2019/05/07 - 2019/05/07
20位(同エリア443件中)
万歩計さん
来年こそスペイン巡礼の道を歩く!。1年前にそう決めて以降、TV録画、ネット、本で巡礼の道の情報収集を進めてきました。
初挑戦なのでコースは王道の「フランス人の道」にするとして、800kmに及ぶ巡礼路を1回で歩き切るのは時間的に無理。数回に分けて歩くか、ハイライトのみを1回で歩くか、時期は何時か等、いろいろ考えました。
まずハイライトコースとして3区間を選び、それぞれ旬の時期を考えてみると、
①パンプローナ~ログローニョ間95.3km →バスクからリオハのブドウ畑の中を歩くコース。秋にはブドウの収穫祭がある。
②オンタナス~サアグーン間93.2km →遮るものがないメセタの大地をひたすら歩くコース。ベストは小麦畑が黄金色に変わる秋。
③アストルガ~オ・セブレイロ間106.9km →イラゴ峠とオ・セブレイロ峠の2つの難所を越える。TVで見た5月のイラゴ峠のヒース大群落が美しい。
一方、5月のアンダルシア地方ではコルドバの「パティオ祭り」と、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの「馬祭り」という有名な祭りがあります。いずれもNHK・BSプレミアムの「世界で一番美しい瞬間」で放送され、一度見てみたいと思っていました。
祭りと巡礼、この両者を満たすには5月にアンダルシアの祭りを見て、その後に③のコースを歩くことになります。うまい具合にこの2つのスポットをローマ時代の交易路「銀の道」が結んでいて、そこには美しい世界遺産の古都が点在していて世界遺産ハンターには魅力のルートです。
こう考えるともう決まり!
アンダルシアの2大祭りを見た後、銀の道の世界遺産を拾いながらイベリア半島を北上し、アストルガから聖地サンチャゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼路を歩く、というルートになりました。ただ日数の関係で巡礼路の一部はバスを使う事にして、前半は観光主体、後半は巡礼の道を228kmを歩く、という20泊21日の旅程が出来ました。
①②の巡礼コースは、北スペインの世界遺産めぐりと合わせて次の楽しみに残しておきます。
なお、今回の旅では歩きながら川柳を作ることをテーマにしました。俳句ウォークはボケ防止に一番らしい。さて、石頭からどんな駄作が出来たか…。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エールフランス 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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スペイン巡礼の道、又はサンチャゴ巡礼の道(Camino de Santiago)。Caminoは「道」、Santiagoは「聖ヤコブ」。つまりイエスの弟子聖ヤコブが眠るガリシア州の州都サンチャゴ・デ・コンポステーラにある大聖堂を目指す巡礼路のことです。
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サンチャゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼路はいくつもあります。その中で最も有名なものは、スペイン国境にあるフランスの村サンジャン・ピエ・ド・ポールからサンチャゴ・デ・コンポステーラに至る780kmの「フランス人の道」です。徒歩で全コースを踏破すりには約40日かかります。全巡礼者の約70%がこの道を歩いているそうです。
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巡礼の道について色々な統計数字を調べてみました。
以下は「NPO法人日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会」の数字を基にしたもので、これらは巡礼証明書発行時のアンケート結果がベースになっているそうです。
http://www.camino-de-santiago.jp/pdf/2004-++data.pdf
巡礼の最古の記録は951年。最盛期の12世紀には年間50万人が巡礼をしたそうです。この時期はレコンキスタの最盛期にあたり、聖ヤコブは「ムーア人殺しのヤコブ」という物騒な呼び名で、キリスト教徒の守護神に祭り上げられました。
サンチャゴ巡礼が世界中から注目を集めるようになったのは、19世紀後半に大聖堂の祭壇下の発掘で聖ヤコブの遺骸が発見され、ローマ法王が正式なものと認めてから。以降巡礼者の数は年々増加し、1985年から正式な巡礼統計がとられるようになりました。最近は年間30万人以上が巡礼証明書を取得しています。しかしゴールを目指さずコースの途中を歩いている人はもっともっと多く、これらを合わせると年間数百万人になると言われています。巡礼路で人が絶えることはありません。
巡礼者の88%は徒歩で残りは自転車です。アップダウンの多い巡礼路を自転車で踏破するのは、徒歩以上に負担なのではと感じました。ごく少数ですが馬の人もいましたが、これがカッコいい!
巡礼証明書を取得するには、ゴールの大聖堂まで徒歩や馬なら100km以上、自転車なら200km以上を踏破することが必要です。
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季節では夏休みにあたる7~8月がピークです。この時期は北スペインとはいえ過酷な暑さで、アルベルゲも大混雑と条件としてよいとは言えません。逆に冬の寒さは厳しく雪も降り、多くのアルベルゲは休業します。ベストシーズンは5、6、9月と言われています。
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巡礼者の国籍は地元スペインが半数強、他の欧米各国が続きます。アジア人は2%弱で、その多くは韓国人です。2018年度の統計では韓国人5665人、日本人1477人です。
実際に歩いていると韓国人はもっと多いと感じました。アルベルゲにも欧米語に混じってハングルの貼り紙をよく見ました。韓国でスペイン巡礼についての本が爆発的に売れたのが人気の原因だそうです。 -
どんな人が歩いているかというと、「まんべんなく」という答えになります。
欧米では夏に長期休暇を取るのが当たり前で、多くの職業人が歩いています。夫婦、家族連れも多く、男女比率は55%、45%とほぼ同率です。 -
動機は「宗教」「宗教と文化」が大半です。
しかしこれは巡礼証明書発行時のアンケートで「宗教」や「精神」といった項目を選択する必要がある為で、実際には自分探し、友達作り、レクレーションといったもっと気軽な動機で歩いているようです。大きな声でお喋りしたり歌いながら歩く若者グループに何度も会いました。 -
巡礼をするにはクレデンシャルが必要です。自分が巡礼者であることの証明書で、これを提示することで巡礼宿泊施設(アルベルゲ)に泊まることが出来ます。また、聖地で巡礼証明書の発行を受けるための証明にもなります。
このクレデンシャルは2016年6月に南西フランスを旅行した時にサンジャン・ピエ・ド・ポールの巡礼事務所で発行してもらったもので、赤丸で囲ったのがその時のスタンプです。この時はオリソンまでの往復16kmを歩きましたが、3年後に本格的に巡礼の道を歩くチャンス到来です。 -
巡礼路の教会、バル、アルベルゲには個性豊かなスタンプが置いてあり、立ち寄ってはクレデンシャルに押して日付を記入しました。最後の赤丸がゴールの巡礼事務所で押してもらったものです。
延べ10日間で53個のスタンプを押しました。今となっては貴重な旅の記録です。 -
荷物は毎日担ぐのでなるべく軽くなるように心掛けました。しかしこれでも6.5kg、水や携帯食料を加えて合計8kgになります。担ぎ続けていると肩が痛くなる。
荷物の内訳は、
1.40リットルリュックとサブリュック
