４日目　２０１９年９月２９日（日）　雨<br /><br />・ソルティアはリーズからハワースに向かう途中にある世界遺産の街。世界遺産２００を目指すハンターとしては素通りできない。途中下車で僅か３０分の街歩きだった。<br />・街は工場を中心に労働者のための住宅と各種の福祉施設が碁盤の目に区画された中に整然と配置され、これらの建物がすべてタークブラウンの外壁と白の窓枠のヴィクトリア朝様式で統一されていた。ここもマイナーな世界遺産、観光客を見ることはなかった。<br />・産業革命期のイギリスでは、労働者は悲惨な労働環境にあった、と歴史の授業で聞いたことがある。しかし実業者タイタス・ソルト氏は、「工場の生産性を上げるには、労働者の性格環境を向上させる必要があり、そのためには住む町を清潔で安全なものにしなくてはいけない。」との考えのもとにこの街を造ったという。その先進的な考え方が１９世紀のイギリスを世界一の大国にしたと感じた。<br /><br />****************************************************************<br />【旅程】　　　<br />　　９/２６　関空→アムステルダム経由→マンチェスター→カースルトン（泊）<br />　　９/２７　カースルトン滞在（泊）<br />　　９/２８　カースルトン→ベイクウェル…モンサルヘッド…アシュフォード…ベイクウェル→ハドンホール→クロムフォード（泊）<br />★　９/２９　クロムフォード→リーズ→ソルティア→ハワース（泊）<br />　　９/３０　ハワース→スキップトン（泊）<br />　１０/０１　マラム→ランカスター→ウィンダミア（泊）<br />　１０/０２　ヨークシャーデイルズ日帰りツアー→ウィンダミア（泊）<br />　１０/０３　ボウネス→ニアソーリー…ホークスヘッド…ターンハウズ…コニストン→アンブルサイド（泊）<br />　１０/０４　湖水地方山越え「ハイアドベンチャー」日帰りツアー→アンブルサイド（泊）<br />　１０/０５　スケルウィズブリッジ…スレーターブリッジ…アンブルサイド→グラスミア…ライダルマウント→チェスター（泊）<br />　１０/０６　チェスター→リヴァプール（泊）<br />　１０/０７　ストラトフォード・アポン・エイボン→チッピングカムデン（泊）<br />　１０/０８　ブロードウェイ…スノースヒル…スタントン→ウィンチカム→バートン・オン・ザ・ウォーター（泊）<br />　１０/０９　ロウアースローター…アッパースローター→ノースリーチ→バイブリー→サイレンセスター（泊）<br />　１０/１０　ブラッドフォード・オン・エイボン→バース（泊）<br />　１０/１１　日帰りツアー（ストーンヘンジ→ソールズベリー→レイコック→カースルクーム）→ブリストル（泊）<br />　１０/１２　ブリストル→アムステルダム経由→機中（泊）<br />　１０/１３　→関空<br />

秋のイングランド　カントリーサイドを歩く　９　ヨークシャーデイルズ（１）世界遺産のモデル・ヴィレッジ　ソルティア

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2019/09/29 - 2019/09/29

2位(同エリア45件中)

旅行記グループ秋のイングランド　カントリーサイドを歩く　Part1

万歩計さん

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この旅行記のスケジュール

2019/09/29

電車での移動

１６：３３　リーズからソルティア駅に到着
ソルティア街歩き
ソルトミル
ソルティア街歩き
電車での移動

１７：０３　ソルティア駅からキースリーへ

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４日目　２０１９年９月２９日（日）　雨

・ソルティアはリーズからハワースに向かう途中にある世界遺産の街。世界遺産２００を目指すハンターとしては素通りできない。途中下車で僅か３０分の街歩きだった。
・街は工場を中心に労働者のための住宅と各種の福祉施設が碁盤の目に区画された中に整然と配置され、これらの建物がすべてタークブラウンの外壁と白の窓枠のヴィクトリア朝様式で統一されていた。ここもマイナーな世界遺産、観光客を見ることはなかった。
・産業革命期のイギリスでは、労働者は悲惨な労働環境にあった、と歴史の授業で聞いたことがある。しかし実業者タイタス・ソルト氏は、「工場の生産性を上げるには、労働者の性格環境を向上させる必要があり、そのためには住む町を清潔で安全なものにしなくてはいけない。」との考えのもとにこの街を造ったという。その先進的な考え方が１９世紀のイギリスを世界一の大国にしたと感じた。

