)
9/29 クロムフォード→リーズ→ソルティア→ハワース(泊)
9/30 ハワース→スキップトン(泊)
★10/01 マラム→ランカスター→ウィンダミア(泊)
★10/02 ヨークシャーデイルズ日帰りツアー→ウィンダミア(泊)
10/03 ボウネス→ニアソーリー…ホークスヘッド…ターンハウズ…コニストン→アンブルサイド(泊)
10/04 湖水地方山越え「ハイアドベンチャー」日帰りツアー→アンブルサイド(泊)
10/05 スケルウィズ ブリッジ…スレーターブリッジ…アンブルサイド→グラスミア…ライダルマウント→チェスター(泊)
10/06 チェスター→リヴァプール(泊)
10/07 ストラトフォード・アポン・エイボン→チッピングカムデン(泊)
10/08 ブロードウェイ…スノースヒル…スタントン→ウィンチカム→バートン・オン・ザ・ウォーター(泊)
10/09 ロウアースローター…アッパースローター→ノースリーチ→バイブリー→サイレンセスター(泊)
10/10 ブラッドフォード・オン・エイボン→バース(泊)
10/11 日帰りツアー(ストーンヘンジ→ソールズベリー→レイコック→カースルクーム)→ブリストル(泊)
10/12 ブリストル→アムステルダム経由→機中(泊)
10/13 →関空
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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スキップトンから西のアイリッシュ海に面したランカスターまでは、ローカル線で70分。古いディーゼルカーはガタゴトと走ります。
窓から風景を見ていて、ふとバラ戦争の事を思い出しました。確かランカスター家とヨーク家が王位を争った内戦で、各々の家紋が赤バラ、白バラだったので薔薇戦争と呼ばれた。現在ヨークは北東イングランドを代表する都市だが、ランカスターについては殆ど知らないな。 -
16:08 ランカスター着。列車時刻を調べるとランカスター、ウインダミア間は列車、バスを合わせて多くのダイヤがあることが分かりました。ということで、急遽途中下車して街歩きをすることにしました。
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重厚な駅舎ですが駅前は何もなく、閑散としています。Google Mapを頼りに駅からほど近いランカスター城へ行ってみます。
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駅から10分足らずでランカスター城。イギリスの城らしく重厚で華やかさとは無縁。
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ここでWikipedeaを開きます。
「ランカスター城は13世紀に一部が建てられエリザベス1世が拡張した。もともとこの場所は古代ローマ帝国の要塞跡だった。この城で1612年の悪名高いペンドル魔女裁判が行われ、10人が魔女として処刑された。城に置かれた法廷はロンドン以外の場所で最も多い人々を絞首台に送ったため、『縛り首の町』というあだ名で呼ばれた。」
ヘー、恨みのこもった城なんだ。幽霊話も2つ、3つでは済まないだろう。 -
他のネット情報によると、この城は最近まで刑務所として使われていて、現在はガイドツアーで見学可能。ここでは実際に使われていた拘束器具や手錠、魔女裁判の際の器具、古い牢屋から新しい牢屋まで見ることができるそうです。
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ランカスター城に隣接するLancaster Priory Church。
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少し街を歩いてみます。イギリスでよく見る三日月型に湾曲した建物の横を通り市街へ。
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再びWikipedea
「ランカスターは1193年に商業の町として最初の特権が与えられたが、市に昇格するのは1937年まで待たねばならなかった。市にある建築物の多くは19世紀からのもので、イギリスでも有数の活発な港となってからだった。
ランカスター港はかってイギリスで第4位の奴隷貿易港だったが、港の繁栄は短期間で川からの沈泥で港が埋まり始めてから衰退を迎えた。」
薔薇戦争ではランカスター家はヨーク家に勝ったけど、街としては不遇の時代が長かったようだなぁ。 -
「ランカスター大学は1964年創立され、約17,000人の学生が学ぶ。英国の大学ランキングでは常にベスト10にランクインし、創立50年未満の大学ランキングにおいては世界9位」
へー、こんな田舎町にすごい大学があるんだなー。きっと日本のトップレベル以上? -
1時間足らずの街歩きでしたが、ネットのおかげでランカスターの歴史を知ることができました。
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17:15発グラスゴー行きの列車でオクセンホルム駅へ。
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オクセンホルムからはバスに乗り換え。
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18:21 ウィンダミア駅に到着。イギリスを代表する観光地の玄関駅にしては拍子抜けするほどシンプルな駅舎でした。
ウィンダミア駅 駅
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街に入ると雰囲気がこれまでとちょっと違う。建物の外壁がこれまでのダークブラウンやチョコレートからグレー系の黒に変わっています。
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よく見るとスレート系の石が使われているようです。近くで産出する石の種類で街の雰囲気まで変わります。
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GoogleMapに導かれ通りを南へ、今夜の宿へ向かいます。
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GoogleMapが示したのは、ウィンダミアとボウネスの中間にある住宅街の棟続きの建物。
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ここに3つのB&Bが並んでいました。
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Ellerbrook House B&B はその真ん中です。美しい庭と美味しい朝食、の口コミで選びました。ここに2泊します。
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前庭に置かれたウッドチェアー
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家の中から庭を見たらこんな感じ(翌朝ダイニングルームから撮影)
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こちらはお隣のB&Bの庭。美しさを競っているようです。
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呼び鈴を押すと奥さんと小さなお嬢ちゃんがにこやかに出迎えてくれました。最初から好印象。
Ellerbrook House ホテル
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ゲストルームは2階に3室。案内されたのは玄関の上にあたる部屋で、アイボリーの壁にバラの花柄の壁紙がシックな雰囲気。
