カスティーリャ・レオン地方旅行記(ブログ) 一覧に戻る
10日目 2019年5月17日(金) 小雨のち曇り、寒い<br /><br />★巡礼の旅2日目<br />Rabanal del Camino(7:30) ~ Molinaseca(15:45) <br />29.9km、38,828歩<br /><br />・今日は巡礼路のハイライトの一つであるフォンセバドンからイラゴ峠を越える。峠を越えた先のEl Aceboまでの17kmは人家がない。早朝霧雨で気温2℃の中を出発、すぐ山道に入る。黄色いエニシダの中に紫や白のヒースが群生、周囲の霧雨が加わり幻想的な風景の中をひたすら上った。巡礼の道の最高地「鉄の十字架」では、足元の石を拾って家族の名前を書いて置いてきた。峠を越えて次のEl Aceboに到着するまで5時間かかったが、美しい花々が慰めてくれた。<br />・Molinasecaまでは足場の悪い急な下りの連続。滑らないようにストックを使って下りた。途中のRiego de Ambrosには崩れかけたような民家が何軒も残って、昔ながらの巡礼路らしい趣があった。<br />・今夜はアルベルゲの食堂で夕食。殆どの宿泊者が集まり、賑やかな夕食になった。久しぶりに山盛りの野菜が出て、ワインもたっぷり頂いた。<br /> 寝る前にスマホをいじっていたら何故かネットに繋がらなくなった。幸い明日大きな街を通るのでショップによって復帰してもらわねば!<br /><br />****************************************************************<br />【旅程】 <br /> 5/08 関空→上海経由→パリ経由→マドリード(泊)<br /> 5/09 マドリード→コルドバ(泊)<br /> 5/10 コルドバ→アルコス・デ・ラ・フロンテーラ→ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ(泊)<br /> 5/11 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ滞在(泊)<br /> 5/12 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ→メリダ(泊)<br /> 5/13 メリダ→トルヒーリョ→カサレス(泊)<br /> 5/14 カサレス→サラマンカ(泊)<br /> 5/15 サラマンカ→アストルガ(泊)<br /> 5/16 Astorga→Rabanal del Camino(泊)<br />★5/17 Rabanal del Camino→Molinaseca(泊)<br /> 5/18 Molinaseca→Villafranca del Bierzo(泊)<br /> 5/19 Villafranca del Bierzo→Las Herrerias(泊)<br /> 5/20 Las Herrerias→O Cebreiro→ルーゴ→Sarria(泊)<br /> 5/21 Sarria→Portomarin(泊)<br /> 5/22 Portomarin→Palas de Rei(泊)<br /> 5/23 Palas de Rei→Rivadiso da Baixo(泊)<br /> 5/24 Rivadiso da Baixo→Lavacolla (泊)<br /> 5/25 Lavacolla →Santiago de Compostela(泊)<br /> 5/26 Santiago de Compostela→ア・コルーニャ→Santiago de Compostela→車中(泊)<br /> 5/27 →マドリード→パリ経由→機中(泊)<br /> 5/28 →上海経由→関空

アンダルシアの春祭りから銀の道、そして巡礼の道を歩く 16 10日目 巡礼2日目  Molinasecaまで29.9km

37いいね!

2019/05/17 - 2019/05/17

13位(同エリア200件中)

万歩計

万歩計さん

この旅行記のスケジュール

2019/05/17

  • 9:07 Foncebadon

  • 9:46 鉄の十字架(イラゴ峠)

  • Manjarin

  • 12:20 El Acebo

  • 13:30 Riego de Ambros

この旅行記スケジュールを元に

10日目 2019年5月17日(金) 小雨のち曇り、寒い

★巡礼の旅2日目
Rabanal del Camino(7:30) ~ Molinaseca(15:45) 
29.9km、38,828歩

・今日は巡礼路のハイライトの一つであるフォンセバドンからイラゴ峠を越える。峠を越えた先のEl Aceboまでの17kmは人家がない。早朝霧雨で気温2℃の中を出発、すぐ山道に入る。黄色いエニシダの中に紫や白のヒースが群生、周囲の霧雨が加わり幻想的な風景の中をひたすら上った。巡礼の道の最高地「鉄の十字架」では、足元の石を拾って家族の名前を書いて置いてきた。峠を越えて次のEl Aceboに到着するまで5時間かかったが、美しい花々が慰めてくれた。
・Molinasecaまでは足場の悪い急な下りの連続。滑らないようにストックを使って下りた。途中のRiego de Ambrosには崩れかけたような民家が何軒も残って、昔ながらの巡礼路らしい趣があった。
・今夜はアルベルゲの食堂で夕食。殆どの宿泊者が集まり、賑やかな夕食になった。久しぶりに山盛りの野菜が出て、ワインもたっぷり頂いた。
 寝る前にスマホをいじっていたら何故かネットに繋がらなくなった。幸い明日大きな街を通るのでショップによって復帰してもらわねば!

