水族館と山登りの組み合わせは、よくないよ。　鳥甲山＆佐武流山

2019/08/07 - 2019/08/10

猛暑が続いてるうちに読んでもらうと、暑苦しい実感が伝わるかも・・・と思って緊急アップします。

友人から山の誘いがあったが、孫を水族館に連れて行く日と重なってしまった。

山行を1日遅らせると、帰りがお盆休みの帰省ラッシュに当たってしまう…そこで苦肉の策。

エリア 湯田中渋温泉郷・志賀高原(長野)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 徒歩

世間様はなにかと忙しいらしく、長女が「子供が7日しかヒマじゃないから、水族館に連れて行ってくれ」と、いきなり割り込んで来た。

先に入っていた還暦登山隊の遠征も日を変えられないので、午前中、水族館に行って午後から志賀高原に向かうことにした。

余りの暑さに富士山が噴火した・・・水族館から見えた。

水族館は好きだが、今回は早く「帰ろう・・」って言ってくれと願う。

これ羨ましい。

11時半に昼ご飯に行くも、孫がノロノロとなかなか食べない・・・我慢がまん。

13時に解放された。

13時半に出発するも、鳥甲山登山口に着いたのは20時30分。

オニギリをつまみに一杯やて、直ぐに寝る。

翌朝は4時に起床。

奥に見えてる山が関係者？

5時に出発。

お～・・どうよ、この寂れっぷり！

いきなり全力の急登から始まる。

6時になると背中から陽が射して、猛烈に暑くなってきた。
日陰も少ないし風も無い。

厳しい暑さの中、アップダウンが続く。

熱中症を心配して、水を2リットル持った。

登るの・・・ここ？

鳥甲山の標高は2038m、登り口が990mなので標高差は1000m弱・・・と、数値的には余裕なんだけど、日陰が無い暑さと「無尽蔵」な虫に参る。虫なんて全然平気な二人だが、目に入る、鼻に入る、口や耳に飛び込んでくる・・・で飛んだ伏兵。

鋭いピークが次々に現れ、道は律儀にその尾根を行く。

The　痩せ尾根？

いろいろあったんだね・・・的な葉っぱ

ひとつ手前のピーク

危険個所には立派な鎖が張られていて安心。

歩く人が少ないせいか、草がぼうぼう。

草と虫との対決だ。

鎖の位置が疑問？

な～んて歩いてたら、突然大きなマムシに遭遇！
写真は撮れなかったが、ダメなんだよね～・・・マムシ見ちゃうと草むらが恐い。

こんなヒキガエルにも驚いてしまう。

花はそれなり。

なんだっけ？

何だっけ？２

何だっけ？３

真夏だから弁当には気を遣う。

前日に仕入れたコンビニオニギリじゃぁちょっと不安なので、最近は、これにしてる。テント泊の時は出発前にコーヒーを入れながら温めておく。

コンビニの赤飯オニギリより、何倍も美味しいで！

9時半には山頂に着いたが、日陰が無く直ぐに撤収。

記念撮影も面倒くさかった。

周遊コースを取ったので、下山は違う道。

あちこちで崩落が激しく、慎重に歩かなくてはならない。

足元に鎖が見えてるが、これってどうやって使うの？

この鎖には絶妙？

想像するに、以前はこれらの鎖は適切な位置に張られていたが、道が崩落してしまい鎖だけが残った・・・ってこと？？

この谷の一番下まで降りるんだよ。

鮮やか

これなんだ？

砂防ダムじゃないし・・

後で聞いたら、「雪崩止め」なんだってね。

13時、林道まで下りて来た。

今回は林道歩きが長いと聞いていてので、トレッキングシューズを持って来た。荷物にはなるけど、登山靴でのアスファルト歩きは辛いからね・・・明日もあることだし。

・・・・って、6㎞・・?？

軽く30℃を超えているだろう中、アスファルト道路を1時間半も歩く。

2リットル持って来た水は全て飲み干し、ところどころで湧いていた水を、更に1リットル飲んだ。

14時半、炎天下の中を「クルマを停めてある」登山口まで戻って来た。

トータル9時間半。
一般的な参考タイムは8時間前後なので、暑さ・草・虫で遅くなってしまった・・・としておこう。

暑苦しい動画あります。
https://youtu.be/YXeGYRmZRh0

最後の林道以外では、誰にも会いませんでした。

一番暑い時間帯に、アスファルトの上を歩いてるんだから。

クルマで30分、和山温泉の民宿に着いた。

ウエルカムスイカ。

客は我々だけだった。
2階の部屋からは、夏休みで「田舎のおばあちゃん」のところに遊びに来ていた子供たちの姿があって、なんだか吉田拓郎の「夏休み」みたいだった。

下から見た、鳥甲山からの下山コースの山々。
なるほど、危なっかしいわけだ。

明日はもっと大変な佐武流山に登るらしい。
夕飯までの間に「登らないで済ませる」理由をいろいろ考えた。

足が痛いとか、こんな暑い中、熱中症で倒れたら「老害」って言われるで。

この旅行記へのコメント （2）

• くろねこだりゅんさん 2019/08/20 14:41:00

  暑苦しい動画？

  いえいえ、ある意味汗をかかせて戴きました…それも冷たい汗を（笑）
  間抜けな私では滑落しそうな細尾根、還暦登山隊さすがです☆
  
  鳥甲山、道も厳しいですしその後の炎天下の舗装路もかったるそうですので他の登山者に会わないというのもわかります。もっともこの時期何処の山に行っても登山道は渋滞中だそうですので…静かな山を求めるのだったらこの厳しさを甘受しないといけないのか～熱中症の症状は大丈夫でしたか？
  
  民宿の風景、私は井上陽水の曲が聞こえてきそうです(*^_^*)
  

  ほいみさん からの返信 2019/08/20 17:34:48

  RE: 暑苦しい動画？

  ウェアラブルカメラがあれば、もっと面白い動画が撮れるのですが、まぁ所詮オヤジの山登りですから大したことありません。
  
  鳥甲山、暑さと虫と急坂、意外と大変な山でしたよ。
  降りて来てからお店も無いし、炎天下の舗装道路歩きは最低ですね！
  夏は2000ｍから歩き始める様な山がいいです・・・そんなん山は間違いなく混んでるし。
  
  幸いなことに熱中症の症状は出ませんでした。そういう意味ではお遍路の方が大変だったのかなぁ。
  
  > 民宿の風景、私は井上陽水の曲が聞こえてきそうです(*^_^*)
  
  少年時代・・かな？　確かに！
  私が子供の頃は、こんなところで育ったのですが。