2024サンチャゴ巡礼31　3,RioNegroDelPuenteレストランらしいレストラン初めて

2024/05/16 - 2024/05/17

サナブレスの道３，Santa Maruta de TerraからRioNegro del Puenteへ
　　　この旅初めてのレストランらしいレストラン（初めで最後かな？）

5月16日 Santa Maruta de Terraをまだ明けやらぬ６時半に出発。

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

テレサとほぼ一緒にスタートするが小柄なのに歩くのが早い。付かず離れず歩いていくが、ちょっと目を離した隙に姿を見失う。間が悪いことにそこはカーブを曲がると分岐していて矢印が見あたらない。こっちかなーと思われる方に歩いてみたが、こっちには矢印が現れなかったので後戻り。面倒でもタブレットを出して確認すると別の道なのが分かった。タブレットのMaps.meにせっせと点を打っていたお陰で今回も助かった。これしてなかったら迷ったままだった。

良く整備された運河の村を通り過ぎるが期待していたバルがなかった。そろそろ休みたいのになぁと歩いて行くとテレサが村の給水所で休んでいたので自分も座ってお菓子を食べることにする。テレサはすぐ出発したが、もう少しここで休んでからの出発にしましょう。

また暫く歩いた先に村が現れたがやっぱりバルがなかった。村を通り過ぎた所に風が当たらない所があったので壁際に座ってチョコパンを食べる。離れた所に水道があったのでボトルに水を補給。こういう給水所が所々にあるのが分かっていれば水を大量に運ぶ必要はないんだけど、地図にはそこまで記してないのでなぁ。

ダムへの登りが長くて疲れる。前方に巡礼を見つけるが随分と足が遅いので年配者のようだ。自分だって同じなのにいつまで経っても自分は年寄りだと言う意識を持てない。

ダムを渡り終えた所で腰掛けて休んでいると、足の速いドイツの夫婦が追いついてきた。この二人とも何度か抜いたり抜かれたりして歩き続ける。お互いに休んでいるところを抜くだけですが多少は元気が貰える。

前に泊まったアルベルゲFalihosは泊まらなくてもドナで飲み物が貰えることを知っているので入って行くとステファンが居た。自由人ステファンの行動は自由気ままなので暫く会ってないと思うと思わぬ所で一緒になること多し。今日はここに泊まるそうだ。７年前には私も泊まったアルベルゲだが、水道の茶色い水が長いこと出しっぱなしにしてないと透明にならなかった。それなのにベッドルームにバックパックを入れないでと言う基準が分からない。ステファンのバックパックもベッドルームの外に置かれているので、それはまだ続いているようだ。

ここんちの飲み物はドナだったと記憶しているので、コーラを飲ませてもらって１ユーロを募金箱に入れようとしたら、オーナーからコーラは２．２ユーロだと言われる。コーラはスーパーで買えば０．６５ユーロなので１ユーロでも儲けはある筈なのにがめついな。ドナなのはコーヒーだけらしい。続いて入ってきたドイツの夫婦はコーヒーを飲んだのでコインを募金箱にコトンと入れていた。

残り６キロを頑張って歩くが記憶になかった登りがしんどい。やっと木々の間から今晩の宿があるRioNegro del Puenteが見えたのは嬉しかった。その感激をパチリ。

町が近づいて来たところで空模様が怪しくなったので、自然と早足になる。なんとか降られる前にアルベルゲに到着したいと頑張る。その甲斐あって降られる前にアルベルゲ到着～。テレサが既に先着していて、コナーとスティーブンもすぐやって来た。

シャワー洗濯して物干しに干したらビールを飲みに出かける。アルベルゲのすぐ隣がバルで数人の巡礼がのんびりしている。ビールとトルティージャで軽く食べておく。このバルは先払い方式で注文品を提供しながら値段を言っている。まぁこの方がお互いに間違いがないよね。（写真は翌朝に撮ったバルです）

この町にティエンダは無さそうなので探すのは諦めてアルベルゲから道路を挟んだ向かいのレストランに行ってみよう。巡礼定食１５ユーロと高めだが、スペインで初めてちゃんとしたコース料理を食べた気になる程の洒落た料理だった。１５ユーロは安いかも知れないと思った。

