アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く　２７　１９日目①　ア・コルーニャ街歩き

2019/05/26 - 2019/05/26

２０１９年５月２６日（日）　晴れ

・マドリードに戻る前、半日間で港町ア・コルーニャにちょっと寄り道。正方形のスペインの北西角にあたる人口２２万人の港町で、世界遺産「ヘラクレスの塔」を見るのが目的だった。
・特に美しかったのが、マリーナ大通りに建つ真っ白に塗られたガラス張りの建物群。この街が「ガラスの街」と呼ばれるのが頷ける。夕暮れから夜にかけてはまた違った表情を見せてくれるのだろう。いたるところで海の風景を楽しめるフランスの港町を思わせる美しい街だった。

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【旅程】　
　５/０８　関空→上海経由→パリ経由→マドリード（泊）
　５/０９　マドリード→コルドバ（泊）
　５/１０　コルドバ→アルコス・デ・ラ・フロンテーラ→ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ（泊）
　５/１１　ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ滞在（泊）
　５/１２　ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ→メリダ（泊）
　５/１３　メリダ→トルヒーリョ→カサレス（泊）
　５/１４　カサレス→サラマンカ（泊）
　５/１５　サラマンカ→アストルガ（泊）
　５/１６　Astorga→Rabanal del Camino（泊）
　５/１７　Rabanal del Camino→Molinaseca（泊）
　５/１８　Molinaseca→Villafranca del Bierzo（泊）
　５/１９　Villafranca del Bierzo→Las Herrerias（泊）
　５/２０　Las Herrerias→O Cebreiro→ルーゴ→Sarria（泊）
　５/２１　Sarria→Portomarin（泊）
　５/２２　Portomarin→Palas de Rei（泊）
　５/２３　Palas de Rei→Rivadiso da Baixo（泊）
　５/２４　Rivadiso da Baixo→Lavacolla （泊）
　５/２５　Lavacolla →Santiago de Compostela（泊）
★５/２６　Santiago de Compostela→ア・コルーニャ→Santiago de Compostela→車中（泊）
　５/２７　→マドリード→パリ経由→機中（泊）
　５/２８　→上海経由→関空

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

　久しぶりに個室のベッドにゆっくり寝たので、起きてカーテンを開けると眩しい朝日が。

　今日は午前中サンチャゴ・デ・コンポステーラの北７０ｋｍにある港町ア・コルーニャに行き、夜行バスでサンチャゴ・デ・コンポステーラからマドリードに向かいます。

　サンチャゴ・デ・コンポステーラのバスセンター。ここでチケットオフィスを探していたら、見覚えのあるmont-bellのリュックを担いだ女性がいます。声を掛けたらやはり「モンベルさん」でした。

　でも何故、今、ここに！？
　彼女とは７日前に一緒に歩き O Cebreiroの手前で別れました。その後万歩計はバスを使って４２ｋｍをショートカットしましたが、彼女はこの間も歩いているはず。話を聞くと毎日３５ｋｍを歩いて、昨日午後遅くにゴールの大聖堂に着いたそうです。