****************************************************************
【旅程】　　　
　　９/２６　関空→アムステルダム経由→マンチェスター→カースルトン（泊）
　　９/２７　カースルトン滞在（泊）
　　９/２８　カースルトン→ベイクウェル…モンサルヘッド…アシュフォード…ベイクウェル→ハドンホール→クロムフォード（泊）
★　９/２９　クロムフォード→リーズ→ソルティア→ハワース（泊）
　　９/３０　ハワース→スキップトン（泊）
　１０/０１　マラム→ランカスター→ウィンダミア（泊）
　１０/０２　ヨークシャーデイルズ日帰りツアー→ウィンダミア（泊）
　１０/０３　ボウネス→ニアソーリー…ホークスヘッド…ターンハウズ…コニストン→アンブルサイド（泊）
　１０/０４　湖水地方山越え「ハイアドベンチャー」日帰りツアー→アンブルサイド（泊）
　１０/０５　スケルウィズブリッジ…スレーターブリッジ…アンブルサイド→グラスミア…ライダルマウント→チェスター（泊）
　１０/０６　チェスター→リヴァプール（泊）
　１０/０７　ストラトフォード・アポン・エイボン→チッピングカムデン（泊）
　１０/０８　ブロードウェイ…スノースヒル…スタントン→ウィンチカム→バートン・オン・ザ・ウォーター（泊）
　１０/０９　ロウアースローター…アッパースローター→ノースリーチ→バイブリー→サイレンセスター（泊）
　１０/１０　ブラッドフォード・オン・エイボン→バース（泊）
　１０/１１　日帰りツアー（ストーンヘンジ→ソールズベリー→レイコック→カースルクーム）→ブリストル（泊）
　１０/１２　ブリストル→アムステルダム経由→機中（泊）
　１０/１３　→関空

エリア

ヨークシャー・デイルズ国立公園周辺(イギリス)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

交通: 4.0

同行者: 一人旅

交通手段: 鉄道徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

　１６：３３　リーズから１５分でソルティア駅に到着。無人駅の壁に世界遺産を示すプレート
　
イチオシ

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　無人駅を出る整然とした茶色の建物が並びます。街歩きの時間は３０分余りしかありません。
　ソルティアは実業者タイタス・ソルトによって１８５３年につくられたモデル・ヴィレッジです。モデル・ヴィレッジは、工場とその労働者のための施設や住宅から成り、ビクトリア様式の独特の建物が並ぶ景観から２００１年に世界遺産に指定されました。

ソルテア文化・芸術・歴史

 ダークブラウン一色の街並み by 万歩計さん
イチオシ

　大通りから入った路地に整然と並ぶ労働者のための住宅。ソルトは街造りに際して労働環境を重視し、８５０軒もの労働者のための住宅を作りました。
　ソルティアの人口は１４００人。人々は１７０年前の住宅にそのまま住んでいます。
　街は碁盤の目状に整然と区画され、住宅の他に学校、病院、商店、教会等が配置されています。
　建物の形と色がすべてヴィクトリア朝様式で統一されているので、とても落ち着いて見えます。
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　「工場の生産性を上げるには、労働者の性格環境を向上させる必要があり、そのためには住む町を清潔で安全なものにしなくてはいけない。」というのがソルトの考え方だったそうです。結果的にこのような理想の町が出来上がりました。

ソルテア文化・芸術・歴史

 ダークブラウン一色の街並み by 万歩計さん
　というようなことが、説明板に書いてあります。しかしここもマイナーな世界遺産、観光客は一人もいません。
　では何故ソルトはここに街を作ったか。彼は近隣のブラッドフォードに毛織物工場を持っていましたが、伝染病の蔓延と大気汚染の問題があったため工場の移転を決意しました。その工場が線路沿いに見えるソルツ・ミルです。
イチオシ

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　工場建物や煙突は当時のまま残っていますが、既に操業は停止されています。

ソルツミル建造物

 堂々とした工場、現在はギャラリーに by 万歩計さん
　線路を渡ってソルツ・ミルへ。
　４階建ての大きな工場です。
　工場の建物の色や形も街並みと同じ。
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　内部はギャラリーや店舗になっていました。

ソルツミル建造物

 堂々とした工場、現在はギャラリーに by 万歩計さん
　しかし天井の一部には当時のレンガが残っています。
　時間が押してきました。急いで残りを回ります。
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　ここは労働者のために建てられた日曜学校。

ソルテア文化・芸術・歴史

 ダークブラウン一色の街並み by 万歩計さん
　解説版
　学校
　その先には、
　病院
　狭い街を急ぎ足で一周、ここから駅へ戻ります。
　１７：０３　ソルティア駅。何とか電車に間に合いました。
　ハワースへの乗換駅キースリーへ向かいます。