****************************************************************
【旅程】 
 5/08 関空→上海経由→パリ経由→マドリード(泊)
 5/09 マドリード→コルドバ(泊)
 5/10 コルドバ→アルコス・デ・ラ・フロンテーラ→ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ(泊)
 5/11 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ滞在(泊)
 5/12 ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ→メリダ(泊)
 5/13 メリダ→トルヒーリョ→カサレス(泊)
 5/14 カサレス→サラマンカ(泊)
 5/15 サラマンカ→アストルガ(泊)
 5/16 Astorga→Rabanal del Camino(泊)
★5/17 Rabanal del Camino→Molinaseca(泊)
 5/18 Molinaseca→Villafranca del Bierzo(泊)
 5/19 Villafranca del Bierzo→Las Herrerias(泊)
 5/20 Las Herrerias→O Cebreiro→ルーゴ→Sarria(泊)
 5/21 Sarria→Portomarin(泊)
 5/22 Portomarin→Palas de Rei(泊)
 5/23 Palas de Rei→Rivadiso da Baixo(泊)
 5/24 Rivadiso da Baixo→Lavacolla (泊)
 5/25 Lavacolla →Santiago de Compostela(泊)
 5/26 Santiago de Compostela→ア・コルーニャ→Santiago de Compostela→車中(泊)
 5/27 →マドリード→パリ経由→機中(泊)
 5/28 →上海経由→関空

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  •  巡礼2日目。6:08起床。周囲のいびきでなかなか眠れず睡眠不足気味。今日のコースはイラゴ峠を越えるまでバルがないので、殆どの巡礼者はここで朝食を済ませます。

     巡礼2日目。6:08起床。周囲のいびきでなかなか眠れず睡眠不足気味。今日のコースはイラゴ峠を越えるまでバルがないので、殆どの巡礼者はここで朝食を済ませます。

  •  注文はここで。置いてあるのは菓子パンと飲み物程度。

     注文はここで。置いてあるのは菓子パンと飲み物程度。

  •  これで4ユーロ。スペインに限らずヨーロッパ人は朝から甘い菓子を食べます。

     これで4ユーロ。スペインに限らずヨーロッパ人は朝から甘い菓子を食べます。

  •  出発前にアルベルゲの思い出ノートに一言。

     出発前にアルベルゲの思い出ノートに一言。

  •  7:30出発。外に出ると霧雨が降って寒さに思わず身震い。気温は3日前から30℃以上の急降下。<br /><br />「夏と冬 5月のスペイン クレージー」

     7:30出発。外に出ると霧雨が降って寒さに思わず身震い。気温は3日前から30℃以上の急降下。

    「夏と冬 5月のスペイン クレージー」

  •  村の外れに水飲み場

     村の外れに水飲み場

  •  上空に厚い雲。午前中は雨の予報。

     上空に厚い雲。午前中は雨の予報。

  •  すぐに山道に入ります。

     すぐに山道に入ります。

  •  白い小さな花はヒース。

     白い小さな花はヒース。

  •  山道で自転車を押す巡礼者。自転車で巡礼する人も多いけど、こんな光景を見ると徒歩が断然楽。

     山道で自転車を押す巡礼者。自転車で巡礼する人も多いけど、こんな光景を見ると徒歩が断然楽。

  •  巡礼者のための水場。「世界水紀行」で見た場所です。

    イチオシ

     巡礼者のための水場。「世界水紀行」で見た場所です。

  •  時折来た道を振り返る。

     時折来た道を振り返る。

  •  8:15 風と共に雨も強くなりました。雨具を着ます。

    イチオシ

     8:15 風と共に雨も強くなりました。雨具を着ます。

  •  黄色いエニシダの中に紫や白のヒース。この場所で5月のこの時期しか見ることのできない風景。

     黄色いエニシダの中に紫や白のヒース。この場所で5月のこの時期しか見ることのできない風景。

  •  ヒースはイングランド北部からスコットランドの荒れ地に咲くエリカ属の植物。

     ヒースはイングランド北部からスコットランドの荒れ地に咲くエリカ属の植物。

  •  冷たい雨の中に咲くエニシダとヒースの大群落。

    イチオシ

     冷たい雨の中に咲くエニシダとヒースの大群落。

  •  西田佐知子の名曲を思い浮かべながら歩く。<br /><br /> 「青い海を見つめて 伊豆の山かげに エリカの花は 咲くという<br />  別れた人の ふるさとを たずねてひとり 旅を行く<br />  エリカ エリカの花の咲く村に 行けばもいちど 会えるかと…」<br /><br />https://www.youtube.com/watch?v=yAFhH9GpCL0<br />  <br /> 

