2018/12/02 - 2018/12/02
22位(同エリア127件中)
万歩計さん
この旅行記のスケジュール
2018/12/02
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電車での移動
ニュルンベルクからICEで70分、アウグスブルク中央駅に到着
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水路沿いの散策
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市庁舎前広場のクリスマスマーケット
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市庁舎の窓から現れた天使たち
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市庁舎前広場のクリスマスマーケット
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8日目 2018年12月2日(日) 曇り
アウグスブルク来た目的。それはNHKのBSプレミアム「世界で一番美しい瞬間」で紹介された「エンゲルシュピール」を見るためです。今回の旅は当初中央ドイツ以北で計画しましたが、これを見るためわざわざ南ドイツまで往復300kmの寄り道です。
街は期待以上に素晴らしかった。特にフッゲライは良かった。クリスマスマーケットはいろんな面で最適な規模と思われ、ドイツ人がわざわざやってくるのが頷けました。「エンゲルシュピール」は期待通り。10分間のショーでしたが本当に天使が舞い降りたように感じました。
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【旅程】
1日目(11/25)関空→アムステルダム経由→ツェレ(泊)
2日目(11/26)ツェレ→リューネブルク→ブラウンシュヴァイク→ゴスラー(泊)
3日目(11/27)ゴスラー滞在(泊)
4日目(11/28)ハルツ狭軌鉄道でブロッケン山へ→クヴェトリンブルク→ヴェルニゲローデ(泊)
5日目(11/29)ヴェルニゲローデ→ヒルデスハイム→カッセル(泊)
6日目(11/30)ハン・ミュンデン→ゲッティンゲン→カッセル→ニュルンベルク(泊)
7日目(12/01)バンベルク→バイロイト→ニュルンベルク(泊)
★8日目(12/02)ニュルンベルク→アウグスブルク(泊)
9日目(12/03)アンスバッハ→ローテンブルク(泊)
10日目(12/04)ビュルツブルク→ミルテンベルク(泊)
11日目(12/05)ミルテンベルク→リンブルク(泊)
12日目(12/06)ヴェッツェラー→マールブルク→ブーツバッハ→フランクフルト(泊)
13日目(12/07)リヴォーヴィレ→リクヴィール→セレスタ(泊)
14日目(12/08)オー・クニクスブール城→カイゼルスベルク→コルマール→セレスタ(泊)
15日目(12/09)セレスタ→リヨン(泊)
16日目(12/10)ペルージュ→リヨン(泊)
17日目(12/11)リヨン→アムステルダム経由→機中(泊)
18日目(12/12)→関空
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10:58ニュルンベルク発ICEに乗って12:05にアウグスブルク中央駅に着きました。
アウクスブルク中央駅 駅
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駅を出ると雨は降っていませんが雲は厚いです。
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駅から徒歩10分余りでホテル・アウグスタに到着。チェックインしました。
Hotel Augusta ホテル
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シンプルで部屋は機能的。駅からもクリスマスマーケットのあるマルクト広場も近いので選びました。
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荷物を置いてクリスマスマーケットのある市庁舎前広場に来ました。シンボルの市庁舎とペルラッハの塔が出迎えます。
市庁舎前広場 広場・公園
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イチオシ
市庁舎は1615~1620に建てられたルネサンス様式でアルプス以北で最大だそうです。
アグスブルク市庁舎 建造物
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アウグスブルク来た目的。それはNHKのBSプレミアム「世界で一番美しい瞬間」で紹介された「エンゲルシュピール」を見るためです。クリスマスマーケットの夜に行われるイベントで、市庁舎の窓からライトアップされた天使たちが音楽と共に顔を出します。
今回の旅は当初中央ドイツ以北で計画しましたが、これを見るためわざわざ南ドイツまで往復300kmの寄り道です。アグスブルク市庁舎 建造物
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朝食が早かったのでおなかが減った。屋台を物色していたら焼肉の良い臭いが漂ってきました。
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グリューワインはこの屋台で。青いカップはお土産になります。
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割り込ませていただきました。
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今日のお昼。いただきます!