メインリュックは900グラム。サブリュックは街歩き用で巡礼路を歩く時はメインリュックに括り付けました。
2.シュラフ
アルベルゲには原則ベッド、枕、衛生用紙シートだけしかないので必需。35年前に使っていた古いタイプで、最新式のものに比べ重くて大きい。歩く時はリュックの下に括り付け。
3.雨具上下
長い巡礼では必ず何度か雨に会うので必要。ポンチョより上下に分かれたものがいい。上はウィンドブレーカーにもなる。
4.長ズボン
2枚を使いまわし。ステテコを履いていたので汗で汚れることは少ない。長ズボンと短パンでよかった。
5.軽いジャンバー
暑いアンダルシアでは恨めしい荷物だったが、巡礼の山越えでは気温が低い。1枚は必要。
6.長袖シャツ(2枚)、半袖シャツ(1枚)
長袖シャツは雨具で代替すれば1枚で可。
7.Tシャツ(1枚)
下着をTシャツにして2枚にすればよかった。
8.下着、靴下着替え
2セット。毎日洗濯が原則
9.洗面用具、タオル(2枚)、石鹸、爪切り
タオルは何かと使い方がある。アルベルゲにはシャワーはあるが石鹸、シャンプーはない。
10.電気関係
変換プラグ、プラグ分岐タップ、予備バッテリー類、各種コード。意外とかさばり重たいが必需。
11.洗濯用具
粉洗剤、洗濯ばさみ(10個)、ロープは不要
12.サンダル
アルベルゲにチェックインすると靴は使えない。靴を脱ぐと足の負担も軽くなるので必携だがかさばる。
13.ストック2本
14.帽子、サングラス
15.旅行ガイドブック
前半が観光だったので持参したが重かった。必要個所をスマホにとっておけばよかった。
16.医薬品
解毒剤、発熱剤、胃腸薬、便秘薬、バンドエイド大小、包帯
17.他に持参して使ったもの
現金、クレジットカード、アイフォン、コンパクトカメラ、万能ナイフ、手帳、筆記用具、海外旅行保険(幸い使はなかったが必要)
18.持参したが使わなかったもの
ヘッドランプ(ベッドの中ではスマホの照明で充分)、蛍光帯(日の出前の交通安全、夏は不要)、泥除けスパッツ、耳栓(100均の安物では効果なし!) -
長い距離を歩く旅では靴は最重要。履きなれたもので防水加工は必須です。
靴下は厚手と薄手の2枚重ね。この薄手のものが効果満点。厚手だけ履いていた時は靴擦れ気味だったのが、内側に薄手を履くことで一気に改善された。
ストック2本の方が楽。特に山の下り坂では滑り止めにもなる。家にあった形の違う2本を持って行ったが、使い分けることでとても役に立った。 -
参考にした本
・「聖地巡礼~世界遺産を歩く旅」著:NPO法人日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会
巡礼路を歩くためのあらゆる情報が書かれているが、行程の説明はあまり詳しくない。
・「サンチャゴ巡礼へ行こう」著:中谷光月子
元ツアー添乗員の著者が母と二人で巡礼路を歩いた記録。行程や場所ごとの歴史や見どころが詳しく書かれている。
その他、TVの旅番組や4トラベラーさんたちの旅行記もずいぶん参考になりました。
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以下は巡礼の1日です。
6:00 起床
7:00 アルベルゲを出発
5月のスペインの日の出時刻は6:50頃。早朝にはよく霧がかかり、これが幻想的です。 -
8:30 朝食
途中のバルで最初の休憩を兼ねて朝食。甘い菓子パンとコーヒーの組み合わせが多かった(3から5ユーロ程度)。道端の草むらに座って前日スーパーで買ったパンと果物で済ませることも。 -
・1日の歩行は22~30km。1~1.5時間毎に5分間の休憩。25kmを越えるとさすがに疲れてくる。
・肩が痛くなるのはリュックの左右の肩ベルトの長さがアンバランスになった時。度々調節が必要。ウエストベルトを締めて腰に負荷を分散させると肩が楽になる。
・常に西に向かって歩くので、朝は背中に朝日を受け行く手に長い影が伸びるが段々短くなっていつの間にか後ろに来ている。 -
村々には必ず1つは小さな教会(iglesia)があります。茶色の石造りで高い壁に鐘を吊した素朴なものが多い。
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美しい風景に心が癒されます。
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昼食は食べたり食べなかったり。バルで食べるパスタの量は日本の2倍近い。ビールだけ注文して手持ちの菓子や果物で済ますことが多かった。
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中世の祭り、民族楽器を演奏するパフォーマー。歩いていると思わぬ楽しみに出会うこともしばしば。
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6~8時間歩いてアルベルゲに到着するのは14:00~16:00頃。宿泊費は5~10ユーロ程度で、最初に現金で払います。
建物はいずれも雰囲気があり、綺麗なパティオや小さなバルを持っているところもありました。 -
部屋は大部屋に2段ベッドをずらりと並べたものが大半。男女同室で、早い順に好きなベッドを確保する。
WiFiは殆どのアルベルゲにあったが繋がりにくい。コンセントの数が少ないので早めに確保してバッテリーに充電する。 -
シャワー室兼洗面所
行列になる事はなかった。お湯の出に問題ないが、石鹸やシャンプーの備え付けはない。 -
シャワーを浴びたら直ぐに洗濯。
荷物を少なくしたので毎日の洗濯が原則。洗濯板付きの洗濯槽や干し場はどのアルベルゲにもあったし、中にはコインランドリーも。スペインでは日没は22:00頃で雨さえ降らねば数時間で乾いた。 -
洗濯が終われば午睡か村の散策。日が傾く頃の風は気持ちいい。
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19:00 村の教会やアルベルゲで巡礼者のためのミサが行われることもあります。ミサの後は参列者同士でハグしたり握手したり。キリスト教徒でなくても巡礼していると実感する瞬間です。
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20:00 バルで巡礼者向け定食(Menu del Peregrino)で夕食
パン、飲み物(ワイン、ビール、ソフトドリンクから選択)、前菜(スープ、サラダ、パスタから選択)、メイン(肉料理、魚料理から選択)最後にデザートまでついてボリュームたっぷり。10~15ユーロは超お得。
アルベルゲで自炊している人も多く、何度かおすそ分けを頂きました。グラシアス! -
21:30 ベッドに入り、日記を書く。22:00消灯だが最初のうちは周囲のいびきでなかなか眠れなかった。
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このような毎日を繰り返して10日目。
5月25日10:21 ついにゴールのサンチャゴ・デ・コンポステーラ大聖堂に到着。最大の心配事だった足のマメは幸い最後までできませんでした。 -
大聖堂が工事中なので、近くのサン・フランシスコ教会で巡礼者祝福のミサが行われました。数か国語で行われましたが、日本に関しては「ハポン」「さよなら」という言葉だけが聞こえました。
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その後近くの巡礼者事務所で巡礼証明書を発行してもらいました。
正味9日間で歩行距離228km(アストルガ~サンチャゴ・デ・コンポステーラ間、但しオ’セブレイロ~サリア間を除く)、1日平均25.3km。ちなみに万歩計の計測値は231.3km、誤差はたったの1%でした。
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この日の夜は海鮮パエリアと白ワインで一人静かに祝杯を挙げました。
