カスティーリャ・レオン地方旅行記(ブログ) 一覧に戻る
8日目 2019年5月15日(水) 晴れ<br /><br />・サラマンカから3時間かけてアストルガに着いた時は既に18時を過ぎていた。特に観光の予定はなかったが、バスセンター近くの城壁の上にアストルガのシンボルである司教館とカテドラルが見えたので簡単に見物した。<br /> 司教館はガウディの設計で建築が開始されたが、余りにもデザインが斬新だったので施主との意見が対立し、ガウディは途中で手を引いたとうい曰く付きの建物で、現在は巡礼博物館になっていた。<br /> カテドラルはスペインでも早い時期に司教座が置かれただけに、小さな街にしては破格の豪華さがあった。特に正面の彫刻の見事さはサラマンカのそれに匹敵するほど立派だった。<br />・初めて泊まるアルベルゲはベッド数164の大きな規模で、2段ベッドが5台並ぶ部屋に泊まった。シャワー室、キッチン、食事室、洗濯場等を見て回ったので、これから先のアルベルゲ生活のイメージがつかめた。<br /> 19:30から行われた巡礼者を祝福するミサに参加した。年配の神父さんがとり行い、聖書の一説を朗読したり聖歌を合唱したりと、初日から巡礼ムードに浸ることが出来た。<br />・夕食は旧市街の市庁舎広場のオープンカフェで巡礼者定食。3コースでボリューム満点、ワインは封を切ってないフルボトルが1本。これでたった10ユーロだった。<br /><br />****************************************************************<br />【旅程】 <br /> 5/08 関空→上海経由→パリ経由→マドリード(泊)<br /> 5/09 マドリード→コルドバ(泊)<br /> 5/10 コルドバ→アルコス・デ・ラ・フロンテーラ→ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ(泊)<br /> 5/11 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ滞在(泊)<br /> 5/12 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ→メリダ(泊)<br /> 5/13 メリダ→トルヒーリョ→カサレス(泊)<br /> 5/14 カサレス→サラマンカ(泊)<br />★5/15 サラマンカ→アストルガ(泊)<br /> 5/16 Astorga→Rabanal del Camino(泊)<br /> 5/17 Rabanal del Camino→Molinaseca(泊)<br /> 5/18 Molinaseca→Villafranca del Bierzo(泊)<br /> 5/19 Villafranca del Bierzo→Las Herrerias(泊)<br /> 5/20 Las Herrerias→O Cebreiro→ルーゴ→Sarria(泊)<br /> 5/21 Sarria→Portomarin(泊)<br /> 5/22 Portomarin→Palas de Rei(泊)<br /> 5/23 Palas de Rei→Rivadiso da Baixo(泊)<br /> 5/24 Rivadiso da Baixo→Lavacolla (泊)<br /> 5/25 Lavacolla →Santiago de Compostela(泊)<br /> 5/26 Santiago de Compostela→ア・コルーニャ→Santiago de Compostela→車中(泊)<br /> 5/27 →マドリード→パリ経由→機中(泊)<br /> 5/28 →上海経由→関空<br />

アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 14 8日目② 銀の道と巡礼の道が交差する街 アストルガ

35いいね!

2019/05/15 - 2019/05/15

16位(同エリア200件中)

万歩計

万歩計さん

この旅行記のスケジュール

2019/05/15

この旅行記スケジュールを元に

8日目 2019年5月15日(水) 晴れ

・サラマンカから3時間かけてアストルガに着いた時は既に18時を過ぎていた。特に観光の予定はなかったが、バスセンター近くの城壁の上にアストルガのシンボルである司教館とカテドラルが見えたので簡単に見物した。
 司教館はガウディの設計で建築が開始されたが、余りにもデザインが斬新だったので施主との意見が対立し、ガウディは途中で手を引いたとうい曰く付きの建物で、現在は巡礼博物館になっていた。
 カテドラルはスペインでも早い時期に司教座が置かれただけに、小さな街にしては破格の豪華さがあった。特に正面の彫刻の見事さはサラマンカのそれに匹敵するほど立派だった。
・初めて泊まるアルベルゲはベッド数164の大きな規模で、2段ベッドが5台並ぶ部屋に泊まった。シャワー室、キッチン、食事室、洗濯場等を見て回ったので、これから先のアルベルゲ生活のイメージがつかめた。
 19:30から行われた巡礼者を祝福するミサに参加した。年配の神父さんがとり行い、聖書の一説を朗読したり聖歌を合唱したりと、初日から巡礼ムードに浸ることが出来た。
・夕食は旧市街の市庁舎広場のオープンカフェで巡礼者定食。3コースでボリューム満点、ワインは封を切ってないフルボトルが1本。これでたった10ユーロだった。

