冬のメルヘン　ドイツ、東フランスを巡る　２７（ドイツ編）　1２日目③　ブーツバッハ

2018/12/06 - 2018/12/06

１２日目　２０１８年１２月６日（木）　曇り

　この街を訪れるきっかけは４トラベラー・デコさんのブログを読んだからです。フランクフルト近郊の木組みの家が美しい街として「ブーツバッハ」「クロンベルク」「ヘーヒスト」等が紹介されていました。
　ブーツバッハはフランクフルトからリンブルク、ヴェッツラー、マールブルクと回ってフランクフルトに戻る１泊２日の周遊コースの途中にあるので、立ち寄ることにしました。

　マルクト広場のに建つ大きな木組みの家の一団は見ごたえがありました。そのほか特に観光の目玉はありませんが、立ち並ぶ美しい木組みの家を眺めながら、人々が普通に暮らしている空気感を感じての街歩きには安らぎを感じました。
　　
デコさんの旅行記はここ→　https://4travel.jp/travelogue/10986795

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【旅程】
　　１日目（１１/２５）関空→アムステルダム経由→ツェレ（泊）
　　２日目（１１/２６）ツェレ→リューネブルク→ブラウンシュヴァイク→ゴスラー（泊）
　　３日目（１１/２７）ゴスラー滞在（泊）
　　４日目（１１/２８）ハルツ狭軌鉄道でブロッケン山へ→クヴェトリンブルク→ヴェルニゲローデ（泊）
　　５日目（１１/２９）ヴェルニゲローデ→ヒルデスハイム→カッセル（泊）
　　６日目（１１/３０）ハン・ミュンデン→ゲッティンゲン→カッセル→ニュルンベルク（泊）
　　７日目（１２/０１）バンベルク→バイロイト→ニュルンベルク（泊）
　　８日目（１２/０２）ニュルンベルク→アウグスブルク（泊）
　　９日目（１２/０３）アンスバッハ→ローテンブルク（泊）
　１０日目（１２/０４）ビュルツブルク→ミルテンベルク（泊）
　１１日目（１２/０５）ミルテンベルク→リンブルク（泊）
★１２日目（１２/０６）ヴェッツェラー→マールブルク→ブーツバッハ→フランクフルト（泊）
　１３日目（１２/０７）リヴォーヴィレ→リクヴィール→セレスタ（泊）
　１４日目（１２/０８）オー・クニクスブール城→カイゼルスベルク→コルマール→セレスタ（泊）
　１５日目（１２/０９）セレスタ→リヨン（泊）
　１６日目（１２/１０）ペルージュ→リヨン（泊）
　１７日目（１２/１１）リヨン→アムステルダム経由→機中（泊）
　１８日目（１２/１２）→関空

エリア ドイツ

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　１５：３０　マールブルクから４５分でブーツバッハに着きました。駅はホームのみで駅舎もありません。フランクフルトに向かう途中の駅なのでルートに無駄がありません。

　駅を出てマルクト広場に向かう途中、早速木組みの家が出現。期待に胸が膨らみます。

　駅から徒歩１０分足らずでマルクト広場に到着。噴水のある広場の周りを木組みの家がぐるりと取り囲んでいます。

　特に存在感があるのが赤い木組みの一連の建物群と、その横のグレーの梁のどっしりした建物。いずれも５～６階建てで豪華です。

　梁にカラフルな素晴らしい彫刻

ズームアップ

　右端のこの建物は市庁舎です。時計と日時計があり、ズームアップすると１６３０年の文字盤があります。

　この街を訪れるきっかけは４トラベラー・デコさんのブログを読んだからです。フランクフルト近郊の木組みの家が美しい街として「ブーツバッハ」「クロンベルク」「ヘーヒスト」等が紹介されていました。
　ブーツバッハはフランクフルトからリンブルク、ヴェッツラー、マールブルクと回ってフランクフルトに戻る１泊２日の周遊コースにあるので、途中下車で立ち寄ることにしました。

　その他にも素晴らしい木組みの家が。無名の街ですが宝石のような広場です。

　ブーツバッハもリンブルクやヴェッツラー同様に「ラーン渓谷の木組みの家街道」の一つです。

　広場から延びる通りの一つを歩いています。この建物は梁や壁の反り具合からかなり古そうです。地上階は空き家のようです。

　破風はグレーの鱗板張り。

　立派な紋章。窓枠や覆いの塗装の剥がれ具合が実にいい。

　この建物にも日時計。梁をよく見ると１９９６年に修復した記録があります。

　どの木組みの家も表情豊か。

　上部は魚にような鱗壁に覆われています。

　ここは目抜き通り。とはいえ５０ｍ程度で終わりです。

　小さな街でもクリスマスシーズンは華やかに飾ります。

　別の静かな路地に入りました。

　カラフルな木彫り彫刻が目を惹きます。１７０６年の文字が見て取れます。

　太陽や月は他の街でも多く見かけるのは、人気のモチーフのようです。

　大きな建物が旧市街の端。戻ります。

　木組みの民家が建ち並ぶ別の通りを進んでいくと物静かな一画に出ました。マルクス教会がひっそりと建っています。

　石造りの三角屋根が並ぶ独特の形。

　内部は質素です。

　コンサートでもあるのか譜面台が並んでいました。

　パイプオルガンが１階の床の上にあるのは初めて見ました。

　教会の周囲は静かな公園と住宅地。

　古そうな石造りの建物はチャペル？

　いい感じ。

　塔らしきものが見えます。

　教会の裏に回ってみると塔を持つ城壁が残っていました。

　ブーツバッハには、ローマ時代からローマに従属しないゲルマン人から領土を護るための土塁が築かれたそうです。

　中世になると何度も領主が変わりました。街が壁、土塁、堀で頑丈に護りを固められたのは１４世紀頃だそうです。

　マルクス教会の周囲を散策。

　周囲は木組みの家が並ぶ住宅街

　これらの建物に普通に住民が生活しています。

　外観はそのままに、内部は暮らしやすくリノベーションしているのでしょう。

　そろそろ時間です。家並みを見ながら駅へ向かいます。

　メインストリート

　メインストリート

　最後にもう一度マルクト広場の写真。週末には山小屋風の屋台が軒を並ぶ可愛らしいクリスマスマーケットが開かれるそうです。

　駅へ向かう道

　駅前の広場

　１時間の街歩きを終え１６：４５発の電車でフランクフルトに向かいました。