     西田佐知子の名曲を思い浮かべながら歩く。

     「青い海を見つめて 伊豆の山かげに エリカの花は 咲くという
      別れた人の ふるさとを たずねてひとり 旅を行く
      エリカ エリカの花の咲く村に 行けばもいちど 会えるかと…」

    https://www.youtube.com/watch?v=yAFhH9GpCL0
      
     

  •  また水場。

     また水場。

  •  風が出て雨はみぞれになり体感温度は氷点下。かじかむ手でシャッターを押し、ノートを取り出しては川柳をメモしています。<br /><br />「かじかむ手 合羽搔き分け 手帳出し」 <br />

     風が出て雨はみぞれになり体感温度は氷点下。かじかむ手でシャッターを押し、ノートを取り出しては川柳をメモしています。

    「かじかむ手 合羽搔き分け 手帳出し」 

  •  山の斜面にもエリカの群生

     山の斜面にもエリカの群生

  •  延々と続く上り坂

     延々と続く上り坂

  •  ずいぶん登ってきました。この辺で標高1350m程度か。広大な風景の中に見える人工物は送電鉄塔と山の上の発電用風車だけ。

     ずいぶん登ってきました。この辺で標高1350m程度か。広大な風景の中に見える人工物は送電鉄塔と山の上の発電用風車だけ。

  •  アルベルゲにあんなに多くの巡礼者がいたのに、何故かあまり人に会わない。

     アルベルゲにあんなに多くの巡礼者がいたのに、何故かあまり人に会わない。

  •  写真を写してくれました。

     写真を写してくれました。

  •  9:07 Foncebadonに到着。Rabanal del Caminoから6.1km(7,934歩)。

     9:07 Foncebadonに到着。Rabanal del Caminoから6.1km(7,934歩)。

  •  村の入口に十字架

     村の入口に十字架

  •  Foncebadonは長く廃村でしたが、巡礼者が増えたのでアルベルゲやバルが急速に整備されています。

     Foncebadonは長く廃村でしたが、巡礼者が増えたのでアルベルゲやバルが急速に整備されています。

  •  村の入口に残る鐘楼の跡。

    イチオシ

     村の入口に残る鐘楼の跡。

  •  この辺りは昔ながらの巡礼路の雰囲気がよく残っている場所の一つと言われています。

     この辺りは昔ながらの巡礼路の雰囲気がよく残っている場所の一つと言われています。

  •  昔の巡礼者は、小さな小屋でも雨風をしのげ安む場所があるだけで「ありがたい」と思ったのだろう。

     昔の巡礼者は、小さな小屋でも雨風をしのげ安む場所があるだけで「ありがたい」と思ったのだろう。

  •  9:46 行く手に巡礼路の象徴的な場所の一つ、標高1503mの「鉄の十字架」が見えます。観光バスも来ています。<br /> Rabanal del Caminoから8.3km(10,778歩)。

    イチオシ

    地図を見る

     9:46 行く手に巡礼路の象徴的な場所の一つ、標高1503mの「鉄の十字架」が見えます。観光バスも来ています。
     Rabanal del Caminoから8.3km(10,778歩)。