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お腹が落ち着いたところでクリスマスマーケットを見物しました。
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広場中央にクリスマスケーキを乗せたような屋台。中に聖母マリア。
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屋台の上に見える像は、この街の名前になっている初代ローマ皇帝アウグストゥス。シンボルの大きなクリスマスツリーも見えます。
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ちょうどいい規模のクリスマスマーケットです。ニュルンベルクのそれのように屋台がひしめいて周りの建物の眺望を邪魔することがありません。
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それにしてもこれらの屋台やツリーや飾りつけの数々、ドイツ全国で何千、いや何万あるのでしょう。シーズンオフはどこに保管しているのか、ついつい余計な心配をします。
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広場の一画でアルペンホルンの演奏が行われていました。アウグスブルクはドイツアルプスの玄関口です。
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市庁舎広場から大きな通りが四方に延びています。ペルラッハの塔がいい角度で見えます。
ペルラッハ塔 建造物
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クリスマスマーケットには夜に戻ってくるという事で、これから街歩きをします。
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トラムの走るカロリナー通りを北へ歩きました。
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300mほど歩くと大聖堂に出ました。
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建物の西(左)側は10~11世紀のロマネスク様式、東側は14世紀にゴシック様式で増築されたものです。
アウグスブルク大聖堂 寺院・教会
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イチオシ
西側から見る姿は均整が取れて実に美しい。
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古い扉から中へ。
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この獅子の頭がついた扉の取っ手は約1000年前のものです。
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内部の正面祭壇部分は天井の高いゴシック様式
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イチオシ
正面祭壇のステンドグラス
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後ろは窓が小さく薄暗いロマネスク様式
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フレスコ画
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回廊には古い彫刻や石碑が壁一面に張られています。
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教会の古い歴史を物語っています。見ごたえ十分の大聖堂でした。
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大聖堂を出て更に北へ歩きます。振り返ると大聖堂の尖塔、右側の建物は司教区博物館。
司教区博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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更に北へ300mほど行くと赤い建物のモーツァルトハウスがありました。
モーツァルトハウス 博物館・美術館・ギャラリー
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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの父レオポルド・モーツァルトは、1719年に製本職人の息子としてこの家で生まれました。内部は博物館になっています。
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ここから東へ静かな通りを歩いた先にフッガー・ヴェズラー博物館がありました。フッガー家に敬意を表して入場しました。
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ヤコブ・フッガー
フッガー家は15世紀にアウクスブルクで繁栄した豪商でヤコブ・フッガーの時代が最盛期でした。彼はヴェネツィアとの香料や木綿、麻織物などの交易で財を築き、鉱山の経営も行いました。それらの資金を基に金融業にのりだし、神聖ローマ帝国さらにローマ教皇庁などにも多大な融資を行いました。 -
フッガー家の事業がパネルで説明してありました。
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画家のアルブレヒト・デューラーらを招くなどパトロン活動を行ったり、この後行くフッゲライを建設するなど、慈善事業にも熱心でした。
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更に東に歩き城壁らしい高い壁の外に出ました。
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イチオシ
「世界ふれあい街歩き」で見た水路沿いの散策路がいい雰囲気だったので、やってきました。TVではこの先でサーフィンボードに乗っている人がいた。
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水のある風景は気持ちいい。水路に沿って南のフッゲライに向かって歩きました。
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フッゲライの入口
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入口から入った中庭。フッゲライはフッガー家1521年に設立した世界最古の救済住宅で、現在も設立時の精神で運営されています。
フッゲライ 建造物
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経済的に困窮してた人、敬虔なカトリック信者、アウグスブルク市民、犯罪を犯していない、等いくつかの条件を満たす人なら家賃はほぼ無料で入居できます。当然希望者が多く長い長い順番待ちが必要らしい。
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140戸が現在も入居しているそうです。入場券を売ってたおばあさんも住んでいると言ってました。
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中庭
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中庭に建つヤコブ・フッガーの胸像
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落ち葉を掃く老人。ここの入居者です。
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一部が博物館になっていました。第2次世界大戦では大きな被害を受けています。
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現在のフッゲライでの生活を再現した見学用住居がありました。
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リビング、オープンキッチンの食堂、寝室、と夫婦二人では贅沢過ぎるほどゆったりとした間取りになっています。
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500年前から現在まで、寄進された財団の資金で運営されています。光熱費は別で一年間の家賃は今も設立当時と同じ1ライングルデン(=0.88ユーロ)とただ同様です。