最後に巡礼の道を歩いてよかったことは
1.多くの国の人と交流
大げさな表現ですが、歩く途中で、アルベルゲで、バルで、同じ目的と価値観を持った人たちと交流が出来ました。もちろん言葉はわかりませんが気持ちは通じます。アルベルゲで夕食のおすそ分けを頂くことも何度か。
2.美しい自然や歴史
朝もやの中の山や緑の牧場、荒野の中に延びる1本の道、小さな村の素朴な教会や農家。北スペインにはイスラムの影響を受けていない「スペインの源流」ともいえる風土が残っていました。
3.スペイン流のおもてなし
アルベルゲで、バルで、途中の村で、スペインの人は巡礼者にとても親切です。特にアルベルゲで働く人の多くはボランティアで、ほとんどが巡礼経験者です。格安の宿泊費、巡礼者定食は儲け度外視の「おもてなし」と思われます。
4.美味しい料理
スペイン料理は日本人の味覚に合い美味しい。カスティージャの肉、ガリシアの海鮮。ワインやビールで頂くと最高です。
5.達成感、そしてその次
全巡礼路の30%を歩いただけですが、達成感を感じます。列車やバスでなく自分の足で歩く旅。普段見えないものが見え、自然や人と触れ合う機会も増えます。
次は残りを歩こう! -
旅の目玉の第2弾はアンダルシアの2大春祭りを見ること。
1つ目はコルドバの「パティオ祭り」
毎年花が一番美しい5月上旬の2週間だけ、民家の自慢の中庭(パティオ)を一般に公開しその美しさを競う祭りで、NHKのBSプレミアムで「世界で一番美しい瞬間~秘密の花園に光あふれるとき」として放送されました。
人気のパティオは長い行列で待たされたましたが、中に入るとゼラニウムやアザレアの美しい花々とその間に緑のつる植物が鮮やかな空間を演出しています。アンティークな建物と庭に配された噴水やいろんな置物が絶妙にバランスして素晴らしい世界でした。説明してくれるオーナーのセニョーラの満足げな顔が印象的。 -
2つ目はヘレス・デ・ラ・フロンテーラの「馬祭り」
ヘレス一帯はアンダルシア純血馬の飼育が盛んで、馬祭りは家畜売買市が起源です。春の聖週間のあとしばらくして行われるこの祭りにはスペイン中の馬乗りが集まり、自慢の馬や馬車を連ねて会場を練り歩きます。夜になると華やかな電飾の下でフラメンコの衣装に気飾った女性たちが踊ります。やはりNHKのBSプレミアムで「世界で一番美しい瞬間~馬祭り 煌(きらめ)きのとき」として放送されました。
ところが祭りの初日の今日はで夜の点灯式のみで、楽しみにしていた馬や馬車の行進を見ることが出来ませんでした。幸い2年前にこの祭りを見た友人のK氏から写真を頂いたので見てください。 -
そして銀の道の美しい世界遺産の古都
イベリア半島を南北に縦断するローマ時代の交易路には、珠玉のような街々が点在しています。ローマ遺跡が残るメリダ、コンキスタドーレスの街トルヒーリョ、城壁に囲まれた静寂の街カセレス、古い大学の街サラマンカ。いずれもスペインの荒野の中に咲く花のようでした。 -
【旅程】
5/08 関空→上海経由→パリ経由→マドリード(泊)
5/09 マドリード→コルドバ(泊)
5/10 コルドバ→アルコス・デ・ラ・フロンテーラ→ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ(泊)
5/11 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ滞在(泊)
5/12 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ→メリダ(泊)
5/13 メリダ→トルヒーリョ→カサレス(泊)
5/14 カサレス→サラマンカ(泊)
5/15 サラマンカ→アストルガ(泊)
5/16 Astorga→Rabanal del Camino(泊)
5/17 Rabanal del Camino→Molinaseca(泊)
5/18 Molinaseca→Villafranca del Bierzo(泊)
5/19 Villafranca del Bierzo→Las Herrerias(泊)
5/20 Las Herrerias→O Cebreiro→ルーゴ→Sarria(泊)
5/21 Sarria→Portomarin(泊)
5/22 Portomarin→Palas de Rei(泊)
5/23 Palas de Rei→Rivadiso da Baixo(泊)
5/24 Rivadiso da Baixo→Lavacolla (泊)
5/25 Lavacolla →Santiago de Compostela(泊)
5/26 Santiago de Compostela→ア・コルーニャ→Santiago de Compostela→車中(泊)
5/27 →マドリード→パリ経由→機中(泊)
5/28 →上海経由→関空 -
アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 2.1日目 出国~マドリード
2019年5月8日(水) 晴れ
・関空から上海とパリでトランジットし、日付が変わる頃にマドリード・バラハス空港に到着。本来ならヨーロッパ直行便を選ぶのだが、選択肢の少ない特典航空券陵なので致し方ない。
・空港でホテルの迎えをお願いしたが、なかなか車が来ないでハラハラドキドキした。無事にホテルについたときはホッとした。家を出て26時間、明日も早朝出発なのでシャワーも使わず着の身着のままでベッドにもぐりこんだ。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11511908
アドルフォ スアレス マドリード バラハス空港 (MAD) 空港
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 3 2日目① コルドバのパティオ祭り①
2019年5月9日(木)前半 晴れ
・今回の旅の目的の一つはアンダルシアの2大春祭り(コルドバのパティオ祭り、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの馬祭り)を見ること。このためにマドリードを素通りして午前中にコルドバに入った。コルドバは7年前にツアーで訪れており、この時メスキータやユダヤ人街は見ているので、今回はパティオ祭りに絞って観光した。
・パティオ祭りは毎年花が一番美しい5月上旬の2週間だけ、民家の自慢の中庭(パティオ)を一般に公開しその美しさを競う祭りで、NHKのBSプレミアム「世界で一番美しい瞬間」で放送されとても印象に残った。
パティオ祭りでは市内の6つの地区で50のパティオが公開されていてた。前半はメスキータ地区のパティオを回った。人気のパティオは長い行列で待たされたが、中に入るとゼラニウムやアザレアの美しい花々とその間に緑のつる植物が鮮やかな空間を演出している。アンティークな建物と庭に配された噴水やいろんな置物が絶妙にバランスして素晴らしかった。この時期に合わせてすべての花をベストの状態で咲かせるには大変な手間と努力が払われたのだろう。客に説明をするオーナーのセニョーラの表情も晴れやかだった。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11512117 -
アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 4 2日目② コルドバのパティオ祭り②
2019年5月9日(木)後半 晴れ
・ホテルに戻って少し休憩した後、メスキータに入場した。2度目だがやはり「円柱の森」は素晴らしい。その後街歩きを兼ねて新市街の携帯ショップに行った。
・今回は荷物を極力減らすため初めて海外SIMを使った。街の携帯ショップ(Orange)でSIMを入れ替えてもらったが何故かメールが開かない。旅に必要な情報の大部分がメールに入っているので慌てた。親切な店員さんが忙しい中を20分かけて新たなメールを設定してくれて何とか見れるようになった。感謝感激!