****************************************************************
【旅程】 
 5/08 関空→上海経由→パリ経由→マドリード(泊)
 5/09 マドリード→コルドバ(泊)
 5/10 コルドバ→アルコス・デ・ラ・フロンテーラ→ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ(泊)
 5/11 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ滞在(泊)
 5/12 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ→メリダ(泊)
 5/13 メリダ→トルヒーリョ→カサレス(泊)
 5/14 カサレス→サラマンカ(泊)
★5/15 サラマンカ→アストルガ(泊)
 5/16 Astorga→Rabanal del Camino(泊)
 5/17 Rabanal del Camino→Molinaseca(泊)
 5/18 Molinaseca→Villafranca del Bierzo(泊)
 5/19 Villafranca del Bierzo→Las Herrerias(泊)
 5/20 Las Herrerias→O Cebreiro→ルーゴ→Sarria(泊)
 5/21 Sarria→Portomarin(泊)
 5/22 Portomarin→Palas de Rei(泊)
 5/23 Palas de Rei→Rivadiso da Baixo(泊)
 5/24 Rivadiso da Baixo→Lavacolla (泊)
 5/25 Lavacolla →Santiago de Compostela(泊)
 5/26 Santiago de Compostela→ア・コルーニャ→Santiago de Compostela→車中(泊)
 5/27 →マドリード→パリ経由→機中(泊)
 5/28 →上海経由→関空

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  •  バスはカスティーリャ・イ・レオンの大地を北へ走ります。南のアンダルシアやエストレマドーラに比べて穏かな風景。

     バスはカスティーリャ・イ・レオンの大地を北へ走ります。南のアンダルシアやエストレマドーラに比べて穏かな風景。

  •  サラマンカを出たバスは途中2つの街に停車しました。出発から3時間、行く手にアストルガの街が見えてきました。

     サラマンカを出たバスは途中2つの街に停車しました。出発から3時間、行く手にアストルガの街が見えてきました。

  •  18:15 アストルガの小さなバスセンターに到着。

     18:15 アストルガの小さなバスセンターに到着。

  •  バスセンターを出ると城壁が見えます。ローマ時代、近くに莫大な量を産出する金鉱山があり、街はその集積所になりました。この金を守るため街の周囲に堅固な城壁を築きました。

    イチオシ

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     バスセンターを出ると城壁が見えます。ローマ時代、近くに莫大な量を産出する金鉱山があり、街はその集積所になりました。この金を守るため街の周囲に堅固な城壁を築きました。

    城壁 (アストルガ) 建造物

  •  城壁の中に街のシンボルである大聖堂(右)とガウディの司教館(左)があります。アルベルゲ(巡礼宿)に行く前にちょっと見学。

    イチオシ

     城壁の中に街のシンボルである大聖堂(右)とガウディの司教館(左)があります。アルベルゲ(巡礼宿)に行く前にちょっと見学。

  •  まず司教館。巡礼路にもガウディの設計した建物がいくつかありますが、ここは最も有名なもの。1889年に建築が開始されましたが、当時としては余りにもデザインが斬新だったので施主との意見が対立し、ガウディは途中で手を引いてしまった、とう曰く付きの建物です。

     まず司教館。巡礼路にもガウディの設計した建物がいくつかありますが、ここは最も有名なもの。1889年に建築が開始されましたが、当時としては余りにもデザインが斬新だったので施主との意見が対立し、ガウディは途中で手を引いてしまった、とう曰く付きの建物です。