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壁にヤコブ・フッガーの像。毎日3回フッガー家のために祈りを捧げるのも入居の条件です。
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壁に囲まれた広い敷地内に67の家が建っています。
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イチオシ
ツタの絡まる家々が並ぶ姿は、フッゲライ自体が一つの独立した中世の街のようでした。
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穏かな窓辺
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モーツァルトの曽祖父が住んでいた住宅に16世紀のフッゲライが再現してありました。
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台所
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ベッドルーム、あとリビングもあり、現在のスタイルと全く同じでした。
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とても興味深い観光スポットでした。満足です。
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16:05。日が暮れるまでまだ少し時間があるので急ぎ足で残りの観光スポットを見て回りました。市庁舎前広場の南にあるモーリッツ広場にはカラフルなルネッサンス様式様式の家が並んでいました。
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広場に面したウェーバーハウス。謂れはわかりませんが壁画が目を引きます。
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天使の形のイルミネーションのマクシミリアン通りを南に歩くと、先の突き当りに聖ウルリッヒとアウラ教会が見えます。
マキシミリアン通り 散歩・街歩き
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イチオシ
背後の塔を持つ大きな建物はカソリックの聖ウルリッヒ教会。手前の小ぶりな建物はプロテスタントのアウラ教会。同じ敷地に新旧教会が同居しているのは非常に珍しい例です。
聖ウルリヒ&アフラ教会 寺院・教会
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聖アンア教会のフッガー礼拝堂。フッガー家の墓所になっています。
聖アンナ教会 寺院・教会
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17:07 見どころを回り終えて市庁舎前のクリスマスマーケットに戻ってきた時にはすっかり暗くなっていました。18:00のエンゲルシュピールまで屋台見物です。
市庁舎前広場 広場・公園
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飾りを売るおじさん
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グリューワイン
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長~いソーセージやハンバーグが美味そう。
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ありました!エンゲルシュピールの人形。
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開始20分前 市庁舎前の道路に人が集まってきました。最前列に場所を確保し三脚を建てて開始を待ちます。クリスマスマーケットを回っているという日本人ツアーがいました。やはりTVを見て楽しみにしていたそうです。
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ズームアップして窓越しに市庁舎の黄金のホールの天井を撮りました。お黄金に輝く天井とフレスコ画が見事な部屋ですが、クリスマスの期間はエンゲルシュピールの準備等で見ることはできません。
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18:00 市庁舎のの灯りが消えてヘンデルの曲が高らかに鳴り響くと、窓から最初の天使が現れました。
アグスブルク市庁舎 建造物
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体全体にライトの光を浴びているのでとても鮮やかです。
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次々に現れる天使たち。この中にビクトリアはいるのかな?
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現れた天使は十数人。天使を演じるのは街に住む少女たちで希望者がとても多いそうです。
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ピンボケしてますが上の窓には幼い天使たち。
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楽器を奏でる5人の天使たち
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イチオシ
音楽はヘンデルから器楽曲、地元の古いクリスマスソングのコーラスに変わっていきました。
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高らかなファンファーレ
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エンゲルシュピールが始まったのは戦後。空襲でがれきの山になった街の復興のシンボルとして始まったそうです。
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イチオシ
天使たちが窓の奥に消えショーは終了。僅か10分ほどでしたが夢の世界に行ったようでした。
アグスブルク市庁舎 建造物
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イチオシ
天使たちが窓に消えるとクリスマスマーケットはまた明るく華やかに戻りました。
市庁舎前広場 広場・公園
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再び屋台巡り
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イチオシ
酢キャベツの煮物に
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ソーセージを買って
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ここで頂きました。
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天使の下で抱き合う人たち
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建物の窓もアドベントカレンダーのようです。
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ドイツ人がわざわざ訪れるという、本当に素晴らしいクリスマスマーケットでした。
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18:30 今日も朝からよく歩いたのでそろそろ引き上げます。
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心配だった雨も降らず目いっぱい楽しみました。お気に入りの街になりました。
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ホテルで明日からの計画を検討していましたが、小腹が空いてきました。
Hotel Augusta ホテル
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ホテルの近くの小さな中華料理店へ。
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クリスマスマーケットの食べ物に少々飽きていたので、美味しくいただきました。
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