冬のメルヘン　ドイツ、東フランスを巡る　１７（ドイツ編）　８日目①　ニュルンベルク

2018/12/02 - 2018/12/02

８日目　２０１８年１２月２日（日）　雨

　ニュルンベルクは人口５０万人の大都会ですが、城壁に囲まれた旧市街は中世そのままのレンガ色の街です。第2次世界大戦で街の９０％が破壊されたそうですが、古い雰囲気そのままに見事に復元されていました。雨の中の街歩きになりましたが、「ロマンチック」という表現が最も似合う街でした。

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【旅程】
　　１日目（１１/２５）関空→アムステルダム経由→ツェレ（泊）
　　２日目（１１/２６）ツェレ→リューネブルク→ブラウンシュヴァイク→ゴスラー（泊）
　　３日目（１１/２７）ゴスラー滞在（泊）
　　４日目（１１/２８）ハルツ狭軌鉄道でブロッケン山へ→クヴェトリンブルク→ヴェルニゲローデ（泊）
　　５日目（１１/２９）ヴェルニゲローデ→ヒルデスハイム→カッセル（泊）
　　６日目（１１/３０）ハン・ミュンデン→ゲッティンゲン→カッセル→ニュルンベルク（泊）
　　７日目（１２/０１）バンベルク→バイロイト→ニュルンベルク（泊）
　★８日目（１２/０２）ニュルンベルク→アウグスブルク（泊）
　　９日目（１２/０３）アンスバッハ→ローテンブルク（泊）
　１０日目（１２/０４）ビュルツブルク→ミルテンベルク（泊）
　１１日目（１２/０５）ミルテンベルク→リンブルク（泊）
　１２日目（１２/０６）ヴェッツェラー→マールブルク→ブーツバッハ→フランクフルト（泊）
　１３日目（１２/０７）リヴォーヴィレ→リクヴィール→セレスタ（泊）
　１４日目（１２/０８）オー・クニクスブール城→カイゼルスベルク→コルマール→セレスタ（泊）
　１５日目（１２/０９）セレスタ→リヨン（泊）
　１６日目（１２/１０）ペルージュ→リヨン（泊）
　１７日目（１２/１１）リヨン→アムステルダム経由→機中（泊）
　１８日目（１２/１２）→関空

エリア ニュルンベルク(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　朝、目を覚ましたら雨が降っていました。天気予報通り。これからしばらくは雨模様の天気が続き、週明けから雪になるようです。

　今朝はアンティークなこの部屋で朝食を頂きました。

ホテル アム ヨゼフスプラッツ ホテル

　今日の予定。朝のうちにニュルンベルクの街歩きを終え、１０：５８ニュルンベルク発のＩＣＥでアウグスブルクへ。街歩きの後クリスマスマーケットを楽しんでそのまま宿泊です。

　ニュルンベルクの旧市街は全長５ｋｍの城壁で囲まれていますが、第2次世界大戦の空襲で９０％以上が破壊されました。現在は昔通りの姿に復興され、レンガ色のロマンティックな街並みがよみがえっています。

　７：４０　まだ明けきらない街に出ました。ホテル近くに建つ給水塔からスタート。旧市街は見どころが多いので手早く回ります。

　給水塔の道向かいは聖ヤコブ教会。地図に説明がありませんが、濃い茶色レンガで建てられた古風な教会です。

聖ヤコブ教会 (ニュルンベルク) 寺院・教会

　緑のドーム屋根は聖エリザベス教会。この頃から雨脚が強くなりました。傘をさし、地図が濡れるのを気にしながらの、不自由な街歩きになりました。
　

　ゲルマン国立博物館。デューラーやシュトスの作品のほか古楽器のコレクションの展示されています。興味がありますが開館していません。

ゲルマン国立博物館 博物館・美術館・ギャラリー

　この先がニュルンベルク中央駅と中央広場を結ぶケーニッヒ通りです。一昨日から何度も歩いています。

ケーニヒ通り 散歩・街歩き

　この大きな建物は特に目立ちました。気になっていた建物です。

　ケーニッヒ通りに出ると北に聖ローレンツ教会の2本の塔が見えます。

　重厚な建物がずらりと並んでいます。

　この建物の壁には日時計

　中央広場のクリスマスマーケット入口

中央広場 広場・公園

　早くも開いている屋台がありました。

　中央広場のフラウエン教会。多数の彫刻で装飾された正面の時計塔が印象的です。この時計塔は仕掛け時計になっていて、毎日１２時に神聖ローマ皇帝を選ぶ7人の選帝侯が登場します。

