地元民も知らない・・・天城・鉢窪山に登って来た。

2018/03/13 - 2018/03/13

還暦登山隊の「ご近所探検シリーズ」の一環として、天城の鉢窪山に登って来た。名前も聞いたことが無かった山だが、元は火山で今でも火口の跡を確認出来るらしい・・・とのことだ。

大昔、この山の噴火の結果、石川さゆりの「天城越え」に登場する「浄蓮の滝」が出現したという。

エリア 天城湯ヶ島温泉(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 徒歩

還暦登山隊の隊長から、前日の20時過ぎになって「明日、山に行かないか？」とメールが来た。

将来「天城山のボランティアガイド」を目指しているのか、最近やたら伊豆半島のマイナーな山に登りたがる。

オレンジの円は、前々から気になっている「あそこだけ綺麗に紅葉する」エリアだ。いつだったか写真に収めたはずなのにデータが見つからない。

あそこがどうなってるのか気になるので、それを確かめる意味もあった。

まずは鉢窪山に登ってから、丸山に向かう。

登り口にはこんなものが・・・・何者か分かるかな？

答えは最後に。

オヤジ二人の山歩きは、本当につまらないもので、あっという間に「そこだけが紅葉する」不思議ポイントに到着。

答えは分かっていたが、ここだけが広葉樹があるということだ。
何故、ここだけ植林しなかったの？　という疑問には「将来の天城ガイド」は答えてくれなかった。林業の方に聞けば直ぐ分かりそうなんだけどね。

この辺りって、ゼンマイ？ワラビ？の枯れ草が見事。

鉢窪山が何万年か前に噴火して、それがどう影響したのか、あの「浄蓮の滝」が形成されたというのだが、誰かが見てたんだろうか？

スギ花粉が豊富な斜面を登り切ると、その火口が姿を現した・・・

ちっちぇ～・・・（小さいの略）！

これが富士山くらいの火口だったら、ナイアガラクラスの滝が出来たんだろうか？

こけないようにコケの写真でも撮りながら歩く。

斜面が開けているところから下界が見えた。

おお、ゴミ箱を置いてない道の駅「天城越え」じゃん。

スギやヒノキの植林地帯を行く・・花粉最盛期だぜ！

山歩きをする方には常識だが、コースが分かり難いとことには立木に赤や黄色のテープが巻いてあって、重要な目印となっている。

って、これじゃぁね。

迷いの目印？
右下に赤テープ。

こんなのがいくつも吊る下がっていたけど、これった何？
虫でも捕ってるの？

当然だが、この辺りを歩く方は非常に少ない。

トレイルがはっきりしないのはもちろんだが、突然、こんな作業路？みたいなところに出る。歩き易いじゃん・・・とか、作業路に沿って歩いてしまうと、全然違う方角に行ってしまうので要注意。

しかも、実は非常に歩き難い。

あれ、遥か彼方に見えたこのドームは、オリンピックの自転車競技が行われる、天城ベロドローム！　なんて言って二人で納得してたら、後で調べたら全然違かった。

年寄りの言うことを真に受けちゃいかん。

退屈な山歩きなんで、再びコケでも撮る。

地元民でも、富士山が見えると得した気分。

なんで「コケにされる」って言うんだろ・・・って、このコケのことじゃないとは思うけど。

歩き始めて2時間半くらいで、丸山山頂。

今日の「変態オニギリ」は大したことなかった。
つくねおにぎりは普通に美味しかったし、カニカママヨネーズとの組み合わせも適切だった。

今回のデザートは、マスクメロンだ！

三角点はあったが・・

丸山山頂を示すモノはこれしかなかった。

アンチ「インスタ映え」・・・オヤジの世界だ！

切られる前の姿が何となく想像できた。

途中、我が家方面が開けた。

オレンジ円内に我が家がある。
ピンポイントで確認出来るが、生卵でも投げつけられると困るので、止めておいた。

ここ、可愛い娘だったら「インスタ映え」しない？
ホラーっぽくて。

植林の中を下ってたら、こんなもの発見。
何年前の水筒だ？　アルミ製。

中には何やら液体が入ってる。

開けて見ようと思ったが、万がいち、魔人ブーとか出て来たら騒ぎになるし、ご主人様、何でも願い事を叶えます～・・なんて召使が出て来てくるなら、将来設計を先に立てときたい。

