アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く　２３　１６日目　巡礼８日目　 Rivadiso da Baixoまで２８．１km

2019/05/23 - 2019/05/23

１６日目　２０１９年５月２３日（木）　晴れ、時々雨

★巡礼の旅８日目
Palas de Rei（７：３０） ～ Rivadiso da Baixo（１６：１７）　
２８．１ｋｍ、３６，４４０歩

・今日は暑さも和らぎ、過ごしやすい一日だった。この２日間何度か道中で前後した車椅子の２人と、少しの間一緒に歩いた。カナダから来た巡礼者で、娘と思っていたのは実際は奥さんだった。サリアからゴールの大聖堂まで１１４ｋｍを歩くという。どちらがこの巡礼を思い立ったかわからないが、深い信頼で結ばれたいい夫婦だった。
・メリーデで名物のタコ料理を食べ、農家風の素晴らしいアルベルゲに泊まった。今日はあまり川柳が出来ず。

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【旅程】　
　５/０８　関空→上海経由→パリ経由→マドリード（泊）
　５/０９　マドリード→コルドバ（泊）
　５/１０　コルドバ→アルコス・デ・ラ・フロンテーラ→ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ（泊）
　５/１１　ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ滞在（泊）
　５/１２　ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ→メリダ（泊）
　５/１３　メリダ→トルヒーリョ→カサレス（泊）
　５/１４　カサレス→サラマンカ（泊）
　５/１５　サラマンカ→アストルガ（泊）
　５/１６　Astorga→Rabanal del Camino（泊）
　５/１７　Rabanal del Camino→Molinaseca（泊）
　５/１８　Molinaseca→Villafranca del Bierzo（泊）
　５/１９　Villafranca del Bierzo→Las Herrerias（泊）
　５/２０　Las Herrerias→O Cebreiro→ルーゴ→Sarria（泊）
　５/２１　Sarria→Portomarin（泊）
　５/２２　Portomarin→Palas de Rei（泊）
★５/２３　Palas de Rei→Rivadiso da Baixo（泊）
　５/２４　Rivadiso da Baixo→Lavacolla （泊）
　５/２５　Lavacolla →Santiago de Compostela（泊）
　５/２６　Santiago de Compostela→ア・コルーニャ→Santiago de Compostela→車中（泊）
　５/２７　→マドリード→パリ経由→機中（泊）
　５/２８　→上海経由→関空

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　今日は終日曇り。しのぎやすそう。

　アルベルゲでパン、カップ麺、果物の朝食を食べながら、友人に旅の経過をメールしています。

　ダイニングの壁にフランス人の道の全行程図。

　今回歩いているアストルガからサンティアゴ・デ・コンポステーラの部分を拡大。右端がゴールのサンチャゴ・デ・コンポステラ、中央右寄りの2つのピークが越えてきたイラゴ峠とオセブレイロ峠です。

　７：３０　アルベルゲを出発。Palas de Reiを後にします。

　典型的な高床式のオレオ

　前方に車椅子の二人。平地なので娘は自分で車椅子の車輪を回しています。

　今日はまだサポーターがいない。

　下り坂ではこのようにロープで確保していました。

　ここで話しかけてみました。カナダからの巡礼者で娘と思ったのは奥さん。サリアからサンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩くそうです。暫く一緒に歩きました。

　二人とはここでお別れ。

　気持ちのいい道

　あと６１．６ｋｍ。こういう石の道標をモホンといいます。

　９：３８　ここで休憩。Palas de Reiから８．４ｋｍ、１０，９５３歩。

　畦道の草むらでパンの残りを食べる。こんな時には糞が落ちてないか要注意。

　馬タクシー

　馬方さんはここで疲れた客を見つけるのか？

　この辺りの土地の人は「おはよう」の挨拶を、スペイン語の「Buenos dias」でなくポルトガル風に「Bom dia」と言ってました。

　巡礼路らしい古い石橋。雨が降ってきたので雨具を着ます。

　国道沿いは面白くない。

　この手前２０分の場所で休憩。Palas de Reiから１３．２ｋｍ、１７，０２０歩。

　行く手に４つのアーチを持つ古い石橋

　皆がここで記念写真を撮ってました。

　中世の雰囲気満点

　馬に乗って戻ってくる一団は、

　馬タクシーの馬方さんのようです。

　１１：５６　Furelos。中世の雰囲気が漂った村でした。

　スタンプを押しに教会へ。

　小さいけど美しい。置かれたスタンプは黒光りするほど年季が入ってました。

　Furelosを後に、しばらく歩いて

　１２：２０　Melideの街に入りました。

　Melideといえばタコ料理、タコ料理の店が並んでいます。数あるタコ料理店に中でもこの店が有名らしい。日本人と分かったのか「タコ！」と声をかけてきた。
　

　ヨーロッパ人はタコを食べる習慣がないと聞きますが、多くの巡礼者が食べていました。
　

　茹でてぶつ切りにした上に、たっぷりオリーブオイルをかけパプリカの粉を振りかけています。

　タコを食べ終え再スタート。

　巡礼グッズのお店をチョイ覗き。

　色々並んでいます。

　Melideの街は大きく巡礼路の矢印が少ない。巡礼路の入口を見つけにくかった。

　巡礼路はしばらく木陰の気持ちのいい道

　カスティーリャ・レオンに比べガリシアは緑と水が多い。

　１４：１８　Boenteを通過

　村の教会。

　ここから始まる急坂はきつかった。

　１４：５７　ビール休憩。Palas de Reiから２４．４ｋｍ、３１，６８４歩。

　景色はいいが、

　疲れる道だった。

　この辺りから松やユーカリの木が目立ってきました。

　小さな川にかかる石橋を渡っていると、対岸の水辺で寛ぐ人が。アルベルゲがあります。

　ガイドブックによるとここのアルベルゲは人気があるという。当初は２．７ｋｍ先のArzuaまで歩く予定でしたが、ここに泊まることにしました。

　１６：１７　ここでチェックイン、６ユーロ。Palas de Reiから２８．１ｋｍ、３６，４４０歩。

　室内は２階建てで木と石を使っていい雰囲気。３０くらいの２段ベッドが並んでいて、この時刻は半分以上が空いていました。

　下段のベッドを確保。コンセントが空いてるうちに充電してシャワーに行きます。

　この先がシャワー室や洗濯室。

　小さい脱衣場付きのシャワー室。

　コインランドリーもありましたが、洗濯物の量が少ないので無料の手洗い槽で。

　物干しロープに下げた綿のステテコ。これが実に重宝で、汗を吸うのでズボンの洗濯回数が減ります。
　写真に写していないが、奥には艶めかしいものもひらひら。

　「西陽受け　洗濯物が　よう乾く」

　人気の宿らしく広い敷地に設備が充実、レストランも併設しています。

　敷地内にオレオ風建物。農家風でいい雰囲気。予定変更は大正解！

　川辺で憩う人。向こうの石橋が巡礼路です。

　併設のレストランのテラスで、

　コーラを飲んでリラックス。
　この後ベッドに戻りネットを見る。電波が弱くWiFiも繋がりが悪かった。今日はあまり川柳が出来なかったなぁ。

　１９：２０　レストランで夕食。アルベルゲの周りは何もないので、自炊者以外は皆ここで夕食を食べます。

　天井に大きなビールサーバー。

　前菜は何時ものスパゲッティ・ミートソース。ワインは大きな瓶でドーン。

　メインは魚のムニエル。

　デザートは決まってアイスクリーム。ワインは半分も飲めませんでした。