・夜は新市街のパティオを見て回った。昼間ほど混雑していないがやはり人気のパティオの前には行列。TVで見た数軒の家とそれらをつなぐ通路がパティオのなっている「長屋のパティオ」は、入賞の常連で素晴らしかった。
・50か所の公開パティオの中の17軒を見て、最後にフラメンコショーがあるという広いパティオでショーの開会を待った。しかし22:00を過ぎても始まらない。時差ボケの疲れも出たので残念ながらホテルに戻った。スペインの夜は遅い。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11513153 -
アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 5 3日目① 朝のユダヤ人街散策
2019年5月10日(金)朝 晴れ
・コルドバを発つ前、朝1時間足らずユダヤ人街を散歩した。朝の遅いスペインではこの時刻はまだ静かで人通りも少ない。パティオ祭りに主役の座を奪われたためか、有名な「花の小道」の窓辺や壁にあまり花が見られない。やや寂しい街歩きになった。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11514142ユダヤ人街 散歩・街歩き
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 6 3日目② アンダルシアの白い村 アルコス・デ・ラ・フロンテーラ
2019年5月10日(金) 晴れ
・コルドバからスペインの最南部の町ヘレス・デ・ラ・フロンテーラへ移動し、ここで2泊。旧市街の民家が並ぶ路地の一軒を宿泊用に改装したペンションで、シングルベッドに小さな窓が付いただけの簡素な部屋だったが、この地方特有の装飾タイルで飾らた内装はエキゾチックで、民泊 したような気分だった。
・午後半日を利用してアルコス・デ・ラ・フロンテーラへ。ヘレスからバスで1時間ほど走ると一面の小麦畑の先に恐竜の背中のような岩山が現れ、その上に白い家並みが見えた。この村はかってアラブ人が築いたのが起源で、2つの古い教会と、白い漆喰で塗られた家が密集して、その中を細い路地が迷路のように入り組んだ、典型的なアンダルシアの白い村だった。ちょうど午睡(シェスタ)の時刻で、メインストリートのバル以外に人はいなく、とても静かだった。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11519556サン ペドロ教会 (アルコス デ ラ フロンテーラ) 寺院・教会
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 7 4日目① ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの街歩き
2019年5月11日(土) 晴れ
・今日はヘレスに終日滞在。快晴で最高気温37℃の予報なので、朝の涼しいうちにアル・カサルとカテドラルを見学した。この時期は街路樹のジャカランダが薄紫色の花を付け、青空をバックにとても美しい。
・ヘレスは馬とシェリー酒の街。特にNHKBSプレミアムの「世界で一番美しい瞬間」でこの街の「馬祭り」が放送されて、是非見たいと思いスケジュールを組んだ。ところが観光案内所で確認すると、楽しみにしていた馬や馬車の行進は明日からで、今夜はオープニングの点灯式があるだけ。ガッカリしていたら国立馬術学校でショーがあるので、そちらを見るよう勧められた。
・このショーは素晴らしかった。馬がまるで自分の意思で音楽に合わせてダンスをしているようだった。騎手は観客に見えないくらい最低限の動作で馬に指示をしているようだ。騎手がまたカッコいい。ソンボレロを被った正装の男性騎手、彫りの深い顔にキリッと髪をアップに結んだ女性騎手。単騎、団体、馬車を使ったショーと2時間みっちり楽しめた。
・ペンションに戻って2時間ほど休憩した後、ゴンザレス・ピアス社のシェリー酒酒蔵巡りへ。広い敷地の中をミニトレインで回った。シェリー酒の香りが満ちた熟成倉庫の中の年代物の樽の中には、スティーヴン・スピルバーグやオーソン・ウェルズのサインも見られた。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11520045ゴンサレス ビアス 博物館・美術館・ギャラリー
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 8 4日目② ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ 馬祭り
2019年5月11日(土) 晴れ
・馬祭りの会場は中心から少し離れた広大な公園で、フラメンコ衣装を着た女性たち、中には馬車を仕立て女性を乗せた甲斐性者まで、多くの人が続々と会場に入ってくる。会場のメイン通りは電飾の回廊が建てられ、その両側には「カセータ」と呼ばれる仮設テント小屋がずらりと並び、中はすでにシェリー酒で盛り上がっていた。
・22:00 合図の花火が上がってカウントダウン開始。暗闇の中、回廊に点灯された瞬間には大歓声が上がった。数百メートル渡って十字に続く光の回廊は神戸のルミナリエをひと回り大きくした規模。フラメンコ衣装の女性たちは一様に花の髪飾りで、小道具はショールや扇。小さな子の衣装も可愛いが、おばあちゃん達もカッコいい。皆気軽に写真に応じてくれた。
ところがカセータの中は音楽がガンガン鳴って盛り上がっているのに、一向にフラメンコが始まる気配がない。時刻が零時を回ったので待ちきれずホテルに戻った。カセータは明け方4:00頃まで賑わうという。
・昼間の華やかな馬や馬車の行進は見れなかったが、友人のK氏が2年前に訪れた時の写真を拝借した。陽気で華やかな雰囲気にあふれている。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11520510 -
アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 9 5日目 ローマ遺跡の街 メリダ
2019年5月12日(日) 晴れ
・今日から南のアンダルシアからバスで北上して、巡礼の出発点アストルガに向かう。このルートは「銀の道」と呼ばれるローマ時代の通商路で、途中に真珠のような世界遺産の街が点在する。これらを拾いながらの3泊4日、800kmのバスの旅のスタート。
