2019/04/23 - 2019/04/30
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旅人のくまさんさん
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サマルカンドのウルグ・ベク天文台紹介の締め括りです。そして、最後に見学したのはレギスタン広場でした。『砂の場所』という意味を持つこの広場の三方に、メドレセ(神学校)が建っています。その中で最も古いのが、1418年に建てられた『ウルグ・ベク・メドレセ』です。
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天文台は、ウルグ・ベクの死後1449年に、保守的なイスラム教信者によって大部分が破壊されましたが、約450年後の1908年に地下部分が発見されました。その時の様子を描いた図のようです。発見したのは、サマルカンド出身のロシアの考古学者のヴィヤトキンでした。
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『天球儀(アルミラ球儀)』
制作年:15世紀以前(再建品)
設置場所:ミルザ・ウルグ・ベク天文台 -
天球儀の説明パネルの紹介です。3か国語の二番目が英文で、『The armillary sphere of Mirzo Ulugh Beg observatory(reconstruction)』の表示がありました。『ミルザ・ウルグ・ベク天文台のアルミラ球儀(再建品)』の意味のようです。
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据置き型の半球型で、二重の回転半円軸を持った『天球儀』の光景です。『Double Qualtet of the Ulugh Bek observatory』らしい英文表示がありました。ウルグ・ベク天文台に伝わる品の一つのようです。
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博物館内の展示光景です。正面奥に、天球儀の内の1台が置かれ、左端に先ほど紹介した半球型の一部が見えています。壁面の展示パネルは、主なものを紹介しましたが、跡で文字を読み取るのが大変でした。右下に見えるのは、六分儀の施設の一部らしい遺物の展示です。
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同じく、博物館内の展示光景です。アクリルケース付きの点時代には、書籍や測定器具などが展示してありました。この付近の壁面の写真は記念写真などが多かったため、撮影は割愛しました。
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これで、『ミルザ・ウルグ・ベク天文台博物館』の紹介はおしまいです。限られた時間での団体行動でしたから、不十分な紹介になってしまいました。悲劇的な最期を遂げたティムール朝の第4代君主のウルグ・ベク(在位: 1447~1449年)でしたが、天文学を主とする文化面での業績は、称賛されるべき価値のあるものです。
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次に見学にやってきたのは、レギスタン広場です。そのレギスタン広場の案内板の光景です。『砂の場所』という意味をもつサマルカンドにある広場です。この広場の三方に、メドレセ(神学校)が三つ建っています。その中で最も古いのが、1418年に建てられた『ウルグ・ベク・メドレセ』です。
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雨に濡れて、しっとりとした雰囲気のレギスタン広場の光景です。人の姿も疎らでした。チンギス・ハーンが今のアフラシャブの丘にあったサマルカンドの町を滅ぼした後、このレギスタン広場を中心にして復興が進められました。そして14世紀のティムールの時代には大きな屋根つきのバザールが造られ、ウルグ・ベクの時代に最初のウルグ・ベク・メドレセ(神学校)が建てられました。
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三つの神学校(メドレセ)に囲まれたレギスタン広場の光景です。現在のように三つのメドレセが並ぶ姿になったのは、17世紀にヤラングトシュ・バハドールによって建築された後になります。レギスタン広場は、他の土地から来た隊商が、始めに到着する場所であったり、謁見式・閲兵・催し物が行われる場所でもありました。
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レギスタン広場の向かって右側にある神学校がシェルドル・メドレセです。ウルグベク・メドレセの次に建設されたメドレセ(神学校)になります。1636年にウルグ・ベク・メドレセを模して建てられました。正面入口のアーチにはライオンと人の顔が描かれたタイル装飾が施されています。偶像崇拝を禁止するイスラム教の建築物において、人や動物を描いた非常に珍しい作例として知られます。権力者が自分の力を示すために、タブーを破ったとされていますが、その代償に建築家が責任を取って自殺したとも言われています。後ほどその装飾も紹介します。
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ウルグ・ベク・メドレセ(神学校)はレギスタン広場の中でも一番最初に建てられました。ティムール朝第4代君主の『ウルグ・ベク(1394~1449年)』により、1417年頃に建設が始まり、1420年に完成しました。レギスタン広場は、14世紀後半には商業地でしたが、15世紀前半にウルグ・ベクがメドレセやモスクを建てたことにより、様相が変ったといわれます。
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『ウルグ・ベク・メドレセ』とその周りの光景です。レギスタン広場の中には、鉢植えの飾り以外には、草木の光景はありませんでしたが、その周りや、メドレセ(神学校)の中庭には緑の光景がありました。
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同じく、『ウルグ・ベク・メドレセ』とその周りの光景です。一番右の建築物がイーワーンです。その背後に神学校時代の教室や寄宿舎の建物が中庭を中心に配置されています。イーワーンは、一方が完全に開き、三方が壁で囲まれ、天井がアーチ状となっているホールまたは空間を持つイスラーム建築のことです。