フラウエン教会 寺院・教会

　凝った鉄柵の中に建つ「美しの泉」

美しの泉 建造物

　願い事をする時に回す金色の輪。かなり高い位置にありました。

　聖セバルドゥス教会。13世紀建立のニュルンベルク最古の教会で、セバルドゥスは８世紀の僧侶で、ニュルンベルグの守護聖人です。

聖ゼバルドゥス教会 寺院・教会

　尖塔の側に回ってみました。まだ開いていません。

　１４～１５世紀のゴシック期からルネサンス期の優れた教会芸術があるらしいですが、見れずに残念です。

　聖セバルドゥス教会の道向かいは重厚な旧市庁舎。

旧市庁舎 (ニュルンベルク) 建造物

　北に延びる道は上り坂になります。ギザギザ屋根の建物は市立博物館。

フェンボーハウス 博物館・美術館・ギャラリー

　旧市街の北の端、カイザーブルクの下に着きました。１２世紀に基礎が築かれ１５～１６世紀に今の形になった神聖ローマ皇帝の城です。

ニュルンベルク城 (カイザーブルク) 城・宮殿

　城に隣接する建物はユースホステル。格安でこんなホテルに泊まれるとは素晴らしい。

　城の中に入ってみました。

　苔むした厚いレンガ壁で囲まれています。戦後の復元とは思えないくらい年代を感じます。

　通路はさらに奥の塔のある広場に続いています。

ニュルンベルク城 (カイザーブルク) 城・宮殿

　行きついた先は展望台になって大きなクリスマスツリーが立っていました。

　上ってきた道を見下ろしています。

　レンガ色のニュルンベルクの街並みを一望できるビューポイントでした。

　奥に塔がありましたが、ここは登れません。

　ドイツのいかにも「ブルグ」といった城でした。下りて西の城壁近くを歩きます。

　下りる途中に美しい木組みの家が並ぶ一角がありました。

　城壁のそばに下りてきました。堂々とした木組みの家です。

ティアガートナープラッツ 広場・公園

　コーナーに木彫りの像。

　城壁はカイザーブルグから延びています。城壁の間の見張り塔。このような塔が周囲５ｋｍの城壁の間に７本立ってます。

ティアゲルトナー門 史跡・遺跡

　城壁の横にデューラーの家

デューラーの家 博物館・美術館・ギャラリー

　アルブレヒト・デューラーはドイツルネッサンスを代表する偉大な画家です。１５０９年から亡くなる１５２８年までこの家に住んでいました。１４１２年建築の美しい木組みの家です。

　この辺りはニュルンベルク旧市街の中でも特にロマンチックな場所でした。

ティアガートナープラッツ 広場・公園

　狭い路地を通って南に歩きます。持ってる地図は雨でぐちゃぐちゃになっています。

デューラー通り 散歩・街歩き

　おもちゃ博物館

玩具博物館 博物館・美術館・ギャラリー

　壁にブリューゲルの遊ぶ子供たちの絵。

　ペグニッツ川まで来ました。

　川にかかる屋根付きの石のアーチ橋。

　石橋は途中の中州から「ヘンカーシュテーク」と呼ばれる屋根付きの木橋に変わります。

ヘンカーシュテーク 建造物

　ヘンカーシュテークを渡ります。ヘンカーシュテークとは、ドイツ語で「死刑執行人の小橋」という意味で、ここ一帯がかつて絞首刑執行人が住んでいた地域だったためにその名が付けられました。

　ヘンカーシュテークから見る家々。中世の人々の生活が偲ばれます。

　銘板

　ヘンカーシュテークを渡ってマックス橋に来ました。ここから石のアーチ橋とヘンカーシュテークがよく見えます。

マックス橋 建造物

　石のアーチ橋

　ヘンカーシュテーク

　振り返ると城壁

　冬枯れの水辺のロマンティックな風景。ニュルンベルクの中でも特に印象深い場所でした。

　歩き始めて２時間、中央市場のクリスマスマーケットに戻ってきました。

クリスマスマーケット (ニュルンベルク) 祭り・イベント

　この時刻には多くの屋台が開いていました。しかし相変わらず雨は降り続いてお客は疎ら。当方もかなり濡れ、寒くなってきました。

　雨宿りを兼ねて入ったフラウエン教会ではちょうど日曜日のミサが行われていました。

フラウエン教会 寺院・教会

　邪魔にならないようにそっと写真を撮りました。

　聖人の彫刻

　扉付近の彫刻

　そろそろホテルに戻る時刻です。

　ホテルでスーツケースを受取り、

ホテル アム ヨゼフスプラッツ ホテル

　ニュルンベルク中央駅でアウグスブルク行きのＩＣＥを待ちました。

ニュルンベルク中央駅 駅