・今日はメリダ。ヘレスから列車とバスを乗り継ぎ5時間ほどで到着。ここにはローマ時代の遺跡が多く残っていることから、世界遺産に指定されている。街のあちこちに散在する遺跡を地図を見ながら回ったが、強い日差しと暑さに参った。日曜日のため夜のレストランは早々と閉店していたが、何とか夕食にありつけた。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11520927メリダの遺跡群 史跡・遺跡
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 10 6日目 コンキスタドーレスの街 トルヒーリョ
2019年5月13日(月) 晴れ
・朝メリダをバスで出て9:15にカセレスに到着。丁度トルヒーリョ行のバスとの連絡がよかったので45分かけて小さな街トルヒーリョに行った。
・こも街は素晴らしかった!荒涼としたエストレマドーラの大地の丘にあるこの街から16世紀に多くのコンキスタドーレスや冒険家が新大陸を目指した。インカ帝国を滅ぼしたピサロ、アマゾン川を探検したフランシス デ オレリャナ等々。彼らは新大陸で原住民を騙したり虐殺したりして多くの金銀財宝を本国に持ち帰った。街に残る豪壮な石の邸宅はその富で築かれたという。街の中心の広場には槍を持ったピサロの銅像が建っている。
城や教会の塔から眺めがまた素晴らしかった。地平線まで続く赤茶けた荒野に見えるのはオリーブの木と豆粒の様な羊の群れだけ。海外に出なければ食べていけない貧しい土地だったのがわかる。
・トルヒーリョの街歩きを終え、グーグルマップに帰りのバスセンターの場所をセットした。カンカン照りの中を案内された通りにやってきたが、どうも来た時の場所と様子が違う。よく見るといくつかバス停のマークがある。間違った場所をセットしていた。バスの発車時刻は迫るし人も歩いていない。やっとつかまえた何人かに聞いたがどうも要領を得ない。ウロウロするが通りや家並みが同じに見えて同じ場所をグルグル。やっと着いたのが出発7分後。次のバスは3時間先。どっと疲れが出て、無人のバスセンターのバルでビールを飲みながら川柳を作って時間待ち。あ~ぁ。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11523235アラブ城 / トルヒーリョ城 城・宮殿
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 11 7日目 静寂の世界遺産 カセレス
2019年5月14日(火) 晴れ
・午前中にカセレスの街歩き。カセレスは人口9万人と比較的大きな地方都市で、レコンキスタの時代に築かれた城壁に囲まれてた旧市街は世界遺産になっている。
・「中世の街」、「時間が止まった街」等、古い街にはよく冠される表現だがこの街は少し違った。先ず城壁の内に入ると不思議と街の喧騒が聞こえてこない。かって貴族の館だった建物群は茶色がかった重厚な石造りで、路はグレーの石畳み。濃淡はあるが色彩はこの2色のみ。
次はカフェ等の歓楽施設が見えない。よく見ると建物の中庭にはあるようだが、通りから見えないようになっている。看板の類いは一切なし。このように城壁の中だけが外界と切り離され、そこだけ時間が止まっているようだった。
1986年に早々と世界遺産に指定されたのは、この街の価値が高かったか証拠。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11524004カセレスの旧市街 旧市街・古い町並み
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 12 7日目② 大学の街 サラマンカ①
2019年5月14日(火) 晴れ
・昼過ぎにカサレスをバスで出発、3時間でサラマンカ到着した。明日昼過ぎまで滞在する。簡素なホステルにチェックインして先ずシャワーと洗濯。その後昼寝して20:30過ぎに旧市街に出た。
・サラマンカは世界で3番目に古いサラマンカ大学があり、旧市街は世界遺産に指定されている。本格的な街歩きは明日で、今日はざっと歩いてみるだけ。マヨール広場、サラマンカ大学、新旧カテドラルと世界遺産の数々を眺める。折からの夕陽を受けて壁が金色に輝いていた。
・その後、旧市街の通りのオープンカフェで夕食。ワイン、パエリア、ビーフステーキ、大盛りのアイスクリームとボリュームたっぷりでたった15ユーロ。食後は美しくライトアップされたマヨール広場を通ってホステルに戻った。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11525113マヨール広場 (サラマンカ) 建造物
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 13 8日目① 大学の街 サラマンカ②
2019年5月15日(水) 晴れ
・朝一番にサラマンカ大学へ。この大学はボローニャ、パリに次いでヨーロッパで3番目に出来た大学で、この街の象徴になっている。大学が開くまで建物の正面ファザードに彫られているカエル探し。老眼には厳しくカメラのズームを借りるも見つけられず。最後にネットで場所を調べてやっと発見。カエルは知のシンボルでこれを見つけると試験に合格するというが、万歩計はカンニングした。
・見どころ充分の新旧カテドラルからアールヌーヴォーとアールデコ美術館へ。最後にサラマンカの写真に使われるローマ橋越しの旧市街を遠望する。これでこの旅の観光主体の前半が終了。これから巡礼の出発地アストルガに向かい、明日からいよいよ延べ10日間でスペイン巡礼の道を歩く。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11543221サラマンカ大学 建造物
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 14 8日目② 銀の道と巡礼の道が交差する街 アストルガ
2019年5月15日(水) 晴れ
・サラマンカから3時間かけてアストルガに着いた時は既に18時を過ぎていた。特に観光の予定はなかったが、バスセンター近くの城壁の上にアストルガのシンボルである司教館とカテドラルが見えたので簡単に見物した。
司教館はガウディの設計で建築が開始されたが、余りにもデザインが斬新だったので施主との意見が対立し、ガウディは途中で手を引いたとうい曰く付きの建物で、現在は巡礼博物館になっていた。
カテドラルはスペインでも早い時期に司教座が置かれただけに、小さな街にしては破格の豪華さがあった。特に正面の彫刻の見事さはサラマンカのそれに匹敵するほど立派だった。
・初めて泊まるアルベルゲはベッド数164の大きな規模で、2段ベッドが5台並ぶ部屋に泊まった。シャワー室、キッチン、食事室、洗濯場等を見て回ったので、これから先のアルベルゲ生活のイメージがつかめた。