  •  先史時代から祭壇があった聖なる場所です。ローマ時代から聖地巡礼と、長年にわたってここを通り人たちが旅の安全を願って置いていった石が小山になっています。

     先史時代から祭壇があった聖なる場所です。ローマ時代から聖地巡礼と、長年にわたってここを通り人たちが旅の安全を願って置いていった石が小山になっています。

  •  大きな鉄製十字架を連想しがちですが、5mほどの木製の柱のてっぺんに小さな十字架を付けただけ。

     大きな鉄製十字架を連想しがちですが、5mほどの木製の柱のてっぺんに小さな十字架を付けただけ。

  •  巡礼者は思い出の写真や身につけていたものを柱に括り付けて行きます。

     巡礼者は思い出の写真や身につけていたものを柱に括り付けて行きます。

  •  十字架の根元にもいろいろ。

     十字架の根元にもいろいろ。

  •  万歩計も小石を拾って、家族の名前を書いて置きてました。<br />

     万歩計も小石を拾って、家族の名前を書いて置きてました。

  • 「家族の名 願いの山に 加え置く」

    「家族の名 願いの山に 加え置く」

  •  広場の片隅に小さなサンチャゴ教会

     広場の片隅に小さなサンチャゴ教会

  •  ここで巡礼者のためのミサが行われることもあるそうです。

     ここで巡礼者のためのミサが行われることもあるそうです。

  •  鉄の十字架の説明板

     鉄の十字架の説明板

  •  巡礼の道の最高点1515mのイラゴ峠は気付かないまま通過。<br /><br />「下り坂 イラゴ峠を いつ越えた?」

     巡礼の道の最高点1515mのイラゴ峠は気付かないまま通過。

    「下り坂 イラゴ峠を いつ越えた?」

  •  今は廃村のManjarinに建つ一軒家のアルベルゲ。霧が濃くなるとオスピタレロのトマスが鐘で導いてくれるという。<br /><br />「一軒家 スペイン国旗と 太極旗」

     今は廃村のManjarinに建つ一軒家のアルベルゲ。霧が濃くなるとオスピタレロのトマスが鐘で導いてくれるという。

    「一軒家 スペイン国旗と 太極旗」

  •  11:01 黄色いエニシダと色とりどりのエリカが大群生。あまりの美しさにしばし休憩。<br /> Rabanal del Caminoから13.7km(17,781歩)。

    イチオシ

     11:01 黄色いエニシダと色とりどりのエリカが大群生。あまりの美しさにしばし休憩。
     Rabanal del Caminoから13.7km(17,781歩)。

  •  折からの霧が幻想的。

     折からの霧が幻想的。

  •  気付いたら前後に全く人がいない。道を間違えたとは思わないが、霧の中を一人で歩いているとつい不安になる。<br /><br />「霧の中 不安で歩く 20分」<br />

    イチオシ

     気付いたら前後に全く人がいない。道を間違えたとは思わないが、霧の中を一人で歩いているとつい不安になる。

    「霧の中 不安で歩く 20分」

  •  そんな中、巡礼には相応しくない軽装の金髪女性が前方に現れた。薄いポンチョの下に巻いたストールに足元の赤いソックスが鮮やか。<br /> 彼女は消えては現れる。まるで山の妖精。<br /><br />「カメラ出し 前見りゃ妖精 消えている」

     そんな中、巡礼には相応しくない軽装の金髪女性が前方に現れた。薄いポンチョの下に巻いたストールに足元の赤いソックスが鮮やか。
     彼女は消えては現れる。まるで山の妖精。