前菜が２皿でました。ラスクみたいなのにパテを塗って食べると教えてくれました。ワインはデカンタなのが残念。スープはガリシアスープらしかった。

主菜は肉でデザートは四角いプリンとアイスクリームのふたつ。コーヒーは極小のポットで出してくれる。

最後に３種類ある食後のお酒は何にしますかと聞かれたので前にも飲んだことのある甘いお酒をお願いしました。小さなグラスで１杯だけと思うけどボトルごと置いてくのはどういう意味なんだろう？もしかしてこれ飲み放題？

大きな水ボトルが最初から出ていたけど、水なんかいらないやと出て行こうとするとシェフが追いかけてきて水を持ってってと言うので貰っておく。荷物になるのは嫌なので朝までに飲み干しました。

アルベルゲに戻るときに雨が降り出してきた。洗濯物は雨の当たる中庭だったので、スタンド式の物干しを屋根の下に運んで上げて、生乾きになった自分の物はベッドルームにあるスチームストーブに引っかけて乾かすことにする。広いベッドルームだが、こんなストーブでもほんのり温かくしてくれている。

この町には店が見あたらないので、アルベルゲにあった自販機から大きな菓子パンみたいのとカップ麺を買って朝飯にしましょう。スティーブンも同じカップ麺を買っているな。

本日の歩数　45,320歩



5/17(金)　4,RioNegro del Puenteからアストリアノスへ　体育館の宿

アストリアノスには小さなティエンダがあることを覚えているので、ティエンダから離れたアルベルゲに着く前に買い物しようと考えてました。さて、村に入って来たので、この辺にあったと記憶しているティエンダが見あたりません。潰れたのかなぁ？と考えながら歩いていくとアルベルゲへと入っていく十字路にティエンダがありました。あの店がこっちに移転したんだろうか？それにしては前とはパワーアップしていて結構な品揃えです。そのまま入っていくと、バックパックは外に置いてねとお願いされる。背負ったまま入ると狭い通路で商品を蹴散らすからだそうだ。納得。１リットルビール、クロワッサン、トマトにハムとヨーグルトを買ってレジ袋をガチャガチャ言わせながらアルベルゲに到着。

7年前にも泊まったアストゥリアスの体育館アルベルゲ。部屋数が三倍に増えてました。昨今のサンチャゴ巡礼の高まりに合わせてあちこちの公営アルベルゲが対応してくれてるのを感じます。シャワー・洗濯、物干しスタンドは室内にあったので日の当たる外まで運びました。他の人もこの方が良いでしょ？

標高が上がったのか天気が良くても部屋の中は寒いので日の当たる所で一人宴会です。優雅な時間が流れます。

宴会後はみんなが集っている敷地内のバルへ。町外れのバルには地元の人もやって来ますが圧倒的に巡礼の方が多いです。バルで強い酒を出してたので興味を示してると味見をさせてくれました。うん、これなら飲んでみたいと注文。日本のバーなら一杯2～3000円もするんでしょうが(そう言う店行かない)、ここスペインならワンコインツーコインで飲めてしまいます。ショットグラスを持ってスイスのご婦人と楽しくお喋り(翻訳でね)。この人、小柄ながら中々の飲兵衛で、二日前のSanta Marta de Teraでワインをご馳走になってたので一杯ご馳走しました。こういうのが楽しいお付き合いのきっかけです。

７時からバルに集合してみんなで夕食を食べるので私も仲間にいれて貰うことにしました。節約もほどほどにしないと楽しい時間を逃すことになります。フェイスブックやメッセンジャーを駆使して、バルに居ながらにして目の前の人たちと写真の交換を行えました。凄い時代になったもんです。

この中で二人が別の村に泊まりますが、その村には巡礼が集まるようなバルが無いってことなんかな？「一部の人は別の村に泊まっても、同じ道を歩くのだからまた一緒になるだろう」と英語とドイツ語で翻訳したのを見せると受けました。

オランダの夫婦には写真を送る約束になっているので、ここでも積極的に二人の姿を写しています。

今日の歩数　36,466歩


2024サンチャゴ巡礼31　5,アストリアノスからレケホへにつづく

おまけ
スペインでは時々見かけるコウノトリの姿です。
みんな高い所に営巣していて、電柱と言わず煙突と言わず手当たり次第に作って子育てしています。

「旅行記グループ2024サンチャゴ巡礼」が一杯になったので、「2024サンチャゴ巡礼２」に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11936421