19:30から行われた巡礼者を祝福するミサに参加した。年配の神父さんがとり行い、聖書の一説を朗読したり聖歌を合唱したりと、初日から巡礼ムードに浸ることが出来た。
・夕食は旧市街の市庁舎広場のオープンカフェで巡礼者定食。3コースでボリューム満点、ワインは封を切ってないフルボトルが1本。これでたった10ユーロだった。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11543391司教邸 (アストルガ) 寺院・教会
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 15 9日目 巡礼1日目 Rabanal del Caminoまで22.2km
9日目 2019年5月16日(木) 晴れ後曇り、時々雨
★巡礼の旅1日目
Astorga(6:35)~Rabanal del Camino(13:25)
22.2km、28,750歩
・いよいよ巡礼スタートで天気は快晴。前半は車道に沿って付けられた比較的平坦な道を歩いた。道端には黄色いエニシダと紫のラベンダーが咲いて目を楽しませてくれる。途中に4kmおきくらいに村があり、同じ形の小さな教会がある。村と村の間に人家は殆ど見えず一面の荒野に灌木が散在する。
・後半、El Gansoを過ぎてからは徐々に上り坂になった。逆に天気は下り坂で途中から雨。この旅最初の雨を見た。雨具もつけずに黙々と歩いたが、止む気配もないので途中でついに雨具を着た。その後すぐに雨は上がった。
・宿泊したRabanal del Caminoのアルベルゲは巡礼者にも人気が高い。シャワー、洗濯を終えた頃から天気が悪くなり冷たい風と共に気温がグンと下がった。共有スペースで寛いでいたら自炊していた2人組の巡礼者から食事のおすそ分けを頂いた。
・2段ベッドがずらりと並んだ大部屋で宿泊者は50人くらい。いびきがうるさくなかなか眠れないので、深夜までベッドで川柳を作った。外は風の音が強い。明日の山越えは大丈夫か。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11543735 -
アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 16 10日目 巡礼2日目 Molinasecaまで29.9km
2019年5月16日(金) 小雨のち曇り、寒い
★巡礼の旅2日目
Rabanal del Camino(7:30) ~ Molinaseca(15:45)
29.9km、38,828歩
・今日は巡礼路のハイライトの一つであるフォンセバドンからイラゴ峠を越える。峠を越えた先のEl Aceboまでの17kmは人家がない。早朝霧雨で気温2℃の中を出発、すぐ山道に入る。黄色いエニシダの中に紫や白のヒースが群生、周囲の霧雨が加わり幻想的な風景の中をひたすら上った。巡礼の道の最高地「鉄の十字架」では、足元の石を拾って家族の名前を書いて置いてきた。峠を越えて次のEl Aceboに到着するまで5時間かかったが、美しい花々が慰めてくれた。
・Molinasecaまでは足場の悪い急な下りの連続。滑らないようにストックを使って下りた。途中のRiego de Ambrosには崩れかけたような民家が何軒も残って、昔ながらの巡礼路らしい趣があった。
・今夜はアルベルゲの食堂で夕食。殆どの宿泊者が集まり、賑やかな夕食になった。久しぶりに山盛りの野菜が出て、ワインもたっぷり頂いた。
寝る前にスマホをいじっていたら何故かネットに繋がらなくなった。幸い明日大きな街を通るのでショップによって復帰してもらわねば!
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11544961 -
アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 17 11日目 巡礼3日目 Villafranca del Bierzoまで31.8km
2019年5月18日(土) 晴れ
★巡礼の旅3日目
Molinaseca(7:40) ~ Villafranca del Bierzo(16:20)
31.8km、41,812歩
・スマホのSIM復帰のためにPonferradaの中心街に行ったため、巡礼路から外れて面白くない車道を2時間歩く羽目になった。そのため宿泊を予定していたCacabelosから、更に先のVillafranca del Bierzoまで歩いた。1日の歩行距離31.8km、41,812歩はこの巡礼で2番目の長さ。
・時間は長かったが道は比較的平坦。途中で会った中世の服装を着た一団、イギリスからの巡礼者との話、最後はVillafranca del Bierzoの街歩き、と比較的ゆっくりした1日。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11546551 -
アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 18 12日目 巡礼4日目 Las Herreriasまで22.2km
2019年5月19日(日) 晴れ
★巡礼の旅4日目
Villafranca del Bierzo(7:45) ~ Las Herrerias(13:35)
22.2km、28,891歩
・今日は途中から日本人の道連れができた。世界一周の途中の「モンベルさん」。世界一周を始めて約半年、巡礼の道もサンジャン・ピエ・ド・ポールから既に600km余りを歩いてきたというスーパー女子。おかげで楽しく歩けた。
・13:35と早めにアルベルゲにチェックイン。雰囲気のあるアルベルゲでゆったりとリゾート気分を感じながら過ごした。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11558578 -
アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 19 13日目① 巡礼5日目 O Cebreiroまで9.3km
2019年5月20日(月) 晴れ
★巡礼の旅5日目
Las Herrerias(7:40) ~ O Cebreiro(13:35)
9.3km、12,041歩
・巡礼路の最後の難関と言われるオセブレイロ峠まで、標高差650mを登った。峠近くの展望は素晴らしく、エニシダやヒースの花も美しい。この険しい山道を自転車で登っていく強者には真に脱帽。馬で巡礼する人はかっこいい!