　いやはや、恐れ入谷の鬼子母神！

　休む間もなくこれから巡礼の最果てフィステーラ岬まで行き、その後ポルトガルに入る、と言って笑顔で去っていきました。

　「再会の　スーパー女子は　まだ西へ」

　サンチャゴ・デ・コンポステーラからバスで４５分、ア・コルーニャのバスセンターに到着。街の中心までバスに乗ります。

コルーニャ バスターミナル バス系

　マリーナ大通りで下車。港にはボートの他に大型船も停泊。

マリーナ大通り 散歩・街歩き

　港に下りて眺めると大通り沿いに美しいガラス張りの建物が並んでいます。青空に映えて美しい！

　海岸のガラス張りの建物群から一歩中に入るとマリア・ピタ広場。正面の３つのドーム屋根を持つ重厚な建物は市庁舎。　

ラ コルーニャ観光案内所 (マリア ピタ広場) 散歩・街歩き

　中を見たかったが今日は日曜日で閉まっています。

　広場の真ん中に建つのはマリア・ピタの銅像。１６世紀にイギリスの占領に抵抗した当時の市長だそうですが、その時代に女性市長ってあったのかな？

　広場を囲む建物は渋いクリーム色

　市庁舎の横に建つSan Xurxo教会

　市庁舎と教会の間にモダンな建物

　階段から見た広々したマリア・ピタ広場の全景。高さの揃った建物の４階部分が白い窓枠で統一されています。

　San Xurxo教会に入ってみました。

　日曜日のミサが終わり静か。

　マリーナ大通りに面したオープンカフェで軽いブランチ。

　タクシーで街の北端に来ました。

　目的は世界遺産「ヘラクレスの塔」を見るため。

　向こうに見える塔がヘラクレスの塔

　塔に向かって歩いていくと、ここにもバグパイプ（ガイタ）奏者が。

　右に目を移すと草原の向こうに大西洋

　途中に建つ兵士像。１５８８年スペインの無敵艦隊がここからイギリスに向けて出港しました。

　ヘラクレスの塔。２世紀に建てられたローマ時代の灯台で、１８世紀に現在の四角い塔に改装されました。昔の塔の姿は後で行く博物館で見ました。

ヘラクレスの塔 史跡・遺跡

　塔のある展望台から眺めると、

　下に方位図。真北はイギリスです。

　「進路北！　無敵艦隊　ブリテンへ」

　南に広がる美しい街

　北東が岬の突端。ア・コルーニャは正方形のイベリア半島の北西角に位置します。

　「はるばると　イベリアの角　ア・コルーニャ」

　帰りはリアス式海岸の入り江が見える海岸通りを、歩いて戻ることにしました。

　面白い形の街燈が続いています。

　「リアス式　爽やか海岸　四千歩」

　行く手の岬に巨大な造形物。何だろう。

　マリーナ・コルーニャ。港とサン・アントン城を望むプロムナードで、建物の中空に見えた部分はガラス張りに青空が写ったものでした。

　ここから見る港とその先のサン・アントン城。

　サン・アントン城。岬の先端に建つ１６世紀の要塞です。

　現在は考古学博物館。入場します。

サン アントン城 / 考古学博物館 城・宮殿

　海に向けられた大砲

　大きな錨

　内部の展示品を見学

　ローマ時代？

　ローマ時代？

　再建前のヘラクレスの塔

　渦巻き模様はローマより古いケルトのものか。

　ローマ時代の集落の様子

　葦で造られた小舟

　灯台はこの城が造られた当時のもの

　同じく当時の井戸

　無敵艦隊の兵士の鎧や武器

　刀剣類

　サン・アントン城を出てマリーナ大通りに戻ってきました。

　港の公園の向こうに大型船

　マリーナ大通りの方向

マリーナ大通り 散歩・街歩き

　海に面して建つ建物群

　真っ白に塗られたガラス張りの建物。この街が「ガラスの街」と呼ばれる所以です。

　「青い海　ヨットを写す　ガラス窓」

　マリア・ピタ広場に戻ってカフェでアイスクリーム。

　広場の近くのサンティアゴ教会。１２世紀に建てられたア・コルーニャ最古の教会です。

サンティアゴ教会 寺院・教会

　正面はゴシック期に増築されて、馬にまたがった聖ヤコブ像が彫られています。

　ここは創建当時のロマネスク様式。ところがこの時刻はシェスタで中に入ることが出来ませんでした。

　「スペインじゃ　キリストさまも　お昼寝す」

　１５：００　バスセンターからサンティアゴ・デ・コンポステーラ行のバスに乗りました。バスの時計が１時間ずれている。夏時刻になって２ヶ月を過ぎているのに冬時刻のまま。

　「冬時刻　スペインらしい　おおらかさ」

コルーニャ バスターミナル バス系