    司教邸 (アストルガ) 寺院・教会

  •  結局司教館として使われることはなく、未完のままで現在は巡礼博物館になっています。

     結局司教館として使われることはなく、未完のままで現在は巡礼博物館になっています。

  •  こちらは隣接するカテドラル。アストルガはスペインの中でも最も早く司教座が置かれた街の一つです。

     こちらは隣接するカテドラル。アストルガはスペインの中でも最も早く司教座が置かれた街の一つです。

    大聖堂 (アストルガ) 寺院・教会

  •  正面はこちら

    イチオシ

     正面はこちら

  •  教会建物を2本の対称な塔が挟んだ造り。左右で少し色が違うのは建設が同時でなかったためか?

     教会建物を2本の対称な塔が挟んだ造り。左右で少し色が違うのは建設が同時でなかったためか?

  •  15世紀から3世紀にわたって建造されていたため、ゴシック、ルネサンス、バロックが混在しています。

     15世紀から3世紀にわたって建造されていたため、ゴシック、ルネサンス、バロックが混在しています。

  •  凝ったバロック装飾の入口

     凝ったバロック装飾の入口

  •  タンパンのレリーフ

     タンパンのレリーフ

  •  扉横の彫りの深い彫刻

     扉横の彫りの深い彫刻

  •  重そうな扉

     重そうな扉

  •  カテドラルを後にアルベルゲへ向かいます

     カテドラルを後にアルベルゲへ向かいます

  •  初アルベルゲは坂の上のサン・フランシスコ広場に建つ「Albergue Peregrinos Siervas de Maria」。地元の友の会が運営するベッド数164の大きな公営アルベルゲです。

     初アルベルゲは坂の上のサン・フランシスコ広場に建つ「Albergue Peregrinos Siervas de Maria」。地元の友の会が運営するベッド数164の大きな公営アルベルゲです。

  •  受付でチェックイン手続きを済ませクレデンシャル(巡礼証明書)にスタンプを貰いました。記念すべき第1号(赤丸囲み)!<br /> その左のスタンプは3年前の南西フラン旅行の時に、巡礼の道のフランス側のスタート地点サン・ジャン・ピエ・ドゥ・ポールで、クレデンシャルを買ったときに押してもらったもの。<br /> 巡礼路を歩く夢を実現することが出来ました。

     受付でチェックイン手続きを済ませクレデンシャル(巡礼証明書)にスタンプを貰いました。記念すべき第1号(赤丸囲み)!
     その左のスタンプは3年前の南西フラン旅行の時に、巡礼の道のフランス側のスタート地点サン・ジャン・ピエ・ドゥ・ポールで、クレデンシャルを買ったときに押してもらったもの。
     巡礼路を歩く夢を実現することが出来ました。

  •  案内されたのは入口に近い部屋。2段ベッドが5台、定員10人です。6人の先客がいました。

     案内されたのは入口に近い部屋。2段ベッドが5台、定員10人です。6人の先客がいました。

  •  「今日は歩いていないから」ということで奥のベッドの上段を指定されました。最後まで新たな宿泊者が来なかったので、下段のベッドを使いました。

     「今日は歩いていないから」ということで奥のベッドの上段を指定されました。最後まで新たな宿泊者が来なかったので、下段のベッドを使いました。

  •  19:30から小さな部屋で巡礼者を祝福するミサが行われたので後ろの席で参加しました。最前列右の東洋人は韓国の若者です。<br /> かなり年配の神父さんが執り行い、各国の巡礼者が自国の言葉で聖書の一説を朗読して、その後皆で聖歌を合唱しました。不信心者もこれで一気に巡礼者モードです。

     19:30から小さな部屋で巡礼者を祝福するミサが行われたので後ろの席で参加しました。最前列右の東洋人は韓国の若者です。
     かなり年配の神父さんが執り行い、各国の巡礼者が自国の言葉で聖書の一説を朗読して、その後皆で聖歌を合唱しました。不信心者もこれで一気に巡礼者モードです。