・O Cebreiroの集落の住人はわずか30人。しかし巡礼路の中ではイラゴ峠の鉄の十字架と並ぶ象徴的な場所なので、巡礼者の他に観光客も多く見かけた。集落には巡礼路で最も古い教会や、ケルト文化を今に伝える石の茅葺屋根の家が残りなかなか風情のある村だった。
・ここは巡礼前半のゴール。これからバスでルーゴを経由してサリアに向かい、明日から聖地までの巡礼後半がスタートする。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11559021 -
アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 20 13日目② ルーゴ街歩き
2019年5月20日(月) 晴れ
・オセブレイロからサリアに行く直行バスはなく、ルーゴを経由することになる。今日はちょうど巡礼の中日に当たるので、午後は息抜きがてらルーゴの街歩きをした。
・この街にはローマ時代の城壁が旧市街を囲む形でほぼ完璧に残っていて、2000年に世界遺産に指定されている。城壁の上は歩くことが出来、その厚さ、高さを実感した。街の建物は比較的新しく街全体が端正な印象だった。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11559027ルーゴのローマの城壁群 史跡・遺跡
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 21 14日目 巡礼6日目 Portomarinまで25.1km
14日目 2019年5月21日(火) 晴れ
★巡礼の旅6日目
Sarria(7:40) ~ Portomarin(14:50)
25.1km、32,643歩
・車椅子を押して巡礼する父娘(後日夫婦と分かった)に会った。
健常者が歩いても大変な道を、大して遅れることなく進んでいく。平坦な道では娘は自力で一生懸命車輪を回し、坂道にかかると父が押す。自然と2人の周りに数人の巡礼者がサポートする形で歩いていた。巡礼路を象徴するような光景に感動した。
・今日のコースは小さなアップダウンの連続で距離以上に疲れた。暑さが追い打ちをかけ、歩きながら作った川柳も殆どが汗と一緒に頭から蒸発した。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11559030 -
アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 22 15日目 巡礼7日目 Palas de Reiまで25.4km
15日目 2019年5月22日(水) 晴れ
★巡礼の旅7日目
Portomarin(7:40) ~ Palas de Rei(16:05)
25.4km、33,006歩
・朝霧が出る日は昼に天気が良くなる。今日も暑い一日だった。途中で水がなくなり何度も休んではビールを飲んだ。
・今日はやたらと肩が痛く、何度もリュックを放り出してへたり込んだ。リュックの肩紐のストッパーが甘くなっているようで、直ぐに左右がアンバランスになる。アルベルゲで調節しないと。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11559230 -
アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 23 16日目 巡礼8日目 Rivadiso da Baixoまで28.1km
16日目 2019年5月23日(木) 晴れ、時々雨
★巡礼の旅8日目
Palas de Rei(7:30) ~ Rivadiso da Baixo(16:17)
28.1km、36,440歩
・今日は暑さも和らぎ、過ごしやすい一日だった。この2日間何度か道中で前後した車椅子の2人と、少しの間一緒に歩いた。カナダから来た巡礼者で、娘と思っていたのは実際は奥さんだった。サリアからゴールの大聖堂まで114kmを歩くという。どちらがこの巡礼を思い立ったかわからないが、深い信頼で結ばれたいい夫婦だった。
・メリーデで名物のタコ料理を食べ、農家風の素晴らしいアルベルゲに泊まった。今日はあまり川柳が出来ず。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11559241 -
アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 24 17日目 巡礼9日目 Lavacollaまで33.5km
17日目 2019年5月24日(金) 晴れ
★巡礼の旅9日目
Rivadiso da Baixo(7:35) ~ Lavacolla (17:05)
33.5km、43,479歩
・この巡礼で最長の歩行距離。9日間も歩いていると書くことがなくなる。
「巡礼は 寝る食う歩くの 繰り返し」
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11559360 -
アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 25 18日目① 巡礼10日目 Santiago de Compostelaまで13.1km
18日目 2019年5月25日(土) 晴れ
★巡礼の旅10日目
Lavacolla(7:03) ~ Santiago de Compostela(10:20)
13.1km、17,192歩
・いよいよ今日はゴールの大聖堂に到着する日。ミサに間に合うように何時もより早く歩き始めた。Monte do Gozoで歓喜の丘に立ち寄り、10:20ついにゴールの大聖堂に到着した。時刻が早かったためか広場に巡礼者の数が少なく、一人巡礼でもあってやや寂しいゴールインになった。
・大聖堂は5年前に来たときはが外装の工事中でシートで覆われていたが、今回は修復を終えた美しい姿を見ることが出来た。反面内部が工事中で半分はシートや足場があったが、正面祭壇の聖ヤコブ像を裏から抱擁した。
・巡礼者の祝福ミサは大聖堂の代わりに近くのサン・フランシスコ教会で執り行われた。宗教心の薄い万歩計は式の間写真を撮っていたが、長い距離を歩いてきた信仰心の篤い巡礼者の感激はさぞ大きかったろう。
・巡礼の最後に証明書を発行してもらった。証明書に書かれた歩行距離は228km。万歩計の集計記録は歩行距離は231.3kmで誤差はたった1%。正味9日間歩いて1日平均25.3km歩いた。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11559378サンティアゴ デ コンポステーラ大聖堂 寺院・教会
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 26 18日目②~19日目② サンティアゴ・デ・コンポステーラ街歩き
2019年5月25日(土)~26日(日) 晴れ
・巡礼を終えた後はサンチャゴ・デ・コンポステーラの街歩き。この街の観光は2度目で、今回は前回見ていないアラメダ公園や大学周辺をゆっくり歩いた。
オブラドイロ広場で演奏するパフォーマーを見るのも楽しい。世界中から巡礼者が集まる広場なので演奏する曲も多種多様、やはりケルトの影響を受けた哀感のある曲が印象深い。
・観光と並んで楽しんだのがガリシア料理。海が近いのでタコを始めとする海鮮料理が美味しいが、一人だと食べられる種類は知れている。隣のテーブルでガッツリ食べている欧米人の胃袋が羨ましかった。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11559387アラメダ公園 広場・公園
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 27 19日目① ア・コルーニャ街歩き
19日目 2019年5月26日(日) 晴れ
・マドリードに戻る前、半日間で港町ア・コルーニャにちょっと寄り道。正方形のスペインの北西角にあたる人口22万人の港町で、世界遺産「ヘラクレスの塔」を見るのが目的だった。