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『シェルドル・メドレセ』とその周りの光景です。こちらも、『ウルグ・ベク・メドレセ』と同様に、イーワーンの背後に神学校時代の教室や寄宿舎の建物が中庭を中心に配置されています。現在は、土産物屋さんや、イベントの会場としても使われています。
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レギスタン広場の周囲の緑の光景です。植木用の花壇が設けられ、整然と緑の樹木が立ち並んでいました。今は4月ですから、ウズベキスタンでも新緑の季節になるようでした。
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レギスタン広場の南側の光景です。三方に神学校がありますが、この方面だけは建物がありませんでした。その代わりに、イベント用の観覧席が大理石らしい石段で設えられていました。最初にレギスタン広場を眺めた場所です。
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イチオシ
正面から眺めた、三つのイスラム教の神学校に囲まれたレギスタン広場の光景です。西側になる左手が『ウルグベク・メドレセ』、北側になる中央奥が『ティラカリ・メドレセ』、東側になる右手が『シェルドル・メドレセ』になります。この旅行記では、『メドレセ』と『マドラサ』を混用するかもしれませんが、いずれも『神学校』の意味で用いています。
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レギスタン広場の正面になる、中央奥に位置する『ティラカリ・メドレセ』のズームアップ光景です。広場の正面となる北側になります。この後、金箔で飾られた内部の装飾も紹介しますが、夜に開催された光イベントのメインの舞台ともなりました。
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レギスタン広場の中央に位置するティカラリ・メドレセの建物光景です。17世紀の中頃に作られた3つの中で一番新しい神学校です。ティムールの時代に作られた中央アジア最大のモスク、ビビハニムモスクが当時壊れてしい、時の権力者がそれに変わるモスクをここに作ろうと計画したようです。モスクがある場所は神学校としても機能するべきとして、三つ目の神学校として機能させました。
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イチオシ
レギスタン広場の正面になる、中央奥に位置する『ティラカリ・メドレセ』の光景です。広場の北側になります。『ティラカリ』は、『金箔された』という意味とされます。大量の金箔が使用された、その室内の装飾光景は、後ほど紹介します。ウズベキスタンは、金の産出国として屈指の国です。
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少しズームアップした、『ティラカリ・メドレセ』の正面光景です。1660年に建てられた神学校です。後ほど紹介する、青いドームの下の礼拝所はまばゆいばかりの黄金で輝いていました。修復には3キロもの金が使われたようです。当時はすでにビビハニム・モスクが破壊されていたため、メドレセ(神学校)ですが、サマルカンドのメインモスクとして使われていたようです。
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西方向に向いての撮影になりますので、夕刻では逆光になってしまいますが、レギスタン広場の西側に建つ『ウルグベク・マドラサ』です。ティムール朝第4代君主の『ウルグ・ベク(1394~1449年)』によって1420年に建てられ、その名が冠せられました。ウルグ・ベクは自ら教壇に立って、イスラム教の教義や作法、天文学・数学・哲学なども教えていたとされます。
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レギスタン広場の『ウルグベク・メドレセ』のイーワーンのズームアップ光景です。ウルグ・ベクに相応しい、天体をイメージする文様が描かれていました。なお、ブハラにも1418年に建設された『ウルグベク・メドレセ』があり、そちらは、中央アジアで現存する最古のメドレセとされています。
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正面から眺めた、『シェルドル・メドレセ』の建物光景です。1636年にウルグ・ベク・マドラサを模して建てられました。元々、ハナカと呼ばれる巡礼宿があった場所とされます。よく似た建物が左右に配されていますので、バランスの良いレギスタン広場の光景になっています。
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少しだけズームアップした、正面から眺めた、『シェルドル・メドレセ』の建物光景です。『シェルドル』とは、『ライオンが描かれた』という意味とされます。アーチの上部に見える二つの像です。
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イチオシ
更にズームアップした、『シェルドル・メドレセ』正面の光景です。左右のライオンの背中から人が顔を出した、イスラムの国の神学校としては、きわめてユニークなデザインです。トラのような像ですが、ライオンです。人の顔を含めて、太陽が描かれているようです。ウズベキスタンの200スムのお札のデザインにも使われています。
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白い大理石が使われているように見えた、レギスタン広場の排水設備の光景です。長年月使われたためか、端の方には欠けた箇所が幾つもありました。中央が低くなり、その下に雨水を引き込む造りになっているようです。
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名前:インドハッカ(印度八哥)
分類:スズメ目ムクドリ科ハッカチョウ属
分布:アジア原産
特徴:非常に順応性の高い野鳥で、分布域を広げています。
その他:カバイロハッカ(樺色八哥)とも呼ばれます。 -
名前:インドハッカ(印度八哥)
分類:スズメ目ムクドリ科ハッカチョウ属
分布:アジア原産
特徴:非常に順応性の高い野鳥で、分布域を広げています。
その他:レギスタン広場の見回り役のような鳥さんでした。
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