しかも、絶世の美女が現れ「私のすべてはご主人様のもの」なんて言われたら、心の準備が出来てない。

で、拾って帰って、万全の準備をしてから開けてみることにした。今回のハイライトなので、その様子は最後にアップする…怖いもの見たい方は「心の準備」をしてからどうぞ。

一緒に落ちていたジュースの缶はここまで朽ちていた。

帰りには、その鉢窪山の噴火によって出来たとされる「浄蓮の滝」に寄ってみた。
この写真だけは当日のモノではないが、伊豆半島の観光地も「外国人観光客」で大賑わい。大型バスでどんどん乗り付けている。

ほとんどが中国人だが、このままだと日本の観光産業の生命線を中国に握られそう・・・って、大きなお世話だね。

何年かぶりで「浄蓮の滝」に来たなぁ・・・って思ったら、去年も来てたんだけどね。

柱状節理がなかなかお見事。

スローシャッターで遊ぼうと思ったが、ＮＤフィルターや三脚を持ってなかったので、0.5秒が限界。

専門的になっちゃうけど、0.5秒なら人間を入れてもそんなにブレないので、こんな撮り方もあるね。

これは水量が多い時の写真。

石川さゆりの「天城越え」に登場する滝だね。
滝壺の中には美しい女性が住んでいる…という都合のいい伝説がある。

そうそう、この山行の前日には私が好きな「達磨山レストハウス」から40-50分で登れる金冠山に行ってきた。

同級生のひとりが、5歳になる孫を山デビューさせたいから、下見に付き合てくれということだった。で、そのシュミレーションを細かくやってみた。

というのも、山でガスコンロで調理もしたことがないというので、このオヤジを教育することから始めなければならなかったのだ。

孫を山デビューさせるには、ここがいいだろうと紹介したのがこの「金冠山」。レストハウスから、ずっとこんなに広くて歩き易いところを行く。山林の防火帯になっている。

遠くに見える鉄塔のところが山頂。
最後の上りがちょっときついが、山頂からの景色は素晴らしい。

1週間後、「孫の山デビュー、完璧だったよ」ってメールが来た。

ところで、心配を掛けている（と思う）愛犬のシフォン（バーニーズマウンテンドッグ）だが、体の中で何が起こったのか、突然倒れてしまってから10日以上が経って、死の淵からは這い上がって来たみたいだ。

1週間前には、孫と散歩した。

朝晩の散歩も出来る様になったが、以前の30％くらいしか歩かないかな。

何時でも任せろ！　ってことで棺桶は作って上げた。

近いうち棺桶と一緒に、シフォンと「桜を追う旅」に出ようかなと思っている。

病気のせいか左目は失明してしまった様だ。

食欲だけは相変わらずで、おやつを見せると元気になる。
https://youtu.be/334FwnvtvGE

これ何だ？

の答えは・・・↓

そういうことでした。

だそうなんです。

あのアルミの水筒、中身は黒い水でした。
このことから、もう少し早く発見してたら、召使いか美女が出て来たであろうことは疑いない。

しかし、家に持ち帰ってから美女が出て来たら、家庭不和になることは確実。やっぱ、こういうものは発見した勢いで開けるのが正解。こういう経験を重ねて、分別のあるお年寄りになっていくのだろう。