    「カメラ出し 前見りゃ妖精 消えている」

  •  20分後、道しるべと前を歩く巡礼者を見た時には正直ホッとした。<br /><br />「前方に 人影見えて ひと安堵」

     20分後、道しるべと前を歩く巡礼者を見た時には正直ホッとした。

    「前方に 人影見えて ひと安堵」

  •  細かなアップダウンの続く峠道を歩くうちに霧が晴れてきた。

     細かなアップダウンの続く峠道を歩くうちに霧が晴れてきた。

  •  遥か下の村を陽の光が後光のように照らしている。<br /><br />「霧が切れ 開けた絶景 息をのむ」

     遥か下の村を陽の光が後光のように照らしている。

    「霧が切れ 開けた絶景 息をのむ」

  •  峠からの急な下り坂をストックを使って慎重に歩く。<br /><br />「膝庇い ストック使って 下る坂」

     峠からの急な下り坂をストックを使って慎重に歩く。

    「膝庇い ストック使って 下る坂」

  •  巡礼路の両側に趣ある石の家が続く。

     巡礼路の両側に趣ある石の家が続く。

  •  12:20 El Aceboに到着。Rabanal del Caminoから18.3km(23,711歩)。峠越えに5時間かかった。

     12:20 El Aceboに到着。Rabanal del Caminoから18.3km(23,711歩)。峠越えに5時間かかった。

  •  唯一のバルで熱いコーヒーとパンで昼食。巡礼者たちには無事峠を越えた安堵の表情があふれている。

     唯一のバルで熱いコーヒーとパンで昼食。巡礼者たちには無事峠を越えた安堵の表情があふれている。

  •  12:45 El Aceboを出発。と、前方に峠で見た妖精が歩いています。

     12:45 El Aceboを出発。と、前方に峠で見た妖精が歩いています。

  •  急な坂道を軽やかに下る妖精。

     急な坂道を軽やかに下る妖精。

  •  何時しか雨が上がって薄日が射してきました。

     何時しか雨が上がって薄日が射してきました。

  •  野生のラベンダー

     野生のラベンダー

  •  次の村はRiego de Ambros

     次の村はRiego de Ambros

  •  13:30 Riego de Ambrosを通過。Rabanal del Caminoから20.3km(28,111歩)。

    イチオシ

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     13:30 Riego de Ambrosを通過。Rabanal del Caminoから20.3km(28,111歩)。

  •  村には崩れかけたような民家が何軒も。

     村には崩れかけたような民家が何軒も。

  •  昔の巡礼路の風情を残した趣ある村、として知られています。

     昔の巡礼路の風情を残した趣ある村、として知られています。

  •  しかし近年は建て替えも進んでおり、この風情がいつまで残るやら。

     しかし近年は建て替えも進んでおり、この風情がいつまで残るやら。

  •  14:41 肩の余りの痛さにリュックを放り出す。よく見ると左右のリュックの肩ひもの長さが大きく違っていた。<br />ここで20分の休憩。ピーナッツの袋を開け、生ぬるくなった水で喉を潤した。<br /> Rabanal del Caminoから26.2km(34,033歩)。<br /><br />「ゴール前 食い込むリュックを 放り出す」<br />「落花生 産地を見れば ニカラグア」<br />

     14:41 肩の余りの痛さにリュックを放り出す。よく見ると左右のリュックの肩ひもの長さが大きく違っていた。
    ここで20分の休憩。ピーナッツの袋を開け、生ぬるくなった水で喉を潤した。
     Rabanal del Caminoから26.2km(34,033歩)。

    「ゴール前 食い込むリュックを 放り出す」
    「落花生 産地を見れば ニカラグア」

  •  石で足場の悪い坂道を一気に下りました。表面が雨に濡れて滑りそうで怖かった。<br /> 下り終えると視界が開け足元にMolinasecaが見えてきました。

     石で足場の悪い坂道を一気に下りました。表面が雨に濡れて滑りそうで怖かった。
     下り終えると視界が開け足元にMolinasecaが見えてきました。

  •  15:03 今日の宿泊地Molinasecaの入口。

     15:03 今日の宿泊地Molinasecaの入口。

  •  村の入口に建つ教会

     村の入口に建つ教会

  •  教会前に巡礼者の喉を潤してきた水飲み場

     教会前に巡礼者の喉を潤してきた水飲み場

  •  7つのアーチを持つ中世風の石橋は村のシンボル

     7つのアーチを持つ中世風の石橋は村のシンボル

  •  橋を渡った先が村

     橋を渡った先が村

  •  静かな通りは巡礼者以外に人は見えません。

     静かな通りは巡礼者以外に人は見えません。

  •  15:45 今夜はここに決めました。Arbergue Santa Marina。<br />Rabanal del Caminoから29.9km(38,828歩)

     15:45 今夜はここに決めました。Arbergue Santa Marina。
    Rabanal del Caminoから29.9km(38,828歩)

  •  受付で7ユーロを払ってチェックイン。日本人と知ったオスピタレロが談話室に連れて行ってくれました。そこには四国お遍路さんの本や写真が。四国八十八か所との親交があるそうです。

     受付で7ユーロを払ってチェックイン。日本人と知ったオスピタレロが談話室に連れて行ってくれました。そこには四国お遍路さんの本や写真が。四国八十八か所との親交があるそうです。

  •  アルベルゲも3泊目になると余裕。ベッドを確保してカメラとスマホの充電をします。今日は疲れたので洗濯はパス。

     アルベルゲも3泊目になると余裕。ベッドを確保してカメラとスマホの充電をします。今日は疲れたので洗濯はパス。

  •  夕食までしばらく村を歩いてみます。

     夕食までしばらく村を歩いてみます。

  •  村には数軒バルがありますが、今夜の夕食はアルベルゲで頂きます。

     村には数軒バルがありますが、今夜の夕食はアルベルゲで頂きます。

  •  村はずれにNPO法人四国八十八か所の碑。横に「遍路おもてなしネットワーク」の文字も。四国八十八か所のおもてなしの良さはよく聞きますが、ここスペイン巡礼の道も負けていません。

