再起動・・・還暦登山隊　新潟県２「守門岳　すもんだけ」

2020/08/10 - 2020/08/11

酷暑の中、無事に二王子岳を制した還暦登山隊は「よせばいいのに」もう1軒ハシゴ！

次のターゲットは守門岳だ！　って、聞いたことないぞ、そんな山（失礼）。表紙写真は「登り口駐車場でキャンプ」

例によって無駄に長いです。

エリア 魚沼・小出(新潟)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 自家用車 徒歩

二王子岳から降りて来たら、そのまま守門岳に向かう。

「日本二百名山」は百名山みたいに派手な山じゃないので、まずは登り口に着くまでが意外と大変。

あ、写真は守門岳じゃないかもしれません。

こういう看板を見つけると安心するが、必ずしも登山口を示してるわけではないので油断無き様。

途中の道の駅のスタッフに聞くも、詳しいことは分からない。

午後4時半ころ、守門岳「保久礼」・・・読めない、登山口駐車場に到着。

タイアハウスに鉄板が挟まってるじゃん…って思ったら落ち葉だった。

西陽がいつまでも強烈で暑い。

クルマが造る日陰にテントを張る。

テントさえ張っちゃえば「とりあえずビール」が出来る！
これで本日お仕事は終わり。

一杯やりながら作戦会議。

隊長はオレンジ線で登って、帰りは黄線で降りて来る周遊コースを行きたいらしい。

周遊コースの方が、帰りに大岳に登り返さなくて済むから楽らしい。

確かに楽はステキだ。

ところで隊長が持っていた「日本三百名山」ガイドブックを見ていて気が付いた。

え～・・・昨日の二王子岳は累積標高差で1243mってあるじゃん！　ほとんどが登りっぱなしだったから、単純に標高差が1200mあったってことじゃないの？

この時期は毎年猛暑なので、低い山は厳しい。標高差が1000m以下が「健康的」。で、標高差1000m以上はお断りとしてるのに・・・騙された！　どおりで登りでがあったわけだ。