・特に美しかったのが、マリーナ大通りに建つ真っ白に塗られたガラス張りの建物群。この街が「ガラスの街」と呼ばれるのが頷ける。夕暮れから夜にかけてはまた違った表情を見せてくれるのだろう。いたるところで海の風景を楽しめるフランスの港町を思わせる美しい街だった。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11559400マリーナ大通り 散歩・街歩き
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アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 28 20~21日目 マドリードから帰国へ
20~21日目 2019年5月27日(月)~28日(火) 晴れ
・朝バスでマドリードに到着。飛行機までの時間に予定していたプラド美術館は閉館だったので、急遽ソフィア王立芸術センターに変更した。しかし現代絵画は理解しにくく、1時間半で美術館を出て早めに空港に行った。
・帰りはパリ、上海でトランジットし、27日の21:30に関空到着。初めてバックパックスタイルの長旅を無事終了した。
・念願のスペイン巡礼の道を30%とはいえ歩くことが出来て、歩く旅の楽しさを知った。この時点で世界遺産は累計166か所、「世界で一番美しい瞬間」は6シーン。200か所、10シーンを目指してこれからも旅を続けたい。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11559406
これで「アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く」シリーズ、全28回は終了です。
長らく見ていただき、ありがとうございました。
万歩計ソフィア王妃芸術センター 博物館・美術館・ギャラリー
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この旅行記へのコメント (8)
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- おくさん 2021/07/06 18:50:34
- トルヒーリョ
- 2017年に銀の道を歩きましたが、トルヒーリョという町に覚えがないので調べてみました。カセレスの東約50キロも離れているようですね。覚えがないはずでした。
体調が悪かったのでカセレスには2泊しました。お陰で中世の町並みを堪能できました。
- 万歩計さん からの返信 2021/07/07 08:37:33
- Re: トルヒーリョ
- おくさん、初めてまして。コメント、ありがとうございます。
おくさんの旅行記「歩く、歩く、歩く」を拝見しました。1535kmを歩かれたとか。凄いです❗️私はその1/7です。更にその2年前には銀の道を歩かれたのですね。フランス人の道に比べ格段に厳しいと聞きます。
「時間は腐るほどある」との事で同じリタイア世代と思い、表紙の写真を拡大して見ました。中央の白髭の方ですか?そうだとしたら万歩計より先輩のようにお見受けします。
北の道の続き、期待しています。
万歩計
-
- youさん 2020/03/15 17:15:55
- 巡礼の旅の続きを楽しみにしています。
- 万歩計さん
こんにちは。
几帳面に綴られた巡礼の記録に敬服いたしました。ラスト114Km程度安直に歩いてゴールし、ちゃっかりと巡礼証明書だけは頂いたyouですが、万歩計さんの各場面でのコメントにとても共感してしまいました。
残りの巡礼路も近々歩かれる予定とのこと、体力・気力のあるうちに是非実現してくださいまし。体力が衰えつつあるyouですが応援しています。
- 万歩計さん からの返信 2020/03/15 22:44:19
- Re: 巡礼の旅の続きを楽しみにしています。
youさん 、こんばんわ。
いつも見て頂き今回はコメントまで、ありがとうございます。
今回の巡礼の計画段階では、youさんの旅行記も参考にさせて頂きました。遅ればせながらお礼を申し上げます。
もともと歩くことが大好きでリタイア後は毎日2時間のウォーキング、時々は遠出して丸一日歩くことこともありますが所詮はウォーキング。旅とは目標地に向かって泊まりながら何日かかけて歩くもの、と考えていました。
今回のスペイン巡礼で初めて「歩く旅」の楽しさを知りました。もっと身近に国内で旅をしたいと考えるようになり、最近は司馬遼太郎の「街道を行く」を読み始めました。ただ旅のネックは宿。巡礼路のアルベルゲとまではいかなくても日本で気楽な「旅」を楽しめる宿があるか。理想は「フーテンの寅さん」みたいな昔風の商人宿を泊まり歩くことですが。
そういえば、スペインで新型コロナウィルス対策の緊急事態宣言が発せられたとニュースで言ってました。アルベルゲなんかまさにクラスター発生場所です。巡礼路も実質閉鎖状態なのでしょう。いい時に行けてよかった。
万歩計
-
- フィーコさん 2020/01/12 23:45:42
- サンティアゴ・デ・コンポステーラ
- 万歩計さん こんばんは。
初めまして。
ヨーロッパのクリマも好きですが、初夏のヨーロッパを歩きたい~!
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼の道は4トラを始めて初めて知りました。
私も歩いてみたいと思っていたのですが、定年後延長している間に足(膝が)がどうも調子良くなく 長距離 長時間の徒歩はムリだと思うようになりました。
今、ツアーなどで荷物を先の村まで運んでくれるパターンもあるようですが高いです。
(所々観光バスだったり・・・)
万歩計さんの旅行記で擬似体験させていただきます。
少しずつおじゃま致します。
フィーコ
- 万歩計さん からの返信 2020/01/13 09:43:10
- Re: サンティアゴ・デ・コンポステーラ
- フィーコさん、おはようございます。
スペインシリーズにご訪問頂きコメントまで、ありがとうございました。
長年の夢だった巡礼の道を体力のあるうちに、と思って歩いてきました。
列車やバスでなく自分の足で歩く旅。普段見えないものが見え、自然や人と触れ合う機会も増えいい経験が出来ました。1~2日だけ歩いてアルベルゲに泊まる「プチ巡礼」を気軽に体験することも可能です。3日目に歩いたPonferradaからVillafranca del Bierzo間は交通が便利でお勧め区間です。
フィーコさんのクリスマスマーケットの旅、少し拝見しました。ヨーロッパ好きにとって一度は経験したい旅ですね。私も一昨年にドイツとアルザスのクリスマスマーケットを回ってきました。お暇な折にでも見てください。
https://4travel.jp/travelogue/11470160
万歩計
-
- pedaruさん 2019/11/23 05:52:24
- 素晴らしい旅行記
- 万歩計さん おはようございます。
感動しました。巡礼の様子はこのまま本に出されたら、どれほどおおくの方に福音をもたらすか、巡礼だけに・・・
下調べ、検索、統計、あのグラフを見たときは万歩計さんの几帳面な性格が丸見えで、思わず笑いが出ました。(あくまで好意的な(笑)です)
ツアーで駆け足の旅もある、万歩計さんのような歩いて巡る旅もあります。自分にできないことは、他人の旅行記で代用しています。私は身の丈に合った旅行をしたいとおもいます。しかし、近年、身の丈が低くなっているのが悩みの種です。
pedaru
- 万歩計さん からの返信 2019/11/23 18:02:35
- Re: 素晴らしい旅行記
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pedaruさん 、こんにちわ。
過分なお褒め、恐縮です。
長年の夢の旅行だったので、旅行記にも力が入りました。その分、独りよがりの冗長な文になっています。
性格は妻に言わせると、几帳面の真逆の「ざる」だそうです。
ただ、旅行を終えて旅行記にする段階で、写真の情報を調べるのにどうしてもネットの助けが必要で、そこで改めて謂れや歴史が分かり楽しい作業です。
まぁ、文章を考えるのはボケ防止の一助になることですし。
pedaruさんの旅行記を拝見していると、とても面白いです。やはり感じたことを素直に自分の言葉で表現されているからと思います。
万歩計
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