     村はずれにNPO法人四国八十八か所の碑。横に「遍路おもてなしネットワーク」の文字も。四国八十八か所のおもてなしの良さはよく聞きますが、ここスペイン巡礼の道も負けていません。

  •  19:30 アルベルゲの食堂で夕食。殆どの宿泊者が集まり、賑やかな夕食になった。同席した左の男性はフランス人、向かいはブラジルから来たカップルでした。

     19:30 アルベルゲの食堂で夕食。殆どの宿泊者が集まり、賑やかな夕食になった。同席した左の男性はフランス人、向かいはブラジルから来たカップルでした。

  •  最初に野菜エキスたっぷりのスープ。赤ワインはデキャンタから飲み放題。

     最初に野菜エキスたっぷりのスープ。赤ワインはデキャンタから飲み放題。

  •  久しぶりに山盛りの野菜。有難くいただきます。

     久しぶりに山盛りの野菜。有難くいただきます。

  •  メインはボロネーゼスパゲッティでお代わり自由。これで9ユーロでした。<br /><br /> 寝る前にスマホを触っていたらネットに繋がらなくなった。幸い今日は途中でポンフェラーダという大きな街を通るので、simを入れた通信会社のオフィスを見つけて復帰してもらわないと。

     メインはボロネーゼスパゲッティでお代わり自由。これで9ユーロでした。

     寝る前にスマホを触っていたらネットに繋がらなくなった。幸い今日は途中でポンフェラーダという大きな街を通るので、simを入れた通信会社のオフィスを見つけて復帰してもらわないと。

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この旅行記へのコメント (5)

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  • おくさん 2021/07/08 12:59:38
    雨の峠を越え
    幻想的な霧と美しい花々、写真で見てる分にはただただ素晴らしい光景ですが、私もここは雷雨の中を越えたことがあるので苦労はお察しします。それら全てを川柳として残せるのは羨ましいです。きっと、その川柳を読み返すとその時の光景が目に浮かぶんでしょうね。

    万歩計

    万歩計さん からの返信 2021/07/09 06:46:28
    Re: 雨の峠を越え
     おくさん、おはようございます。コメントありがとうございました。

     巡礼路の中でもイラゴ峠越えは最も印象に残っています。美しい風景は勿論ですが、一週間前の37℃から一転して冷たい雨の中を歩いた事です。手帳も雨の中でぐちゃぐちゃになりました。
     川柳と言われると恥ずかしい、単なる言葉の数合わせです。

     万歩計

    おく

    おくさん からの返信 2021/07/09 22:44:04
    Re: 雨の峠を越え
    後で懐かしく思い返すのって、しんどい経験の方が多い気がします。それだけ心に刻まれるんでしょうね。
    私も雷雨の峠越えを含めると、5年間の巡礼で命の危険を感じたことが3回あります。後の2回は洪水と雪でした。おいおいそれも投稿できたらと思っています。
  • ヴェラnonnaさん 2020/01/27 20:05:33
    スペインのルート ハードですね~
    前後しながら読ませていただいてます。
    アンダルシアからサンチャゴへの道は
    とても、スペインらしい小さな村を
    通過しながら 荒野を進まれるんですね~
    全工程を
    徒歩で 頑張られて、足腰が弱い
    私には、とうてい叶わない夢です。

    他国の人々との交流も含めて
    人生観にも、変化は、あるのでしょうね。

    素晴らしいの一言に尽きます❣️

    ヴェラnonna

    万歩計

    万歩計さん からの返信 2020/01/28 15:23:57
    Re: スペインのルート ハードですね~

     ヴェラnonnaさん 、こんにちわ。
     コメントありがとうございます。

     歩いたのは巡礼の道のラスト30%だけでしたが、初めて「歩く旅」を経験しました。歩く旅では列車やバスの旅と違い、普段見えないものが見え、人や自然に触れ合う機会も増えます。
     また巡礼の道沿いには、イスラムの影響がみられない「スペインの源流」とでも言うような魅力的な村が残っています。公共交通を使える場所もあるので、1~2泊で気楽に「俄か巡礼者」を経験するのもいいかもしれません。クレデンシャルはアルベルゲで買えるし、季節を選べば軽装で可能です。

     一昨年暮れにドイツと東フランスを巡る旅では、ヴェラnonnaさんの旅行記をずいぶん参考にさせて頂きました。特にミルテンベルクの城跡からの夜明け前の写真に感動し、同じような写真を撮りたくて頑張りました。
     その時の旅行記です→ https://4travel.jp/travelogue/11459375

     万歩計

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