２本目は、ふるさと自慢。

オニギリ2個

野菜も食わなくちゃダメと言われてるので、途中のコンビニでサラダを買ったら、キャベツだけ？？　なぜかこのキャベツが見てくれよりも美味しくて驚いた。

ロックアイスを買って、テルモスに入れておく。行動中に「冷たい水を飲むぞ」作戦だ。

ついでにオンザロック。

見た目で買ってしまったカップラーメン。

明日のお昼用の赤飯も過熱しておこう。

二王子岳で、危ないくらいに汗をかいたから「まぁ、いいだろう」的塩分量。

ソーシャルディスタンスキャンプ。

標高は700-800mあったはずだが、夜中まで暑苦しかった。酷暑の厳しい登山が予想される。

目指す守門岳から月が昇る・・・って、後で分かったのだが、あれは守門岳に向かう途中の大岳だった。

月明かりで撮った。

この夜写真3枚は、クルマに置きっぱなしのオリンパスペンで撮りました。

あち～から、朝4時半には出発しよう・・・って言ってあったのに、5時10分になってしまった。年寄りなのに朝が苦手なやつって、たまにいるよね。

無人小屋

二王子岳と違って、こちらは水場が少なく、しかも枯れていた。

特に夏場は、水を十分に持って行った方がいいで～・・・っていうか、夏はもっと高い山に行った方が涼しい！

登山計画書を提出して・・

赤土の連続。
滑て登り難い。
下りはどうなるんだ？

今日の殺人光線は強力だぞ！

案内板はけっこうあったが、どれも字が消えてしまっていた。

汗だく直登２時間って感じの上りで、大岳山頂を通過。

こんなことでは癒されないほど暑い。

ここから少し降りて守門岳に向かうと聞いてたが、え～・・・200mは降りて300m登り返す雰囲気。

一番奥が守門岳だったらヤダなぁ・・・と思いながら大岳を下ったさ。

鞍部まで下りて振り返った大岳。

チョウチョとトンボはたくさん飛んでいたが、暑さで写真を撮るのも面倒臭い。

？

登山者とは20人くらい会ったが、ほとんどが地元民。
彼らに言わせると「稀な好天」なんだそうだ。

たくさんの山が見えたが、知ってる山がひとつも無い・・・ていうのが「初めての新潟の山」ってこと？

200m以上を降りて登り返し、守門岳に通じる尾根道に出た。

360度、素晴らしい眺めの中を快適な登山道が続く。

なぜか、木道が激しく斜めっていた。

花

で、守門岳山頂に9時到着。

強烈な日差しと温風！？

塩分補給を兼ねて、赤飯にごま塩たっぷり。

標高は1500mくらいしかないから、山歩きとしては殺人的に暑いぞ！

なんでこんな暑い時に登らなきゃならないのか、山男（女）の気持ちは理解出来ない。

あち～から直ぐに下り始める。

この美しい景色の中に、何やら大きな看板を発見・・・唯一の人工物？

近寄ってみたら・・・これ！？

ここに書かれてる「美しい自然」の意味が全然分かってないお役人の仕事？

周遊コースを行くなら、正面の大岳を登り返すことなく降りられるのだが、降りてから駐車場までのアスファルト道を1時間ほど歩かなければならない。

「アスファルト道を1時間歩くよりは、この200mを登る方がいい」という私の意見が「珍しく」通って、来た道を戻ることにした。

気持ちがいい草原だね～・・・なんて幸せなのは一瞬

酷暑の中、これを登る！

最近、気になるのが隊長の体力だ。
私は簡単に登れるのに「ほいみ君、ちょっと休もう」を繰り返す。

最後の登りで体力を使い切ってしまったのか、下りもダルそう。

正面から殺人光線受けるしね。

赤土で滑り易いので、更に体力を奪う。

何に化けるんだ？

12時には駐車場に戻った。

例によって「ソバ食おう」だと。

直ぐ脇を只見線が走ってる不思議なソバ屋。

ビニールハウス風でエアコン無し。
風通しは超いいから、コロナ対策は万全？

営業時間は11時から13時。
いかにも近所のおじちゃんおばちゃんが、昼休みにやんべ・・・みたいな雰囲気が素敵だった。

こういうお店がコロナ被害を受けるのは、本当に辛いね。

関越道に乗って、自宅を目指す。
ヨーロッパ風が楽しい？　寄居PA

シフォンとも来たことあるなぁ。

ところが、どうよこの気温！

死の危険を感じながら、トイレを往復。

高速走行中もしばらくは40℃だった。

あ、この写真は助手席から手を伸ばして撮ってます。

隊長が沼津に着いたら、一緒に何か食べる？
といつもの様に誘うが、このまま走れば夕飯に間に合うから・・・と断る。

家でビール飲みながら焼肉食わないと「健康に悪いで・・」ってほど、体力消耗したから「老人めし」には付き合えない。

おまけ的なんだけど。
シフォンと日本中を旅したが、その中でも「まだら空白地帯」になっていたのが新潟県。

町や郊外の様子も、ちょっと興味深かった。

例えばこのアーケード、やたら頑丈そうなのは、やっぱ豪雪仕様？

消火栓の位置が高い！

郊外に出ると、こんな建築資材（コルゲートだったけ？）を使ったガレージや倉庫がたくさんあった。

これって、簡単で安くて頑丈そう。
災害時の仮設住宅にも使えそう。

これって・・・何？

農機具を祀るお寺？

かくして復活還暦登山隊の酷暑遠征は無事に終了した。

コロナのお陰で快適な引き籠り生活を満喫していたのに、この後もヤツの「病的山活動」に付き合わされそうな予感。二百名山を完登してしまわないと収まらない病気っぽいが、それならどんどん登っちまおうぜ！

ちなみに私は「なんとか名山」には一切興味がなく、百名山も15くらいしか登ってないかも。あれって、いっそのこと「日本3000名山」とかにすれば、みんな諦めが付くじゃんね。

この旅行記へのコメント （8）

• 琉球熱さん 2020/08/31 22:42:25

  すもんだけ

  ほいみさん、こんにちは
  お久しぶり、では追いつかないほどご無沙汰ではないかと
  犬好きなので、シフォンとの諸国漫遊記は楽しく読ませてもらってました
  
  ところで、守門岳
  新潟の名峰ではありませんか
  確か、ヒマサユリが有名だったような・・・浅草岳だったかな？(笑)
  我が家からだとなかなか厳しいアクセスですが、行ってみたい山の一つでもあります
  
  しかしこの時期はさすがに暑いんですね、新潟の山でもダメか…
  
  でも、こういう地元色の濃い山はいいですね
  
  あ、それから、山に誘ってくれる仲間がいるって、羨ましいですよ
  私なんぞは、いつもカミさんと(最近はソロも増えてますが)
  たまには男同士で登りたくなります
  
  ---------琉球熱--------
  

  ほいみさん からの返信 2020/09/01 08:37:50

  RE: すもんだけ

  お久しぶりです。
  琉球熱さんも、最近は山日記が多いですね。
  
  そうそう、守門岳、聞いたこともなかった・・なんて失礼なことを書いたけど、新潟では人気の山みたいです。山も200名山になると、私の様な山初心者では聞いたこともない山がほとんどです。
  