  •  初めてのアルベルゲを少し探検。洗濯場には洗濯槽(洗濯板付き)の他にコインランドリー(洗濯、乾燥)もあります。

     初めてのアルベルゲを少し探検。洗濯場には洗濯槽(洗濯板付き)の他にコインランドリー(洗濯、乾燥)もあります。

  •  洗濯物はこんな風に干しています。洗濯バサミ要、ロープ不要(張ってある)。

     洗濯物はこんな風に干しています。洗濯バサミ要、ロープ不要(張ってある)。

  •  台所の調理器具や食器は自由に使えます。多くの人が自炊してテーブルで食事していました。<br /> 

     台所の調理器具や食器は自由に使えます。多くの人が自炊してテーブルで食事していました。
     

  •  シャワーを終えてベランダに出ると、爽やかな風が気持ちいい。

    イチオシ

     シャワーを終えてベランダに出ると、爽やかな風が気持ちいい。

  •  20:50 夕食を求めてアルベルゲを出ました。

     20:50 夕食を求めてアルベルゲを出ました。

  •  アルベルゲの前の教会の横に何かある。

     アルベルゲの前の教会の横に何かある。

    サンフランシスコ教会 寺院・教会

  •  ローマ時代の建物の発掘現場でした。

     ローマ時代の建物の発掘現場でした。

    ローマ時代の遺跡跡 博物館・美術館・ギャラリー

  •  夕食の前に少し旧市街を散歩。

     夕食の前に少し旧市街を散歩。

  •  あちこちにカフェ。アストルガは巡礼路の中でも比較的大きい街です。

     あちこちにカフェ。アストルガは巡礼路の中でも比較的大きい街です。

  •  立派な市庁舎の立つ広場。夕食ここのオープンカフェにしました。

     立派な市庁舎の立つ広場。夕食ここのオープンカフェにしました。

    市庁舎 (アストルガ) 建造物

  •  今夜の巡礼者定食(メヌー・デル・ペレグリーノ)はよかった。前菜のボロネーゼにワインは何と封を切っていないフルボトル1本付き。半分も飲めません。

     今夜の巡礼者定食(メヌー・デル・ペレグリーノ)はよかった。前菜のボロネーゼにワインは何と封を切っていないフルボトル1本付き。半分も飲めません。

  •  メーンはポークステーキ2枚にデザートのカップアイスクリーム。超満腹でお値段はたったの10ユーロ。

     メーンはポークステーキ2枚にデザートのカップアイスクリーム。超満腹でお値段はたったの10ユーロ。

  •  ゆっくり食事を終えたら22:00過ぎ、やっと暗くなりかけました。アルベルゲに戻って22:30消灯。あすからいよいよ巡礼です。

     ゆっくり食事を終えたら22:00過ぎ、やっと暗くなりかけました。アルベルゲに戻って22:30消灯。あすからいよいよ巡礼です。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • pedaruさん 2020/01/02 17:26:01
    巡礼
    万歩計さん 明けましておめでとうございます。

    新年早々神聖な気持ちになるような旅行記です。なんといってもキリスト教とは切り離せないヨーロッパ、その土を踏んで一歩一歩、ヨーロッパを味わったことと思います。
    既に一人旅の達人の域に達したようですね。
    一緒に旅行記の中で歩かせていただきます、邪魔でしょうが(笑)。

    pedaru

    万歩計

    万歩計さん からの返信 2020/01/02 23:03:24
    Re: 巡礼

     pedaruさん 、明けましておめでとうございます。
     新年早々の賀状(書き込み)、ありがとうございます。

     巡礼の道、旅行記の中でぜひ一緒に歩いてください。 その中でpedaruさんの豊かな想像力でドラマが生まれたら、ぜひ聞かせてください。

     pedaruさんの旅行記、何度も言いますが実に面白いです。生まれてくるフィクションはある時は青春の甘酸っぱい味、夫婦や家族の温かい愛情物語、抱腹絶倒、等々。ドラマや歌舞伎を見ているようです。
     それと水彩画。現地で下書きされたものを帰国後に写真を見ながら色を付けると書かれていましたが、これ凄い才能です!

     これからも読ませていただき、時に書き込みします。他の人の書き込みも多いので、pedaruさんのご負担にならない程度にします。

     では、今年もよろしくお願いします。  万歩計

     

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