この旅行記へのコメント （6）

• くろねこだりゅんさん 2018/04/03 17:25:58

  浄蓮の滝♪

  水に濡れて柱状節理がはっきりキレイ！
  伊豆は比較的多いような？火山帯に属してますからね～
  「天城越え」駅、ゴミ箱無いのですか？
  コロッケとかソフトとか売ってるのに…包んだ紙をどこに捨てろと…
  何時も混んでいるので買うだけ買って車移動しちゃうのでそこまで気がつきませんでした。
  ん～「鉢窪山」、昔はもっとくぼみああって火口がはっきりしていたとか？
  途中のリボンにはビックリ…低山だとなめてかかると確実に遭難しそうです。土地勘がないと難しい山！
  麓にはりっぱな観測所があるのに、丸山の上の三角点表示は上が消えていて何等？(笑)
  国土地理院頑張ってください。
  
  水筒からの魔人ブー、ほいみさんの願いはひとつですね(*^_^*)
  シフォンちゃん、ゆるゆるとがんばれ～☆
  
  

  ほいみさん からの返信 2018/04/03 22:40:35

  RE: 浄蓮の滝♪

  柱状節理、なかなかのものでしょ！
  
  天城越えの道の駅は、ゴミは一切捨てられないのが自慢らしいのですが、モノを売ってるんだから、それってオカシイですよね。ゴミ箱を置かないってことは、自分たちが発生させたゴミの始末を他人任せにするってことだから「ごみのポイ捨て」と同じレベルだと思うんだけど。だから私は、ここは素通りです。
  
  そうそう、低山だからといって油断してると痛い目にあいます。実は私も経験があります。還暦登山隊の隊長は、地元の山でも地図とコンパス・GPSを常に確認しながら歩くので安心して着いて行けます。
  
  登山客が来ない山頂は寂れちゃいますね。
  
  シフォンにはたくさん遊んでもらいました！
  もう何も望みません。

• ワミさん 2018/04/03 15:30:53

  食欲があるうちは大丈夫！

  シホンちゃん、ほいみさん桜観てますかぁ
  ほいみさんも時期に孫連れて山登りできますからシホンちゃんとシュミレーションしといてください！
  山が乾燥してますから火の取り扱い注意です！
  

  ほいみさん からの返信 2018/04/03 22:26:34

  RE: 食欲があるうちは大丈夫！

  今日は山梨県韮崎で、「わに塚の桜」をみました。なかなかの一本桜なんだけど、やっぱり人が多くて写真は難しいです。
  
  シフォンはあまり歩けなくなっちゃったけど、食用欲は80％健在って感じです。犬は死への恐怖とか感じてないのか、普段と何も変わりません。人間もそうだったらいいのになぁ。

• 猫大好きさん 2018/04/03 09:12:10

  古い水筒ひとつで～

  想像力がどんどん膨らんで
  旅行記を楽しく描けるほいみさんは
  やっぱり凄いなぁ～
  春の写真コンテストも期待していますよ！！
  
  と、持ち上げて
  合板で作っちゃったの？
  もう少し想像力使って 素敵なモノ作ってあげてください
  などと余計な事 言っちゃいました。。。
  浄蓮の滝 初めて見ました
  日本国内も行ってない処がいっぱいです

  ほいみさん からの返信 2018/04/03 10:33:26

  RE: 古い水筒ひとつで?

  ここの植林の中には、なぜか一升瓶が何本も転がっていて、もしかして古い水筒は焼酎でも入れて来たんじゃないだろうか・・・と想像したんですけどね。それじゃつまらないかと。最近のモリトモ報道みたいにオヒレやセビレをてんこ盛りにしてったら、問題の核心がどこかへ行ってしまった・・・みたいな。
  
  写真コンテスト、前回は入選してしまいましたが、今回はみんなマジになって狙うので、まぁ無理でしょうね。
  
  棺桶、ご利用時には近くの火葬場に急行するつもりなんで、半日も使わないかも。シフォンは、棺桶に金掛けるなら肉をを食べさせろ・・・と言ってます。蓋には次女に絵を描かせるつもりではいますが、間に合わないかな。
  
  今から2−3泊でシフォンと桜を見に行ってきます。