  この時期の低山2000m以下は灼熱地獄です。じっといれば涼しいけど、そうはいかないしね。特に日差しは殺人光線！　山に誘ってくれるのは有難いのですが、私としては南北アルプスのミーハーな山に登りたいのが本音なんですよ。北アルプスで登ったのは「霞沢岳」のみ・・・って凄いでしょ！
  
  コロナ暇で、シフォンのフォトブックを作り始めたのですが、いろいろトラブルがあってまだ手こずってます。完成したらここに発表します。
  
  もう直ぐ秋、山の季節！ですが心配なのはコロナ、多少なりとも改善されることを祈ってます。
  
  ほいみ

  琉球熱さん からの返信 2020/09/01 19:15:40

  RE: RE: すもんだけ

  ほいみさん、しつこく失礼します。
  
  そうそう、二百名山とか三百名山とか、なんだか胡散臭いですね
  最近の流行で言えば「○○の駅」・・・
  
  それから前のコメントで「ヒマサユリ」なんて書いてしまいました
  「暇な」「さゆり」なんて、まるで人気のないホステスみたいで失礼しました
  「ヒメサユリ」です
  
  北アルプスで登ったのは「霞沢岳」のみってのは、確かに凄いです
  白馬でも立山でも燕でもなく、霞沢！(笑)　シブイ！
  
  シフォンくんのフォトブック、楽しみにしています
  アップされたらすぐわかるように(と言う口実で)、遅ればせながらフォローさせていただきます
  
  今後ともよろしくです
  
  ---------琉球熱--------
  

  ほいみさん からの返信 2020/11/03 20:15:06

  Re: すもんだけ

  見事に見落としてました・・・コメント。
  
  今さらですが「ヒマなさゆりさん」は笑えます。
  霞沢岳、おっかしいでしょ！
  しかも天気が悪くて、何も見えなかったし。
  
  シフォンのフォトブックは、現在お世話になった方に配ってます。
  11月６日で丸２年、無事にペットロスから脱出しつつあります。
  
  ほいみ

• くろねこだりゅんさん 2020/08/25 14:17:56

  日本３０００名山

  にしてもきっと「全山制覇」をする方々がいるのでしょう
  数が凄いのできっとほんの裏山も入っちゃいそうです（笑）
  
  累積標高差１２００ｍですか…
  連日で還暦登山隊の体力はやはり凄いですね～頂上でお赤飯食べれるほいみ様はもっと凄い！
  新潟も暑そうです。
  写真で拝見すると草原を渡る風は気持ちよさそうですけど、日差しがものすごいですね。日陰の無い稜線歩きはきつそうです。
  …帰路のアスファルト道は避けて正解ですね。
  
  今年はまだ山に行っていない山姥でした～
  早く行かないと(*_*;
  

  ほいみさん からの返信 2020/08/25 20:06:59

  RE: 日本３０００名山

  確かにね〜・・・1日1山登れば、年間30日の休みを取っても、3年間で登れちゃいますから、そういう計算をしちゃいがちな「暇山オヤジ」のターゲットです。
  
  いま思えば、昨年の同じ時期の鳥甲山・佐武流山は、もっと厳しかったです。そうそう、二王子山はキャンプ地が250mしかなかったので、純粋標高差が1200mでした・・・知ってたら付き合わなかったかも。
  
  コロナ、山は安全なはずなのに「集まっちゃうと危険」っていうのがなんとも。なんだか、このコロナ自粛騒ぎで、そのまま「山引退」になっちゃう危険性もあります。海外旅行もすっかり諦めがついちゃったし。
  
  ひみ

• gontaraさん 2020/08/18 20:25:30

  余裕ですね

  登攀中に写真撮ってる余裕綽々ですね。きっとアップしてない写真も有るだろうし。
  
  ここ最近、良く動くようになって、GONTARAも老人飯では済まなくなって、食べた分だけ「身によくつく」で、身体に悪影響？
  やっぱり引き篭もりが一番体にいいのかもと思う今日この頃です。

  ほいみさん からの返信 2020/08/18 21:24:56

  RE: 余裕ですね

  そ〜なんですよ、この歳になったら無理して出歩かずに、家の中や周辺でのんびりでいいと思うんですよね。我々が若かったころの60代なんて、もっとよれよれでした。自粛生活を楽しみましょう・・・な〜んて油断させておいて、自分は旅に出る、とか。
  
  gontaらさんは仕事してるとか、そりゃ腹減るでしょう！
  私なんか引き籠ってても、しっかり晩酌やって同じ様に食べるのでヤバいです。
  
  久しぶりに山登りしたけど、十分に休んでいたせいか調子が良かったです。コロナがこんな調子なら、この秋はもっと遠征出来そうです。
  
  ほいみ