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オシャレなベッドに薄青のベッドカバーが清潔。ティーセットやお菓子も置かれています。
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敢えて問題点を言えば、洗面台が小さくて使いにくかったことくらい。
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奥にマントルピース(火を焚けるわけではない)とソファ。ゆったりしたスペースで2泊2万円弱は文句なし。
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部屋でしばらく休憩して、夜の街へ夕食に。
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イギリス料理が続いているので今夜は中華。ガイドブックにある「ゴールデン・マウンテン」に行きました。中華レストランは夜遅くまで営業しているので便利です。
ゴールデン マウンテン 中華
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肉たっぷりの焼きそばにワンタンスープ、これにビールを付けて£15.9でした。久しぶりの醤油の味が美味しかった。
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レストランを出たら街は静まり返っていました。
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10月2日。天気は快晴予報。今日は終日ヨークシャーデイルズ国立公園北部を巡るローカルツアーに参加し、夕方ウィンダミアに戻ってきます。
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7:40 1階のダイニングルームに一番乗り。
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イチオシ
眺めのいい窓際の席を確保
Ellerbrook House ホテル
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窓から見える美しい庭。窓辺のクラフト類も素敵です。
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これぞ思い描いていたイギリスのB&B
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本日のメニュー。イングリッシュブレックファーストは地名を使い「カンブリアン・グリル」になっています。
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ジュースやシリアス類はご自由に。
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イチオシ
寒いのに頑張って咲いてる花々。確かこのB&Bはガーデン部門の賞をもらったことがある。
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ウロウロしながら写真をとっていたら奥さんが注文を聞きに来ました。カンブリアングリルに、飲み物はコーヒーでは野暮かと思い、「ティー プリーズ」。
ついでに余計なおしゃべりまで、
「ユア ガーデン イズ キュート! ええと、 アイ’ム フィーリング アイ’ム ジャスト ナウ イン イングリッシュ ビーアンドビー」
奥さんは笑っていました。 -
小学生くらいの可愛い男の子がポットの紅茶を運んできてくれました。皿には定番の食材アイテムが並んでいます。カースルトンB&Bのメガ盛りほどはないが、これだけで満腹になりました。
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食事を終えて外出する前に、泥だらけになった雨具やスパッツを洗いたいと申し出たら、バックヤードに案内してくれました。
1階のダイニングルームの奥がオーナー家族の居住部分で、こじんまりしたリビングにテレビとソファー、その奥がキッチン、その横がバックヤードになってました。家族4人ではちょっと窮屈かな、といった印象。 -
外に出ると、道路を挟んだ向かい側の長屋にもB&B
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ウィンダミアだけでどれだけのB&Bがあるのだろう。
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しかし中には廃業したものも、
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ヨークシャーデイルズツアーの集合場所である観光案内所に向かって歩いています。
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9:10 ここから北ヨークシャーデイルズのローカルツアーが出発しました。
ツアーの旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11585311観光案内所 (ウィンダミア) 散歩・街歩き
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17:55 ツアーバスはウィンダミアの観光案内所に帰着。駅前のウィンダミアホテルが夕陽に輝いていました。
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日のあるうちにウィンダミア湖を眺めようと、オレスト・ヘッドへ急ぎ足。
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しかし秋の夕暮れは釣瓶落とし。ウィンダミア湖が見える位置まで来たら陽が沈みかけている。
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18:36 標高239mのオレスト・ヘッド展望台に到着。街のすぐ背後にあり、ウィンダミア湖を眺めるビューポイントです。
オレスト ヘッド 山・渓谷
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イチオシ
残照の中のウィンダミア湖とウィンダミアの街並み。神秘的な美しさです。
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湖と反対側。
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しばらく眺めていましたが、
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見る間に暗くなっていきました。足元が暗くならないうちに下ります。
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麓の住宅街に下りて、
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街中に戻った時には暗くなっていました。
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今日の夕食はどうしようか。昨日の中華は美味しかったなぁ。
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ということで、昨夜に続き中華。別のレストランで激辛の麻婆豆腐と卵スープにご飯を付けて£14.5。
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夕食を終えB&Bに帰ります。今日は天気に恵まれ充実した一日でした。
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